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お湯にはいってきたんよ。
あつかったんじゃぁ
[えいかねえさまに答えながら]
[大兄をにらみつけるか]
皆、同じ。
きっとそうじゃけど、気になったんじゃも
[むぅっと少しふくれて]
[*自分も席につこうか*]
今……呼び方……。
[今までと違った、と。
しかし、きょとん、とした様にそれを口にして良いものか、わからずに]
うん、お食事、いただこう。
風漣も、お腹すいたし。
[にこ、と笑みつ、こう返すに止め。
仔うさぎを傍らに、*夕餉の膳へ*]
[膳の前に座りかけて、ねいろと風漣の様子に、少し首を傾げる。しかしそのまま何も言わずに箸をつける]
いいお湯でしたよ。こんな日には、御酒より身体が温まりますやねえ。
[えいかの言葉には、そう応じて、笑む]
[烏が御酒を飲まぬを見れば、琥珀はきょとりと驚き示す。
見咎められれば、慌ててふいと逸らさんと。]
[あやめが白き布指し話すを聞けば、琥珀隠すよに瞼伏せ、]
晴れを呼ぶ…か。
我には縁がなかったな……
[嬉しげなねいろを見守りつつ、零すは小さき独り言。
はぐと大きめの茄子噛み付いて、しばし咀嚼し黙り込む。]
おや、可愛らしい小坊主さんだ。確かに虹でも連れてくれれば、空も少しは華やぎましょうかね。
[あやめの手にする、てるてる坊主に目を向けて、次いでえいかの言葉には、首を傾げる]
お天道様は、呼ばずとも、星を呼ぶのは、舞い手の役ではありませなんだかねえ?
やれ、それほど熱くはなかったような…。
[冷え切りすぎて感覚鈍っておったのか、首傾げつつ言葉を返す。
頬膨らませる姿には、心惑うよに眉を寄せ、]
…すまぬ。
[ばつ悪そうに琥珀が逃げた。]
ああ、きっと晴れるだろう。
虹もかかれば好いね、綺麗だろう。
[風漣と音彩とを見遣るも言葉は重ねず]
白の君もお作りになるかな。
なるほど、星を呼ぶか。
伝承曰く天狗が隠したのだったかね。
なれば舞い手の役目は、
天狗を喜ばさんがためかも知れぬね。
白の夜も悪くはないけれども、
黒の夜に煌めく星も懐かしきかな。
[とおに「ねえさま」と呼ばれるを諦めたがゆえか、
風漣への呼びかけ変わるを、さりとて不思議と思わずに。]
…ああ。うむ、そうか。
[御酒より風呂との烏の笑みには、心読まれたかのよに瞬いて。
なんとも言えぬ面返したか。]
[烏の問いには首を振り]
否、我には星は呼べぬじゃろ。
たとい星を呼べたとて…雲の上では呼べぬと同じじゃ。
[舞い手であるは否定せぬも、面に浮かぶ笑みは仄かに苦く。]
…晴れも虹も良いが、我は雨を好きなのじゃ。
童に作るは任せよう。
[あやめに作るかと聞かれれば、ゆると首を横に振る。]
なるほど、左様にて。
[心得たとばかりに頷いて手を進む]
晴れには晴れの、
雨には雨の趣があろうな。
此方は何方も好みはするけれども、
雨に濡れるが好きな御仁ばかりでは困ろうからね。
我よりもほれ、そこな揺藍殿が相応しかろう。
空のよな髪をお持ちじゃ。
[剣舞は見てはおらねども、立ち振る舞いにそう思えたか。]
天狗が星を隠したか。
さてさて神巫がいらしたものを、真か否か訊き損ねたの。
星もそうじゃが、我は夜も懐かしいかな。
[ふいと座敷の外、白き夜を見やり呟く。]
雲もいつかは切れましょうさ。
それに雨もまた、生きるに欠かせぬものですよ。
[えいかに言って、あやめに、視線を戻す]
天狗が隠した星ならば、天狗になれば戻せましょうかね。
[口調は軽く、冗談事のように]
中/
もし晴れなかったらと訊きたき誘惑が。
晴れなかったらくびちょんぱ。
…いかん、そのようなこと風漣の前では言うてはならんっ!
