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[エーリッヒがくちびるだけで綴った言葉。
心のどこかで信頼をよせていた彼に
「だいじょうぶ」の言葉を貰えて想いは強まる。
不安を拭うその言葉。
助けてほしいと願っていたカルメンにとって
それは心を支える特別な言葉のひとつだった。**]
―前日/聖堂―
[突き立てた刃を引き抜く。
未だ勢いを落とし切らない赤が溢れて、彼女を、自身を染めていくけれど、厭うような気持ちの隙はなかった]
[彼女は何か言っただろうか。
――耳鳴りが酷くて、何も聞こえない]
[初めて彼女を知ったのはどれ程前だったろう。
老尼僧の奏でるピアノに裾を翻し舞う姿を覚えている。
ある年を境にぱたりと姿を見なくなったことを気にしてはいたけれど、問い問われるのを厭うようになっていたから聞けず終いで。
月日を経て酒場に顔を出すようになり、そこで見掛けもしたけれど、艶やかに彩られた顔立ちに気付けなかった。
気付いたのはこの白に閉ざされて、暫くしてからで]
……カルメン、
[せめてそちらでは幸せに]
[紡ぎかけて、やめる。
そんな言葉、エゴ以外の何だと言うのか]
[マテウスとイレーネが姿を見せないならば、伝えなければと彼らを探す。
伝えられるのは同じ事で。
イレーネがマテウスに告げた言葉は、きっと知らないまま]
[動かなければと、思いながら]
[殺させない為にと、思いながら]
[酷く重い身体は再び刃を手にできないままでベッドに沈んだ*]
―翌朝/客室―
[目覚めは今日も良くはなかった。
カーテンの隙間から射す光は白に弾けて目を焼くほどに。
焼かれ開かれた意識は厭うように光を遮り、やがて目蓋を押し上げる。
仰向けのまま両腕で起き上がり、変わらぬ部屋の光景に息を吐いた]
[自身が動ける安堵に零れたそれは、けれどすぐに翳る。
彼女の言葉を信じているから、思考を過るのは自分ではない誰かに訪れた――]
[きつく手を握り込み、頭を振る。
払うことなどできないけれど、靴に爪先を滑らせ、赤に彩られた上着に袖を通した]
―→談話室―
[だからと言って、ひとつひとつの部屋を確認したくはなかった。
逃避のように歩みは皆が集う談話室へと向かう。
真白に包まれた場所に建つここは酷く静かで。
その静かさが好きだったけれど、今は]
[取り留めのない思考を払うことも出来ずに扉を開く。
光が射し込む部屋は寝不足気味の瞳には痛くて。
僅かに顔を顰め、掌を翳して]
[漸く、気付く]
――ッ 、
[ソファに横たわる影。
力無く投げ出された手足。
それらを彩る、髪よりも一層鮮やかな]
エミーリア!!
[喉を引き裂かんばかりに飛び出した声は、けれど通りも高くもない。
どれだけの空気を震わせられたかもわからないが、そんなこともどうだってよかった]
[駆け寄らなくてもわかる、けれど駆け寄らずにはいられない。
胸元を染める赤は疾うに噴き出す力を失っている。
顔からは血の気の一切が引いて。
縋るように触れたからだは氷のように冷たかった]
ど、……して
[問う声も酷く空虚に響く。
『まだ終わらない』と知っていたのだろう?
脈打つ蒼の生み出す熱が、嘲る声のようにさえ思えた**]
/*
思ったんだけどもさ。
>月の影響を受け、獣に変化する能力を持ち、人の血肉を喰らう。
>『双花聖痕』を、『最も甘美なる餌』として無意識に求める事もある。
ってwiki書いてあるけど、血肉一切食わないってありなん?
まあイレギュラーもありっちゃありだろうけども。
─前日/イレーネの部屋─
[イレーネが目を覚ましていたのなら、赤を乗せた上着を着る身では部屋に入るのは少し躊躇いもしただろう。
瞠られた瞳には真実への動揺が齎したものと思い込んで、違和感としても捉えられないまま]
[色が移ってしまうから、と立つままだから。
上げられた顔>>28は見下ろす態となる]
……うん。
カルメンははっきりとは言わなかったけれど、シスターとエーリッヒはカルメンじゃないみたいな言い方だった。
誰か聞きたかったんだけど、さすがに教えてくれなかったよ。
[誰を殺せばいいかを教えろと言っているようなものだと。
自覚をしていた蒼花は小さく苦笑を零した]
/*
折角の襲撃なのに傷が一つ、しかも人工的なものだけって凄くもやっとするんだよね。
せめて獣傷無いと人狼の仕業って分かんないじゃん。
─ 翌朝 ─
[如何に娘を護ろうと思っても、夜通し起きていることは出来ず。
そのことに少し悔しさを覚えながらも最初に確認するのは娘の安否。
無事を確認したなら安堵の息を漏らし、その頭を右手でゆるりと撫でる]
まだ終わっていない可能性が高い。
全員無事かどうか、確認しなければ。
……動けるか?
[身体の具合はどうかを問い、ついて来るか部屋で待つかは娘に任せ、マテウスは廊下へと出た]
──…ッ!
[直後、左手を襲うのは昨日目覚めを促したのと同じ痛み。
右手で左手首を掴み、握り拳を作って痛みが引くのを待つ。
しばらくして痛みは引いていったが、左手には疼くような熱が残った]
昨日と、同じ…。
やはりどこかで…。
[呼吸を整えながら呟き、廊下で一度視線を巡らせる。
この付近に新たに漂う匂いは無い。
ならば周辺ではないのだろうと当たりを付ける]
………今までと、違う。
人狼に襲われたのではないのか?
それにこの傷口は───
[男には見覚えがあった。
二日前にも見た傷跡。
思い浮かぶ姿はただ一つ]
司書 ライヒアルトが「時間を進める」を選択しました。
司書 ライヒアルトが「時間を進める」を取り消しました。
自衛団員 マテウスは、旅人 レナーテ を投票先に選びました。
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