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あっ!そっか!
これが『かえす』、なんだ!
[ぱぁと、理解できた事にとても嬉しそうに笑って、手についた血を石でぬぐって落とした。
そのままててっと戻り稲田家に入り、真っ先に洗面所で手を洗うと、した事の跡は綺麗になくなる。
そうしてそっと二階に上がると、うさぎを座らせ、もう一度布団に潜りなおした。]
……ちえおなかすいた。
[だれか居たなら、そう言い起こす。
昨日のことを大丈夫かと言われたら、ちょっとびくっとした後眉毛を下げ、小さく小さく大丈夫と言いながらこっくり頷くだろう。]
[こどもは賢くあざとい生き物だから。
そうしようと、本能が動く。
それは演技ですらもない、子供の仕草。
空腹も怯えも帰りたいも大好きも、全部嘘ではないのだから。
何かが変わってしまった、けれど何も変わらない。
うさぎは全部を見ていたけれど、なんにも言わずに*黙ったまんま。*]
/*
さて。
頑張って吊りか襲撃寄せたいとこなんですが。
つか、霊弾かれとか、占霊W縁故とか、前振りなしの黒落ちとか。
どこまで桜花再びやねん。
中
ちえたいむしゅーりょー。
壊れてないけど壊れてきてます。
変わんないよ?キリングできるようになっただけだよ?
あ、子猫は最初から死んでるんで!
最初生きてるのぷちっ、とか思ってたけど、それだと命の数が違うので死体に変更。
見てる人にも、きっと優しい(なi
―中央公園/夜―
[返される叫びに、微かに眉を寄せ。
始まる『還し』の舞、それをただ、静かに見つめる。
舞に込められているものはわかる。
わかるが故に、言葉はなく]
……は。
因果な、もんだ。
[口をついたのは、吐き捨てるような言葉]
…………。
[視線を巡らせる。
百華は一先ず落ち着いた様子。
ただ、今の一連の出来事の中でも表情の変わらない黒江の様子は、妙に引っ掛かった。
無口無表情は近所付き合いでそれなりに知ってはいるが。
それにしても]
……ま、とりあえず、だ。
[ため息一つ。
歩き出すのは、神楽が立ち去った方。
公園から離れた辺りで追い付き、声をかける]
神楽。
[声は低く、静か。
慰めるような響きは伺えない]
さっきも言ったが、『司』としての役目を貫くなら、貫け。
だが、『司』はお前だけじゃないってのは、意識にいれとけよ。
[同じ『司』を信じろとは言わない。
頼れとも言わない。
ただ、他にもいる、という、それだけははっきりと言える事実を告げる。
裏側には、先にも投げた言葉が潜んでいるのだけれど。それは、表に出す事なく]
[淡々と告げた言葉に、返る反応は如何様か。
それがどんなものであるにせよ、言いたい事は、結局は一つ]
……魔を滅する事に囚われ過ぎて、お前自身が魔に堕ちるなよ。
とりあえず、今は。
頭、冷やせ。
[一方的にそれだけを告げて、踵を返す。
再度、戻った公園には、まだ人の姿はあるか、否か。
いずれにせよ、一度足を止め、舞散る薄紅をしばし見つめる]
……『いのちのまつり』……か。
[ぽつり、呟くのは、桜の童女の紡いだ歌の一節。
歌った童女の姿は、今は見えない]
……どうせ、一度はなくしたようなもんだ。
有効に、使わねぇと、な。
[小さく呟き、マンションへ向けて歩き出す。
その後にそこで起きる事など、*知る由もなく*]
―生前・自宅―
[布団をしくと伽矢がそこに千恵を横たえて布団をかけている。
雪夜は確かに憑魔だった、けれども浄化されたという彼は…、
千恵の傍についている伽矢、二人とは離れたところに自分は座りその様子を眺めている。
どれだけの時間が経っただろうか、伽矢に散歩に行かないかと提案された]
千恵ちゃん置いていっていいの?
