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[ご機嫌斜めな光竜王末子の様子にも青年の笑みは変わらない。文字では得られない発音も刻みながら会釈する]
明 夏玲(ミョン・ハリョン)殿、よろしくお願いいたします。
[月闇竜の名も得れば、青年はまた他の場所へ*移ろうのだが*]
そう言っていただき、ありがとうございます。
[微笑みを大地の竜へと向ける。]
未だ若輩者ですが、立派な子になるように精一杯がんばらせていただきます。
老君となかなかお話が出来ないのは、私にとってとても哀しいことですから。
は、はい。
[樹竜王の言葉に頷きを返しつつも、あまりにも幼すぎると見える仔竜に戸惑い、お見合いに状態になってしまう]
そう、このような仔でも立派な随行者として…。
[独り言が漏れているとも気付かずに]
[翠樹の仔龍の言葉に、ぴしと引き締めた表情が思わず少し緩みかけ]
有難う御座います。
呼びにくければ、ミリィと呼んで下さい?
[今やいう事を聞かない蛇をちらり、横目で見て。
精神の竜にも目を向けてから仔龍の様子に眼鏡の奥で目を少し細めた**]
久しいの、ブリジット。
そうじゃな、あそこで会って以来かのぅ。
儂の番と言えばそうじゃな。
あやつなぞ毎度留守番をしておれば良いと言うに。
地竜王様は何故か交互に随行の任を与えなさる。
儂一人でも良かろうもんに。
[ブリジットに挨拶を返してから、随行の任の順番の話にやや眉根が寄る。
ティルの頭を撫で身長を確認すると]
そのようじゃな、大きくなったのぅ。
儂ゃいつでも元気じゃよ。
お主も元気そうで何よりじゃ。
ほむ、喧嘩とはまた穏やかではないのぅ。
何が原因かは分からぬが、早う仲直りして欲しいものじゃな。
うむ、こんにちはじゃ。
ユーディットも壮健そうで何よりじゃな。
ほっほ、お褒めの言葉ありがとうじゃよ。
[ユーディットに挨拶を返し、褒められた髭を満足げに撫でる。嬉しいらしい。寝ている虚竜王に気付くと]
…虚竜王様や、会議前じゃが大丈夫でございますかな?
[声をかけつつ、良いのか?とユーディットへ視線を向ける]
[虚竜王が寝ていることに気づいた彼女は、こほんとひとつ咳払いをすると、]
……主様。
「ぴっ!?」
……他の竜王様も続々と集まられており、まもなく会議が開かれると思います。
そろそろ議場へ入られたほうがよろしいかと。
[こころなし嫌な汗かいてる虚竜王にそう進言。
落ち着いた虚竜王が同意すれば、その場に居合わせた面々に「ではまた後ほど」と言い残し、彼女も虚竜王とともに*西殿の中へと*。]
ああ、いえ。
失礼を致しました、ベアトリーチェ殿。
ハリョン殿も。
[師に尋ねられれば首を振って。
一度膝を突き、ベアトリーチェや陽光の仔竜と目線を合わせ直して謝罪をした。
或いはそうすることが逆に相手を刺激するかもしれないが]
…は…?
[立ち上がったところで近付いてくる影。
明らかに自分に向けられたとおぼしき声に視線を向け、唐突に頭を撫でられれば、先ほどとは別の意味で硬直した]
まだまだ儂ゃピンピンしておるわっ!
[ふんっ、と鼻息荒くクレメンスへと言い返し。腐れ縁について大笑いしているのを見ると]
そうじゃろう、儂も見たいところなのじゃが、生憎と随行の任でここへ来てしまったために見ること叶わず。
全く持って残念じゃ。
[くかか、と共に笑い上げる。
エルザの頭を撫でる様子には、知己じゃったかの?と疑問を浮かべていたり]
そう言葉より行動が大事、ってな。
肉食っとけよ肉。
[肉は関係ない。]
照れなくていいから。
[聞いちゃいない。]
別に特別でなくても仲は仲だしょうに。
あんまり深い意味をそこにつけるとおじさんが照れるよ!
