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[奥へと向かう道すがら。
独り言めいた言葉には、やっぱり突っ込みをどうするか悩んでいた。
語り部と筆記者、共に後の世に伝えるを務めとするもの同士としての敬意が先に立つ上に、生来の残念気質の青年には、手放しの賞賛は大げさじゃ、と思うことも少なくはない。
近い血を引くものを慈しむ気持ち自体は、理解できるけれど]
……生のまま、なぁ……。
[抱えているものは、言ってしまえば、単純なことだけれど。
示すに踏み切るには、この時にはまだ要素が足りなくて。
そこを考えている内にまどろみに囚われる事となっていた。*]
― 自宅 ―
[真新しい写本のページを捲る。
内容は古い時代の香草茶のレシピで、今でも一般的に飲まれているものもあれば、何らかの理由で廃れてしまったか見覚えのないレシピもあった。
苦味や渋味が強い香草をどうにか利用するべく、苦心したような内容もあり、つい口の端が緩む。
必要な部分には栞を挟んだりもしたが、このまま読み込めば何時間でも経ってしまいそうだった]
先に、頼まれた仕事を済ませましょうか。
[試作品作りも始めれば没頭してしまいそうだから、ひとまずは終わりの目途が立つ配達の方をと。
立ち上がり、緩くなりかけた髪紐を縛り直す。
常は背中側に垂らす髪先を、左肩から前へ流れるようアレンジして]
[ゆっくり丁寧なミケルの拭き掃除が終わるころ、コレットの右手は包帯できっちりと巻かれていたが]
……ごめん、あんまり、上手くいかなかった。
[本人的にはあまり納得のいかない出来だったらしい。
几帳面さはちょっと前に亡くなった母親とよく似る部分でもあった]
今日はこんくらいにしとくか。
[数多い品を見やすく見栄えするように陳列し
満足気に額の汗を拭う仕草をする。
実際の所、汗なんてかいてないわけだが
格好だけ、というのは時折あること。]
…………ん。
[捲った袖を元に戻そうと肩に手を掛ければ
細い左腕、肩の付け根に薄っすら咲く徴。]
なんだ、これ。
─ 道具屋 ─
こんにちは〜。
エっくん、今いいかしら〜?
いつものを買いにきたんだけど、ある〜?
[店の中を伺い、呼びかけて。
店主が居るのを見てから、中に入る。
首を傾げて問う顔には、少しバツの悪そうな笑顔。
レシピを書く為に必要な明かり用の光苔とインク購入頻度を知られている彼には、自分がクレイグやメリル達の事を言えないような睡眠サイクルだとばれているだろう]
/*
おや、聖痕4人出揃った。
エっくんにノっくんとクレくんメーちゃん姉弟か。
ユーくんミーちゃんとミっくんコトおばーちゃんの中に智狼と共鳴かぁ。だれだろーなー。
あ、そういや霊能ロール結局考えてない。
― →テレーズの家 ―
テレーズさん、ユーリです。
香草茶の補充に来ました。
[家の扉を叩き、奥に向かって掛けるのはそんな言葉。
配達に訪れるのは初めてのことではない。
承諾の声があれば、ドアを開け家の中へ]
こんにちは、テレーズさん。
お茶、いつもの場所に置きますからね。
[椅子に腰掛けたテレーズは、こちらの居場所を確かめるかのように、ゆるりと首を傾けた。
妙な音を立てて彼女を驚かさないように注意しつつ、慣れた足取りで奥へ進み、所定の位置へ荷を置いた]
……痣?
[聞こえて来た声に、意識をそちらへと向ける]
そっちにも、出てんのか、花の形したなんかが。
[自分の手首に浮かんだものを見た時点で、何となくそんな気はしていたけれど。
意識が繋がったらしい、と把握した時に感じた引っ掛かりを解くため、確かめるような問いを投げる]
はい、終わりました。
今度のは摘み立ての葉を使ってますから、香りも一段と――
――テレーズさん?
[言葉を止め瞬いたのは、光のない彼女の瞳が、じっとこちらを見詰めているように見えたから。
まさかとは思いながらも、どことなく悲しげな彼女の表情に思わず問い掛ける]
……どうか、したのですか?
『花の、しるし』
[少女の唇が、ことばを紡ぐ。
はっと左の首筋を抑え、息を呑んだ]
テレーズさん、それは……
[視線の先で、少女の眼差しは自分には見えない何かを見ていた。
そして語られる、伝承]
そんなっ……
[全てを聞き終えて、驚愕の声を上げそうになり。
怯えたようなテレーズの表情を見て、慌てて口を押える]
いえ……お気になさらず……。
テレーズさんは、伝承を語っただけ、なのですから。
[取り繕うように浮かべた笑顔も、彼女には伝わらないから空しいだけで。
そのまま、ふらりとテレーズの家を出る。
道具屋への挨拶も忘れたまま]
[思い悩むように一瞬眉が寄る。
結局見なかった事にして袖を元の長さに戻した。
呼びかける声がする頃にはいつもと同じ愛想よさ。]
いらっしゃい。
サリィは今日も可愛いね。
[彼女の笑顔の意味を知れば少し困ったように笑い]
いつもの、だね。
勿論、用意してるよ。
[いつもの場所からいつものものを取り出す。
明かり用の光苔とインクを個々に包んでから一纏めにして]
これはおまけ。
湯上りにでも肌に塗りこむといい。
[朝露の小瓶を包みに忍ばせた。]
─ 都市の通り ─
[服を詰めた籠に布を被せ、腕にかけて通りを行く]
くーちゃん撫でれたし温泉入ったし、気力じゅうぶーん。
そろそろ乾いた頃かな。
何描き入れようかなぁ。
[今の間に乾燥小屋に並べてきた器の釉薬は乾いていることだろう。
そのまま本焼きに入っても良いのだが、そこに更に筆を走らせアクセントにするのを考え、頭の中でデザインしながら工房へと向かう]
痣っぽいけど打った覚えはないんだよなぁ。
花のかたち……
これってなんだっけ。
……待宵草に似てる気がする。
[薄っすらと浮かんだあとを思い出して肯定する。]
[自分が言えなかった言葉は、ミレイユが伝えてくれた。
ほっとして、ちょっと顔がほころんだ。
作る、なら材料が必要だろうと、ミケルは考える。
材料はきっととても重い。
それはコレットにとってはきっと、ずっと、重い。]
……手伝い、行く、僕。
[そんな風に考えて出た言葉は、やっぱり足りない。
足りないのもわかっているから、また付け足すが、それも足りない。]
僕も、クッキー好き。だから。材料。
/*
虫と格闘してる間に人が増えてて誰がどこに居るやら。
ミレイユとミケルはおばーちゃん家か。
サリィがエトのとこ(道具屋)で、くーちゃんとノクロが洞窟奥地、と。
んむ、ユーリがフリー?