[護ってくれるんだろと伽矢に言われた。
千恵のことを気にしながらも伽矢に誘われたことはうれしくもあったのであっさりと承諾した。
思うところはいろいろあったがそれは確定じゃないから、そう自分に言い聞かせた。]
―生前・外―
伽矢くんの事好きだからね。
[唐突にかけられた質問、返したのはそんな言葉。
伽矢の方を見ることはできなかった。
きっと相手が伽矢じゃなければ、それは避けることも受けることもできたのかもしれない。
どこか自分の中で受け入れる気持ちがあったのだろうか、反応は遅れる。]
かふっ………
[空気だけが喉を伝って漏れ出る、その直後喉に鋭い痛み。
自分から距離を置いた伽矢が口にしているもの、さっきまで自分の体の一部だったもの。
それは今伽矢の一部に変わって]
[言葉は出ないまま、喉を押さえる。
体が自然と直そうと記憶に刻まれた力を使う。けれどもそれは本来出せる力にはるかに及ばない。
覚悟はしていたはずだけども受け入れることはやっぱりできなかった。]
か…や……くん……
[かろうじてしゃべれるようになった時、こちらを見る伽矢は愉しげな笑いを浮かべていた。
『司』としての自分が『憑魔』に抗おうと体は動いた、けれども心はついていかなかった。
伽矢がこちらに語りかける声だけははっきりと聞き取れた気がした。]
『ううん、私はきっと、悔しくも悲しくもない。
だって、たとえ私がここで殺されても……』
[心の中の声は外には出さず、伽矢の顔がすぐ近くに迫る。
その光景を最後に目を瞑る。抗うために動いていた体は最後に、伽矢を抱きしめようと、その手も宙を掴む]
なんで、こうなっちゃったのかな…
[最後の呟き、涙がこぼれる落ちる。
伽矢の言葉に答えようとするも声はもうでない。]
『うん、あげる。
もらっていって伽矢くん、全部あげるから。
全部私をもらっていって。
これから私の全部は伽矢くんのものだから。』
[声にならなかった最後の言葉。
最後に残った意識が思う、最後が伽矢くんで*よかったと*]
/*
は〜い、瑞穂ちゃんの突撃☆墓下ライフはじまるよ。
今回のゲストは氷雨雪夜さん。
なんと氷雨さんは童話作家の白井夜さんなんです。
あ、どんな本かきになる方は稲田書店まできて購入していってくださいね。
それじゃあさっそくお話を聞いてみましょう。
そろそろ雪夜さんが来るはずなんだけど……、
えっ?到着が遅くなる?
それじゃあ番組成り立たないよ、私一人でずっと寂しいお話しないといけないよ。
そんなの見てる人も楽しくないよ。
あっ、こほんっ!失礼しました。
ここで一旦CMです♪
中
…そして初回吊りを大きく逸脱した動きだと思う今日この頃。
うーん、うーん(ころころ
むつかしいよぅ。初回吊り。
でも一票は貰えてたのがー(
中
そしてみずねえちゃとかやにいちゃの発見行ってないのを激しく後悔中。
…まぁいいかなぁ。多分こっちもリアル余裕ないのが(´・ω・)
/*
休憩中のひとりごと
まあ、このまま不貞腐れてても仕方ないから、死後の世界で色々動こうと思うんだけど。
綺麗なゆっきーで行くか汚いゆっきーで行くか。
いやね、どうにも中の思考的に肉体・精神・魂は別個って考えがありましてね。
それがどうしたってのは時間が来たから帰ってから。
―回想・中央公園―
[最初は神楽の方を向いていた。
憑魔がいると確信できているのは力を持つモノのはずだから。
そして自分は。それが司なのだと知っているから]
2人目。
[短い呟きは誰かに届くことがあったか。
直後響いた伽矢の声に百華の方を振り返る]
……!
[迷うようでもなくその人を選んだことに驚いた。
その強い思いに打たれたように、表情一つ変わらぬまま百華の挙動を見ていた]
「あなたもなの?
