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―― 集会場前 ――
え?
[唐突な言葉。
じっと相手の目を見つめ、数秒。]
……あー。
[納得したような声を上げて]
散らかって無い?
[逆に問い掛ける。]
―住宅地・ノブの家前―
そう使いたいと思うよ。
[深く考えた言葉ではなく返し]
ふーん。
そう悪くなさそな場所に住んでるのな、ノブ先輩も。
[隣があやめの家と聞いてちょっと覗くようにしたり。
それから教わったパスワードを入口の端末に打ち込んだ]
お邪魔しますっと。
ありがとう、ラッシュ。
そっちも大変なんだろうけど、あんま無理しねーようにな。
[荷物を持たない手をひらひらとさせて家主不在の家に*上がりこんだ*]
―集会場―
うん、だいじょうぶ。
[頷く。
多少散らかしても掃除用ロボットが活躍してくれるので、それは間違いない]
後輩もいっしょなんだけどね。
女の人ひとりはあぶないからって、ライ……なんとか星人のお兄さんがいってたからさ。
[遅れて補足がつく。
ただやっぱりパトラッシュの種族名は覚えきれていなかった]
―住宅街―
[レッグの告げる過去の事件についてはそうかと答えてしばしの沈黙、
こちらの言葉に、頼りにしてると小さい笑みを向けられれば]
俺は両親が死んでいる、らしい。
小さい時のことで知らないが大きな事件になっている28年前のことだ。
事件の記録によるとPSI犯罪、サイキッカーのものらしい。
[やさしい語調で]
レッグの気持ちがわかる、とまではいえないがな。
そのうちその日が来るのを気長に待つさ。
―住宅街―
[ノブの家に対する感想には頷いて。
パスワードを打ち込む様子のレッグをじっと見て待ち]
それじゃあ、俺は見回りにいってくる、部長に報告もしないといけないしな。
[レッグの言葉には頷いて]
レッグもあまり部屋のものやたらに弄るなよ?
[最後に残すのは常の小言だったり]
ライ……なんとか?
[はて、と首を傾いだ。
流石に其れだけではパトラッシュに辿り着けず。]
ん。
ノブが大丈夫って謂うなら
まぁ、大丈夫かな
[緩く頷いて]
行く。
[確かな言葉で、返した。]
―住宅街→交番―
[レッグと分かれてからまずは報告にと交番へと向かう。
途中くしゃみをして]
誰か俺の話をしてるのか…
[呟きながら、静かな住宅街の様子に周囲を見回したり。
時折耳をぴくぴくと動かしながら、あたりの物音等に耳を傾けて]
ここは…大丈夫そうだな。
[サイキッカー以前に、こういう混乱に乗じた犯罪等も結構無視できない問題ではあった]
―集会場前―
んーとね、犬みたいだけど、犬じゃないんだって。
[その説明もどうなのか]
わかった。
じゃ、おわったらきてよ。
[頷きを返す。
列の様子に一度目を向けて]
……あ、そうだ。
ナタさんみてない?
あの人もいるってきいたから、ひとりだったらあぶないかなとおもって。
[ついでに尋ねもした]
―― 集会場前 ――
犬みたいだけど、犬じゃない?
………それ。
[まさか、と。
頭の中で立派な彼が、わん、と一吠えした。
実際、吠えられた事なんて無いのだが。]
パトラッシュ、っていう警察官じゃない?
[ほぼ其れで間違いないだろうとは思いつつも]
あー、うん。
司書さんならあっちに。
本人が行くっていうなら、一緒に連れて行くね。
[尋ねられた事には、頷きながら返答。]
―集会場前―
うん、たぶんその人……人?うん。
パトラッシュっていうんだ。
[若干何か引っ掛かりながら頷いた。
名前は知らなかったので、記憶するかのように何度か呟いて]
あ、よかった。
それじゃよろしくー。
[返事に安堵した]
じゃ、おれ先にかえってるね。
―― 集会場前 ――
うん。
可愛かったでしょ、ラッシィ。
[へにゃ、と微かにだらしない笑みを浮かべるが
宜しく、と続く声に]
はいはーい。
寄り道しないのよー。
真っ直ぐ帰りなさい?