って何かぐったりしてきてるけど。大丈夫か?
[もはや何もいうまい。
オトフリートが何か言う前に、クレメンスはちょっととか言いながらその場を少し離れるわけだが。]
[命竜のテンションの変わりように、少しだけ瞳を瞬かせながら。
ああ、そういえば風竜の噂で、変わり者の命竜の名前が紡がれていたかな、と思い返す。
老地竜のぼやきにも似た呟きにはくすりと笑って]
ふふふ。彼の人も同じ事を言っていたのは、3回前の時だったかしら。
[口元に手を当てて、穏やかに微笑んだ]
計算だけでは後々、不便ですよ。
[などとティルに言い。
虚竜王の様子、そして中へと向かうのを頭を下げて見送った。]
……王、本当に虚竜王にあの花束を差し上げる予定なんでしょうか
[少し不安げに呟いた。
よもやまさか本気で渡して、いやらしいほど褒め称えたりするなんて、思いもしなかった。]
『随分と遅い祝いだが、また後にでも何か送ろう。
私の送れる物などたかが知れているが。』
…リーチェ、ちいさくないもん。
[影にしがみ付いたまま言葉を言い返す。
幼子に纏わり付かれたままの影が、どの様な反応をしたか
…己から見えることは無かったが、困惑している様ならば後で注意せねばならぬ。
と、光竜王の指導の元、漸くに仔竜の名を聞くことは適ったが
仔竜が、この場で光竜の仔の名を呼ぶことは無かった。
意固地な部は、父親似か。…さては要らぬ所が似てしまった。
珍しく同世代の竜だと言うに。]
[と、精神の竜の問いに、ちろりと舌を滑らせる。
――さて、随行するまでは良いが、名乗るまでは良いものか。
王の指示を仰ごうと、主へと視線を向ける。
翠樹の王の頷きを見て取って、ゆるりと黄の体をくねらせた。]
「――此方こそ、この様な姿で失礼致します。
名乗る程の者では御座いませんが…樹竜王が側近に御座います。
「ナギ」と、――記憶の端にでもお留め頂ければ。」
[其れだけを告げて、するりと幼子の衣服へと姿を隠す。
私とて元々郷から出入りする事も少ない身。
――人型を取らぬ理由など、まさか言える筈も*無く*]
……早く帰りたいものです。
[自分の血管が切れる前に。
命竜王は何を考えているのだろうと、ほんの少し恨み言を思ってしまったのは、*決して口外しまい*]
[オトフリートへ穏やかな笑みを向けたまま]
うむ、精進するが良いぞ。
そうさな、話は儂がお主のところへ行くことで解消出来ようぞ。
いずれ伺わせてもらうとしようかのぅ。
[うむうむ、と言いながら一人納得し決定。
西殿へと向かうユーディットと虚竜王には頭を下げ見送った]
[力の強い竜王と随行者達。その中であっても心の襞の揺れが幾つか届く。それは命司る対の鼓動か、情司る闇の動揺か。
砂に描かれた波のような残滓をおさえるように、青年は心の臓の上に袖の内で握る拳を当てた]
………。
[透明な青玉の嵌る腕輪と指輪を繋ぐ精霊銀の鎖が*さざめく*]
[氷竜の長は、その場の面々と挨拶を交わし終えると、皆に向かって]
「楽しいお話を聞いているのも楽しいけれど、他の方々を待たせては行けませんね。
またお目にかかりましょう。それでは」
[再度大きく一礼し、氷竜王アウロラは、西殿の方へと歩み始めた]
――と。積もる話は、お勤めを終えてから、か。また後ほど。
[その場に残る竜たちへ、小さくお辞儀を行い。氷竜王に伴い、西殿へと*向かっていった*]
[いつもペースが崩されてしまう。
それを堪えるほどの年月は生きておらず、揺れる感情に振り回されるばかり。
もっと、感情を堪えなければ。]
[封じ込めているその感情の鍵が、開かれることを、*望みはしないのだ*]
…………。
[ブリジットに腐れ縁と同じことを言っていると言われると、ただ沈黙するしかなく。この辺りの思考や行動が似ているからセット扱いを受けているとは気付いていない]
…あやつめ、戻ったら覚えておけ。
[漏れ出たのは若干不穏な言葉]
[エルザの傍に居た子竜、王竜、随行者には深く一礼、名を名乗り。
硬直するエルザに構わず、ぽすぽすとひとしきり頭を撫でてから、満足したのかけらりと笑って離れる。]
折角産まれたのに不安定、って聞いてたからちっとは心配してたんだけど。
まー杞憂だったかねぇ。
ダーヴィットは相変わらず面倒見てるのか?
