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[誰も届けろなんて頼んでねえとか縄張り巡廻も仕事だとかでエーリッヒを睨んで鳴く間もなく、動き出した二人に尻尾を踏まれそうで棒立ちになる。
後ろに隠れたティルに「ミ゛ゥ(無駄だろ、それ)」と突っ込んだのはややタイミング遅め]
え、違うの?
ミリィちゃん似合うと思うけど。
[素でそんなことを言った。]
じゃあ、ミリィちゃんのお友達とか?
子供はいないだろうし。
―自宅―
ほ、ほゥと、いやァ熱かったねェ。
[慌てて冷たい水を飲んで一息。もう一度慎重に味見をし、にんまりと満足気な笑顔になった]
上出来上出来、これなら坊も文句言うまいさね。
…と、アーベルもちゃんと分けてやるよう多めに渡しとか無いと。
[熱々の内に焼けた分を切り分けて籠に入れ、一度オーブンの火を落とすか悩む]
早く焼いた方が美味いが冷めるしねェ。
それにツィムトがいないと鼠が怖いし、さて困った。
はぁ?
[似合う、という言葉に。素でぽかん、とした]
ええと、うん、お友達と言えばそうですねぇ。
[正確には自分で造った存在なので、ある意味子供と言えるかもしれないのは、ややこしくなるのでさておき]
子供って。
そんな年齢に、見えますかぁ?
[猫に鳴かれたとしたって気にするわけもなく、猫妖精の正体を悟っていたとしてもそれを言うこともなく。ともあれ、その反応に答えは期待出来ないと理解したか、「そ」と短く答えて、距離を置いた]
で、ヨハナ婆ん家行くのか、お前は。
おやま、ちょうどいいところに。
[聞こえてきた元気のいい声に、急ぎ玄関へと出て行く]
あらまァ、おはようさん。朝からお使いなんてえらいねェ。
昨日もちゃんと片付けるしいい嬢ちゃんに育ったもんだ。
[手にした籠から用件を察して褒める。褒め殺しておく]
[隣の青年が手を上げたのを見て、少し首を傾げたが、然程気にはしなかったらしい。
2人の間近まで歩いて行く。
勿論話の内容は分かっていないが]
[褒められると照れくさかったのかえへへと笑った。]
これ、お母さんから。
うちの今朝鶏が生んだ奴です。
昨日、お茶をごちそうになったお礼にって。
[籠を両手で差し出すと、そわそわした様子で家から漂う林檎の匂いに鼻を動かす。]
―森―
[ティルの返事にそうだろうなと薄茶猫は頷き、いつになく好戦的っぽく見える森番の青年に首を傾げた。普段はもう少しやる気なさそうなんだがとか、似たような印象を互いに抱いてるとか知られたらまた首根っこぷらーんされそうである。
「ミ゛ャァゥ(昨夜のずんぐりむっくりは妖精の輪から来たのか?)」
それなら妖精のミルクを飲む権利があるから構わないんだがとティルに鳴いて、距離を置いた二人を見上げた。
ティルが飼い主の所へ行くなら見張りについていくつもりだ。何せ今お菓子を焼いてる真っ最中]
「約束」したから、ね。
[青年が諦めた様子なのは判ったものの、いまいち信用できないという顔で睨みながら頷いた。栗の一杯入った籠はしっかり抱えたままだ]
うん、にあうにあう。
リボンって大事だよ。
[よくわからない]
お友達なのか、そうか。
お友達のリボンなんだね。
うん、子供いるようには見えない。
ええと、おはようございます。
[つられた手をおろして、ユリアンにご挨拶。]
産み立て卵は何を作っても美味しいからねェ、助かるよ。
お母さんにありがとうって言っといとくれ。
[礼ならば遠慮なく受け取って、照れながらそわそわする様子に困った顔を作ってみせる]
あァ、コイツはちょいと頼まれもので焼いてるシュトゥルーデルなんだが…もう行き先は決まっててねェ。
もしも、焼き立てを今、届けてくれるなら、
貰い主がお礼にご馳走でもしてくれる…かもしれないんじゃがなァ。
[近付いたら子供という単語が聞こえたので瞬いた。
次にミリィを見て、首を傾げる。
いるのか?とでも言いたげに。
断片しか聞いていない為、誤解が生じているらしい。
アーベルに改めて挨拶されて、こちらも軽く頭を下げた]
[猫の心境と言語が分からないのは、互いにとって幸いなことだろう]
……そ、約束ね。
なら、俺も行くかな。
昨日買い忘れたものもあるし。
[節約しないと今月厳しいな、などと生活感の滲む呟きを零して、ティルの意向は聞かずに足を向けた]
ユーリ、昨日はわざわざありがとうですよ。
[やって来たユリアンに、笑って言うのは、蔦を見に付き合ってくれた事と、帰り際に途中まで送ってくれた事、両方への礼]
……大事……なんですかぁ?
[それから、アーベルの言葉にむぅ、と言いつつお下げ髪を引っ張る。
三つ編みの先を束ねるのは、服と同じ黒の紐。
お世辞にも、飾り気はない]
ですよねぇ。
子供に見られた事はありますけど、親に見られた事はまだないですし。
[首を傾げるユリアンの様子に一瞬きょと、と。
誤解されているとは思いもよらず、何か物問いたげな様子に、どうしたのかとこちらが悩んでみたり]
……どうか、しましたぁ?
[悩んでもわからないので、とりあえず聞いてみた]
ええと、はじめまして?
[わかんなくなったので、とりあえず挨拶だけをちゃんとしておいた。]
[それからミリィを見て、こっくり頷く。]
うん。大事って、聞いたよ。
女の子はリボンなんだって。
よくわからないけど。
ミリィちゃんもリボンつけてみたらどうだろう?