[冗談交じりに、送り出す言葉を投げた。
再び進む列に乗って、手を振って一時の別れ。]
―集会場前―
うん、かわいいよね。
でもお兄さんなんだって。
[パトラッシュの評価については心からの同意を返した]
もう、だいじょうぶだって。
またあとでねー。
[口を尖らせながらも手を振った。
だが冗談混じりとはいえ、その忠告は間違ってはいない]
― →住宅街―
[帰る道すがら、ふと立ち止まる。
荷物を一度地面に置いてから、携帯端末を取り出す]
えーと……よし。
[先程メールを送ったアドレスのうち一つを呼び出して、聞いた名前と共に登録した]
こんどからラッシィさんってよぼう。
……うん、こっちならおぼえられる。
[端末をしまいながら、隣人が言っていた呼び方を真似る。
基準がいまいち分からないことを呟く様は、やっぱり*呑気だった*]
―交番―
[交番に着くと待っていた部長に敬礼をし、集会場の様子と道中の区画内の様子を報告した]
交代しますので部長も認証の方を。
[頷いて任せたぞと自分と入れ替えに交番を出て行くのを見送る。
集会場の方で受け取った袋の中身を改めて確認する。
非常時のマニュアルと取り扱いのマニュアル、リボルバーは取り出してホルスターにかけてあるので中にはなく。
もうひとつ別のマニュアルと小型の機械がひとつ]
―― 集会場 ――
そう。
……あれで私より年上なんだよねぇ。
[ノブと別れてもなお、独りごち。
進む列はやがて、自身が最前へと至り]
どうも。
[受付へ軽く頭を下げれば、
認証手続きを済ませ、一式の支給を受ける。
袋に詰められた、其れを。]
……重っ。
[想像よりもずうっと重く、思わず声にしてしまう。]
―交番―
[マニュアルには小型の機械の説明がかかれており、それに目を通しながら]
警察官は信用されてるってことか…?
個人認証…、俺しか使えないってことか。
[見慣れない機械のこと、説明書の内容を今のうちに読んでおくことにした]
すぐにまた忙しくなる可能性もあるしな。
[独り言を呟いてから、マイルズと話した"ことだま"のことを思い出す]
このまま無事に解決してくれるのが一番か。
[もっとも、それは穏やかじゃない結果を伴うことは、避けられないことを胸中に*しまい*]
中
まだ起きてたり。
今回はあんまし表に出ないつもりだったりします。
そういうのは得意だ!(こら
まぁこの村PC視点での打ち合いだから大丈夫だと思うんだけど。
ズューネだからって理由で撃たれやすいから、やりたい事は早めに消化しとかないといけないけどねー。
―― 集会場前 ――
[顔を顰め、両手で袋を持ちながら
こつ、こつ、と一歩ずつ確実に歩む。
袋のせいで上手く足元が見えないからだ。]
ごめんね、おまたせー…
[ナターシャの元へと戻れば
よろり、と地面に袋を置いて]
これ、何なの。
……何で私の、こんな大きいの。
[思わず愚痴ってしまった。
だって其れは、どうみても似つかわしくない大きさ。
自分の頭より僅かに大きいほどの、袋だったから。]
どうしようかな、これ。
流石に置いていったら怒られる?
[そういう問題では無いのだが。
其の心算は無くても思わず零してしまう程。
苦笑いしか、出てこない。]
あ、そうそう。
[は、と顔をナターシャへ向けて]
ちょっと話があるの。
詳しい事は後で話すから、ね?
私の家まで、来ない?
[あえて詳しい事は伏せて、誘う言葉。
面々と顔を合わせてから説明しても
遅くはないでしょうという*算段*]
―アコルデ家・自室―
[夕食ができたら呼びに来る、というジョエルを見送り。
一人になると、大きく息を吐いた]
……本当に。
親子で同じ事態に巻き込まれるとか。
[何の因果ですか、と呟く。
幼い頃に死んだ母、その原因は今回と同じ騒動。
故に、この状況が父に与える影響は決して軽くはないだろう、と察しがついた]
本当に。
早く、終わるといいんですが。
[言いつつ、持ち帰った袋の中を確かめる。
中には非常事態マニュアルに、自動拳銃とマガジンカートリッジが一つ]
……私、どんな認識されてるんですか。
LAM内臓型って。
[ぼやくような呟きをもらした後、ひとまずそれは置いて。
ピアノに向かい、気を紛らせるよに、旋律を紡ぎ出す。
張り詰めた空気の中に、それとは対象的に穏やかな音色が流れて行った**]
―――――。誰、あなた?
