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[暫し沈黙し]
[それからランディの顔を見つめて]
ねえ、ランディ。
でもディーノがシャロンを占っても、人間だって出たんでしょう?
シャロンがディーノを占っても人間。
それって、どっちが真の占い師なのかも分からないんじゃないの?
どっちを信じるかと言われれば。
そりゃ、ディーノの方が正しそうだけど。
でも…でもさ。
[疑心暗鬼]
[誰もしっかりと信じることが]
[できない]
……わかんないよ……。
[「月も星も見えない」そう言って不思議そうにこちらの顔を覗き込んだディーノの動きが、止まる。
そしてやおら頭を上げて、きょろきょろとし。
何かに気付いたように前方を真っ直ぐ見つめた。
瞬間、ディーノとその周囲の空間が歪み。
どうした?
見上げ、そう尋ねようとしても、何故か声が出なくて。
ディーノはただ前を見つめる。
ふっと、その顔に笑みが浮かんだ。
「…うんっ!」
嬉しそうに言いながらこちらを見て、それと共にディーノの周囲、静止した歪みは緩む。]
[頭の中に、知らない声が響いた。]
─さぁ行こう─
[そうだ。行かなくちゃ。]
ああ。行こうか。一緒に。
[微笑んで、ディーノに頷いてみせ。闇に踏み出す。
ラインの向こうへ]
/中/
連投、お疲れ様です!
まあPL視点ではオープンにして問題ないですし。
あれはいうなればマスターシーン(笑)
一応こちらも確定させないようにはしているのですが。
ランディの動き次第だなぁ。
何にせよ、疑いまくりの視線を演じます。
/*
ううん、パトラッシュにもディートリヒ見えてても良かったんだけどなw
だから『見えない』とかの描写入れなかったのに。
*/
言っておくけどそれ、微妙に捻じ曲がっているんだけどね。
私は「人と断定できるのは、自分がその狂人だったときに、人狼とコンタクトをとっている人だけ」なんて言ってないわ。
私が言ったのは「一人と断定できるのは、自分がその狂人だったときに、人狼とコンタクトをとっている人だけ」
・・そのとき、一緒に近くにいたでしょ、貴方。
─宿屋1階・酒場─
[主人に作ってもらった甘いパンケーキを味わった後、カウンターの隅でぼんやりと考え事を巡らせていた。
二人の占い師、その一方が死んだ意味を]
……あの時と同じなら……どちらかが……同じなんだとしたら。
人狼は、的確に、真なる力の主を狙ってきた……そういう、事に、なるのかな。
それとも、逆……疑いを、向けるため?
ぅぅ……わかんないなあ……。
[カウンターに伏して、ぽつり、呟く。
遠すぎて、それだけで掠れそうになる幼い頃の記憶。
それを、必死で思い起こしながら思考をめぐらせていた時。
ざわめきと共に、宿の扉が乱暴に開かれた]
//中の人発言//
ちなみに、前のセリフは、中の人の本音だ(笑)
―――の後に一書くと見えにくくなっちゃったのが原因だなぁ。
ん?
そーすっと、宿屋の親父も適当な御伽噺を俺に教えたのかよ?
…まぁ、そういう類の話は、家ごとによって多少違うもんだしな。仕方ねぇか。
〔小さく肩をすくめる〕
何を基準に考えたらいいのかわからんのが辛いな。
俺は自分の信じたい事を信じてる、自分勝手な親父だからよ。
リディアが人狼だってわかった時、皆が少なくともあと一匹はいるって言ってたろ?
あれ聞いて、人狼はあと一匹しかいねぇんだなって思い込んじまったよ。
思い込みって怖いな。
…なぁ、フラン。
もし、人間でありながら、人狼とコンタクトが取れる奴が、占い師って名乗り出たらさ。
本物の占い師がどっちかなんてのは、人狼にゃ簡単にわかっちまうんじゃねぇのかな…。
俺はそう考えたんだが、どう思う?
〔煙草を吸うために店の外へ、戸口にもたれかかり、かちり、と火をつける〕
「フラン」がそう細かく憶えているわけないでしょう。
憶えてなかった言葉の細かい部分を指摘してどうするの。
そこは貴女が突き崩す場所でしょう。
私はそう簡単に認めたりしないわよ、誰の言葉もね。
だから貴女が主張すれば貴女を信じることも出来る。
…何か問題があって?
[薄く笑う]
え……ちょっと、何……?
[呆然と呟くのには、委細構わず。
扉を開いた者たち──自警団はどやどやと2階へと上がって行く]
……なに……あれ?
[思わずぽかん、とした声を上げれば、主人はさあな、と嘆息する。
連日、自警団に騒がれて、参っているのだろうか]
……マスター……疲れてるなら、御師様の飴、食べるといいよ……?
