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だって名前聞いてないから。
[ライヒアルトに答え。続く言葉を聞けば傍へ。]
もう大丈夫、長い金髪の男性と赤毛の男性が退治してくれたから。
[他の人に聞こえないように、ライヒアルトの耳元で囁いた。]
……なに?
[どこかずれたようなユリアンの返答>>936に、呆れたのも束の間。
ある意味では『異変』といえる状態に、天鵞絨が幾度も瞬く]
おま、え。
それ。
……どういう、事、だ?
ユリアンさん?
[首輪の外れた彼の姿に、医者の卵は緑の眼を丸くする。]
だ、大丈夫、なんです、か。
[近づき終えると、じっと彼の様子を伺った。]
―2F 6の部屋―
っ、もう一寸、だと 思うの、だけれ ど――
[ベアトリーチェが壁に身体を寄せる。]
……ん、大丈夫ですわ、それで。
[風が動いた。
向こう側へ通じる道が。
いばらが ぎちり、と切れる音が“向こう側”でする。]
恩にきる、ダーヴィッド。
彼女が無事で良かった。
[イレーネに視線を流し、短く言う。
言ってから、脇腹を押さえ少しだけ呻いた。]
───なんで、そうなる。
[エレット]
[それがフェレットになり]
もうちょっと、普通の名前はないのか。
[聞こえる意味]
[なんだろう]
[わからない]
こっちが、聞きたい。
[何が、起きている]
[あまりに団体から離れすぎた]
[小さな舌打ち]
[何がなにやら。
そんな心境に陥りかけた意識は、囁かれた言葉>>940もあって、現実に留まれた]
……そう、か。
なら、いいんだ。
[零れるため息。
落ち着きが戻れば、調子も少しずつ戻る。
とはいえ、今の騒動の中、幾人かには自分の発症箇所が気取られたな、と。
そう思うと、厄介だな、という意識が先に立った]
[蛇が動かなくなるまで、斧は動かさず…。
その動きが完全に止まって、やっとその手を離す。ごろりと蛇の頭の上に斧が覆いかぶさった。]
……議員………。
[そして、とても困った顔でヘルムートを見て、ふうっと息を吐いた。]
本当に無茶すぎる。
心臓に悪いです。なぜあのような真似をされたんですか?
[眉を寄せて諫めるような口調。]
[怪我をしてないか聞かれ>>932、ちょっとお尻が痛かったが言い出せず赤面。ライヒアルトの言葉に見れば、踏んだ男の首輪が外れてるのを見て。]
え、な、に
この蛇が複数居ると面倒だ、が。
おそらく蛇巣が、荒れ果てた古城の何処かにあるだろう。
[蛇の駆除方法はどのようなものだったか。首を横に振った所で、エーリッヒと視線が合う。]
鎮痛剤か。
石化病用なら、私はまだ良い。
他に必要な者に、渡してくれれば。
それか、医師が居ればその者に持っていてもらいたい。
[そっと脇腹から手を離し、何とも無いと言う風に。
石化病が進行すれば、この傷口から硬化していくだろうと冷凍睡眠前に医師に言われた事を思い出した。]
[とりあえず、記録を取る]
[蛇の亡骸]
[血飛沫]
[そのまま奥へと進む]
───?
[奥のほうの扉]
[幾つかの女声]
[廊下最奥左の扉を、覗く]
[何人かが、壁のような場所の前にかたまっている姿]
[他の者達の声に視線を追いかけるようにユリアンを見て]
……?
[そこからではユリアンの首元は見えない。
けれども外れた首輪に気付くと、]
……な、…
[信じられないとばかりに瞠目した。]
[床に跳ねる音がする。けれどすぐにそれはしなくなり、蛇が殺されたのだとわかった]
……出て来なければ、よかったのに。
[呟きとは逆に、押す力は強く。切れる音が、肩に、耳に響く]
開いた?
ライヒ。あたしは誰にも言わないから。
[慰めになるかわからない事を言って。
信じられないものを見る目で首輪が外れた男を見ている。]
───みたいだな。
[血まみれの黒蛇]
[先程記録を撮った]
俺はどうも、人に関心がなさすぎるのかな。
[自嘲]
[苦笑]
[自己嫌悪]
―2F 6の部屋―
[3人がかりで、押して少しずつ開いていく。
だんだんと静かになっていく扉の外。
何故だか混ざるシャッター音。
それから、人の気配。]
…?
[顔を向けると、其処には青色の青年の姿があった。]
えーっと、どういう事なんでしょうか?
[自分が死んでいないことは喜ぶべき事だった。
しかし、何故死なないのかが理解できず気持ち悪かった]
寝てたら直りましたですかね……?
[頭を掻きながら苦笑いをするしかなかった]
……進行すれば、自ずと知れる、けどな。
[誰にも言わない、というナターリエの言葉>>954にぽつりと呟く。
元より、同情や慰めは厭う気質。
それ故に、周囲を気遣わせやすい自身の状態を気取られるのを嫌っていたのだが]
……ありがとな。
[ため息の後、紡いだ言葉は、小さな小さなもの。
それが何に対するものかは、定かではないが]
[すぐ側に居る、ダーヴィッドと視線を合わせる。]
そんなに困った顔を。
冷凍睡眠以前にしたかった事と
同じ事を、議会も法も無い此処でしたら。
──こう [蛇の死骸に顎をやり、] なるだけだ。
ダーヴィッド。
貴方も他人の事は言えない。
[首輪の数値が目に入ってしまった故の返答。]
助かった。
と、もう一度言う。
それから、今後は弓矢じゃなく刃か斧を持つよう、気をつける。
−部屋6入口−
───。
[瞠目]
[女だけで扉を開けようと言うのか]
[カメラをストラップから斜めにかけて]
そこ、開けるの?
[それなら、手伝うけど]
[ある意味今更だとわかっているので]
[表情は苦い]
[そのまま、彼女たちのほうへ歩を向ける]
……寝てて治るんなら、全員全快してんだろ。
[苦笑いをするユリアン>>956に、思わず突っ込む。
当人も無自覚らしい様子に、疑問は深まる一方で]
本当に……どうなってんだ、これ?
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