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ああ、そうですか。
…此処でのことはご内密に。
[口に人差し指を宛て冗談めかして言えば、青年を見送って。何も手にした様子がないのを見れば密かに眉を寄せたか。
置かれた鍵を手に取り]
ああ、そろそろ夕食の用意をしないと…
[既に聞く者も無き部屋で、独り呟く。どれだけ食べて貰えるか分からないけれど、とは声には出さずに。
錆びた鉄のような、――あの時嗅いだのと同じ臭いがやたらと鼻についた]
[少女は伸ばした手を引いて――]
えぇ。二年前に――
お陰で…私には還る場所も、愛情を注いでくれる両親も全て…失ったわ…
[くすりと――]
[笑みが零れる]
[そしてヘンリエッタの言葉に、少女の視線は揺らぐ]
[円らな瞳に映る情景は――]
[記憶が見せているものなのか…]
ねぇ、人狼が何故…素知らぬ振りして人の中に紛れ込めるか…知ってる?
――彼らも私達と同じ『情』というものを持っているからなのよ?
[くすりと。また笑みが零れる――]
だから…優しさだけを頼りにしたら…駄目よ?
本当にその人を信じたかったら――
命を失ってもいいと思わなければ駄目……
[そう言うと少女は湯船を出て、上がり湯を体に掛けながら――]
信じて裏切られて悲しむのは――自分なんだから…
[冷水を被り、頭を冷やしているヘンリエッタに僅かながらの哀れみを覚えて。少女は浴室を後にした]
[睨み付けるようだったその目は、悲しげに伏せられ。]
…正直、あなたのような方には、この場所に近づいて欲しくないのです。
この奥には…姉が眠っておりますから。
[それだけを言うと、踵を返して*母屋へと。*]
[短刀を一つ、手に取る。その刀身は未だ使われたことがないかの如く、僅かな明かりに反射して銀色の光を放っていた。
傍に置かれた鞘に丁寧に納め、服の下に隠す。
或いは使うことがあるのかすら分からなかったが]
[それから漸く扉の外に出て。
錆び付いた部屋は元の通り封印された]
―武器庫→…―
−客室−
[ギルバートの包帯を巻きなおし、着替えは自分で出来る様子なので任せて。汚れ物を手に部屋を出る。
辛うじてまだ陽は沈まぬ間に、手早く片付けてしまおうと浴室へ。]
−→浴室−
−浴室−
[中に入ることなく、脱衣籠に汚れ物だけ放り込む。]
ネリーさん、ごめんなさい…。
[おそらくは、ひとり館をまかなっているであろう少女に小さく謝罪の言葉を零して。そのまま、ぱたぱたと廊下を走る。]
−浴室→外−
−外−
[館の外へと踏み出せば、ひやりとした空気が肌を刺す。
空は、赤く赤く燃えて。明日は天気が崩れるなぁと何処か冷めた頭で考えた。]
…あぁ。…急がなくちゃ。
[しばし、その見事な染色に見惚れていたものの、赤から紫へと移り行く空に気付いて。目的を、思い出す。
家庭菜園の端。肥料の生産も兼ねているであろう、鶏小屋へと。]
――脱衣場にて――
[タオルで水気を吸い取った背中に、少女は慣れた手つきで薬を塗布していく。
ふと、先程ヘンリエッタに対して述べた言葉を思い出しながら]
私は神父様の事を…本当に疑っていないと言い切れる?
[ぽつり。言葉を零す]
――それは愚問ね…。たとえ神父様が人狼だとしても…。私はあの人を信じるって決めたから…。
[漏れる笑い声は自嘲を含みながら辺りに広がる――
甘い…薬品の匂いと共に――]
さぁ、そろそろ部屋に戻らないと…。神父様との約束を破ったことがばれてしまうわ――
[少女は手早く着替えを済ますと。浴室のドアを開けて部屋へと戻っていった]
――浴室→客室へ――
Red, yellow, and blue.
Colorful flowers.
[その声は愉しげに、幼い子に聞かせる童謡のように。]
…今宵はあなたのお好きなように。
ま、自信がないならお手伝いしてもかまいませんけど?
……煩い。
[ 揺らぐ眸は金の色彩を帯びる。]
手等借りなくても……。
[ 女子供の肉は美味だと物語で読んだ事があるが。彼れは真実だろうか。幸い――彼等にとっては不幸にも――該当する者は幾らか居る。]
[着替えを貰い][新しい包帯と薬で][傷の手当てを]
[皮膚に斑に広がる][黝い痣]
[額の裂傷][切れた皮膚には瘡蓋が張り]
[けれども][此処に辿り着いた時の有様を見れば]
[短い間に][驚異的な回復を見せている]
[甲斐甲斐しく][手伝ってくれる少年には]
[既に][打ち解けた表情を見せて]
[感謝と][労いの言葉を]
―庭園―
知っているわ。
[囁く声は、風に紛れてしまうくらい、自分でもわかるくらい弱くて。
彼がいなくなってしまった後、そっとしゃがんで、手を合わせる。]
……でもね、女にしか癒せない傷もあるのよ。
わたしはただのspareでしかない。
ねぇ、アーヴァインさんはあなたをずっと愛していたわ。
……だから、次の生を受けたら、幸せにしてあげてね。
[そっと、呟いて。
わたしは立ち上がり、]
―→玄関―
[独り][部屋で]
[汚れた衣服を持って出た][少年を待つ]
…………
[眉を顰める][真白い包帯に包まれた][右腕]
[其の傷痕の上を][擦りながら]
[聞こえて来る聲][囁きは]
[不穏なもので]
[でも][何故だろうか]
[さして不快ではない]
[奇妙に人間を愛しながらも]
[無造作に喰らうことの出来る]
[そんな記憶……?]
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