なんかこう、俺の使命!みたいな雰囲気だったから、ほっといたんだけど。
[自分が彼女にとって何をした存在なのか、はあえて告げる事無く。
代わりにある程度過去を知る事が伺えるような言葉をかける。]
そいつぁ残念だ。
…そうだ、次の会議には俺留守番役しとくわ。
是非ハンカチ齧る爺の姿を何かに焼きつけとかないとな。
[100年後はむしろザムエルがハンカチ齧ってそうだが、それは黙っておく。
浮かべる疑問符の意味は何となく読めたが、片目を瞑って答えた。機会があればそのうち語る事もあるだろうが。]
[西殿へと向かう氷竜王とブリジットを見送ると、エルザが会話する一角に気付く。その場に居る者が誰なのかに気付くと流石に少し慌ててそちらへと向かい]
これは雷竜王様に樹竜王様、それに光竜王様も。
ご挨拶が遅れまして申し訳ありませぬ。
[各竜王へ深々と頭を垂れて挨拶をし、随行の者にも同じく挨拶を行う。雷竜王の随行であるミリィは知己であったが、残るニ竜は幼子とも言える者達で。聞けば各々実弟と末子であると言う。そのニ竜に対しても自己紹介を行い、相手からも紹介を受ける]
お二方とも、目に入れても痛くないと言ったところでしょうかのぅ。
[幼き仔竜を見やると優しげに表情を崩した]
[先に去る虚竜の王、そしてその随行者には軽く一礼し見送る。
ふと目が合ったブリジットにはいい笑顔で手を振ってみた。他意はない。
微か聞こえた言葉には、心の中でうんうん大いに頷いた。
そして氷竜の二人にも軽く礼をとり、見送る。]
命竜王様がそれを許せばの話じゃろうて。
お主が見物に行くというなら、儂は二度連続で随行役に選ばれるようにせねばなるまいな。
[交互であるのは自覚あるため、言われずとも危惧し、本気で二度連続選ばれるようにと考え始めたり。
疑問にははっきりとした答えをもらえなかったが、エルザへとかけた言葉から大体の推察は可能で。エルザの出生に関わったと言うのは理解出来たことだろう]
[クレメンスが離れてもまだしばらく呆然としていた。
ギュンターではそうした接触もまずありえず。慣れない事態な上に自分からは知らない相手だったのだから]
は、い。
今はこうして他者とも接触することが叶うようになりました。
皆様のお陰で御座います。
[ダーヴィッドの名前を聞いても相手が「もう一人の恩人」だというところまでは繋がらなかった。ただ幼少の頃を知る一人であるとだけ理解して、深く頭を下げる]
ダーヴィッド様には、今もまだお世話になっております。
外の世界のことも多くご存知であられますので。
皆様にも色々お聞きできれば幸いです。
[諸王が中に入るまではそのまま会話を続けるだろうか。
やがてギュンターがやってきて、会議中はこちらに近付かないようにと言われると、素直に頷き場所を移動*するだろう*]
次はサボるぜ俺は。
[さも当然のように断言する。
遠くで命竜王がくしゃみでもしたかもしれない。]
…まぁ今回はほれ、虚竜王が来るっていうから俺が無理やり呼び出されただけで。次は無い無い。
[随行任の選出理由が生命力だったのは命竜らだけの秘密だ。
分かる人には分かる話なのだろうが。]
ザム爺なら問題ないっしょ。楽勝楽勝。
それとも相方に負けてハンカチ噛む姿、そっちが先に拝ましてくれるのか?
