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罪。
[嗚呼、そんなものを僕は背負わせてしまったのか。あの金髪の少年に。]
・・・・・
[何と返して良いのか分からない。もし此処で僕が頷いたとして、帰る術などあるのか?]
[ひゅるりと入ってきた青い影も、
彼の目には入らなくて。にこにこと、
誰もいない廊下(に、見えている)を通り過ぎる。
彼はこれからお茶の用意をしようとしていて、
けれどもそれはできないだろう。
それが遂げられないとわかったときに、
某かの現実を認めることになるのあろう。
そのときには、青年の姿も、みとめざるをえない。]
[生前と変わらぬ姿のエーリッヒの姿さえ、直視するのは辛かったけれど]
ごめんなさい、って…。
[おずおずと、その頬にそっと手を伸ばす]
[死んだもの同士ふれあって、そこに温もりが感じられるものなのかしら?]
[もし触れて、あたたかいのなら、それは死ではないのかしら]
……やれやれ。
[予想通りというべきか。
現実を見ていない彼は通り過ぎて行く]
……このままほっといてもいいのか……。
[その後を追って台所に入り、つくはずのない火をつけようとする姿を眺めるように見つつ、思う]
気が済むまで、やらせるか。
[無理に言葉を重ねても、今の旅人には届きそうにないから]
[顔を上げれば、いつの間にか其の姿は目前に。]
嗚呼。違う。
[此処に来てから、使わなくなった敬語。笑み。]
あれは、僕が。
僕の所為だから・・・
[声に力は籠らなかったけれど、伸ばされる手を避ける事はしない。]
うーん。つなぎの紙がわるいのかな?
[調理暖炉の薪に火をつけるための、
くしゃりと丸められた紙の火種。
これが湿気ているせいだろうと考えて。]
ええーと、どこにありましたっけ。
そうそう、ナターリエさんが多めに作ってました。
たしか…
[火種用の紙が納められた棚を開けようとして]
ん?
[手が、すりぬける]
[不思議]
[喰らわれた喉の傷も、刺された胸の傷も今のあたしには残っていない]
[なのに、エーリッヒの残した腕の切り傷だけ浅く]
[罪の証のように]
[生々しく、赤い]
[旅人の姿を眺めつつ、思い返すのは、ここで神父と交わした短い言葉。
死んだ母は、彼の言葉に救いを感じていたように幼い彼には見えた。
けれど。
母は最期まで……救われたようには思えなくて]
……そういや、俺のカミサマ嫌いは、母さんが死んだ時から……『俺自身』が死んだ時から、始まってたんだよな。
[ふと思い出し、掠めるのは。
苦笑]
[ふわふわした気持ちが、一気に覚める心地がする。
だって自分は今棚の前で?
引き戸を開けようとして?
取っ手に手をかけた。そうだ。取っ手に手を。
かけている。俺の目は悪くない。]
あれ?あれ?あれええ…?!
[彼が生きていれば、全身に汗を滲ませただろう、
その焦燥。]
掛けられない引き戸の取っ手を、
なんども引っかくようにつかもうとして、
つかもうとして。
[彼の後ろで、それをぼんやりと眺める青年の姿。]
あれえ? あれえええ?
……無理だぜ。
[蒼の瞳に静かな色彩を宿して、小さく呟く]
……触れる事は、できない。
[それから簡潔に、それだけを告げる]
[神様になんて、祈らない]
[乞うべき赦しは、むしろ]
謝らないで。
[じっとエーリッヒを見つめた]
あの子を、赦してください。
[何か嫌な予感がするものすごく嫌な予感がする。
楽しい気持ちなどふきとんで。
その取っ手をあきらめて、今度は食器戸棚を。
食器戸棚がだめであれば、今度は紅茶の缶を。
何か一つでも、彼の手にさわれれば、さわれれば、]
なんで、なんでですか、なんで…?!
[びくびくと周りを見渡せば、
ぼんやりと考え事をする青年の姿が目に入って。]
ぎ、ぎゃああ!!!
[叫び声を上げた。
旅人が青年の死を知っていたならば、
その悲鳴はさらに大きかったのだろう。
幸運(?)なことにも、
部屋に閉じこもっていた彼はそれを知らない。]
……うるせぇな。
[叫び声に何故か、感じるはずのないもの──頭痛を覚えた]
大の男が。
ぎゃあぎゃあと騒ぐんじゃねぇよ……。
赦す?
[赦すも何も、悪いのは僕だから。初めから、赦すような罪なんて。
けれど。]
僕が背負わせてしまっているなら。
そんなもの、捨ててしまって良い。
[見上げる其の先には笑顔。]
[うんざりした青年の声に、我に帰って]
あ、いや、すいません。
突然厨房に入ってきてたもんだから、
びっくりしちゃって。
ところでアーベルさん。
ちょっとこの戸棚、あけてみてもらえません?
