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癒しの星は誰の上にも輝いているわ。
貴方も…その力がある。
[外が、と言われれば確かに騒がしい。
何かあったのかと思い視線を向けるけれど
壁からした不思議な音に視線は奪われた。]
――…何か、見えた…?
[ヘルムートの動きに目を見張り、信じられないように見た。]
議員……?無理は……
[その時ちょうどユリアンが部屋から出てきただろうか。
そこにいくつかの武具を見ると・・・・・・>>898]
それ、貸してくれ。
[斧を指差した。]
−廊下−
[外にでるとなんだか騒がしかった]
ええ、っとなんですの?
[なぜか何処かのお嬢様みたいな口調だった。
騒ぎの方へ向かおうとしたのがまずかった。
武器を抱えていて足元が見えなかった為、自分の足に引っかかり体制を崩した]
あ、これはこれは非常に危険でデンジャラスですね。
[妙にゆっくりと地面が近づいてきた。
まるで時間が遅くなったみたいだと思いながら盛大に地面に口付けをした。
手に持った武器が散らばり余計に騒ぎが大きくなったのは不可抗力だと思いたかった]
議員!何やってる!!
[ユリアンが斧を差し出してくれたなら、それを持って、
そうでなくても、ヘルムートに向かって駆け出した。]
[ベアトリーチェの姿が入口の扉の方で見えた。
続く言葉に驚く。]
へ…蛇…?
…こんな場所で…?
大きそうだった?
[用心を兼ねて、と腰に手を置くがレイピアは彼女が持っていたのだった。どうやら平静を装っているが蛇は嫌いらしい。]
[視線を向けられている事に気づかないのは、余裕が途切れた事の表れ。
常ならばまず見せる事のない状態。
周囲の注意の大半が蛇に向いているのは幸いか否か]
……ったく。
[音は捉えられる。
だから、場が動いているのは理解できた。
落ち着け、と念じる。
寝間着のポケットに押し込んだ、壊れた薔薇細工が触れ合う音が妙にはっきり聞こえた]
ですね。なかなかに上手くいかないものです。
[今の話の流れから、彼の悩みが知られたくなかった相手が自分だという推論は、気が付かなかった]
体の、ですか? 流石ですね。
うーん、そうだなあ。昨夜は随分頭痛がひどかったですが、今はなんともないですし。
メドューサは、体が重くなると学んだのですがそんな兆候もない気がするんですよね。何だかそれが申し訳なくて。
そのくらいですか。
あ、はい。今。
[廊下の騒ぎに、少し気がせって。
見苦しくないだけさっさと整えると後はベストで誤魔化すことにした。そして、彼の後を追うように足を踏み出す]
…っ、おい、こら…!
[蛇を挑発する金髪の男に瞠目して声を投げて、
無茶な奴ばかりだ、そう舌打ちすると
男が駆け出して向かうのはイレーネのところへだった。]
動けるか?動けるようなら…
[こちらに、と呼びかける。]
/*
あ。
こっちに呼んじゃ危ないじゃないk
[ヘルムーの素敵な動きにこんらんちゅう、こんらんちゅう
ほんっと無茶しいばっかりめ(笑)]
[黒灰まだらの蛇の身体から、ボロボロと鱗が剥がれ落ちる。近距離で威嚇を受け口腔を見ると、蛇らしからぬ随分と奇妙な牙を持っている事が分かる。]
肉食では無いのか?
[眉根を寄せながら、集中して飛びかかる蛇を一度避ける。
もう一度弓で地面を叩き、それから弓を床に置いた。
己の後ろ側の廊下には、女性や子どもは居ないはず。
──握り絞めた矢を、蛇の口内に突き刺すタイミングを。]
蛇の首を落とせれば、最前なのだがな。
[赤毛が視界の端に入り、口端を吊り上げる。]
……って、今度はなんだよ?
[どうにか鞄を掴んだ直後、耳に届いたのは何かが倒れる音。
次いで響く、金属音。
霞みの落ち着いた天鵞絨を向ければ、映るのは倒れたユリアン]
……無事か。
[口をついたのは、そんな言葉だった]
/*
ちなみに、オトフリートはガチで不調に気が付いてない。
滑舌が悪くなったな、あれ、今日は調子がおかしいな、位。
だって、まだ11だし。
言語野がまずくなったら、滑舌が悪い程度じゃなくて言葉が出てこなくなる。から、まだ初期段階。
つか、エーリッヒは完全に分かってる感じかな。
だと、そろそろ強調せずにすんで楽なんだけど。
15の壁がなかなか越えられない。
― 2F廊下 ―
……兄さん?
[廊下を出て悲鳴のあっただろう場所を見やると、
一番最初に視界に入ったのは、見事な金髪。
一瞬、自分の兄の姿がそこに重なる。]
な、わけない。
……でも、あの人、あんなに動いて大丈夫なのか?
[脳裏に走った記憶は、眠る前、
此処の医師である父から聞かされた情報。]
……とも、言ってる場合じゃないか。
[見たこともない蛇がそこにいた。
毒があったら拙い――医者の卵が一番に思うのはそこ。
治療血清がここにあるとは限らないのだから。
自分はどう動くのが正しいのか、思っていれば、
ユリアンが地面に激しく接吻するのが見えた。]
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