80 夜天銀月
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― 回想・個室→広間 ―
[ローザたちの事はもちろん気になるが、それでも自分の抜け殻を運ぶアーベルについて、部屋までは一旦戻った。
そこで聞こえた、一緒に夜明けまで酌み交わせば>>3:155という言葉に。ひとつふたつ瞬いてから、苦笑いを零す]
そう、だね。
昨夜ベルさんと一緒に飲んでたら、今日もまた一緒にお酒飲めたのかな。
……でも、そうしてたら、もしかしたらベルさんも一緒に死んじゃってたかもしれないし。
[昨夜は、ベアトリーチェやローザの看病についていたり、色々あったから自分も疲れていた。
ほかを巻き込まないようにアーベルが一人になろうとしていたとは知らなかったが、少なくとも自分から飲みに誘いはしなかっただろう。
アーベルが部屋に戻る>>3:162のに着いていくつもりはなかった。
やっぱりローザや、昨日祖父を亡くして体調を崩していた少女の事が心配だったから。
幽霊になった自分にはなにもできないだろうけれど、それでも様子を見たかったから。
そして、広間に行けば。
ライヒアルト>>3:157が人狼を見つけた、と言う場面に遭遇した]
(+16) 2013/01/13(Sun) 01:31:13
かわいそうに
[心を病んでしまったかのようなローザを>>17見つめて、旅人が紡ぐ言葉は、けれど、その姿そのものに向けられたものではない]
人狼はまだ、死んでいない。だから、まだ終わらない。
[また人は襲われるだろう。そして、誰かが誰かに殺されるのだ。いっそ人狼が全ての人間を殺してしまってくれたなら、その方がいいのじゃないか?と、そんな風にすら、旅人は思い始めていた]
(+17) 2013/01/13(Sun) 01:31:17
─ 広間 ─
[ナターリエの感情的な声>>32には、驚いたようにそちらを見るものの。
すぐに視線はライヒアルトに戻って]
……あ、ライヒさん。
[出て行こうとする背>>33に駆け寄り、小さな声で呼びかける]
後で、聞きたいこと、ある。
……構わない、かな。
[問いたいことは多々あるが。
今ここで、それを投げかけるのは、ためらわれた。
だから後で話をしたい、と。
そう伝えて、その側を離れた]
(35) 2013/01/13(Sun) 01:34:39
― 回想・カルメンが死ぬ前 ―
ねえ、ハンスさん。
[人狼を見つけた、といったライヒアルトがカルメンを見て「君だ」という。
それを受けて、カルメンがばかばかしいと呆れたような視線を向け。
ベアトリーチェがカルメンに、殺したの? と尋ねる。
そんな光景を、オロオロして眺めながら。
近くに居るだろう、この場にいる中で唯一自分と会話が出来る人に声を掛けた]
人狼、ってなんだっけ?
[致命的なまでに、伝承とか御伽噺とかに疎かった。
もしかしたら、昨夜殺された時も、何が起きたか理解していなかったんじゃなかろうか]
(+18) 2013/01/13(Sun) 01:35:45
/*
>>+18
だ、か、ら!
どうして、そう、かわいいのっ?!
誰か、助けてwwwww(芝失礼><我慢できんっ!)
(-31) 2013/01/13(Sun) 01:37:45
─ 広間 ─
[リアん手ぇが肩ん触れた>>34。
とりあえず暴れたりする様子は見せへん]
んぅ
くる 、 くるし いん は、 ぅん
[声は変なところで途切れながら紡がれとった。
息苦しい証拠やった。
顔はけろっとした表情やけど、そろそろ無理して動いとったツケが回って来よる頃や]
(36) 2013/01/13(Sun) 01:39:38
ん……わかった、もらう。
ま、今までみたいに、ラクには行かないだろうけど、ね。
[剣を手にしながら、それでもどこかにためらいを感じさせた家主とは異なり、彼には抗う意思もあるだろうから、容易くは行かないかもしれない、と。
思いながらも、銀の獣の意思は揺るがない。
喰らうことと、障害の排除と。
意識は既に、そちらへと向いていた]
(*5) 2013/01/13(Sun) 01:39:59
すみません……いろいろと……
[申し訳なさそうに広間に残った皆にそう謝りながら、何にとはいえない。
自分でも何にたいしてなのかわからない。
ただその雰囲気に、それは少なくとも関係していることがなんのかははっきりとしているから、謝罪の言葉を口にした。
止められなければ、そのままカルメンの傍へと寄っていく]
(37) 2013/01/13(Sun) 01:41:01
シスター ナターリエは、家事手伝い ローザの様子を一度見ると目を伏せて、声はかけずにいた。
2013/01/13(Sun) 01:42:38
─広間─
[傍に寄る人の気配に一度足を止めて、横目でそちらを見]
……了解した。
[小声で囁かれた>>35ことには、短く承諾の意を返して、再び足を進める。
告発の時も、そして広間を立ち去る今この時も、背筋はいつも通りに伸びたままだった]
(38) 2013/01/13(Sun) 01:44:01
― 回想・少し前 ―
え?
