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―二階・6の部屋―
[暗い顔で戻ってくると、そこにいたのはアーベルだけだったろうか?
エーリッヒの死を告げ、カルメンの居場所を訊く。
が、たぶん、返事は知らない、というものだっただろう。]
どこにいった?
[そう、いなくなって会うたびに、いつも混乱している彼女…それでも放っておけなくて……。
一部屋ずつ、呼びかけながら探す……。]
[コールドスリープから目覚めた時と同じような。
頭の芯が、ぼぅとした状態で目覚める。]
あれ、僕は……。
[唯、コールドスリープから目覚めた時と違ったのは、
――見ていた夢。
翼を抱えて、雨に濡れていた。
その雨が、酷く切なくて愛しくて。]
嗚呼、泣かないで……。
[いつもよりもっと上から見下ろす形で、涙を流す星詠の人を見た。
――夢で降っていた雨は、彼女が降らしたものだろうか。
涙を拭おうとする指は、届かない。]
ごめんね。
[生きたいと願ったけれど、生きようと思っていたけれど。
どこか――そう長くないんじゃないかって、感じていた。
引きちぎられた首輪。
自分は殺されたのか――ぼぅっとして思い出せない。
でも、もし、殺されなくとも盲目の少女を助けた時に……。
そのことに後悔なんて、していないけれど。]
よろしくお願いします。
[石像となった自分の胸元から取り出される錠剤。
その数までは見えてなくて。
見えていたら、訝しんでいただろうけれど。]
[声がした。ようやく、届いたのは、ノーラのエーリッヒを呼ぶ声]
ノーラさん……。
[きっと自分よりも辛いのだろうと、ノーラのほうへ手を伸ばす。座り込んだノーラの肩に触れると、そろそろとその髪を撫でた]
ううん、あのね。
エー……。
[名前を呼ぼうとすると、涙腺から涙が滲む。又拭って]
ノーラさん、元気、出して、ね。
[ぽんぽんと、母親が泣く自分をあやしてくれたときのように、優しく叩く]
ベアトリーチェさんも、落ち着いて、ね?
ノーラさんと一緒に、生きて。
[盲目の少女のしゃくりあげる声に、そちらを向く。
伸ばす手はやはり、届かなくて。]
―――…。
[困ったなっと、頭を掻く。
これほどまでに動揺を与えてしまったことに罪悪感。
ベアトリーチェを慰めて欲しいと、再度ノーラを見やる。]
あっ……。
[自分だったものの唇に触れる、星詠の人の唇。
自分の指先を、霊体である自分の唇に触れる。
つぅっとその指に伝うのは雫。
なんだろうと水跡をたどれば、自身の眦へ。
我知らず――涙が零れていた。]
──まさか。
[イレーネの名前を呼びかけ、口端が震える。ゲルダの肩に置いた両手を一度だけ温めるように彼女の腕まで滑らせた。抱擁にならない程度に背を抱き、それから離れて。首を振った。鮮やかなサファイアブルーの瞳は、虚空を睨む。]
否、行こう。
殺人者が居るなら尚更。
辛い か?
[彼がフロアへ向かう途中蛇が出るのか──{6}-{6}。]
政治家 ヘルムートが「時間を進める」を選択しました。
[考えましょう。
彼が繋いでくれた命の行方。]
…
[――生きて]
[この子と生きて]
[病も治して家に帰る。]
[きっとそれが――彼も望む。]
―衣装部屋―
[そして、みつけたのは衣装部屋……。
色あせてはいてもいろいろな衣装の中に、丸くなって……。]
………カルメン……どうした?
[その手を取って、話しかける。
でも、やっぱり今までと同じく……きっと、多くを彼女は語らない。
うっすら目を開けて、暴れはしなかったけど、悲しくこっちを見ている。]
カルメン……?