[その様子に、思わずこんな言葉を投げかけて]
うん、行こう。
君と一緒ならどこへでも行ける。
[パトラッシュの隣に立ち、共に足を踏み出す。その姿を確認したディートリヒは微笑みと共に掻き消える。ディーノ─ディアナ─にも気付かせぬように]
─ここから先は永久(とこしえ)の地─
─死せし者達が集う場所─
─空間自体はそれぞれ隔離されてるから─
─僕と君は別の場所に居るけれど─
─心はいつも共に在る─
─それはここでも変わらないよ─
─…尤も、今はもう僕は必要無いかもしれないけどね─
[2人は光に向かい歩みを進める。光は徐々に近付いて来て。辿り着くと身体は光に包まれる。その先に待ち受けていたのは──]
…わぁ…。
[柔らかな光が降り注ぎ、様々な花が咲き誇っていた]
[煙草を吸おうとするランディと]
[一緒に店の外へ]
[日差しが眩しい]
マスターも専門家じゃないし。
あたしだって御伽噺を細かくなんて憶えてないよ。
そうだよね。
思い込みって怖いよね。
それにばっかり頭が行っちゃう…。
え?
ああ、うん。そうだよね。
だってコンタクトが取れるなら、人狼だってその人のことを知っていることになって。
ならばもう一人が占い師で。
…あれ?
でも占い師がコンタクトを取ったりする?
[混乱する]
[首を傾げる]
[体を起こしてうーん、と伸ばす。
異質な空は相も変わらず例えようのない色。
だけどそれ以上に不可解な問題を抱えていて。隣で眠ったままのノブの方を向いて溜め息を漏らした]
[食べたいと思った]
[だけど。自分が求めたのはその血でも肉でもない。この腕、この体温――彼そのもの]
[欲しいと思えば自然と手が伸びて]
[その頬を撫でて唇に触れる]
[食欲とは違う、名前も知らない感情は、確実に大きくなって]
[その息苦しさにため息を増やす]
[―――そういえば、彼はどうして此処に?]
[広げられたスケッチブックを見やる]
………。
[まさかとは思いつつも引き寄せ]
[それから、しばしの空白を経て。
再び、降りて来た自警団の面々は、妙に虚ろな雰囲気を漂わせていた。
その様子を、主人と、黒猫と共に呆気に取られて見送って]
…………なに、ほんとに…………。
[呆然と呟くものの、その様子には、何か引っかかる者が感じられた]
ね、マスター。今、上にいるのって……。
[客はシャロンだけだ、と。返って来るのは吐き捨てるような言葉]
「どうも、あの姐さんは……訳がわからん。
あの、犬っころの事といい……全く」
う……そういう言い方はないと思うけど。
[そうは言うものの、気にかかるのは確かなので]
……一応……何があったか、聞いてみよう……かな?
/*
もし先にパトラッシュ、後から僕が死ぬんだったらやろうとしてた描写でした<ディートリヒ
一緒に来ちゃったから色々編集www
*/
[シャロンが小さくため息をついた]
まかせられるのはいいんですけどね。
わざわざ、その男に話しかける気も起きないのよ。
―――心底、興味は無いですしね。
それに、その男もきっと私には話しかけてこないわ。
それじゃ、誤魔化しようもないじゃない。
[大樹の揺れる音]
[茶色のコンテで仕上げたのは長髪の青年の姿]
[最後にケヴィン・Aと書き加え]
[そんなわけあるはずない、と思いながら。会えたところで合わせる顔があるわけでもないのに]
[指輪を外してその絵の上に置くと、ルビーはどろりと溶け出してそのページに赤い染みを広げていった]
[主人を恋しがるみたいに]
[ぶわ、と圧倒的な光に包まれて。
目を瞑りかけた、そのときにはもう花畑の中。
春のような暖かさ。]
うわ、なんだ?
[ぱちくりと。]
凄いな、これ。この村の中に、こんなとこあったっけ?
[見渡す限りの花、花、花。
その光景に何となく気持ちが弾んで、軽く駆け出す。]
だから「認めて」いないでしょう?
突付かれたならば指摘すればいい。
突付かれなければ、他の人間は惑わされない。
私はそれを「認めない」のよ?
[クスと笑い]
細かい所ばかりに気を取られていると。
足元を掬われてよ?
気にしないのなら気にしなければいい。
……取りあえず……何があったか、聞いてくる……。
[確かめたい事も、ない訳ではないし、と。
その部分は声には出さずに]
え……あは、大丈夫だよー?
危ない事なんて、きっと、ないって。
[大丈夫か、と問う主人ににこ、と笑ってこう言うと。
黒猫を両腕で抱きかかえるようにして、2階へと]
凄いね、こんなに沢山の花を見たのは初めて!
[元々花は好きな方で。だからこそ手品にも花を使っていた。とても嬉しそうな表情をしていたが、パトラッシュの言葉に首を捻って]
そう言えば…村でこんな場所は見たこと無かったような。
それに色んな花があるけど、季節感が統一されてないなぁ。
春の花も、夏の花も、全部の季節の花がある。
[変なの、と首を傾げるも、すぐに「まぁいっか」と考えるのを止めて。駆け出したパトラッシュに気付くとその後を追う]
あ、パトラッシュ待ってよ!