[けらりと笑う様はまるで煽っているようで。
顔に浮かんだ疑問符が消えた事で、察しはついたかとへらり、一笑い。]
可愛いと思う。その気持ちは嘘ではない。
だが、同時に。ほの暗い感情が内に宿る自覚はあった。
そんな澱んだ感情は、深い内側にしまい、主たる命竜王にさえ見せる事はない。
たたえるは柔和で道化な笑み。
それは、何時からか、そうありたいと願った己でもあり。
本来の自分を隠す仮面でもあり。
…お主ならやりそうじゃよなぁ。
[断言するクレメンスの様子に至極納得]
それならば次回も虚竜王様が参加すると言えば可能性はあるじゃろうて。
…可能性は低いじゃろうけどの。
だーれがハンカチ噛むか!
次回も選ばれてみせるわい。
[売り言葉に買い言葉、とまでは行かないだろうが、半ば大見得切る形で言い。それでもその言葉は本気だったりするから見栄でも無いかもしれない]
/*
諸々の理由からエルザはMeyさん候補(ぁ
んでもってクレメンスはたぬさんじゃないかとちと思ったり。
ノリがリコルサーに見えるんd(ぁぁ
ああ頭下げなくていいって。俺は大した事しちゃいないんだし。
[大した事、でもないのだが。
あの時―人間界で自分が命竜王にソコへいくようにと命じられたのは、たまたま自分が居た場所が彼女が眠る場所に近かく、尤も早くたどり着ける者だったからだ。余談だがあの時だけは、王も「たまには役にたつものね」と珍しく褒めていたりする。
それた話を元に戻すと。
つまりはクレメンスにとってエルザを助けたことは偶然にすぎず。そも助けた後は面倒を自主的に見る者たちに任せっきりで省みる事も殆ど無かったので。]
それよか面倒見てくれてるギュンターの爺さんと、ダーヴィットと…あとは、天竜王に感謝しとくといいよ。
王が随分心配していたからな。
[そう過去を懐かしむように口にすれば、あのときの卵の感覚を思い出したのか、またエルザの頭を少し撫でた。今度はすぐに離したが。]
うはは。今度は戻るは戻るにせよ生命の海まで戻んねぇからな。そっち泊めて。
[さり気無く宿を確保しつつ。]
…って、その可能性は考えてなかった…けど。
無いだろう…流石に。
っくくくく。おーけーおーけー。大いに期待してるぜぇ。
[次の会議前には大地の領域に居た方が面白いものが見れるんじゃないだろうか。
本気でそんな事を考えながら、暫くの間談笑は*続いた。*]
なぬっ。
まぁたまには良いか、仕方の無い奴め。
[断ったってどうせ押しかけてくるだろうと、承諾の意を返し]
まぁ、無いと断言は出来ぬが可能性は低いじゃろうな。
多分じゃが。
[こればかりは虚竜王の心一つなため、どっちとも言えない。
期待するとの言葉には、せんで良い!などと言い返したり。暫く談笑が続き、しばし後に会議が始まるとギュンターが告げに来る]
おお、久しいのぅギュンター。
壮健じゃったか?
[現れたギュンターと二言三言会話を交わしてから、会議の邪魔にならぬようにと、皆を促し共に西殿からは離れて*行った*]
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