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[全てに干渉せし、天聖が力。
その特性は旋律が紡がれるに従い波紋と成りて、心穏やかになるよう働きかけてゆく。ただ独り―― 己だけを除いて]
[やがて、そっと近づく気配と声。
翠樹の少年が語る言葉に、歌は掠れて。私は両の手で口を覆う。
彼の言う通りであろう。エィリ殿はとても優しい猫であったから]
そう…ですの。心に留めておきまする。
[夢を見ていた。
今は昔、あの鍵の書事件の頃。
それはとても他愛のない日常。
アンパンと牛乳がどうとかいう、
そんなくだらない会話をしてた夢]
[ユリアンが目を覚ますと幽かに漂う翠樹の気]
ああ、懐かしい夢を見ちゃった。
ティル、今頃どうしてるかなあ……。
[最近会ってない友の事を思い返す。
ある一つの予感が過ぎるものの、それは考えないようにして、
楽しい思い出だけを取り出し、回想する]
[遠くから聴こえる心安らかなる旋律。
その詩を紡ぐ者へ、ユリアンはコエを送る]
おはよう。僕は今、書庫にいるよ。
ナタ・リェさんは広間で歌ってるのかな?
もう少ししたら、広間に戻るよ。
何か読みたい本でもあったら、僕に言って。
そっち持って行くから。
[歌を邪魔しないよう小声で呼びかける]
[しかし「もう少し」と言いつつ、
ユリアンが広間に戻るのはまだ先の事]
[再び本を開いたまま眠りについたのは、
微かに響く子守唄のような旋律のせいというより、
ユリアン自身に*主に原因があるのだろう*]
エィリ殿はお元気ですか――…?
[問う声に答えは返らず。広間を出て行く姿を見送る。
昔話をしていたのなれば息災であられようと、微かに表情を緩め。私は幾分か穏やかになりし心地で、再び旋律を*紡ぎ始めた*]
−森上空−
[いつの間にやら屋敷を抜け出し、ふよふよと浮遊]
ふーん。意図せずとはいえ、『原因』が帰っちゃったか
となると、まあ向こうの苦労人が文句言いつつ動き出す、わな
まあ、泡沫の夢として楽しませていただくとしますか
天聖の獣 ナターリエは、時空王 ネリー を投票先に選びました。
[再び旋律を紡ぎ始めて――しばしの後。
獣の耳に届いたコエに、私は僅かに目元を和ませる。
青年らしからぬひそめた調子が、気を使っての事だと判ったが故に]
[いいえ][なにも] [気をつけて]
[旋律に紛れる小さな波紋。音無きコエの代わりに*響かせる*]
[外にも微かに声が届く。
頬を緩ませ、腰を下ろす。]
こういうことかな。
[創られたもの。
そっと種を落とせど、それは常より遅く成長を進める。
ここは、本来の場所ではない。そう言うように。]
……。
おいで。
[呼ぶと、芽が苗床の腕へと伸び、消える。
空を見た目は、紅色をしていた。]
[ミハエルは、オトフリートの報告からはじまった一連の会話の間も、じーっとクレメンスを睨みつけ、もとい監視していたようだ。]
……まあ、事態がこのようになったとあれば、この空間の核扱いされている奴もおいそれと名乗り出にくくはあるだろうな。
それ以前に、当人へその自覚があるのかが私には疑問なのだが。
愉快犯という言葉もある。
つまり、お前たちが慌てふためく様子を”核”とやらが楽しんで居る可能性もあるだろうな。
[ブリジットに袖を引かれ、彼女の手を握る。]
お前が気負って何とかなるものなのか?
そうでは無いのなら何かと張り切りたがる奴にでも任せておくがいい。
[握った手に特に強く力を籠める訳ではないが、ブリジットの帯びる過剰な熱を冷ますように仄かな冷気が漂う。
そういえば、ハインリヒあたりには人間だとでも思われているかも知れない、とぼんやりと思う。]
……しかし、昔から思っているのだが竜族というのは衆目の前に間抜けな寝姿を晒すことが好きなのか?
ダーヴィッドも適当な場所で堂々と眠っていた記憶がある。オトフリートといい、理解したいとも思わないが、私にはとても不可解だ。
苗床 リックは、焔竜 ダーヴィッド を投票先に選びました。
苗床 リックは、天聖の獣 ナターリエ を投票先に選びました。
苗床 リックは、殲滅の陽光 ヘルガ を投票先に選びました。
苗床 リックは、焔竜 ダーヴィッド を投票先に選びました。
/*
ふわもこ愛でたかったんd
PC的に出来ないから……!