[昨日よりも強い赤い便りが掠める]
[送り方を忘れたそれは、届き続けるだけだけれど]
[知らない人の声が混じってるような――?私よりも優秀なパートナー、なのかな。苦笑して]
[結局一人なんだって思い知らされた気がして]
[唯一の救いは、彼が弔いにと手に掛けられたわけではなかったこと]
[――辛くなんかない。今までだってそうだったから]
[勝手に落ちる涙にも嗚咽にも首を振るけれど]
[バランスを失ったみたい、転げ落ちるみたいに泣き続けて]
えと、お邪魔します……。
[そっと声をかけつつ、部屋の中へと滑り込み]
あのー……今、自警団の人たち、来てたみたいですけど……何が、あったんです?
[しばし躊躇った後、こんな問いを投げかけて]
うーん……なんだか、物々しいなあ、っていうのはあったんですけど……。
[問いに、首を傾げつつこう答え。
それからふと、衣類の乱れに気づいて、一つ、瞬く]
……どうしたんですか、それ……?
[着衣に乱れた所など、今まで見た事がなかっただけに。
それは、気にかかって]
・・・。
[何故か、少しだけ口を開くのを戸惑ったが、ゆっくりと口を開いた]
・・・人狼探しにかこつけられて、乱暴されかけたのよ。
自警団に分かるのは、私が人間だということ。
それしか分からないのにね。
[後ろから追いかけてくるディーノを、時々気にして振り返り、楽しそうに『パトラッシュ』が吼える。]
[駆けて、駆けて、駆ける。足取りも軽く]
[けれど誰にも出会わない。どこまでも続く花畑。]
[暫くしてゆるりと止まり]
……誰か、いねぇのかあー?
[遠吠えのように、叫んでみる。]
[帰って来た言葉に。ほんの少し、目を見開いて。
でも、それにしては、立ち去る時の自警団の様子は異常さを感じさせて。
……微かな違和感]
……そっか……そういうとこ、困っちゃいますね、ほんとに。
後で、団長さんに厳しく言ってもらわないと。
人間……人間だから……できちゃうのかも知れないですね。
同じ人間を傷つけるのも、殺すのも……躊躇いなく。
[相手が軽い走りだとしても、流石になかなか追いつけなくて。パトラッシュが立ち止まったところでようやく追いついた]
はぁ、やっぱり、速いね、パトラッシュ。
[肩で息をしながらそう笑って。その後に叫ぶパトラッシュの言葉に、そう言えば、と思い出す]
ここに来てから誰も会わないね…。
さっき、ディには会えたけど。
ま、そりゃ人間よりはな?
[にっと笑って返して]
そうだよなぁ、全然誰もいない。気配すら感じないし。
[次の言葉には耳をぴくりと]
……ディ? それって、お前の双子の兄弟…だよな?
ここで?
[でもそいつは、確か、もう、と口にしかけて。
可能性に思い当たって、黙る。]
[エリカの言葉に少しだけ笑う]
うふふ。
別に大丈夫よ。
彼らには、私の裸を見せたから。
見たなら、怯え、惑い、呆けて、帰るしかないわ。
だから、二度と私を乱暴しようなんて思わないでしょうね。
開けてはならない。禁断の箱の中身を見たのですから。
…うん。
人狼には誰が占い師なのか分かっているのかもしれない。
…でも。
もし真の占い師を知っていてもだよ。
疑いを向けるために仲間を切り捨てたって。
そんな可能性もない、かな?
…だって。
あまりにも怪しすぎない?
残った方を疑えといわんばかりで。
なんか、あたし。
でもとかそんなのばっかりだね。
[考えながらぽつぽつと言って]
[最後に溜息と一緒に笑った]
禁断の箱……って。
[帰って来た言葉に、ほんの少し、戸惑うものの。
笑いながらの問いには、ふるり、と首を振って]
遠慮します。
今は……狂ってるヒマなんて、ないですもん。
同じに、しないためにも。
[最後の一言には、やけに強い、意思の響き]
…そう!そこなんだ。フラン。
人狼とコンタクトの取れる占い師がいたら、そいつはもう、占い師じゃないだろ?
占う必要なんか無いんだ。
誰が人狼かわかってるんだから。
〔パズルのピースがひとつ嵌ったような気分になり、少々興奮したようにフランに話しかける〕
人狼は邪魔者を喰らって生きる。
クローディアは占い師だった。
ノブは人狼リディアをその手にかけた人間だった。
ディーノは?
シャロンが占って、人間と判定したから、それだけで喰われるのか?
もしかしたら、目撃されるかもしれないリスクを犯してまで、ディーノを喰うメリットを考えると…。
そして、ディーノが一人になるチャンスを作った人物が誰だったのかを考えるとな。
俺には、ディーノが本物の占い師で、シャロンは人狼とコンタクトの取れる人間…狂人って奴にしか、思えないんだよ。
気配も無いの?
パトラッシュが察知出来ないってことは、居ないってことなのかな…。
[うーん、と考え込んで。ディについて訊ねられると一つ頷く]
うん、さっきここに来る前に。
7年前の、昔のままの姿だった。
[少し懐かしげな表情になる。それが何を意味するのか、未だ理解出来ていない様子で黙り込むパトラッシュに首を傾げる]
パトラッシュ、どうしたの?
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