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◆通常、12-24時間後に発症し、初期症状は主として消化器症状と神経症状。
*少量摂取では嘔気、嘔吐、食欲不振、上腹部痛、感覚障害、筋力低下、運動失 調、ことに失調歩行、振戦、多発性神経炎(下肢の疼痛)。
*重篤な場合、上記症状に加え、発熱、譫妄、痙攣を起こし、肺炎、呼吸抑制、循 環障害で死亡。
*その他の症状として、脱毛(1-3週間後)、腎障害(蛋白尿、円柱、血尿、乏 尿)。
◆ヒトにおける中毒症状は、経口摂取直後から1-2日目は吐き気、嘔吐、食欲不 振、口内乾燥感、口内糜爛、口内炎、歯齦(肉)炎、鼻漏、結膜炎、眼と顔面腫脹、下痢、腹痛、不眠症、難聴、視野暗転、手足の刺痛及び疼痛。
*経口摂取から数日後に重い口内炎、筋肉麻痺、3週間目には爪の萎縮、神経及び 精神障害、譫妄、痙攣、昏睡、窒息死が起こる。タリウム中毒に特徴的な症状として脱毛がある。
◆硫酸タリウムは極めて危険である。鼠にのみ選択的に毒性を現すのではなく、多 くのヒトもタリウムにより中毒症状を惹起されるので、その使用は現在多くの国で厳重に規制されている。急性中毒では、消化管の痛み、運動麻痺、呼吸障害による死亡が見られる。一定時間以上の間、致死量に近い量を与えると、皮膚が赤みを帯び、タリウム中毒の特徴である脱毛が起こる。
◆病理上の変化では血管周囲への白血球集合、脳、肝、腎の退行性の変化があげら れる。神経症状は顕著で、振戦、足の痛み、手足の知覚異常、特に足の多発性神経炎が見られる。また精神病、譫妄、痙攣、その他の脳疾患も見られる。
タリウムは灰色の柔らかい金属で、地殻には0.6ppm(0.00006%)ほど存在します。資源的には、銅、鉛、亜鉛などの硫化鉱物に微量に含まれており、精製の際の副産物として回収されます。また、タリウムは光学レンズ、低温用温度計、半導体、それに、放射能の測定に使用されるシンチレーションカウンターなどの製造に使われています。1950年代初めまで、酢酸タリウム軟膏が多毛症の治療薬として使用されて、中毒患者の発生が見られました。また、硫酸タリウムは殺鼠剤などに使用されていましたが、においや味がなく見分けが困難なことから誤食事故が相次ぎ、現在ではあまり使われていません。
タリウムは特に毒性の強い金属の1つで、推定致死量はタリウムとして8〜12mg/kgとされ、消化管からだけでなく、気道や皮膚からもよく吸収されて生体内に蓄積します。タリウムの消化管からの吸収は速やかで、通常、12〜24時間後に発症し、初期症状として消化器症状と神経症状が現われます。少量摂取では嘔気、嘔吐、食欲不振、上腹部痛、感覚障害、筋力低下、運動失調等の症状が現われ、重篤な場合には発熱、痙攣を起こし、肺炎、呼吸抑制、循環障害で死に至ります。
タリウム中毒で最も特徴的な症状は脱毛であり、通常2週間程度で現われますが、大量摂取時には5日目位でみられることもあります。"原因不明の多発神経炎に脳症と消化器症状を伴う時にはタリウム中毒を疑え"といわれていますが、脱毛をみてはじめてタリウム中毒を疑いはじめた、というのが一般的な経過であり、頭髪が束状になって抜け、眉毛は外側2/3が抜けやすいのが特徴です。
タリウムイオンはカリウムとほぼ同じ大きさであるため、生体内では類似の挙動を示し、カリウム濃度の高い神経、肝臓、心筋などの細胞膜やミトコンドリアで、カリウムの1/10の濃度でこれと競合し、毒作用を現わすと考えられています。また、他の重金属と同様SH基をもつ酵素の機能を障害するため、システインのタンパク及びケラチンへの合成が障害され、これが脱毛の誘因になると考えられています。タリウムはまた、細胞内のリボフラビン(ビタミンB2)と不溶性の化合物を作り、その機能を停止させ、これが脱毛、神経炎、皮膚炎などの原因ではないかと考えられています。
Q1:タリウム中毒とは、どのような病気ですか?
A1:タリウムは、1861年にイギリスで発見され、はじめは淋病、梅毒、結核の治療薬として使用されておりましたが、しばしば中毒を起こしたことから、治療薬としては用いられなくなりました。その代わり、現在は殺鼠剤として世界中で利用されております。タリウムは、無味無臭という特性から誤飲誤食による中毒事故が米国、欧州、日本で報告されております。硫酸タリウムの致死量は、成人で約1gです。
Q2:タリウム中毒の症状は、どのようなものがありますか?
