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──そんなに温もりが欲しいのか?フィン。
おまえの元から喪われないぬくもりが。
[細めた夜色の瞳に、光が漣となって煌く。]
[唇に刻むは三日月の微笑]
[弄っていた髪を開放すると、少年の後ろ頭をぐい、と引き寄せた。]
ああ、でも。
[トレイに盛られた食べ物を手にして、笑う。]
貰ったごはんを食べたくないというほど、貴方を信頼しているわけではないから。ありがたくいただくよ。
[そう言って、ギルバートは食事に手を付ける。
野菜とスープは積極的に摂るが、肉は慎重に手をつけるのみだった。]
……お嬢さん?具合悪いのかな。
[ぽつりと呟いた独り言は、音楽室の中で空を切る。
彼の視界の先には、静かに佇むニーナの姿があった。]
そうかも、しれない。
[怒るでも嘆くでもなく、かれは受け止める]
でも、貴方に逢えて嬉しかったのは本当。
今はまやかしでも想い続ければ本当の気持ちに成る。
そう思っては、いけない?
─回想・誰かの私室─
[イザベラが寝室へ入って行ってからは静かなものだった。騒ぎ立てる何かも無く、喚く言葉も聞こえず。ただ、何かぼそりと言ったことだけは耳に届いた。内容までは聞き取れなかったが]
先に戻るわ。
[告げたのはその一言。見取り図があるのだから一人で戻って来れるだろうと言う予測と、声をかけずに居た方が良いだろうと言う予測からの言葉。イザベラの静かな様子から、良い印象を得られなかったと言うのは何となく感じ取れた。それに対しかける言葉は持ち合わせては居ない。言えたとしても、それはきっと上辺だけのものになるだろうから、言うのは止めた]
[少女は一人廊下を出て城の中を彷徨う(>>8へ)]
─夜─
[ネリーを緋色の傍に横たえ、戻ってきたクインジーの言葉に]
…そうね。
お風呂、先に使わせてもらうわ。
……言っても構わないわよ。
そっちの方が、相手から姿を現してくれるかも知れないじゃない。
[クインジーへと向けた口調と瞳は、好戦的なものだった]
[弄ばれ引き寄せられ、目を細めれど]
[眼差しは同胞から逸らすことはない]
[届く問いかけ]
[欲しい、]
[喘ぐような聲が応える]
でも俺は、生憎とそんなに親切じゃない。
[与えたのは、噛み付くような深い口接け]
[それを幾度も幾度も]
[抗わぬなら全てを奪い尽くそうと]
─夜の泉─
[緋色の花は、夢幻の闇の中でざわめいている。
湖面は、麗しき白鳥の姫君が現れて男を魅了しそうな色をたたえていたが、無限に咲く赤い花が、その到来を阻んでいるようにも見えた。]
乙女が摘む花は、このように哀しき色をしているのだろうか……いいや、違っていた。多分、違う。
[などと、舞踊劇の記憶が、彼の脳裏で微かに揺れる。先ほど聴いたピアノの音色のせいかもしれない。]
[男の脳裏を支配する奇妙な感慨は、生臭く重い臭いに遮られた。]
………何だ?これは。
[其れは昨日、城の入り口で察知したものと同じ――血の臭い。]
どこだ!どこだ……
獣か……?人間か……!?
[ギルバートは、ガサガサと激しい音を立てながら、血の臭いがする方へと走っていった。]
―夜―
言われたいのか?
[意外そうに男はシャーロットに聞いた]
確かにそうかもしれないが、お前死ぬぞ?
……死ぬとは限らないかもしれないが
少なくとも、己にはお前にもたらされる終焉を狩る事もできないぞ
お前が見分けられるのなら、そう簡単に死なせるわけにはいかないな
[泉の畔、緋い花――揺れる花々の群れの一角に、何も動かない、窪みのような場所があった。
嫌な胸騒ぎと共に、ギルバートはそうっとその場所へと近づく。]
………ああ……!
[彼は、息を飲んだ。
緋い花があかいのは、花弁だけの筈――である筈なのに、その場所に咲く花は茎まで赤と黒に染まっていた。
そして、その窪みの奥には……獣に身体を引き裂かれたピアノの弾き手たる男が、ものひとつ言わずに横たわっていた。]
流れ者 ギルバートは、学生 ラッセル を投票先に選びました。
[泣かず、][啼かず]
[暇も与えられず、奪われる]
[伸ばす手は求める為で抗う為ではなく]
……ギィ、
[合間に漏れる音は 彼を希う]
[揺らぐ眼から雫は未だ落ちず]
/*
夜のうちに発見されるとちょっと困るおとめごころ。
いや、宜しくやっているからではなくて、
夜寝ている人は騒ぎに気づけないよね、という話。
[←気づきたかった]
[男の呼吸(いき)は熱く、解き放たれた欲望は嵐となって少年を翻弄する、]
[遮るもの全てを剥ぎ取り、男と少年の間を隔てるものが何も無くなって、]
[ひとつの炎となって燃え盛るまで。]
[己を求めて鳴く仔の聲に答え、ちいさく応えを返す]
……フィン。
─夜─
探せないなら誘き出す。
仮にやられるとしても、道連れくらいにはしてやるわ。
尤も、私だってそう簡単にやられる気は、無い。
貴方が言うべきでは無いと思うなら、言わなければ良い。
誰かが知ることとなり、それが終焉の使者だったならば──誘き出せるかもしれない。
それだけのことよ。
[意外そうな声に淡々と返す。それは覚悟の現れを示すものでもあった]
もし他に知られなかったとしても、襲われる時は襲われるのよ。
早いか遅いかの違いだと思うわ。
[ギルバートは、その場に佇み、胸の前で十字架を切った。
──何故そうしたのかは分からないまま、手が動いたのだ。]
嗚呼。この若者に、神のご加護があらんことを──…
[ひとつだけ祈りを捧げた後、庭師が使っていたらしき倉庫へと足を向けた。番人を土に返すために使ったシャベルを用いて、かの男を埋葬するために──…*]
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