[不意に入ってきた声に、眉を潜めるように尋ねる。相手からはすぐに名が返ってきた。]
へぇ…『私』にまで話しかけられるなんて、けっこう優秀なサイキッカーなのね。
[自分に語りかけてくる様から、相手の正体はすぐに知れた。
くすと、楽しげに小さく返すと、向こうも比較的親しげに、こちらに語りかけてきた。]
へー。貴方がホストになって?繋いでるんだ、サイキッカー同士。
ってそんなに居るの?…そりゃ、引っかかるわけよねー…。
[呆れたように嘆息した。物言いから、一人二人、といった数ではないようだ。]
もぅ、もっと上手に隠れてなさいよ。こっちまでいい迷惑。
[むっとした声に、向こうは心底申し訳なさそうに謝ってきた。あっさり返る謝罪には、比較的印象は悪くなかった。]
で、皆で連絡取り合って何しようとしてるの?行進するわけじゃないでしょうし。
[それでも不信は多分に含んでいたが、隠しはしない。じろり。下から見上げるように声をかける。
相手はおくびもせず、自分たちの計画を雄弁に語り始めた。]
…………へぇ。市民を扇動して、暴動、ねぇ…。
確かにそれなら、この区画を混乱させて、逃げ出せる可能性もあるかも。
……でもごめんなさいね、私は駄目。参加出来ない。
理由があって閉じられてるの。
メインの私に自覚もなければ、力も使いようがないわ。
逆にサイキッカーを殺すのに、遠慮がないから気をつけて。
[楽しげに言うと、向こうはぎょっとしたように再び捲くし立てるように言葉を投げかける。
今は一人でも手がほしい、そんな感じの内容だった。]
そんな事言われても…。
さっきも言ったけど、閉じられてるの、私。
自分でやっちゃったんだけどね、捕まる直前に、サイキッカーだってばれないように。
おかげで処分されずにはすんだんだけど…きつく閉じこめすぎちゃったから、今は『いいこの私』とは関係なく、ささやかに喋っていられるだけ。
名前?ん……。
[名を尋ねられれば、教えようかどうか少し悩んだ。完全に味方になりうるか、判断しかねる所でもあったので。]
(…そうだ。)
ねぇ。協力してあげられるかもしれないけど、条件があるの。
私の自己崩壊プログラム、解除してくれないかしら?ハッカーがいれば、そんなに難しい事じゃないと思うの。
自殺防止のプログラムくらいなら、スイッチの切り替え程度の操作で出来るはずよ。
一人くらいいるでしょう?ハッキングメインのサイキッカー。
…じゃないと、そんな計画作らないだろうし。
ええ…期待してるわ、私だってここから出たいもの。
………私の名前?
アリシア。
今はエリカだけど、ね。
[そうして自分の後に与えられた名と、囚人番号を告げた。ズューネと知ると、向こうは興味深そうに罪状を聞いてきた。]
ないしょ。知り合ったばかりの相手に、そんなに色々と教えてあげられないわ。
もっと私のこと、隅々まで知ってくれたら教えてあげる。
[蠱惑的な声で囁くと、それじゃぁと一旦相手の声をこちらから閉ざした。]
[思わぬ所から手が差し伸べられ、閉じられた『私』は微か笑む。
自体は悪い方へと進んで行っている。その事も笑みを深くする理由の一つ。]
さて、と。これで第一条件はクリアーかしら。
第二条件も何とかなりそう。
上手く触発されてくれれば…だけど。
[『いいこの私』と出会えるのを楽しみに、今は待つ。]
―アコルデ家・台所―
[こと、こと。鍋が鳴る音に、ぼんやりしていた意識が浮上する。
何を考えていたのか――さっきジョエルに話していた事だったろうか。それともマイルズにかけられた言葉を、思い出していたのか。
それとも、何か別の事か――]
あ……煮零れ!