待宵草……か。
[言われて、確かめる。
自分の右手首に開く大輪花の形は]
あー……やっぱり。
どーやら、同じのが『咲いた』作用で、意識が繋がったっぽいな、俺ら。
なんでそうなったのか、の理屈まではわかんねぇけど。
『周期』に現れる、不思議な力の一端……なんだろなぁ、きっと。
子供を守ろうとして、しかし守り切れずに刈られるのを見続けるしかない、
か、
少し狂ってしまって、積極的に刈ることに協力する、
……か、どっちが燃えるかなと考えて後者を採用。
前回の狼さんは、さほど積極的じゃなかったようだしね。
コレット婆にも、無理するなって、言われてたのにね。
ごめんね。
[こえは淡白だったけれど]
それより、……え?
[“無駄に死んだ”と。
次の言葉に少し、表情を引きつらせて]
/*
絵、確か描いてた……よ、ね?
[確認しとけよ]
ちなみに、勿忘草の細工と蓮華草のランプは、糸紡ぎさんとこにずっと伝わってると思われる。
まあ、ミケルちゃん。
本当に優しいのね、ありがとう。
じゃあ、おばあちゃん、うんと頑張っておいしいのをこさえるわね。
[のんびりと立ち上がり、壁に手をついて食材入れを覗き込む]
キノコ粉をひと袋と、甘香草の粉をちょっぴり、それに何かおいしい木の実を買ってきてもらえるかしら。
サリィちゃんの所か、ユーリちゃんの所ならあると思うわ。
ちょっと待ってね、お小遣いをあげましょう。
おつりはお駄賃にして構わないからね。
[別な引き出しを引っ張って小銭を取り出すと、ミケルに差し出した]
これの作用かぁ。
同じだから繋がるとこ不思議なもんだなぁ。
[クレイグの言で不思議なこの状況の一端は理解するものの]
……『周期』?
えーっと、もしかして口伝にある、あれ?
[さすがに伝承の中の事象と現状が直ぐには重ならず
戸惑うような響きが僅かに滲んだ。]
─ 道具屋 ─
ありがとう〜。
それじゃ、今度の出前、楽しみにしててね〜。
[小瓶は有り難く頂く代わり、次にテレーズの所へ差し入れる時に一品増やそうと言外に伝え]
そういえば、トカゲの包み焼き、どうだった〜?
初めて使う香草入れてみたんだけど〜。
[やはりこちらにも強制味見を課せていたらしく、問いかけて]
あ、今ってレーちゃんち行っても大丈夫かしら〜?
籠の回収まだ行ってなかったから、行けたらついでに行っておきたいの〜。
─ 都市の通り ─
[窯を構えるために都市の中心部よりは離れた位置にある工房。
そこを目指し歩く途中、ふらりとした足取りに見える人影を見る]
んー?
ユーリ?
[一度足を止め、首を傾げながら名を呟いた。
離れていたために彼の耳に届いたかは定かではない]
[喜ばれるのは嬉しい。顔も嬉しそうになる。
だけれど、コレットが準備をしている時、ミレイユの声を聞く。
確かにとこくり、深く頷いた。]
買うの、今で、良いけど。
作るの、後で。
僕、手伝う。
……痛いのは、ダメだよ、ね。
[少し多くなれば、間もゆっくりと長くなるけれど。
最後は、ミレイユに同意を求めるように、視線を向けて。]
どうしたの?
[ニコニコと穏やかに微笑んだまま、ミレイユを見つめて]
誰かいたの?
大丈夫よ。何も心配ないわ。
きっとこれから素敵な事が起こるの。
[普段と変わらぬ笑みが強張るのを感じ
年下の看板娘に向けた視線は柔らかさを帯びる。]
さんきゅ。
嬉しいこといってくれるね。
[へらっと笑うのみで『本屋』に対してしたような小言を
サリィに対してはしない。
バツの悪そうな先の表情から、自覚はあると知れているから。
言わずとも分かっている事を態々言う無粋をするのもガラではなく]
勿論。
サリィの為にとっといたんだから
これはキミの為の道具だよ。
……ん。いつまでも綺麗に咲いていてほしいからね。
[おまけに関してはそう付け加えサリィに包みを差し出した。]
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