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[島に打ち付ける風と波が、声が、自身の思考をかき乱す。
嘆きの声に呑まれそうになる。
このまま、こうしていればきっと自分もこの声に混じって自己を無くしてしまうのだろう。
思い出さなければ。
私は誰を殺した? 誰に殺された?
覚えている。自分が殺意を持ち、誰かの名を書いたことを。
自分はその人に殺されたのだろうか。その人を殺したのだろうか。
答えはきっと、あの建物に。
波の向こうに。]
[だってそうだろう。
デボラの嘘がばれたとたん、ミッキーが真の見抜く力を持ったものだとみんなに分かる。
そうなればきっと、護る者の存在に怯え、人狼はミッキーに手出しできなくなる。
…やはり、おかしい。オレにはデボラが偽者とは思えない]
−集会所・二階個室−
[寝台の上で目を開け、ゆるりと辺りを見回す。
窓を開ければ、聞こえる潮鳴り。
微かな声で口ずさむ、遠い国の旋律。]
―岩場―
[暗い海の向こうには届かないだろうけれど、笛の音は細く闇に吸い込まれる。
海の闇は好きではない。]
……さて、今日、送る人、か
[名前は、迷うことはなくそこに書かれていた。
白い紙に黒いはっきりとした文字。]
もしも終わるなら。
お婆さんが、うそをついていないなら、これで終わるなら。
[そしてよしんば嘘をついていたとしても。
口唇から笛を離し、小さく呟いた。]
嘘が露呈すれば、もろく崩れてゆくだろうな。
─回想・漁師小屋付近の小さな工場─
[「どうしようか」言葉の上では迷っていたが行動に迷いは無かった。
──銀の弾丸だ。
昨日は、かつて父親が人狼事件当時に使ったと言う、教会で盗んだ燭台の成れの果ての銀塊を探すのに時間がかかった。教会の銀はまじないとしか言えない気もしたが、それが効いたと言う父親の言葉を信じる事にした。
父親の古傷と、彼のかたくなで孤独で偏屈な性質、それに暴力…。心を凍り付かせて戻って来ることが出来ない不器用さ。
銀をガスバーナーで溶かして、手持ちの銃弾の型に合う弾丸を作った。
通常の弾丸は合金で出来ている。]
やっぱり、銀だけの弾丸は…。
昨日は探すのに時間がかかって、家で作るしかなかったけど。
撃つのが怖い。
まじないだもの…。
ねえ、それで合ってるんだろ、親父。
[工業化に乗り遅れた街に、一件だけある金属工場。
その設備を使って、通常の弾丸に近い──けれども、銀を含んだ弾丸をキャロルは作り上げた。ドレス姿のまま。]
畜生、チャラチャラして邪魔な服。
燃えちゃいそう。
……普通の服だって持ってるわよ。
男の恰好だって出来なくも無い。
でも、ここに戻ると思うと、逆につっぱってやろうと思ったわ。
だから、ドレスしか持って来てない。
グレンが死んだのはあたしの所為。
軍隊で、あたしが男が好きだってことを隠していて、それがばれて──昔からあたしが悩んでた事を知ってたグレンが庇ってくれて。
リンチにあったんだ。
首謀者のドラ息子は、殺すつもりじゃ無かったと言う。
でも、グレンは死んだ。殴られすぎて、脳みそがはみ出してた。
あたしは。
それなら一目で男が好きだと分かる恰好をしようと思った。
グレンみたいな男が死ぬなら。
ああ、イザベラ先生は。
学費が欲しくて軍隊に行ったあたしがあんな風になって──心を痛めた事だろう。今はそれほど荒れた生活じゃないって言おうと思ったのに、人狼に殺されちまった。