夜と言えば暗きもの、
ゆえに今がその刻と言われても、
慣れぬ身たれば実感湧かぬだろうね。
[眼差しは同じように外へと向かう]
天狗にとりてはこれが夜であろうかな。
雨にばかり…
…ああ、傘売りが困ろうな。
[あやめへ冗談とも本気ともつかぬ声返し、手を進むるを見やる。
赤と白の手は、器用に小坊主作りゆこうか。]
ああ、いつかは雲も切れようか。
されど…否、なんでもない。
[烏にゆると首振れば、ぱさりと髪が乱れて肩に。]
…そなた、天狗になりたいか。
[あやめへの冗談めいた言の葉を、真に受けて問う。]
[外に向かった眼差しを、内に戻して横顔を見る。]
夜といえば暗きものと信じておったでな。
慣れるには時間がかかるであろ。
じゃが…白き夜こそ天狗が夜なら、天狗は鳥目であるや否や。
[いたって真面目に呟くか。]
〔食事を終えた童らと共に坊主作れば、
軒先へと向ひてそれらを吊るそうか。
白き衣服を纏ひし可愛らしき顔の子ら、
静かに涙を流す白の夜空を真直ぐ仰ぐ。
その傍らに立ちて見上げる女は何を思ふか、
眼を伏せれば朱唇を震わせて音を紡がむ。〕
[朝靄は川を白く埋めて、その前に立ち尽くす青い姿すら白に染めてしまうかのごとく。
日が上ると同じに漸く目をさませば、曙に染まる世界を求めて足は自然と外へと向かった。
地には空が泣いた蹟があり、自分の記憶には空が泣いた覚えはなかったから日を跨いだのだろうとは何となく]
……美しいの…。
[ぽつりと呟き、そのまま川辺りを日が高く上っても離れようとする気配は*なく*]
[何もかもを暴くことを強要する目]
[逆らっても聞かず][ただあちらこちらに]
[暗闇に]
[その足跡がいくつもついて]
[すべてがあいまい]
[目が覚めても]
[それは変わらずに]
[否]
[もうすこし酷くなるか]
[ふわふわと漂う意識を持ったまま]
[童子に果実をもらうと]
[ふらり]
[*白の花を見に行く*]
[雨降る夜に見る夢は、遠き日のこと見せようか。
されど霞がかったかのよに、知りたきことは見せやせぬ。]
[ゆくか、かえるか。そは誰が選びしや?]
[天狗であったか、己であったか。
いずれであれど、なにゆえかを夢にも知ることは適わず。
睫毛震えしその陰の、琥珀ゆらゆらゆめうつつ。]
天狗であれば、なぜかえしや。
我であるなら、なぜかえりしや。
[かつての幼子。かえりたいと願うたやも、そは覚えなく。
はたまた――天狗の里に置き忘れたか。]
[目を覚ました時には雨は上がっており、琥珀はぼうと空を見る。
ふらり座敷へとゆけば、軒先でてるてる坊主が揺れたろか。]
さても働きものの坊主よな。
童の想いが通じたか。
…それとも、金の鈴欲しゅうなったかの。
[朱唇紡ぎし歌思い出したか目を細め、答え返らぬ問い投げる。]
[一面に白い花]
[しとしと]
[小降りになったろうか]
[ちいさな傘を借りて]
[館のそば]
[口ずさむはどちらの歌か]
[どちらにせよ]
[ちいさい]
[やがて雨はやんだのか]
[薄霧のよう]
[白い光]
[花びらにひとしずく]
[ふるえて弾かれた水が]
[土の上に落ちた]
[立つ手の傘は閉じられぬまま]
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