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[首筋にあてられた手。
まるで見透かすようにそこへ、不自由なはずの視線をあてて]
分かるわ。
分かるようになった、というのが正しいかしら。
わたくしはね、
選ばれたのよ、ユーリちゃん。
他の誰でもなく、
若い子供でも、美しい娘でも、力強い男でもなく、
無駄に死に、見送られる方になるはずだった、
このわたくしが。
[しなびた唇が、笑みに歪んだ]
……ああ。
なんか、これが『咲いて』から、エトと意識が繋がったみたいで。
色々、話、してて……な。
[言いながら、待宵草をそ、と撫でる]
俺の場合は、そーゆーのじゃない。
ただ……出し方わかんないから、出さないだけ。
リル姉の方は、わかってて、飲み込んでそうだから、それが心配だけど。
[達、という言い方が姉を含むのは察しがついたから、ぽつり、とこう零す]
エトは……わかん、ねぇ、けど。
[意識のやり取りの合間にも滲んでいた、語り部の娘への想い。それを知るからこそ、不安はあるが]
大丈夫だって、思いたい……いや、思ってる。
[それと共に信もあるから、口にするのはこんな言葉]
─ →道具屋 ─
[白花亭を後にして向かうのは道具屋。
出来た器を卸すために向かったのだけれど]
………居ないんかーい!
[扉に掛けられた『休憩中』の札を見て思わず声を上げた]
休憩ってことは、テレーズのとこかなぁ。
しゃーない、次の機会にするか。
[日常のままに過ごそうと決めたから、そんな言葉もすんなり出てくる]
流石にテレーズのところに押しかけるのもなぁ…。
よし、じゃあ今度こそパンを。
[そう考えて一旦道具屋を後にすることにした]
― テレーズ宅前 ―
[消えた夢の話をするミレイユに視線が向く。
テレーズとサリィ。
二人が同じように消えたと裏付けるかのようなそれ。]
――…さっきまであんなに元気だったのに。
ほんと、突然なんだな。
[消えたと言われてもやはり実感は伴わない。
空虚さの滲む響きがぽつと落ちた。]
クレイグ、聞こえるか?
そっちに、サリィとテレーズも居るのかな。
――…なんで、僕じゃなかったんだろ。
なんで、先にいっちまうかな。
[微かな、語り掛けるような響きは、そこで途切れ]
あれ?
なんでこのおばあちゃんは、こう分かりやすい「悪」になっているのでりょう。
何か方向性を間違ってたかもしれない。
うん……まあ……うん。
……。
[不意に、ひとつ、瞬く。
意識に響いた声。
ああ、『聞く事』はまだできるんだな、と。
妙に冷静な方向へ、意識は逸れる]
……聞こえてる、よ。
こっちのは、多分、聞こえねぇんだろうけど。
[届いた声に、意識に声を乗せる]
サリィは、今一緒にいる。
まだ会ってないけどテレーズも、多分、な。
……って、んなこというなよ。
そりゃ、まだ消えたくはなかったけど。
……お前に先に消えられるのは、それはそれで、きつかったぜ?
― テレーズ宅前 ―
[拒まぬミレイユの髪を梳くように撫でて。
僅かな躊躇いと、伏せる瞼]
…『死神の降る刻』。
俺たちの『命』を刈って、天上青の糧とするものが、『降りて』きた。
……ミレイユは、天上青は知ってるか?
[不安気な視線を受ける瞳は、哀しげな色を乗せて]
クレくんこそ、少しは頼りなさいよ。
[クレイグが抵抗しようがしまいが、構うことなく続けて]
分からないから出さないって言うなら。
こっちのやり方で甘やかすんだから。
[どこか怒ったような口調は、いつも白花亭で繰り返していたのと同じもの。
暫くそのままでいた後、解放して]
行こう、クレくん。
…なにも出来ないかもしれないけど、傍で心配くらいはできるもの。
[そう言って、手を差し伸べ。
向かう先は、彼に合わせると笑いかけた**]
― テレーズ宅前 ―
諦めたくはないけど、さ。
だからって追いかけてくなよ?