[その顔はでも、泣いているだけじゃなくて、笑っていたりにも見えただろう。]
[胸に去来するのは、幸せの後悔。
――彼女の心に触れなければ、悲しませずにすんだかもしれない
そう思いながら
――自分の死を悼んでくれる、彼女に人々に
自分という存在があったことが嬉しい
そこに、自分が生きていた意味があった気がして。]
ごめんね……。ありがとう……。
[自分勝手な幸せと後悔を胸に。
もう一度、謝罪の言葉とお礼の言葉を紡いだ。]
…だいじょう、ぶ。
[包まれた腕の中から返す声は、掠れて弱いけれど。]
止めなきゃ、いけないもの。
行くよ。
…行って、なんとかしなきゃ。
[毅然とした背中を、見失わぬよう追った。]
/*
所でまだ誰からも促しを貰ってない事実。
出目も低いけど。
ここはツヴァイさんかアーベルさんに慰めてもらいたいところ。
でも両方ブリジットに…。
ということで4日目の好感度スケール
ノーラ>ハインリヒ>アーベル>オトフリート=ダーヴィッド>ヘルムート>ブリジット>ユリアン
というかゲルダとナターリエほとんど絡んでない…明日行こう。
エーリッヒさんはお墓に行ったので今回から除外なのよ
いたらツヴァイさんの上だけど、恋愛対象としてはツヴァイさんなの。
おかしいよね。うん。中の人の年にちか(ry
カルメン………
君は大丈夫?
[浮かぶ、メモのパソコンの情報。
ピューリトゥーイは、情緒の変化、攻撃性の増加をもたらすという……。]
カルメン、君は、…大丈夫?
カルメン、君は大丈夫?
じゃあ行こう、ゲルダ。
[一旦、図書室の方へ入りかけ、ライヒアルトに出会う。手短にヘリで発見した事とエーリッヒの事を伝え、知らないと分かると休憩室を抜け──、最後はノーラとベアトリーチェの場所へ辿り着く。]
……………。
──エーリッヒ。
[そこにあるのは、生きたエーリッヒでは無く石像。小さな少女の手がノーラのほっそりとした背中を母親のようにぽんぽんと撫でている光景。]
/*
ノーラさんの、イメージソングがね。
エーリッヒ死んだら面白そうだなって思ってt。
曲的に、是非生き残ってほしいわけですが。
どうなるか分りませんが、頑張ってね(ぎゅむり
曲と言えば、リーチェさんに色を教えてあげたかったんだ。
それだけが心残りです。
[知っていたのに。感じていたのに。
姿を見て実感する。失ったものの大きさと、失われた無念。]
…エーリィ。
[潤む視界を、袖口で拭う]
[ノーラの傍を離れないように、手を伸ばす。触れるのは石になったエーリッヒの体]
……。
出来るか判らないけど、エーリッヒさんの代わりに、私がノーラさんを護るね。
[もう一度、最後に触れた腕を取る。
きゅ、と硬くなってしまった掌を*握り締めた*]
/*
このままアーベルが出てこなくなったら
どうしようって心配になってきた俺です。
ごめん、ごめん、ごめんってー…!!!