[合金が冷えるのを待ちながら、考える。]
…人殺しなんて嫌よ。
でも、兵役に出て──外国で人を殺したわ。
そう、カミーラみたいに言葉の通じない異国の人間を。
既に殺した。
自分が大学へ行く学費──の為に。
私欲の為に。
だからあたしが人狼を殺せばいいって、思うのは…。あたし、親父に似てるんだろうか。大嫌いな親父に……。ああ、グレンを殺した男もあたしは殴ったわ。殺意だってあったかもしれない。
あたし、殴る男になるのも嫌だったわ。化け物みたいになりたくないと思ったわ。それより、ママや親父が呑みに行くあの店のローズマリーみたいになりたいと思ったの。
[人狼は、人狼を探さない。
ただ、探しているふりをするだけ。
シャーロットも、ネリーも、ミッキーも。
不思議と、人狼を探すそぶりを見せなかった。ただ、己の不幸を嘆いて]
/中/
ていうかネリー吊って
11>9>7>5>3
9になるときにたとえ狼側が判明したとして
>7>5となるから
ネリー→デボラ→カミーラでも問題はないし。
─図書館─
[司書に不審の目を向けられたが、彼は村の過去の資料を貸してもらう事が出来た。
昔々の物語。
まだ、嘆き島が今よりも大きかった頃の記録。
けれども、ある時を境にして、それより以前の記録はない。
司書に尋ねても、これ以上の記録はないようだった。
彼は、一枚の絵を眺める。
今の嘆き島と違う姿の過去の嘆き島の姿だった。のんびりとした風景を描いていて、島の両側が今よりも広い。]
デボラお婆さんは、どうしてカミーラさんの言葉が分かったのだろう。
[彼は呟いた。]
[金属を冷ます間、工場に併設された水場でシャワーを浴びて着替えを済ませた。ひび割れた鏡を覗き込む。化粧をしながら──、]
そうよ…、あたし、男が好きなんですもの。
それに、ドレスも香水も化粧も好き──。
グレンは学校に行ってた時から、知ってたのね。
あたしの事なんて絶対に好きにならない、スポーツが得意で力持ちの男の子の事を、あたしがずっと見てて悩んでた事。
隣に住んでたから、ママの香水を付けて殴られてた事だって。
なのに、グレンが同性愛者と間違われて、お墓参りにも誰もいかないなんて。
[ミッキーを信じられなかったのは、ハーヴェイを占ったせいもある。
ハーヴェイは、懸命に探していたのに。あの凍ったような微笑、それだけを理由にミッキーはハーヴェイを占った。
…適当過ぎはしないか。]
─図書館─
[長巻物に記された、デボラの語った物語。
勿論、過去と現在を混同しているだけだったのかもしれないけれど。
1人の余所者が波打ち際に訪れて…
カミーラが倒れていた時は、湿った風が吹いていただろうか?
よく覚えていない。
けれど、月が青白く砂浜を照らしていたから、雲は出ていなかった筈だった。
魔物は海から訪れる。
けれども、魔物は里に住んでいた。それは人の間にいた人狼。
鬼は海から来なかった。ずぶ濡れで運ばれてきた娘は魔女ではなく、人魚だった。
人魚が打ち上げられた夜に、島には血の雨が降る。島を惨劇から救ったのは旅人だった。]
[微かに笛の音が聞こえた。楽しい旋律のはずのそれはどこか物悲しく、波の上で震えている。
その音をしるべに海を渡る。
知っている。知らないけれど、知っている。
彼だ。暗い髪の中性的な青年が桟橋で笛を吹いている。
名前は思い出せない。けれど、知っているとわかる。
彼が自分を殺したのだろうか?