[軽く肩を竦めノクロを見遣る。
これ以上先にゆかれるのは嫌だと何処かで思っていたが
だからといって何かするでもなく
ただ運命をありのまま受け入れるしか出来ない性分。]
………短すぎるよ、な。
[溜息に似た吐息を漏らし化粧師の言葉に僅か頷く。]
貴方もわたくしと同じ歳になれば分かるわ、
ユーリちゃん。
人生がどんなに儚いものか。
ヒトがどんなに簡単に死ぬのか。
そして……、
ヒトがなぜ生きるのか。
[背を向けたユーリへ、ひとり言のようにつぶやく]
貴方に分かるかしら。
物心ついてから自分自身の生まれた年がその「周期」だったと、知った時の気持ちが。
天上にして至高の青……、頑張って頑張って長生きでもしないかぎり、それを見ることすらかなわないのだと、知った時の気持ちが。
[憧れと羨望を湛えた声は、
冷静な薬師のものではなく、
どこか「外」を望む若者のようにせつなく]
― テレーズ宅前 ―
[泣きそうなミレイユに、かける言葉が思いつかない。
だから撫でているだけだったけれど、ちょっとでも落ち着いてくれたら良いなと。
話しているとき、聞こえた。夢と一緒。
何がとは聞いたりしなかった。
エトとノクロの言葉は、今起きていることが何か知っているようだったから、ミケルはさっき落としたまま放っておいた荷物を拾って、話を聞いていた。]
/*
大変だ、おばーちゃんに対して否定の考えしか浮かんでこないぜ!(爆
「他人の気持ちなんて分かるわけないじゃん」とか言いそうコイツ。
― テレーズ宅前 ―
だーれが追うかよ。
[ミレイユの髪を撫でるまま、振り仰いでエトに笑う]
そんなつもりは毛頭無いし、そんな事望みやしねーだろ、誰も。
『刻』が終わる先に命あるなら、その分も生きる方がいい。
ただ、さ。
[ふ、と。眉尻は下がり、少しだけ弱い色を晒す]
みんな、生きていて欲しいだけなんだよ。
―テレーズ宅前―
え?天上青って。
山頂に咲く、花…… 、え。
[伝承それ自体は知っていたが。
先に紡がれた『死神』の言葉を理解したのは、ノクロの問いの答えを出している最中で]
『死神』が。
『周期』が、来てる……
……だから、“花を刈る”んだ……
[最後の方は、独り言にも似て]
……ん。
そ、だな。
[解放された後の言葉に、小さく頷く]
俺たちには、見てるしかできないけど。
……なんにもしないよりは、マシだから。
[記せなくなっても、見届けたい、と。
そう思うのは、『筆記者』としての性分か]
給仕人 ユーリが時計を進めました。
コレットさん……。
[コレット>>72の羨望を籠めた呟きに、一度だけ振り返る。
周期が訪れてから伝承を知った自分にとって、天上青は刈られた命と対となるもの。
しかし周期の頃に生まれ、天上青に焦がれ続けて生きてきたなら――?
せつなく響く呟きに、青年はゆっくりと瞬いて]
それでも、僕には僕の時間がありますから。
僕にとっては、『今』が大事です。
[静かに、息を吐き出す]
行きますね。
……焦がれている貴女が、天上青を見られるように、祈っています。
[命を刈られるのは悲しいけれど、それは誰かの意志で為される事ではない。
だから、せめてそれを望み続けた彼女に、天上青を見届けて欲しいと願い。
今度こそ、その場を駆け出した]
― テレーズ宅前 ―
それ聞いて安心した。
誰も望まない。
天寿を全うして欲しいと願ってるよ。
[年下のノクロ、ミレイユ、ミケルへと順に視線を巡らせて]
――…うん。
[弱い色が見えるノクロを撫でようと手が彼の髪へと伸びた。]
― テレーズ宅前 ―
[再び降りてきた視線は、
荷物を拾い聞く体勢に入ったミケルに一旦止まる。
彼に花が咲いている事は知らないけれど、
彼の言葉がゆったりとしているのも知っているから、笑むだけで]
ああ、ミレイユもそれなりに話は知ってたんだな。
[山頂、の単語に、彼女が自分よりも知識がある事を悟る。
けれど]
……ミレイユ?
花を刈る、って…?
[独り言のように紡がれた知らぬ言葉。
知らず、訝しげな色が浮かぶ]
……さて、とはいうものの。
[気になるところが多すぎるのも事実で。
呟く声には、ほんの少し、困ったような響きが混じる。
さて、誰の所へ行こうか、と。
そんな事を考えながら、一歩を踏み出した]
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