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[ メイの口唇から零れる呟きと傷の男の譫言めいた声とが聞えれば、息を吐いて如何したものかとガシガシと乱暴に髪を掻く。]
……んな事、俺に云われたって……っ。
[ 何方の言葉にか、苛立ちを含んだ声を吐き捨てる。其の頃に一つの命が散ろうとしていた事等、彼らは知る由も無かった。]
[振り向いた青灰色の瞳は、牧師の帽子の奥の目を睨み付け。]
…いきて…まだ生きてたんですよ!義兄さんは…。
生きて…たのに……まだ、……。
[それ以上は嗚咽になり、言葉にならず。]
[ 面倒臭い。面倒臭い。面倒臭い。
心配する素振りをするのにも厭気が指して、投げ出してしまいたくなり、一層全て居なくなってしまえば楽なのにと黒い衝動が湧き上がる。]
[ぱん、と乾いた音。
ルーサーがアーヴァインの心臓を打ち抜いた音。
このままでもきっと…だからそれはせめてもの慈悲]
…どうか安らかに。
[こんな姿になって安らかも何もないだろう、と自分を嗤って]
煩い……っ!
[ 其れは先日の聲よりも焦燥を孕んで、冷徹な言葉というよりはまるで駄々を捏ねる子供の如き響きを持つ。]
お嬢様 ヘンリエッタは、ここまで読んだ。
ここにいては、お身体に障ります。
…だから。
[視線が初めて少女のほうを向く。
その口調は柔らかく、けれど感情の読み取れない眸]
[温もりがわたしの体を包む。
ぬれてしまうのに。そう思った。]
たくさん、したわ
すずのおとも
みんな、やくそくで
……わたし、は
[乾いた銃声。
愛した女を二人喪った彼と、
愛そうとした『……』を喪ったわたしと。
罪を、許されずにいたくて。
あぁ、殺されてしまったのだと、思った]
……あ。
[短い声が、あがる。
捉えた。
捉えたくなど、なかったのに。
目覚めた力は、無常というべきか。
消え行くものの『声』を。
伝えて]
……や……。
[ふるふると、首を振る。
精一杯の拒絶。
無意味なのは、わかっているけれど、でも]
[慈悲…その言葉に溜息。
しかし、このままでもいずれは同じ事だったろう。
それは恐らく、身内としての感情なのだろうけれど。
自分にそんな者が解る筈も無く]
このまま、苦しみを長引かせたかった?
[冷たすぎる言葉]
親しい?
……ちがうわ、わたしは。
わたしたちは『契約上』の関係。
ビジネスよ……
彼が喪ったかなしみから癒えるまでの
[ほんの小さな声だったかもしれない。
コーネリアスの憤りの声が大きい。
それでも耳に木霊する、かわいたおと]
[腕の中、泣きながら呟く声にふと何かを知る]
約束…
ローズ、君は…
アーヴァインさん、と…?
[心のどこか、それを訊いてはいけないと警鐘が鳴る。
だけど、言葉は止められなくて]
[緑の瞳と視線を合わせる。けれど、その目からは何も読み取れなくて、それがいっそう、ヘンリエッタの恐怖を際立たせる。]
……だって、どこにいけばいいの?
[言って気づいた。
この館のどこかに、あれを作り出したものがいるのだ。安全な場所などあるのだろうか。
少女の逃げる場所は、もうない。]
[目を開けば、多分、視える。
視えてしまう。
望まなくとも。
だから、目を開けたくない。
そう思って。
座り込んだまま、ぎゅっと目を閉じたまま。
自分で自分を抱きしめるように、肩を掴む]
なん、で……。
[呟きは何に向けての物なのか。それは、自分自身もわからずに]
広間なら、まだお客様が残っていらっしゃる筈ですから。
[廊下の先、明かりの洩れ出す部屋を示す。
手袋を嵌めた左手が、そっと少女の頭を撫でて]
私も“お掃除”が終わったらすぐに向かいますから、待っていてください。
[ 短く声を上げたかと思えば唐突に首を振り始めるメイに向けられる視線は、普段の他人を気遣う造られた物ではなく怪訝なもの。]
メイ? ……何なんだ、一体。
[ 其の様相にすら気付けずに、同情すら含まない非情な声を投げかける。]
何でかなんて、俺が知りたい。
[ 其の言葉は自分と相手では全く意味が異なると知りながらも。]
………ふう。
[深いため息を吐く。]
ではコーネリアスさん。これからどうなされます。
そこでいつまでも亡骸に縋って泣くのですか?
立ち上がりなさい。それは、もうただの肉塊だ。
[強引にコーネリアスを押しのけ、シーツを被せる。]
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