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そのやり方でしか、約束は果たせないのかい?
少しずつ世界は変わってる……。
時を刻むと共に。
それでも、僕は君がこんなカタチでいなくなるのは……寂しいかな。
[ばさり、と。
真白の翼が。
大きく動いて大気を打つ]
……いい加減にしろ。
一人の自己満足に閉じこもるヤツの繰言は、もう、たくさんだ……!
[響く、怒声。
それは何故か、哀しみの響きをも帯びて]
そうして、残されし者の心を殺すか!
そして、俺のように、その悔いの中で存在し続けるつもりか!
その揺らいだ心で、そんな事ができるわけ、ねぇだろうが!!!
……ほんとうに?
彼は今もあなたのことを心配し続けているのに?
[内部を案じるように、風が遺跡の周囲を吹き渡っていた。
ユリアンがティルを心から心配していることを示すように。
気配を手繰る中でそれを感じて]
ほんとうに、それで、いいの?
違うかたちでは、できないの?
[水の精の言の葉は、
しっかりとその寂しさを感じさせる。
染み入るように、それを感じて、苗床は迷子になったような目を向ける。
それから、時の竜の、鋭い声。]
……だったら、どうしろという?
かの女のはじまりすらみえていないのに、
僕の終わりがもうすぐなんだ!
かの女の始まりまでずっと守るつもりができないのなら
変化のなきよう、これを封じる以外、何をすれば良いというんだ……!
[ティルの視線がこちらに向いて、思わずブリスの手が今も添えられた左ではなく右の手で自分の口を塞ぐ。
彼女たちのように風の力を感じることは出来なかったし、かと言って大声を上げるオトフリートに続くことも出来ず、右の手をゆるゆると下ろしながら]
…誰かが後悔する結末なんて…。
[そんなのいやだ、と続けようとしたけれどそれ以上紡げなかった。
自分にはそんな事をいう資格もない気がして]
そのはじまりのために、できる事は全部やったのか?
その約束が何かはしらんが、それを果たすためにできたのはただ、待つだけなのか?
……何もせずにただ待って、時を費やしてきたのなら、泣き言いう間にそのための事をやりゃあいい。
やるだけやって、それでも間に合わないなら、誰かに思いを託して、輪転に還り、新たに誕生すればいい。
……今、この瞬間にだけ、固執するな!
輪転を、変化を許されし者が!
[さっきやってきた光の子の言の葉も。
その耳には届いて。
時の竜の言の葉は刺さるように。]
やったさ、僕は。力を与えて、育て、それでもかの女ははじまろうとしなかったんだ…。
それを望んでいたというのに。
………………ずっとあの小さな瓶の中に、とどまって。とどまって。
[本当は、苗床にもわかっている。
火の竜の言の葉の意味も、時の竜の言の葉の意味も――
その、小瓶の中に、とどめているのは、苗床自身。
乾いた口唇が、小さく動く。]
かわってしまうのが、僕は、こわかったんだ
[小さな呟きに、龍はじっと翠樹の魔を見つめる]
かわってしまうのが……?
[問うような呟きには、わずか、戸惑いが含まれていたか]
生まれてくる事を望んでいる者が……かわってしまうこと……か?
………………。
無理に変化を止めてしまったらゆがんでしまうの。
無理に安定を崩してしまったらこわれてしまうの。
そうではない?
本当は、わかっているのでしょう?
[そっと呟いた]
それでも。
それが、輪転。
新たな誕生……。
[呟くように、言った後]
……望む者は変わるかも知れない。
でも……新しく巡り逢うという形の方が、まだ。
このまま、二度と逢えなくなるよりは……優しいだろう?
[それは先ほど、イレーネに投げた言葉と良く似て]
怖がらないで。
誕生、それすらも変化の一つ。
望む変化、望まざる変化色々あれども。
変化から何かが誕生し、そして育まれてく。
……脆いけども、大切なモノたち。
そんなのが君にも幾つもあるでしょ?