あなたが笑わないのは、悪魔のせい?」
[緋に染まった銀を片手に近づいていくる百華へ答えることもできずに、ただじっと見つめていた。
そうではないと言いたかった。けれど言えなかった。
ならばどうしてなのかという答えを、瑤子は持っていなかった。
甲高い少女の悲鳴が空間を震わせた]
[反射的に背中をビクリとさせる。
一瞬にして誰かの影が視界を遮った]
史…?
[それまでとは調子の違う百華の声。掠れた史人の叫び声。
呼びかけた声は喉に張り付いたように小さくて。
深呼吸するよに吸って、吐く]
大丈夫。
史兄さんの方が怪我してる。
[座り込む史人に尋ねられて首を左右に振った。
ポケットを探ってハンカチを取り出し、応急手当に傷口を縛ろうと手を伸ばしかけ、止める。
緋色の浮かぶ掌に舌を這わせるのを見た]
司は憑魔を喰らい清める。
神楽さんが還してくれてよかった。
[微かな呟きを耳にして、溜息のように呟いた。
神楽の舞は視界の端に見ただけだが、百華に向けた声は聞こえていたし、気配の変化はもっと肌に近いところで感じていたからそれは分かっていた。
史人の隣に一緒になって座り込み]
そろそろ行こう。
休める場所ないなら、私の部屋使っていいから。
史兄さんもちゃんと休んだ方がいいよ。
[落ち着きを取り戻すまで待つとそう提案した。
緊急避難だよと続けるが、史人の返事はどうだっただろう]
次は、正当防衛手段も取らせてもらいますから。
[百華が残っているならそんな言葉も残して、マンションに向かい歩き始めた。
公園を出る際、ちらりと繁華街の方を窺ったことに一緒に誰かいたなら気づいた*だろうか*]
─自宅─
[帰り着いた後の記憶は、曖昧。
それまで溜まっていた疲れが一気に出た、と言うべきか、否か。
寝室にたどり着けたのは、ある種の奇跡と言えたかも知れない]
……ち……だるい、な。
[目覚めの後、口をついたのはこの一言。
起き上がり、サイドボードに置いたミネラルウォーターのボトルを手にして喉の渇きを癒した後、煙草に火をつけ。
立ち上る紫煙をぼんやりと眺めつつ、また寝転んだ]
……俺以外に、七人。
史さんと、神楽を抜いて五人。
あの、瑞穂って子は……外してもいい可能性が高いと見て。
残り、四人……四分の一。
[指折り数える。瑞穂に起きた事は、まだ知らない]
あのママさん……は。
読めねぇ、な……『憑魔』同士で殺しあわないって言い切れるかもわからんし。
……とはいえ、あの状況で、いきなり同類を刺す必要があるかって言うと……。
[特に、疑問を向けられていたわけでもない、状況。
そこで、敢えて同類を手にかける必要があるのか、と。
そう、考えると、可能性は薄くなる]
……暫定で、残り、三択、か。
やり難いっちゃやり難いが。
子供が『憑魔』化しない、とは言い切れんし、な。
何より、それで自分が死んだら洒落にならん。
可能性がある以上は、意識にいれとかねぇとな。
/*
帰ってきてご飯食べつつ考えてたけど。
独り言であーだこーだ言うのってやっぱ厭らしい?