[広間の混沌とした状況を、ぼんやりと見つめていると、ふいに問いを投げられ>>+18旅人は目を瞬いた]
[今まで、誰にも聞いてなかったのか、とか、そも、単語の意味も聞いたことがないみたいだ、とか、色々と察せられる問いかけに、暫く間が空いてしまったのは、旅人の責ではないと思われた]
人狼っていうのはその…人間を食べる、人であって狼でもあるものっていうか…うう
[お伽噺の存在を、改めてまともに説明することの難しさに直面して、旅人は、唸るように言葉を切り]
(+19) 2013/01/13(Sun) 01:44:25
[カルメンの傍にナターリエが来る>>37のに、
すぐ傍に来られるまで気付けなかった。
先に気付いたのはアーベルだろう。
修道女の黒服に気がつけば、
クロエもまた、ぐしゃぐしゃの泣き顔を彼女へ向ける]
シ ス、ター……
[しゃくりあげて、上手く言葉にならない。
ライヒアルト修道士が人と宣した修道女。
彼女が人か人狼かをクロエは未だ知らない。
だから拒絶をすることもなく、
思考が止まったような有様でぼんやりと床から彼女を見上げた]
(39) 2013/01/13(Sun) 01:46:15
― 回想・少し前 ―
歌が、伝わってるんだ『幻燈歌』っていう。
[結局、一番端的に説明出来るのは、それかもしれないと思い至って旅人は、その歌の一節を口に乗せる]
月のいとし子は牙の主。
鋭き爪と、牙持て引き裂く夜の獣。
人でありながら人でなく。
内に獣を秘めし者。
他者の血肉を渇望し。
その思いのままに、夜を駆ける。
[きちんと節をつけ、低いバリトンで紡がれる旅人の声は朗々と、まるで本職の歌い手のように響いた]
(+20) 2013/01/13(Sun) 01:50:37
─ 広間 ─
なら、続けてはしないで。
[ロザ>>36の肩をしっかりと掴む。
ライさんが広間を出るのを確認してから力を緩めて、息が詰まっているならと背中をそっと擦った]
ずっと動いてた?
何か飲んで。ちゃんと休んで。
(40) 2013/01/13(Sun) 01:50:42
─ 広間 ─
んじゃ、後で行きます。
[承諾の返事>>38が得られると、短くこう言って、立ち去る背を見送る]
……ユーリ、ビーチェ。
ローザの方は、頼む。
リネン室のどっかに、来客用の寝間着があったはずだから……必要なら、それ、使って。
ここの掃除とかは、俺がやるから。
……クロ姉も、休んで。
[それから、広間内に居る人々に呼びかけて。
は、とひとつ、息を吐き出した]
(41) 2013/01/13(Sun) 01:51:58
(-32) 2013/01/13(Sun) 01:52:57
― 回想・少し前 ―
へえー。そういえば、昔そんな話を聞いたことがあるような?
[御伽噺には疎いが、「大人の言う事をきかない悪い子は人狼に食べられちゃうぞ」などと子供の頃に脅かされた事くらいはあっただろう。
唸るように説明>>+19した上で、さらに歌>>+20も聞かせてくれて。子供の頃のそんなほろ苦い思い出と重なり、少しは話を理解した]
教えてくれてありがとう。
で、それがあたしとギュンターさんを殺したって話なんだね。
(+21) 2013/01/13(Sun) 01:55:28
/*
しかし、ミリィが「人狼」そのものを知らないって、人狼側気付いてないんじゃ?
もしかすると赤ログ南無、かも。
(-33) 2013/01/13(Sun) 01:56:17
[クロエが泣きながらこちらを見るのに気付くと、そっと手を伸ばし、
拒まれなければ慈しむようにその頬をなで、次に頭に手をやさしく置き]
私からは…どういえばいいのか、うまい言葉は…見つかりませんが。
ただ…………
皆さんが恨み合う事になるのは…痛ましいです。
カルメンさんのことを思うなら……、一緒に冥福を祈っていただけますか?