A2:摂取から1〜2日後に症状が発現します。嘔吐、食欲不振、口内炎、結膜炎、顔面腫脹、便秘、筋肉痛、頭痛が出現します。口内炎、視力障害、知覚異常、下痢、腹痛、消化管出血、高血圧、不整脈、脱力感、運動失調、腎不全、痙攣、昏睡、呼吸麻痺、爪の萎縮、毛根部黒色色素沈着、発汗、脱毛などがみられます。
Q6:硫酸タリウム中毒の予後はどうなっていますか?
A6:多量摂取して急性中毒となった場合は、死亡します。軽症の場合でも、神経症状や知的障害を引き起こすことがあります。
よかった。即効性d
少女 ベアトリーチェは、貴族 ミハエル を投票先に選びました。
─自室─
[ぱたりと閉じる、ひとつめのクローゼット。
纏うワンピースは深い黒。
白いレースとフリルがたくさん。
真っ赤なバラも飾られて。
頭におそろいのヘッドドレス。
まるで、まるで、人形のよう。]
7)、硫酸タリウム中毒の治療はどうしますか?
胃洗浄
活性炭・下剤の投与
塩化カリウムの投与
プルシアンブルー療法
投与量:250mg/Kg/日
必要なら血液透析
[ぱたりと開ける、みっつめのクローゼット。
キラキラ輝く刃物の中から、長柄の棒へ手を伸ばす。
棒の先にはピカピカの三日月。
冷たく青白く輝くそれを、小さなその手は抱き寄せて、冷たい刃に口づけを。]
[open the door, and i go out from my room.]
―to corridor[2F廊下]―
嗚呼、ここを通らなければいけませんね。
[口元に困ったような笑み。]
(中/わぁわぁみんなかっこいい\(^o^)/
なんでそんなにかっこいいの?
水銀わたしも使いたかったけどやめちゃった\(^o^)/
・・・ところでナターリエって、占って欲しいのかなぁこれは。悩むなぁ。
占う対象としてものすごく自然な人物だけど)
─書斎─
[ぱたむ、と乾いた音が響く。
書斎の中に佇む影、その手には日記]
……ざっけんじゃねぇ……。
[低い呟きがもれ、日記が机に放り出される。
つい、先ほどまで蒼の瞳が向けられていたページには、予想通り、真新しい記載があった。
『遊戯の始まり』
日付と共に記された言葉は、例によって簡潔だった]
神だかなんだか知らねぇが……。
[呟きつつ、ぐ、と拳を握り締める]
[plash,
...の足が赤を踏む。あまり気にすることもせずに、反対側の階段を下りようと]
―staircase of western―
―first floor―
[一階につき、昨日から気になっていた書斎に行こうかと思う。
人狼――信憑性の出てきた話。
反対側の階段の赤い血の跡。そこに居た存在は、この目では見ていないものの。]
きっと、何かあるでしょうし。
[呟いて、向かう]
―and go to library―
[軽く、首を横に振る。
熱くなったら負け。
そんな言葉が頭を過ぎった]
……いずれにしろ……俺は、死なねぇ……。
[言い聞かせるように呟きつつ、懐に入れた短刀を取り出して見つめる。
基本手段である、糸での窒息。
それが適わない際には、短刀や短剣を利用した接近戦での一撃必殺を試みるのが、彼の殺り方。
それを見透かしたように置かれていた短刀]
……こんな馬鹿げた騒ぎのために……死んでたまるかよ。
[いつもなら、扉が開いた時点で気づきそうなもの……いや、それ以前に、他者に気取られぬようにしているはずなのに。
それを、一瞬とはいえ怠ったのは、やはり、直面した事態に多少なりとも動揺していたのかも知れない]
……え?
[思わず上がる、呆けた……『らしからぬ』声。
はっと振り返れば、そこに立つ姿に、一つ、瞬いて]
…………カティア…………?
[見間違えたのは、室内の薄暗さ故か、他に理由があるのか定かではないものの。
知らず、紡いだ名は全く別人のもの]
[呼ばれた名に心当たりなどあろうはずもない。]
アーベルさん?
どうかなさったのですか?
[少し瞬き、尋ねる。
普段と違う様子なのが、心配で。]
あ……ああ。
シスターか。
[再度の呼びかけに、我に返る。
数回、首を強く振って、一つ息を吐き]
いや……なんでも。
……調べものか?
[問いかける調子は、いつもと変わらぬものに]
……何やってんだ、俺。
[心の奥底でもらす、呟きは呆れを帯びて]
カティアは、俺が消したのに。
[だから、いるはずはないのだと。
繰り返す]
…yes,少し。
[棚を見ながらそう言うと、少し、悩んで、...は彼の方に歩いた]
本当に何でもないのですか?
体調を崩されたとか、そのようなことは?