わからない。]
/中/
暇なのでRP入れてみました。墓下行くと暇になる(笑)。
てきとーにRPしつつ、墓下推理したいなと。
でもしばし離席〜。
──出来た。
[冷却を急ぎすぎたのでは無いかと少しおそろしかった。銃を整え、注意深く作り終えた弾丸を──。]
自警団も嫌いなの。
親父も嫌い。
この街も嫌いなまま。
自分が死にたく無いのか、どうしたいのか。
なんだかよく分からない。
でも、あたし。
…人狼を殺そうと思うの。
[ふと、ギルバートは学生時代に憧れていた相手に似てやしないかと…そんな事が脳裏を掠めた。]
[今日、嘆き島に送りたい者の名は、既に心に決めていた。本当に上手くいけば、これで終わる。
だが、同時に考えなければいけなかった。
…もしミッキーが本物だったときのことを。
誰を占ってもらうべきか]
―集会場・個室―
>>37
[ 個室に戻ると、ミッキーは一度、強く壁を殴りつけた。彼の体重が乗った拳が、部屋を揺らす。そんなことは、知ったことか。]
人だとか狼だとか、そんなんじゃねえよ。畜生が。
俺はまだ人に戻れる……? 戻りたくもねえ。
俺がまだ、言葉を使えるようになったばかりの頃。
人は、あの優しい狼たちを殺していった。
結局自分が生き延びるために何かを犠牲にするのは人も狼も変わりゃしねえさ。
今更、投票の形であっても……人を殺しておいて、人間らしさだのなんだのと言うつもりもねえ。
何言ったって、シャーロットは、もう……。
結局守れてなんかいねえじゃねえか。
勇気ってなんだ。
意味があるものだったのか。
─教会へ向かう海近くの道─
[教会へ向かおうとしている。
父親と会ってケリを付ける為には、この事件が解決し、かつキャロルが生きている必要があった。そんな日が来るのかと、気が遠くなりそうで、人気が無いのを良い事に煙草を銜えながら歩く。
自分が男が好きだと自覚してからは、教会へは行っていない。けれど、遠い母親が生きていて一緒に通った昔を思い出して、入る前に煙草を消した。]
─教会─
[少し狭い入口をくぐると人の気配がした。
はじめに暗闇があってそれから、ステンドグラスの光が見えるのは、神の荘厳さをあらわす為の教会建築の仕組み、ひとつの舞台装置なのだと言う。]
ローズマリー?
[カツンとヒールが響き、キャロルの声が反響する。]
ここの燭台が、魔除けの弾丸の材料に──。
[無意識に燭台を探す。
銃は何時でも撃てる様に、すでに装填してある。安全装置を外すのは、集会所に戻ってからにするつもりだったが。]
―教会―
ん?
[響く声に思わず顔を上げ、ぽかんとした。]
え?
[キャロルの髪がステンドグラスを透かして光る日差しを浴びている。]
オレ、寝てたのかな…?
…ギルバート?
あたし、ローズがここに居るかと思って来たのだけど。ここでお祈りを?
[カツカツと踵を鳴らしながら、近付いて行く。]
[立ち上がると、人狼のことに集中していた頭が現実に引き戻された。
なぜか、この場にキャロルがいる。夢ではないらしい]
…こんにちは。
[少々緊張していた。ポケットに入れっぱなしのサーカスのチケットを握り締める]
─図書館─
[彼は、デボラの言葉と長巻物に記された内容を想起する。
墓荒らしの悪魔は、衛兵上がりの墓守が追い払い、
人狼として祀られた人間は鬼となり、社に住まう。怨みの声を響かせる。
だからこそ行う、鎮魂。
けれども、彼はモーガンから祭事の事は聞いていなかった。デボラによるとモーガンは、継がせない事を選んだという。
たった一度、アーヴァインの一族の中に狼憑きが出た事。「狼狩り」という伝承を、アーヴァインの先祖が見つけ出してきた事。
もしかして、過去の人狼事件の事の記録がないのは…
けれども、それは想像に過ぎない。
「狼狩り」は祭事だという。
決まった人数の贄で人狼に制約を与えるという。
分からない。そんな事は可能なのだろうか?
そして、デボラは本当に妖精から伝えられているのだろうか。]
…あ。
[大事なことを忘れていた。オレは自分のことばっかりだ。クラークの死を悲しんで、祈って。…昨夜非業の死を遂げたイザベラのためには、何一つ]
[緩やかに微笑する。]
…ううん。お祈りは小さい頃は通ったけど、12、3歳から教会には来ていないわ。
久しぶりだけと変わってないのね…ここ。
(父親の容態が良く無い事もあって)ローズと話したくて来たのだけど、話してどうなる事でも…無いかも。
[「あ」と言った事には不思議そうに。
そう言えば、と首を傾ける。]
ローズが塞ぎ込んでた理由。
あなたやリックと…関係があるの…?
普通なら聞いちゃ行けない事かもしれないけど、こんな時だから──少しでも信じられる人を増やしたいから……聞いてもいい?
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