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─ →食堂 ─
[扉は使用人が開き、食堂への道が開かれた。
長テーブルが設置されたその場所では、既に食器などの配膳がなされていて。
各人が席につけば順番に食事が運ばれてくることとなる。
アルコールを望むならば、ワインが用意されることだろう]
ねぇ、わたしもここで食べていい?
[強請るような声でヘンリエッタは使用人に問いかける。
使用人は、またか、と言ったように困った表情をしたが、メイド長に聞いてくると言って一旦その場を辞した]
[幼い仔の眠り。
眠ることで本来の糧を得ずに居られるというのはある。
ただしそれは一時的なこと。
長らく糧を得ずに居れば、いずれ限界は訪れる。
前回、限界が訪れたのは、1年前]
[母は人間だった。
父であるアーヴァインも人間である。
ハーノは、隔世遺伝で生まれた人狼だった]
[幼い頃は糧を必要としなかった。
けれど時が経つにつれ、表現し難い感覚がハーノの中に生まれ始める。
訳が分からないまま更に時が経ち、1年前のあの日、遂に限界が訪れた]
[その時のことを、ヘンリエッタは覚えていない。
ハーノと意識を切り離し、母を喰らった記憶を封じた。
その防御行動により、人狼として覚醒したはずのハーノの意識は眠ることとなり。
長期間、糧を得ずに過ごすことが出来るようになった。
そんな経緯を経て今に至る]
[父はヘンリエッタが、ハーノが人狼であることを知っている。
知っていて尚、娘を手元に置いた。
しばらく様子を見て、糧を得ようとする行動が見られなかったこともあるが、やはり実の子であるため、殺すことは出来なかったらしい。
またハーノが誰かを喰らうようであれば覚悟しているようだが……果たして]
そうね、ヘンリエッタちゃんの可愛さは変わらないわね。
[>>65ネリーの言葉にクスクスと笑みを溢す。
トランクを持つと言う言葉には、ありがたく甘えさせてもらった。
案内された部屋に入り、持ってきた二つのトランクを床に置き。
広げる程の荷物は無いし、依頼の品物は依頼主の前に行く時に出せば良いしと、ひとまず腰を落ち着けようとしたが。
ネリーから夕食の支度が出来ていると聞くと、あら、と瞬き]
ありがとう、食堂まで伺うわ。
化粧を直してから行くから、ネリーはお仕事に戻ってちょうだいな。
[返した声を聞いて使用人が部屋から離れた後、軽く化粧を直してから部屋を出て食堂へと向かった]
― →書斎 ―
[>>68ねー、と、同意には同意を楽しそうに返す。
食堂でとの返事を賜ると、それではまた、とその足で早速館の主の元へ行く。
伝言を伝えると、何時でも良いとの返事を受け取り、これも何時も通りだなと思いながら、くるりと回れば娘を探そうとして、一度主人に呼び止められた。]
はい?何でしょう。
[もう一度、くるっと回るとみつあみが縄のように横に跳ねる。
嵐が来るので、館の中の明かりを増やしておくようにとの用件と、珍しく日頃の労いを受け取った。こりゃ珍しい、と緑の瞳をまあるくした後、にこりといつもの笑みを浮かべて。]
いえいえ、こちらこそ、
奥様のつてでこちらに働かせて頂いて、ずいぶん助かりましたから。
[お陰で追われずにすみましたしねー、とは胸中のみ。
持つべきものは友達だ、とも、これまた胸にしまったまま。
ふふふと明るい笑みのまま、深く腰折り退出した。]
/*
エッタんの設定は予想通りじゃった。
ふむ……俺の存在は、アーヴのひとには気づかれてない、の方向でよいじゃろか。
どっち転がしても面白いんだよなあ……とりあえず、俺が真っ黒になって諸々引っかぶるるーとは視野にいれとこう。
ていうか、占いはどこやw
─ 食堂 ─
[しばらくして先程の使用人が戻って来て、ヘンリエッタに済まなそうな表情をした]
む〜〜〜〜
[駄目だったらしいと知り、ヘンリエッタは分かりやすくむくれる]
メイド長のいしあたまーーー!
[癇癪に任せてそう言い放ち、ヘンリエッタは食堂を飛び出した。
二つに結った赤と、胸元の銀と赤が走る勢いによって大きく揺れる。
取り残された使用人は客人へヘンリエッタの非礼を侘び、気にせず食事を進めて欲しい旨を伝えて食堂を去った]
― 廊下 ―
ねーお嬢様知らない?食堂?