きっと可愛いよ
[にこにこと言って]
そうだよね。
ミリィちゃんを親に見るのは無理があるよ、うん。
[行き先は決まっている、と言う言葉にがっくり肩を落とし、その後に続いた言葉にぱっと顔を上げた。]
はい!
宅配リディ、喜んで配達させていただきます!
誰に届けるの?
みにゃ?ずんぐりむっくり?
[薄茶猫の声の方に気を取られていて、青年が歩き出したのに気付いたのは、その後だった]
ええっ?!お前も行くのにゃ?!
[気付いた途端、ものすごく嫌そうな声。しかし約束は約束だ]
うーん……。
[悩んだ。
なんだか真剣に悩んだ]
そう言われましても……。
余り、派手に飾り立てると、色々と……。
[邪気なく言われて、困ったように眉を寄せ]
……ですよねぇ。
[続いた言葉に、盛大にため息ついた。
見える、といわれてもそれはそれで複雑なのだが]
[ミリィの礼にはひらひらと手を振った。
それから、少し間が開いて]
…子供、いるのか?
[返す質問は直球だった。
本人は至って真面目である]
[ミルク一杯の代わりに家事を手伝う妖精と同じく、お菓子の代わりに栗をと約束したのなら、それは正式ではなくても猫妖精と人間の契約なのだと、猫の眷属である薄茶猫なら知っていたろうか]
ふみー
[仕方なく籠を抱え上げ、青年からは距離を置いて歩き出す。先程までと違って足取りは重かった]
いいのかい、そうしてもらえると凄く助かるよ。
[かかった、とにんまり笑いを噛み殺す。素直な子は可愛い]
届けて欲しいのは森番さんのところさね。
頼んできたのは坊…エーリッヒなんじゃが、林檎を取ってきてくれたのはアーベルでねェ。
ちょィとややこしいが、一応、アーベルに届けてもらえるかい?
籠持って来るんで、ちょィと待ってておくれ。
リボンは派手じゃないと思うけどな。
ね、そう思うよね?
[ユリアンに聞いてみた。]
あ、おれはアーベルっていうんだ。よろしくね。
でも、崖崩れのあとがなおったら、旅に出るんだけど。
……はぁ?
[真面目な様子で、しかも直球で問われて。
またも惚けた声があがった]
え、ええと、ええと。
なんで、そうなるですかっ!
[アーベルとのやり取りが誤解されてるとは思ってはおらず。
呆然から復帰したら、今度は大声が出た。
肩の上の白い鳥が、驚いたようにぱささ、と羽ばたく]
[数歩先にいったところで立ち止まって振り返り]
ずんぐりむっくり?
[首を捻る。
嫌そうな叫びには、にやりと薄く笑みが浮かべられた]
何か、問題でも。
[あったとしたって、お構いなしではあるが。
重い足取りながら歩みだしたのを見て、満足げに頷いて前を向くと歩みを再開した。慣れた様子で、いつもと何処か違う空気を抱いた森を進んでいく]
[薄茶猫は幸いにも通じ合わない森番の青年が歩き出したのを見ながら、猫妖精にそうだと鳴く。
人間の小さな子供くらいの大きさだった、としか言えないのだが。なにせ、どれだけその影が美形でも人間とか妖精基準の話なので、薄茶猫からすればただのずんぐりむっくりだ。
ティルも動き出すと薄茶猫も動き出し、結局二人と一匹がてくてく]
[その思惑には気づくことなく、張り切って相手の言葉を待つ。]
………アーベルさんのとこか……。
エーリヒさんが、林檎のお菓子が大好きなんだよね……。
[広場で聞いた言葉を思い出して、ついでに多少の誇張も含んだイメージを思い浮かべ、肩を落とす。
自分の分け前は貰えるのだろうか。]
や、でも、アーベルさんは好きじゃないかもしれないし……うん。
[ぶつぶつと算段をしながら、籠をとりに部屋の奥へ戻ったウェーバーさんを待つ。]
[リディを待たせて、自分用に残しておいた分を紙に包んで追加で籠に入れる。紙の表に鉛筆で薄く『リディ』と書いておけば察しのいい者なら感付くだろうと、籠を埃避けの布で軽く覆って玄関へ戻った。
リディの想像は知らないが、聞いたら笑い転げること確実だ]
すまない、待たせたねェ。
悪いけど早速行ってもらえるかい?
熱々の内が一番だから、よろしくお願いするよ。
[リボンの件については、急に聞かれても何のことやら、といった感じで瞬く。
次にアーベルの名乗る言葉を聞いて、…少し目を逸らし]
…ユリアン=ゲージ。
[告げた名前は何処にでもあるようなものだが、この村では少しばかり意味合いが違ってくる。
故に名字も併せて]
[大声と白い鳥の飛び上がる音に、そちらに視線を戻す。
むしろこっちが驚いた、という風な顔で。
違うのか、と言いたげに首を傾げた]
[薄茶猫はティルの鳴き声に、元気出せとでも言うように尻尾を一度揺らし先立って歩く。
猫の眷属だから約束はわかってるが栗届け終わったらそれで終了なので、その後を気にしているあたり妖精との契約の深い地を縄張りにしているのは伊達ではない。
言い負かして満足そうなエーリッヒの顔を見て、ユリアンに告ぐ危険人物とティムトの小さな脳に刻まれたのは秘密である]
[手渡された籠を受け取ると、まだ暖かいの言葉の通り、熱の籠もった湯気が手を温めた。]
はぁい。
行ってきます。
[返事は先程より少しだけ、元気がなかったけれど、足は元気に駆け出してゆく。
そう言えば、ツィムトはまだ寝ているのだろうか。
空になったミルクの皿が目に入り、薄茶猫の不在に首を傾げた。]
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