[影の精へと向ける瞳には、
何の感情が浮かぶか。
左のてのひらの上に浮かぶ、果実は。
他の種の子らは。
ただ、ただ。
苗床のそばにあり。
黒の書を一度、見やる。]
[時の竜と水の精、
ふたりの言の葉は、一度くずれた、決意の中の苗床に、
しづかに、染み入る。]
…………わかってるんだ、
本当は、駄目なんだって。
僕は、わかっていてこれを選んだ。
おそれて、これを選んだ。
――わかっていたのなら、変化を、待たなければいけなかったのかな。
僕は。
[ぽつり、ぽつりと落とされる声。]
……変わらぬことを、望んでいたんだ。
変わることがわかっていながら。
[ゆっくりと呟いて、そうと、身体のうちに、子らを戻す。
それから、書の望むままに、そちらに向かって]
変わってしまっても、失われるわけじゃない。
それに。
例え、望む者が変わってしまったとしても……。
[それとは異なる絆があるのだから、と。
小さくと小さく呟いて。
すい、と手を、書に向けるように差し伸べる]
……『鍵の書』。
眠りの場所へ。
……かの女のことを、もう本当は、
ほとんど思い出せないから。
だから変わるのは、こわかったんだろうね……
[鍵は時の竜のもとへと。
ただ立ち止まりそれを見る。]
……それなら、尚更。
全く違うものと思うのも、ありじゃないか?
[何処か冗談めかした口調で言って、笑う。
銀を揺らめかす黒き書は、漆黒の龍の手の上へ。
黒の上の黒、その様相に違和感はなく。
その様は、先ほど龍自身が口にした言葉──『書』と近しい、という言葉を容易に思い起こさせるだろうか。
書を手にした龍はゆっくりと祭壇の奥を振り返り。
静かに、そこに渦巻く力を見つめる]
……虚の申し子。
皇竜より承認されし、時竜の名において。
封護の力よその力の色彩を変えよ。
『書』が『書』であるが故の意義。
それを世界が要となす、その時まで。
眠りの帳にて、閉ざさん事を。
……命ず。
[静かな言葉に応じるように、書はふわりと龍の手の上から飛び立ち。
祭壇の奥の間へと。
やがて、扉は閉ざされ。
……静寂]
[ゆるり、身体を返して。
場に集まる者たちを、見やる]
……さて、と。
用事も済んだ事だし、さっさと戻るとするか?
[問う声は、いつもの彼とほぼ変わらず。
ただ、姿のみが、全く異なるだけ]
後は、迷宮そのものを、閉じなきゃならんし……上の連中も、心配してるだろうし、な?
[その時、祭壇の間の壁の一角が切り崩されると、そこから『一直線に』進んできたナターリエが現れる
土煙の消え去ったのち、覗いて見えた彼女の右眼は……紅い涙を流す金色だった]
…………システムエラー。コード404
該当するプログラムが参照できません
再試行……再試行……
[ブツブツと彼女の口から紡がれる言葉は彼女自身のものでもブルーとしてのものでもない、機械的な言葉]
[書が封印されるのを静かに見届け、竜の言葉が語られるのを静かに聴いていたけれど、やがてぽつりと発されるのは『人に在らざる者の言葉』]
……世界を調律できるのは世界の意志だけ。
強き願いであろうと、強き力であろうと、その意志を妨げることは出来ない。
世界の意志こそが、即ち世界の望む変化。
[そこで口を噤み、そして発する『人の言葉』]
…世界に生きるものはその領域を超えてはならない。
きっと…今はまだ世界は世界の手に委ねられるべきなんだ。
[そう静かに呟いて、息を一つついて。
それはひとりごとだったのか、それとも──]
[じっと扉を見つめていたが、オトフリートの言葉に振り仰ぐ。
そして、不思議な「音」を出すナターリエを不思議そうに振り返る。]
ああ、問題ない。
[ブリジットの言葉に、ふぁさ、と翼を動かしつつ、頷いて。
それから]
……ちょ、シスターさん?
[予想外の様子に、目を見張る]
『この世界って……あの力は関与してたっけか?』
[そんな疑問が、ふっと過ぎったとかなんとか]
ナターリエ、さん?
[生じた気配に振り返る。
けれど知っている人物のはずなのに、彼女が知る気配とはなんだかかけ離れ過ぎていて]
???
[何がなにやら混乱中]
ああ、その方が早いだろ?
[イレーネの言葉に頷いて、す、と手を差し出す]
爪の先には、気をつけて?
はい、みんなも急ぐ、急ぐー。
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