ああ…そりゃメイド長がまた溜息ついてるわ。
別にいいんじゃない?とは思うんだけどねー。
お客と一緒に食事ってのも、たしなみになるでしょ。
[食堂と調理場を往復していた使用人を捕まえると、そんな事を聞きだして笑う。実際はお堅いメイド長に断わられていたのだが、それもまた予想の範囲内。]
オードリーさんと顔あわせてたら言伝聞いたかしら?
まいっか。じゃこっちを手伝いますか。
そうそう、お客様が一人増えたのよ、オードリーさん。
なんで食器もう1つ増やしといてって伝えてー。
[配膳の方に手を貸す事に決めると、食堂と調理場を往復し始めた。
その間に料理長にまで、来客が一人増えた事は伝わり、赤毛の淑女が訪れるまでテーブルにはひとつ空席が出来るだろう。]
― →食堂 ―
早く回復してくれるといいですが。
[滞在を決めているとはいえ、天気が悪いのはあまりいい気はしない。
それに、早く戻りたい物もいるだろう、そんな願いを口にして。
案内された席について、食卓を眺め、一つ瞬いてから真顔になって]
……今の時期は、季節ではないはずですけど……
温室物、でしょうか……
[じー、っと見つめるのはサラダ……の中のある一つの野菜。
視線をちらちら動かして、先の緑の髪の使用人が目に入ったなら
にーっこりと、とてもいい笑顔を向けるだろう……目が笑っているかは置いといて]
[時折意識を澄ませてみる。
果たして幼き同胞はいつまで眠りの内にあるか──もし願えるなら]
……この風が過ぎるまでは寝ててくれよー。
[天候が荒れれば、ここは陸の孤島と化す。
そんな状況でもし覚醒して糧を求めるような事になると……色々と、厄介だ]
ま、俺もちゃんと自制しねぇと、だけど。
[閉ざされた環境では、死者を秘匿するのは難しい。
外に出るのも難しい、という状況では特に、だ。
何より、ここではあまり騒ぎを起こしたくない、というのもあった]
/*
そう言えばこう言うお屋敷って他にどんな部屋があるだろう。
娯楽部屋までは無いと思うけど、ピアノ置いてる部屋とか作ろうかなぁ。
お母様が昔弾いてくれたの。
わたし弾けないけど(
[部屋を出たのは化粧直しが済んでからだった為、食堂に入るのは来客中でも後の方だったろう。
先に席に着いている方々に会釈をしてから自分も勧められた席に着き。
見知った相手が居ても声をかけるのは食事が済んだ後にしようと、微笑みを向けるだけに留めた。
屋敷の主への挨拶も後にするつもり**]
─ 広間 ─
[食堂を飛び出して向かった先は、広間の片隅にひっそりと置かれたピアノの傍。
今はもう弾く者も居らず、置かれるだけとなっているそれ。
それは幼いヘンリエッタにとって想い出を紡ぎ出す一つ]
…せっかくみんながいるのにぃ…。
[こうも賑やかな食卓を囲める機会はそうそうない。
だからこそ、一緒に食事をしたかったのだが、メイド長はそれを良く思っていないらしい。
カバーがかかったままのピアノの傍、椅子に腰掛けて浮いた足をゆらゆら揺らす。
以前は母が弾く音を同じように椅子に腰掛けて聞いたものだが、今はその音が紡がれることは無い]
[しばらくして広間にメイド長が現れた。
それを見るや否や、ヘンリエッタは頬を膨らませてむくれる。
その様子にメイド長は大きく溜息をつき、駄目な理由を訥々と話した]
だってぇ……みんなといっしょの方が、楽しいじゃない。
[理由を聞かされても納得し得ない子供の感情。
お作法をきちんと身に付けてからです、と言い聞かせた後、メイド長は自室での食事を促した。
下へと落としたヘンリエッタの視線の先で、銀と赤が淡く煌いた]
……… ぁ かぃ の ………
……… ぉさ ほ ぅ ………
[ぽつりと零れた寝言めいたコエ。
極々小さなものだったが、聞くことが可能な者には届いたのかどうか。
それ以上は眠る気配だけが伝えられ、しばし平穏な時が過ぎていく]
[しばらく黙っていると、メイド長が夕食を食べるかどうかを問うて来た]
……おなかすいたから、たべる。
[流石に空腹には勝てず、自室での食事を受け入れる。
椅子から飛び降りると、自室へ戻るために階段へと向かった]
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