ナターリエの歌は意識的に避けていたり。
何にせよ、心を動かされるのが厭らしい。
/PL/
よく考えてみたのだが、というかよく考えるまでも無いのだが
りっくんに会いに行く→ぶりじったんを置いていく
無い無い。
それは無い。
/*
ええと。
予想以上に人数多いのもあり、逆呪は食らうつもりなんですが。
……どっちが呪なんですかーと。
読んだ感じではあちらっぽいんだが……確信ねぇな。
取りあえず、現実からの実況中継をお送りしておくべきですか、と。
─ 一方その頃、あちら側─
「さて……大体の状況は把握できた所で……どうしたものか」
零れ落ちてきた機鋼の仔竜、その話を一通り聞いた所で、影輝の王は館広間の天井を見上げつつ、小さく呟いた。
空間に干渉し、崩しに行くのは容易いが。
創り上げた力の大きさなどを加味すると、手順を誤ればややこしい事になるわけで。
「ったぁく……ほんとに、竜族は厄介事を持ち込んでくれる」
……大元の大元が何かは、取りあえずおいとくらしい。
「とりあえず、現状こちらからできるのは、安定取り、か。
恐らく、時空竜が一度は無茶を通してくるだろうから、後はそれを安定させてバイパスにすれば、脱出経路の確保はできるだろう」
なんせ、あいつの仔だからなあ、と。
呟く所からして、行動予測の基準は時空の竜の生命の父──影竜王の気質であるらしい。
それもそれでどんななんだ。
「にしても、空間に関する専門家が揃って捕まる、ってのも、一体どうなんだか、ねぇ……」
ぼそり、とこんな事を呟いて。
菓子を食べて落ち着いたのか、うつらうつらしている機鋼の仔竜の様子に苦笑めいた表情を向けた後、影輝の王はふらり、館の外へと向かう。
外に出て、改めて上を見上げる。
ぼんやりと浮かんで見えるのは、『複製』の空間か。
近くて遠い場所にあるそれをしばし見つめた後、天へと手をかざして愛刀・草薙を呼び寄せる。
同時に、具象化するのは貴紫の六翼。
最も力を繰りやすい状態を取り、ふわり、ゆらりと光の粒子を散らしてゆく。
「……ヴィオ、聞こえるか? 聞こえてるなら、返事しろ」
『複製』側にいる、自身の分身へと呼びかける。
その声が自身の元へと届いたなら。
「時空竜に、伝えとけ。
『空間に風穴空けるのは一度で十分、後は、こっちで安定させる。
寝込まれると厄介だから、自重してくれ』」
……こんな指示を出していたとか*いないとか*。
/*
しかし、ハヴェたんに言われたくはないだろう、オトとしても。
若い頃のハヴェたんの無謀ぶりは、イズマさんからきいとるはずだしなw
[握られた手から伝えられる冷気には気持ち良さそうに]
んー。竜族は私達より肉体への依存が強い人多いって言うし。
仕方ないのかも?
[自分も良く居眠りするのは棚に上げてます。
まぁ本気で眠るのは力の消耗によることが多くはありますが]
うん、力抜いておく。
[そうして瞼を閉じ休んでいた。
ふわ、と身体から抜けていった何かを強く意識することもなく。
それが同属ではない親しき力に引き寄せられるのも*気付かずに*]
/*
本当は良くないと分かっていますが。
対象が思いつけなかったのと、RP的意味を兼ねて委任させていただきますです。
お叱りがあればエピにてお願いします(ぺこり)
投票を委任します。
未熟影 ブリジットは、殲滅の陽光 ヘルガ に投票を委任しました。
[緩やかに知覚の糸を伸ばす、触れていくのは、様々な感情の波、心の流れ、ある者は楽しげに、ある者は哀しげに、ある者は不安に揺れて、そうして、他ならぬ己自身に向かう複数の疑念。それら全ての感触を楽しみながらも、ふと触れた陽光の精の感情には、僅かに呆れたような視線を向ける]
おや…
[ふいに幽かに感じたのは影輝王の意志]
あちらでも苦労なさっているようで。
[笑みを深めて呟いた]
[やがて、手にしたカップを空けると、足りなくなりそうな湯を沸かしに厨房へと歩み入る]
『しかし、あの方は、探査の鎖も跳ね返してしまいそうですねえ』
[そうなってしまうと、この空間の外に跳ね飛ばされるのは時空竜の方で、それはいかにも面白くないと顔を顰める]
『と、いうか…』
[湧かした湯をきっちりと茶葉を計った大きめのポットに注ぐ]
居眠りしている間にやっちゃうとか、面白過ぎますよ。
[くつくつと笑いながら呟いて、砂時計をカタンと回転させた]
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