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[彼女にかけるべき言葉を持っていない。
それどころか、考えた事など言えもしない。
見上げれば、僅かに欠けた紅月は真天に。
だからロランは黙って彼女の狩りの場を見る。
昨日彼女がしたように、腕の一本も貰えれば。
イライダの柔らかそうな身体は、
何処を取っても美味しそうだと思うから**]
[彼女が扉を開く。
遮る物がなくなれば、すぐに動いた。
昨夜のように、同胞に問うことはない。
自らの衝動の赴くままに彼女へと飛び掛り、即座に喉笛を食い破る。
柔らかな肉が簡単に食い千切れて、勢い良く血が飛沫いた。
イライダの白い肌が、みるみるうちに赤く染められていく。
乱暴に其処へと口を宛がい、血を飲んだ。
柔らかな胸、温かな肉に獣そのものの仕草で喰らいつく。
濃厚な血の匂いが、辺り一面に立ち込めた]
[飢えを満たそうと、がつがつとイライダの肉へと喰らいつく。
腕をと請われれば、目顔で頷いた。
───足りない、足りない。
内なる声に応えるように、浅ましいほどイライダの肉を食む。
骨を砕き、内臓を咀嚼した。
顔を上げたのは、ただ、物理的な限界が来たからだ。
狼どもへと促せば、彼らもまたイライダへと飛び掛るだろう]
────…ン…
[ひとまず、飢えの収まったことに満足の息をつく。
甘く酔いしれて満たされたというよりは、
飢えを必死に満たしたという方が正しそうだった。
綺麗な女性であった彼女はもう、無残な物体と成り果てている]
ロランは…、満足をした?
[ぺろりと舌で、唇を舐めた。
彼が今夜はミハエルの家に泊まっているものとは知らず、
彼の家に変えるのだろうと思っているから案ずることは何もないが]
ああ、奥に引き込めば良かったかな。
……関係ないか。今更だしね。
[玄関先で食い荒らしてしまったことを、少し気にする]
ボクは…、…。朝までは森へ行く。
ここにもそのうち、誰か来るだろ?
家にはまだ、兄貴がいる。
カチューシャは分からないけど……
…───ボクは、あの場から逃げてきてしまったから。
[戻れるかは分からない。と、首を振る。
同胞が何を言おうと、ロランの家に行く選択肢もまたないだろう]
…ロラン。やくそく、忘れないで。
[別れぎわに囁いた。
どうなるか分からないと、冷静な頭の片隅で考えている。
”見破るもの”
その網にかかったとは、未だ知ることはなかったけれども*]
[翌朝、イライダの家に訊ね来るのは誰であろう。
呼び鈴鳴らそうとするひとは、気付くだろう。
施錠されているはずの玄関扉が開かれていることに。
扉を開けば、そこには凄惨な光景が広がっている。
一撃で喉笛食い破られたらしきに、
その後は食い荒らされて、遺体はひどく無残な有様だ。
獣らの足跡に、狼の毛もあちらこちらに落ちている。
一見獣らの所業、けれど何故扉が開いているか。
人の仕業であろう、否。
───人狼の仕業に、違い*なかった*]
[キリルが血に赤く染まる。
血を流し横たわるイヴァンへと触れるのを視界に写し。
レイスがあとずさるのが見えた。
袋を抱きしめたまま、震えていれば。
先ほど別れたばかりの人の声>>19がして、はじかれたように振り向いた]
ゆ、ユーリー、さん……
イヴァンさんが……
[震える声ではまともに言葉にならない。
叫びをあげて駆け出すキリル>>12に、咄嗟に追いかけようとして。
けれど、ユーリーに引き止められた]
キリルが……っ、ユーリーさん、離して……っ
[血に染まったキリルが夜の闇に消えて行く。
けれど、追いかける事は許されなくて。
レイス>>26がその場で呆然としているのが見えても声をかけることもできないまま]
――っ
[ふわり、と浮く体に、とっさに目の前にあるものに縋る。
ユーリーの腕の中、彼の胸元を小さくつかみ]
え、な―― っ……
[問う声は言葉にならず。
かけるユーリーの腕の中、ただ落ちないようにしがみつく事しか出来なかった]
[瞳を閉じていたからどこに向かっていたのかは知らず。
ミハイルの名を呼び、扉をたたく動作>>29でようやく気づいた。
ユーリーの悲痛な声>>33に、目の前で挙われたことを思いだして、血の気がひく。
ミハイルの目の前でユーリーに抱えられていた事も、椅子に座らされた事も、きちんと把握できていない。
ミハイルへと説明するユーリーに、起こったことを告げようとしても震えて声にはならず]
……え……、キリル、が……
[ユーリーの告白>>34に反応しなかったから、ミハイルには事前にそれを知っていた事を気づかれたかもしれない。
人狼を見つけたという人を呆然と見つめた]
――そ、んな……
[キリルが人狼なのだと。
告げる言葉が耳に届く。
カタカタと体が震えた。
ポケットの中の小さな髪飾りがもたらした疑問への回答がこんな形で突きつけられて。
椅子の上、小さくなって震えるだけだった**]
投票を委任します。
カチューシャは、 ユーリー に投票を委任しました。
カチューシャが「時間を進める」を選択しました。
[ミハイルの家から出て彼の家に帰らなければならない。
理性が残り動けたのは、恋人失くした彼女を想う気持ちが強いからかもしれない。
甘い匂いに酔い、それでも本能に任せず。
柔らかい腕の部分を貰い、骨が見える迄啜った]
…美味し…
[それでも、飢えを満たしていく感覚には、恍惚]
[最後にはまた、手を合わせてご馳走様、と言葉を添えた。
美味しかったです、と。
綺麗な大人の女性は、昨日のマクシームとはまた違って
美味だったのは間違いなく]
森に?
…朝まで?
危ないよ。
[心配気な言葉を紡ぐが、彼女がそう言うのだから
きっと、不味い状況なのだろうと思う。
少しだけ思案して]
俺の家にいて良いよ。
血も落として貰っていい。
俺、今日はミハイルの所に居るんだ
[鍵は開け放たれているから]
[ごちそうさま。と、ロランが囁くのを聞いた。
自分はどうだろう。
あの胸掻き毟るような飢餓は確かに満たされたけれど。
言えず、口の中の味わいをもう一度確かめるように目を伏せる。
甘く柔らかな味がした。イライダの味がした]
……ん。
それじゃ…、借りる、かも…。
[案ずる声に、少し考えて曖昧に頷く。
自宅へはやっぱり、戻りたくなかった。
兄がいる。────そして、彼の亡骸がいる]
ミハイルのところ…?なら、早く戻った方が、
[怪しまれないか。
そう朱の瞳を向けて、ふと過ぎる猟銃を構えるミハイルの姿]
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