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うーっす。邪魔するぞー。
[シガーケースを弄くりながらKirschbaumの中に入ってくる。]
ユリアン、今日のオススメは何だ。
大豆入りメニューじゃないだろうな?
はい、こんばんは。
[微笑と共に挨拶を返し。
それから。
軽い口調の問いに、紫と翠の瞳を、夜闇に包まれた遺跡へと向ける]
……眠れる強き力は視えた。
今はまだ……まどろんでいるだけのようだが……。
移ろおうとする時が、あれをどこかへ誘うのか、それとも眠らせておくのかは、まだわからない、という所かな。
ハインリヒ、こんばんわ。
[挨拶をしながら、手もとのシガーケースにじっと眼を向けます。そう云えば、持っているのはよく見るのですけれども、吸っているところはちっとも見かけないような気がしました。]
そうだよ。ベアトリーチェ。
この前も冒険者が頬をおとしていったんだよ。
ベアトリーチェも落とさないように、美味しいものを食べた後は、しっかりほっぺたを押さえておかないとね。
[耐えきれなくなった...は笑い出した]
眠ってるんだ。
それならいいの。これからどうなるのかは私もわからないけど。
[視線が動いた方向を彼女も見る。
ぼんやりとした波動だけはかろうじて感じ取れるだろうか]
ー北通り・自衛団詰所ー
[若い自衛団員に、過去の冒険談を身振り手振りを交えて披露しているギュンターの傍に近付き、肩を叩く]
すみません、ギュンターさん。少しご相談があるのですが。
ええ、内密に。御付き合い願えますか?
[人の良い笑顔で頷いたギュンターと共に詰所を出る]
[白梟を見上げたまま、足を運ぶ。
大地はアマンダを、何の障害もなく歩ませる。
やがて、見えた影は二つ。オトフリートとブリジット。
【ただならぬ存在】である彼と、【均衡】を司る彼女]
おやおや。
さて、どうしようか?
[【安定】司るアマンダにとって、彼女は歓迎すべき存在。
けれど、彼は――?]
…まあ。元気なら、よかった。
[聞こえぬように小さく呟いてから、足を踏み出す。
昨夜の一件の限りでは、おそらく大丈夫なのだろうと判断して]
やあ、こんばんは。いい月夜だね?
[交わす挨拶は、いつも通りの響き]
―北通り→東―
[やがて、冒険者で賑わう通りから広場へ出、人気を避けて、静かな東通りへと。人を避けたことに深い理由がある訳では無かったが、安定を取り戻したいまは誰も居ないところを一人歩きたい気分だった。このまま街を出ようかとさえ思う]
[ユリアンに云われて、ベアトリーチェは頬を押えました。ふわふわのマシュマロみたい柔かいものですから、ほんとうに落てしまうと思ったのかもしれません。その拍子に、眼がハインリヒのほうから逸れます。]
さあ、それは私には保障しかねますが
……「鍵」ですか? そうですね
鍵は封じられたものを開くもの
そこに眠るは栄光か破滅か。それは封じた本人のみが知り及ぶもの
ただ、鍵自体は善悪を判断することはなく、ただその価値を決めるのはその担い手のみ
まあ。こういう類の話で封じられているものは、たいてい碌な物ではないものですがね
[呼びかけに、遺跡へ向けていた視線を声の主へと向ける]
やあ、こんばんは。
……先ほどは、どうも。
[にこり、と微笑んで、挨拶を返す。
寝起きに地竜王と勘違いした力が誰の者かは、こうして顔を合わせればすぐに察する事ができた]
こんばんは、アマンダ。いい夜ね。
[声が掛かれば振り返ってにっこり笑う。
その力が若干いつもと違うように見えるのは]
千花はまだ夢の中?
そうだよね。
[それからかの女の答えを聞くと、こくんと頷いて]
僕も同感。
しかもあんなに厳重だったら、絶対ろくなものじゃないよね。
……それでも欲しがる人は多いんだね。
人というのは、なんて欲が深いものだろう。
あんなものがなければ、良かったのにね。
[それならいい、というブリジットの言葉に、一つ、息を吐いて]
……そのまま……眠らせる事を、時が選ぶのであれば、ね。
[だが、それならば。
ここまで気が騒ぐはずはないのだけれど、という言葉は声にはせずに]
−Kirschbaum・1F−
[その姿は楽器を携え外から戻ってくれば、ここ数日で癖になったのか、何のためらいもなくカウンターの中の少年にジャスミンティを頼む。
ちら、と少女の食べている一皿には興味のまなざし。
ハインツの姿には思わず]
こんばんわ、オジサマ。
ご足労頂いて申し訳ありません。いや、私の思い過ごしかもしれないのですが…どうしても気になりまして。
実は、先日北の遺跡を見に行った時に、おかしな場所を見つけたのです。
ええ、まさかとは思うのですが、噂に聞く迷宮の入り口ではないか、と。
下手に話が広まって、人が殺到しては危険ですし、ギュンターさんは、このようなことに手慣れていらっしゃるとお聞きしましたので、確かめてみていただきたいのです。
[ギュンターの表情が、驚きから、強い興味のそれに変わる]
危険なようでしたら、自衛団の手で閉鎖していただくのが良いでしょうし…はい、ともかく場所をお教えしますので、今なら、鍵の書探しの人達も引き上げているでしょうから。
ああ、そうですね、遺跡の裏手からならば「誰も気付かないでしょう」
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