[にこりと愛想笑い。人差し指で、
自分があけようとしていた戸棚を指差して]
なんかあけられないんですよー。
僕また力弱くなっちゃったのかな…。
でもと棚もあけられないって、
どういうこっちゃってー……。
[不機嫌そうな様子を感じ取り、
だんだんと、かける言葉は尻すぼみになりながら]
突然も何も、ついさっきからいたんだが。
[こう言った所で、生前──『幽霊』だった頃から気配を感じさせなかった彼では、説得力が薄いかも知れないが。
戸棚を、という言葉に一度、それを見て。
それから、ぐしゃ、と前髪をかき上げる。
呼吸するはずもないのに、何故かため息がもれた]
もし……『俺も開けられない』って、言ったら。
どうする?
[問いかける声は静かに、淡々と]
[小さく首を横に振る。礼を言われる資格なんて無い。
それから、また階下を見る。]
・・・・ハンスさん。
もしかしたら、未だ気付いていないんじゃ・・・
[呟いた。]
―昨晩/二階―
[やはり廊下は、静まり返っていた。
それはこんな時間だからか、もうこの屋敷にいる人数が少ないからか。
ハンス。彼の部屋は私の隣。E。
近づいてみると、扉はだらしなく開いていた。
その扉から望む部屋には、中を覗かれまいとしているのか、扉のすぐ奥に磨かれ光る木の板がごたごたとある。
其処から辛うじて、壊れた窓が見えるか。
…微かに、血の匂いが。
風が吹く。
嗚呼。プレートは白い。]
ええ、きっと…。
[...はもとより『視る』者。死には近しい。けれど、より血の薄いハンスであれば気づかずにいるも道理か]
[返ってきた青年の言葉は、
まるで全てを知っているようで。]
えっと…?
どういう…?
[ああ、こいつのこういうところが、本当に腹が立つ!
そんな思いが珍しく、自分から知を求めるような、返答を。]
嗚呼。
行ってみよう、か・・・
[言いながら僅か躊躇い、目を伏せる。
自らの終わりを知った時の深い恐怖と絶望は、何よりも僕自身が知っている。]
[旅人の内心に気づいたのかは定かではないものの。
蒼は、疲れたような笑みを浮かべて、戸棚に歩み寄る]
……言葉通りの意味しかねぇよ。
そして、実際に……。
[言いつつ。
すい、と戸棚に手を伸ばして。
……当然の如く、それは戸棚を突き抜ける]
『俺にも開けられない』。
……Du verstehst?
[わかりますか、と。わざと異なる言葉で、問う]
[あたしに『視る』力はもうない。ハンスが何者なのかは分からない。
これはその代わりなのだろうか。移動しようと思えば、次元が自在に変わる気がする…?]
[そんなことを考えるうちに、壁をすり抜けて、台所へ現れる。それはハンスの目の前かもしれない]
[一瞬、形の悪い大きな目をまるくして、
それから、ふう、と息を吐く仕草をして。]
なんだぁ。そっかぁ。
[頭をぽりぽりかいた]
つまんないなあ、僕これ、このこと、
小説にでも、起こそうと思ってたんだけどなあ。
売れると思いません?すっごく。
[愛想笑いを復活させて、困った風に青年に同意を求め]
ああ、ジブリール。ジブリールどうしよう。
家主のおばあさんになついてたし、平気か、うん。
[その姿は、ゆっくりと消えていく。
また時間がたてば、彼は姿を現して、悲しむのだろう。
笑うのだろう。死んでいるのに、*表情豊かに*。]
/PL/ハンス、おつかれさま。…メモのないのは不便ね。(というか、明らかにしゃべりすぎなあたし)
そろそろあたしもタイムアップが近いです。
[愛想笑い、困ったような問いかけ。
思っていたよりも、旅人は静かな反応を返してきた。
だからだろうか]
……何の心配だ、ソレ。
[何かを心配する言葉に対してこぼれたのは、呆れたような呟き。
そして、消えて行く姿にため息をつけば。
入れ替わるように現れた二人の姿が蒼の瞳に映る]
……よぉ。
[片手を挙げて、短い挨拶]
/中/
旅>御疲れ様、また後ほど。
歌>喋りすぎは気にしても始まらず。
昨日の俺も似たようなものなので(←昨日の墓下73発言)。
と、一言だけで中撤退。
嗚呼。
[アーベルの姿をちらと見て、男が消えた空間へと視線を戻す。
あの笑みが意味していたのは何だったのだろうか。]
/中/
タイムアップの方お疲れ様です。
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