[勤めてやさしく、いたわる声で。
アメリアのことを、自分はまだ聞いておらず、
そのためか、そちらは口にしていなかった]
(42) 2013/01/13(Sun) 01:56:24
[泣きじゃくるクロエの姿>>28に心が痛む。
男は彼女のようにカルメンの死を涙は見せなかった。
人前で泣くなど出来ようはずがない。
クロエの肩を、叩く手には情が滲むか優しいものとなっていた]
クロエ……
[名を呼び、濡れた漆黒の双眸を見つめる。
クロエが泣きたいのなら
思う存分泣かせてやりたいと思う。
だから、泣くなとは言わなかった。
全てを受け止める覚悟を抱く深い蒼が
静かにクロエ唯一人を映していた]
キミのせいじゃない。
[謝罪の言葉を口にした彼女に囁く]
(+22) 2013/01/13(Sun) 01:57:55
[短剣を抜いた理由は言わなかった。
不確かな事をクロエ>>29に伝え惑わせたくないと思っていた。
使われなかったスティレットを一旦鞘に戻す]
カルメンは無実、か。
[冤罪で命を落とすは無念だろうと思う。
ローザの言葉があったから、常より望みは格段に薄くあったが
やはり自らの手でカルメンの生死を確かめる>>31]
事切れているね。
―――…。
[何かあればカルメンの動きを補佐するつもりだった。
手にした短剣をライヒアルトに向ける事になったとしても
カルメンの方に心が傾いていたから――。
済まなかった、とくちびるのみで綴る。
そ、と、彼女の目を閉じさせて祈りを捧げた]
(+23) 2013/01/13(Sun) 01:58:15
[エーリッヒの声>>41を上の空で聞いた。
随分懐かしい呼ばれ方をしたように思う。
温かく広がった血は、床の冷たさにすぐに冷やされた。
掃除はきっと大変だ……と、意識の片隅が思考する]
(43) 2013/01/13(Sun) 01:59:21
─ →二階─
[広間を出て、階段を上り、男が最初に向かったのは己の個室では無く]
遅くなってすまなかった。
[シーツに包まれた遺体――薬屋の娘に向けて、祈りを捧げた。
昨日までと何ら変わりない様子でその死を悼んだ後に、男は部屋を出て己の個室へ。
暫く後、外套を着込み外へ出て行った男が戻ってきた際、その手には橋の残骸に括られていたはずの赤い布があった**]
(44) 2013/01/13(Sun) 02:01:52
─ 広間 ─
……分かった。
ビチェ、頼める?
[エリ>>41を横目で見て頷く。
再び血の流れた部屋にビチェを長く残すのもよくない気がして、寝間着が用意できるならと頼んでみた]
ロザ、部屋戻って着替えよう。
(45) 2013/01/13(Sun) 02:01:52
― 回想・少し前 ―
ああ、そういうことになるね。
[旅人は、アメリアが事実を理解してくれたらしい>>+21ことにほっとして頷く]
そういえば、ギュンターさんはどこに居るんだろう…?
[ついでに、今の今まで忘れ果てていた、先に死者となった筈の屋敷の主の事を思い出して、首を傾げた。旅人の常識に照らせば、孫娘の傍に張り付いていそうなものなのだが、姿を見た覚えがない]
(+24) 2013/01/13(Sun) 02:02:01
[いろいろとみんなに声をかけるエーリッヒの様子を見て、小さく礼をし]
すみません、後でいろいろとまた手伝ってもらってもいいですか?
[気遣わしげに問いかける]
(46) 2013/01/13(Sun) 02:04:07
─ 広間 ─
ぅ ん
[もううちはライさんの方は見てへんかった。
ナイフも落としてしもうてたし、これ以上なんかやろうゆぅ仕草は見せへん。
リアに肩掴まれてる>>40間も大人しゅうしとって、背ぇ擦られぇと呼吸整えんのに合わせて咳したりもした]
ッ ク けほっ
なぁん も 飲んでへん し、 なぁんも 食うて へん
ぅ ん、 やすむ こほっ
[顔には出てへんでも、身体は正直やった。
段々辛ぁなって来て、上手く呼吸整えられんで咳が多くなってく。
休むにしても何すんにしても、先ずは風呂ん投げられるやろか。
やってうち、もろに紅いん被っとったさかいな]
(47) 2013/01/13(Sun) 02:04:39
んー
[着替えようて勧めに返すんは>>45、素直な肯定やった**]
(48) 2013/01/13(Sun) 02:04:46
修道士 ライヒアルトは、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02:05:07
[ふわりと柔らかな感触が頬に添えられた>>42
ぼうっと見上げる頬を、
涙に汚れた頬を慈母のような手が拭い撫でてくれる。
優しく頭を撫でられて、またじわりと目に涙が浮かんだ。
ナターリエを見上げていた顔が、徐々に俯いていく。
嗚咽。堪えようとすると、肩が細かに震えた]
…………。
[はいと言おうとして、声が上手に出せなかった。
鼻を幾度か啜り上げて、こくりと頷いて意を示す。
いたわってくれる声が優しく沁みた。
ミリィのことに言葉が及ばないのに気付く余裕は、この時なかった]
(49) 2013/01/13(Sun) 02:05:10
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