[思い返す前に、目の前で泡を吹きかけていた鍋に届く熱を止める為にスイッチを切った。]
うわ…危なかったぁ。ボーっとしすぎ…。
[ため息をつきながら、蓋を開けるとぎりぎり焦げついてはいないようでほっとした。
鮮やかだった赤い魚は、濃い味に煮付けられ色が誤魔化され、これなら特に気にせず口に持っていけそうだった。
他に野菜をさっぱりとあえた物とスープを作り、主食にはパンとライスと両方を用意した。]
―アコルデ家・台所―
しっかりしなきゃ…。ただでさえ一人手が足りないんだし。
[昔のように、機械的に動けなくなってきていると、微妙な面持ちになる。
消された記憶は、感情も大幅に奪う。それは人と接する事で、徐々に取り戻されてくる。
新しい生き方を与えられて10年。
買われた先の主は優しい人達で。それはとても幸運だった。
――――ぺしり。
頬を軽く叩いて、気合を入れなおし。
ダイニングルームのテーブルに食器を並べ、夕食の準備はようやく終わった。]
よし、冷める前に。
ジョエルさん、夕食の準備が出来上がりました。
ぼっちゃまを呼んできて下さいね。
[そうジョエルにメールすると、台所に入り、料理が冷めないように調節しながら主らを*待っていた。*]
中
多分時期がくるまで潜伏なんだよなーって思ってこっちで勝手にやってます、が。
何か事情があって出れないのであれば、勝手に進めてしまってごめんなさい><
─アコルデ家・居間付近─
[夕食が出来る間、簡単な雑務をこなして時間を潰す。
メイドが一人足りない分を補うのも兼ねていた]
…………?
[そんな中、不意に携帯端末のアラームが鳴る。
いつものアラームとは異なっていたため、訝しげにしながら端末を取り出した。
ディスプレイに記されていた送信元は、この屋敷のメインセキュリティから]
……これは……もしや、旦那様が?
[バーチャルディスプレイを起動し内容を読んでみると、別区画の主の父の家との通信が不可能になった時に通達されるメールであることが分かった。
万一の時を考え、予めプログラムされていたものらしい。
通信が途絶える事態と言うのは、限られた状況下で発生するものであるために]
……………。
[無言のまま翠が連なる文字を追う。
そこに記されていたのは、「息子を護ってくれ」の文字。
懇願するように書かれた文章に、軽く翠を細めた]
……「護ってくれ」、ね……。
[少し、鼻で笑いそうになった]
[通信が途絶える事態がどういうことなのか]
[それを解っての文章であると理解する]
[つまりそれは、命がけで護れと言うこと]
自分の命を捨ててでも護れ、だと?
───ふざけるな。
[何を考えているか分からない無表情で文字をじっと見つめて居ると、聞き慣れたアラームが鳴り、バーチャルディスプレイの画面が切り替わった]
…夕食が出来たか。
[同僚からのメールを見て思考を散らし、了承のメールを返信した。
それが終わるとバーチャルディスプレイを切り、端末を懐へと戻す。
そして予定通り、主の部屋へ夕食が出来た旨を伝えに*向かった*]
/*
やっても良いかな、と迷いつつもやってしまった。
母親も同じ状況で亡くなってるなら、やってても良いかなー、と。事前プログラム。
明日暴動が起きてからでも、もう一つのネタ忘れずに落とさないとな。
JaかNeinか。
―回想・集会場前―
ごめんなさい、お待たせしちゃって…
え?あぁ、そうですね。列の割には早く回ってきたみたいで。
[アヤメと合流し、早かったと言われれば笑顔で答え。
次いで問われた言葉には、ん、と頷いて]
本物、みたいですよ?
大きさの割には重い、かな。
アヤメさんが支給されるのと違っていたら、後で見てみます?
[彼女の仕事柄、こういったものには興味があるだろうと。]
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