[心配そうなまなざしを]
ああ。
まあ、蔵書はそれなりに揃ってるから、多少は役に立つだろ。
[少し、という言葉にこう返して。
続いて投げられた問いには、天井へ視線を彷徨わせる]
……何でもねぇよ。
それに、そう簡単に体調崩すほどヤワかったら、裏道で生きていけねぇっての。
そうですね、とても多いと思いますし。
…きっとたくさんあるのでしょう。
[...も釣られるように上を向く。青い瞳が捉えるのは、特別何のかわりばえもない天井。
すぐに視線をアーベルへと戻すと、心配そうな眼差しに変わる。]
そういう様子には見えませんでした。
…それに、あなたは少しくらい辛くても、何もいいそうにないとおもいますけれど。
[言いながら、熱を確かめるためにその額に触れようと手を伸ばし]
無駄なもんも紛れてる気がするがな。
あと、訳のわからん物とか……。
[言いつつ、先ほど投げ出した日記に視線を向けて。
それから、投げかけられた言葉と共に、近づく気配に。
反射的に、後ろへと、跳ぶ。
……そして、違和感]
『……なに?』
[手を避けられる程度に軽く、跳んだだけのつもりなのに。
開いた距離は、予想よりも大分、広かった]
[熱を測ろうと思った手は宙で留まり、少し悲しげな笑みが零れた。]
そんなに、お嫌ですか?
心配なさらないでも、熱を測るだけですよ。
―過去―
[ギュンターに話を聞いた晩、広間を出た彼が向かったのは書斎だった。
それは今彼が手に入れる事の出来る情報を、出来る限り集めようとしての行動。
書斎に置いてある本の、巧妙な選び方。
机に読んでくれと言わんばかりに置いてある、恐怖を煽る言葉の連なった日記。
そして何よりも、ここに訪れた人物―あの少年―を思わせる形跡を見て彼は満足げに微笑んだ。
さして時間を掛けずに書斎を後にした彼は、彼の為に用意された部屋へ。]
[自分の異常な跳躍に、一瞬取られていた意識が問いかけで現実へと返る]
べ……別に、心配とかじゃなくて。
[数瞬、間を置いてから、言葉を返す]
恐らく、今ここにいる中で一番丈夫なのは俺だから。
その心配は、他所に向けろ。
[悲しげな笑みに気づいた様子もなく。
ただ、早口にこう言い放つ]
あなたがそう思っているだけでは、安心できません。
一番無理をしそうなのはあなただと思いますし。
確かに体調を崩した人はいらっしゃいます。
でもそういう方は余計に注意されると思います。
元気だったところに突然風邪なんて引いて、やせ我慢をして悪化するっていうことも、けっこうあるんですよ?
[早口の様子に、諭すようにそう言って。]
そうじゃないと、料理に砂糖をいっぱいいれてしまいますよ。
[思いついて、...はそう言う。はっきり言って他者へも迷惑だろう。]
あー……そういう問題じゃなくてだな。
と、いうか、それは一体どんな脅しだ。
[ぐしゃ、と前髪をかき上げて、嘆息。
どうにも調子が狂ってならないのは、きっと気のせいではないだろう]
『ったく、神父と言い、このシスターといい……あわねぇ』
[何となく虚しいものを感じつつ、*はあ、とため息*]
でも…砂糖を入れてもわたくしたちにはあまり味がわからないかもしれませんね。
砂糖よりも甘くておいしいものを…知ってしまったから。
食べ物を粗末にしてはいけませんのに。
['vox', it likes mutter to myself.
まるで独り言のようなコエ]
―過去―
[作り溜めていたグリューワインを温めて飲む。
少しアルコールが飛んだか。ラム酒を加えて飲めば、香りは部屋中に広がった。
目を細める。]
[と、扉を叩く音。
カップを机に置くと、静かに微笑んだ。
彼には、扉の奥に居る人物が分かる。]
お入りなさい。アーベル。
どういう脅しって…
食べることは重要ですよ?
[笑いながら、...はそう言った。
教会ですごしていたのだから、...とfatherの、彼にとっての相性の悪さなんて当然だったりするわけで。]
それでは、体調が悪くなったらすぐに仰ってくださいね?
…我慢していらっしゃるようでしたら、甘いもの攻めにいたしますから。
[なんだか疲れたようなアーベルにそう言って、...は棚に向き直る。
たくさんの本。
その一つ一つの背を眺める。]
―過去―
[椅子に腰掛けたまま、彼はアーベルの背中を見送った。
それも、満面の笑みで。
彼が部屋に篭っていた間に行われていた事と交換に、彼はアーベルが求めた知識を与えただろう。
多くの事を語られ、彼は時を知った。
彼の部屋の厚いカーテンは、彼の外套と同じ様に光を飲み込むものだったからだ。]
[綺麗に製本されたノート―と呼ぶにはやや豪華な物だが―を再び開くと、彼はそれに筆を走らせる。
踊る様に淀みなく、ノートは美しい文字で埋まっていく。
そしてまた時は流れる――]
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