red
ピューリトゥーイ ×3
続けて経過観察中。
とくにピューリトゥーイに関しては、成果が期待できるが、副作用として、情緒に変化、衝動的に攻撃性が高まる危険在り。
[すでに記憶している文章を思わず、反復する。]
エーリッヒ。
[金の髪の青年。柔らかな物腰と人を安心させるエーリッヒの笑み。
彼がヘルムートに、否、目の前のノーラやベアトリーチェに見せていた表情。
石像になってしまっても、それらが浮かんで離れない。沈黙。]
──エーリッヒ。
我々に、ヘリに乗るしか選択肢が無いなら、
ピューリトゥーイを置いて行く。
[それを見付けられるか、分からないが。
回復薬を運んだのがノーラだと知るのは、失われた医師の卵の青年に瞑目して、再び両眼を見開き──後なのかもしれない。]
――…こら、そこはおじさんじゃないと
フォローをいれるところだろうが。
[冗談めかして笑ってから
切れ切れに聴こえる謝罪の声には目を瞬かせて]
…気にすることじゃあない。こちらこそ…
[続けようとして、首を傾ぐ。
言おうとした言葉は何だったのか…靄がかかって。
―――…思い出せない、まただ。一つ咳が出た。]
…行こう。治るかもしれない…。
お前も…アーベルも、…皆。
[今度はブリジットに手を差し伸べる。
撫ぜる――…それ以外に幾度か伸ばされようとしていた手。
その衝動の正体は、まだ自分でも判別つかぬまま。
その先に、悲しい知らせが待っていることもまだ知らぬままに。**]
政治家 ヘルムートは、教員 オトフリート を投票先に選びました。
/*
さて。おはよう、改めてどうしようか。
やることとしては、
カルメン発見⇒エーリッヒ発見⇒薬拒否⇒レベル3へ
……間に合う、かな。
[ノーラとベアトリーチェを邪魔しないように、ゲルダの腕をそっと引いた。
>>81エーリッヒに向けた言葉は、ヘルムートの何時ものよく通る声ではなく、低く静かだったが。ゲルダの眼を見詰めながら言った声は、更に低く、抑えられた分熱の籠る、囁きに近い声だった。]
私は、誰も「見」殺しにしない。
[ゲルダの手を取り、サーベルの鞘に触れさせる手「ピューリトゥーイを置いて行く」と言う言葉に重ねる暗喩。]
だから、ゲルダ。
誰かを見殺しにする想像は、君はしなくていい。
[目の見えないベアトリーチェが自分達に気付くなら、ゲルダと自分だと伝える為に、腰を落とす。ノーラはまだ涙を流しているだろうか。小さな盲目の少女を眼差す以外に、もう目蓋は落とさない。]
―― 回想 2階6の部屋 ――
[ゲルダと一緒にここにやってきてから。
壁に寄りかかるようにして、石になりかかった青年の周りの出来事を見ていた]
(………うるさ、い)
[彼がまだ無事でいる。それを確認してから、気が抜けて。
顔の見えない人たちが、誰で、何を話しているのか。
集中しているのがしんどい]
[いらいらと、指でもたれている壁を叩いている自分に気がついた。
病人の側に、誰かが残っている。
それだけを見ると、カルメンを探しにふらりと扉を出た]
教員 オトフリートが「時間を進める」を選択しました。
/*
ダーヴィッドがカルメンを殺すのか。
それともヘルムートがカルメンを殺すのか。
それが、問題だ。
キリングの意思はないから、どちらかの意思を尊重したいけれども、かといって邪魔しない方向に動くと、オトフリートの存在意義がかなり薄れることに。
まあ、今回ははっきりいって絆結んだ以外、存在意義はあまりないことになりそうなのでいいんだけれども。個人的にさびしいので。
んー。ええい、ままよ。
………かるめ、さ
か ルメン、さん
[名前を呼ぶ。彼女を探す。今度は、忘れない。
一つ、一つ、扉を開けて。
でも、左側に並ぶ扉しか、見えない。
とうとう二階は探し終わってしまって、一階に、下りた]
[カルメンが好きだと言った、詩の内容を、思う]
……い、え ……
[家を、出る。家。
比ゆ表現だ。何を表す? カプセルを見る。いない。
ぐるぐる、行ったり、来たり。
一階の捜索をあきらめて、カルメンの居場所を見つけるのはもう大分経ってから]
―― 衣裳部屋 ――
[奥の扉を開けたとき、視界の端で何かが動くのを見た。
一人の女性……ああ、カルメンだ。
それと、その側にいるのは、誰だろう]
………かる、めん
ごぶ ごぶじ、です、か?
[そっと、声をかけた**]
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