まあいいか。言いかけたことだけ言って後は表に出よう。
中
真相に近いあやにいちゃは襲撃対象かなぁ。
ただほっとくと、くろえねえちゃを襲ってくれそうなのが。
もしくはふみにいちゃにいくじゃろか。
色々考えて、やっぱりかぐねえちゃ吊り希望かなぁ。
そしてまだ かえれない(´・ω・`)
22時には家にいた い
― 襲撃前・中央公園 ―
笑って欲しい……そうよ、黒江さんてばレジなのに、
客が来ても表情一つ変えやしない。
[顔を史さんのほうに向け、鼻で笑う。
嘲笑は誰に向けたものなのか。
視線は落ち着き無くあちこちを彷徨っている]
私、知ってるの。
こんな風になる前から黒江さんは変わらないって。
知ってたの。なのに。
[なのに、恐怖に負けた。
私は言いがかりをつけて雪夜君を襲い、黒江さんを襲おうとした。
雪夜君はたまたまアタリだっただけ]
……伽矢? 千恵ちゃん? 瑞穂ちゃんまで。
[守るべき子供達は、どこかにいなくなっていた]
[自分なりの状況整理。
それが終わった所でまたしばし、ぼんやりと天井を見つめる。
三年前は、ひたすらに動揺が先に立っていたが。
今は、どこか。
思考がマヒしているような感覚があった]
……まったく。
なんだって、こう。
二度も身近で起きるかね。
[想いが行き着くのは、そこ。
忘れたかった。
忘れていたかった。
記事にしたのは、自分以外の誰かに起きた出来事に。
他人事にしてしまいたい想いがあったから]
……は。なさけね……。
[零れ落ちるのは、自嘲の言葉]
― 襲撃前・中央公園 ―
正当防衛。ええ、そうしてちょうだい。
[私は新たな恐怖に怯えていた。
無実の人間を殺めてしまう事への恐怖]
正当防衛なら、仕方ないわ。
……仕方ない。
[私は、身を守るだけに留める事にした。
もう誰も襲ったりしない。襲われたら身を守るだけ。
憑魔や司にちっぽけなナイフが効かない事等、知りはしなかった。
伽矢が落としていった包丁を拾い上げ、握り締める]
花びら、いっぱい。
[柄や刃や布についた薄紅をふう、と吹き飛ばす]
……半端に、血だけもらったりしたから、こんな事になったんですかね……龍先輩。
そうだとしたら、恨みますよ……?
[しばし、間を置いて。
こんな呟きを漏らしながら、煙草を灰皿に。
ベッドから起き上がり、気だるい身体を引きずるようにバスルームに行ってシャワーを浴びる。
濡れた頭にタオルを引っ掛けたまま、次に向かうのはキッチン。
正直、食欲は余りないが、食べないわけにもいかなかったから。
パンとコーヒーでごく簡単な食事を済ませた後、寝室に戻る]
……さて、と。
さすがに、丸腰では出られんよ、な。
[呟きながら、手をかけるのはクローゼットの扉。
その、一番奥から出すのは、黒い布の包み]
誰もいない。 みんないない。
私、一人ぼっちね。
[誰が憑魔なのかわからない今、一人で居る方が安全なのかもしれない。
……けれど。私は手近な木にもたれ、幹にぺたんと頬をつけた]
怖いよ。 辛いよ。 ……寂しいよ。
[下唇を口の内側に巻き込んで、ぺろり、ぺろり。
紅が落ちたってかまやしない。
こめかみを木の肌に押し当てて、そっと擦り付けた]
[布を解けば、出てくるのはサバイバルナイフが一本。
ずしり、と重いそれは、今は亡き『司』の形見]
……普通のナイフや包丁よりはマシだろ。
[そんな事を呟きながら、それをジャケットの下に隠し持つようにして。
新しい煙草に火を点けると、部屋を出て戸締りをする。
しん、と静まり返った空間。
階段に響く足音は、やけに大きく聞こえた]
―自宅―
[洗面所の鏡に映った自分の表情を見る]
笑うって、どうすればいいんだろう。
[唇の端を引き上げてみる。他者に見る笑みの形。
貼り付けただけのような表情になった]
感情をそのまま出すって、どういうことだろう。
[診察を受けても理解することが出来なかった。
感情が無いわけではないけれど、その振れ幅はとても小さい]
強く思うって、どういうことだろう。
[引き攣るような笑みを消す]
桜が覆ってくれた場所。
私に足りないのは、何。
― 中央公園 ―
[木から身体を離すと、濡れた頬をぬぐう]
あの子達、どこいったんだろ。
稲田さんちかしら?
[けれど、子供達は、瑞穂ちゃんは。
憑魔とはいえ人を殺めた私を、どう見るのだろう]
……遠回りしよう。
[そうして、住宅街を経由して繁華街に向かう事にした]
―→ 住宅街 ―
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