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え〜?
ゼルで終わりじゃないの〜…?
[それなら確かにいまだ閉じ込められたままなのも理解できた]
ん〜、じゃあナタが違うなら〜、マティが残りの犯人〜?
[ベッティは襲われていて、エーリッヒはそれから守っている。
ゲルダはそもそも秘宝なんてもったら倒れるだろうと思ってのこと。
イヴァンから見れば自分も犯人の一人なのだろうが]
[遠い遠い過去…小さな王の末の姫…男は彼の姫の騎士であり、教師であり、兄代わりでもあった]
[今は、地底の泉の畔、目覚めることなき眠りにつく…真珠の姫]
なんだか今日はナタが〜、いつもより輝いてる気がするの〜…
[こちらの様子に気付いたナタルには、そう説明をしながら、
若干近寄りがたいものを感じたりもしていた]
─回想─
[そうして水盤の向こうで繰り広げられる争いを、ただじっと見ていたが]
(……嘘を吐いてまでも叶えたい願い、ね
はっ、ないとは言えない自分が悲しいかな
…………ああ、でも。ベッティは怒るかな
あいつ、馬鹿がつくほど純粋だしね)
[そして、今目の前に居る何も知らないが故の純粋さをもつビーチェの言葉にスッと目を細めると]
ああ、やっぱりビーチェちゃんは優しいね
[そう言って、優しく頭を撫でていたか]
─回想─
[そうして、水盤の向こうでは扉に凭れ掛かりながらもイヴァンが皆の前に現れ]
…………勝負あったね
[そう呟くと、間も無く光の輪はゼルを捕らえ]
……やぁ、ゼル。久しぶりだね
[落ちてきたゼルを見るその目は、かなり冷たかったが]
……って、ちょ。ビーチェちゃん!?
[そんな彼に慌てて駆け寄るビーチェに思わず驚きの声が漏れる]
はぁ、ほんと優しすぎるというか、純粋というか
[おかげで幾分か毒気は抜かれていたか]
―自室―
見つけた、ようだな…
[浮かぶ笑みは、企み通りの混乱が起こったことへの満足ではなく、イヴァンの怒りの波動を快く感じたため。正しき怒り、それは、天の意思に適うものであったから]
火炎 イヴァンが時計を進めました。
火炎 イヴァンが時計を進めるのをやめました。
[男は、剣を腰に提げ、部屋を出る。エーリッヒの力を切り裂いた時に受けたダメージは、すでに消え、その足取りはしっかりとしていた]
…ゲルダ殿?
[階下へ向かおうとするゲルダを見つけ、思わず声を漏らす]
火炎 イヴァンが時計を進めました。
火炎 イヴァンは、月闇 榛名 を力(占う)の対象に決めました。
[ベアトリーチェに抱えられてからしばらくして。
伏せた状態の耳がピクピクと動く。
くあ、と欠伸をすると、身動ぐ振動が腕に伝わったことだろう]
………くぅ?
[丸々とした金の瞳がパチパチと瞬く。
状況を飲み込めていないような様子で、首を巡らし周囲の者達を見た]
―館内・階段―
うん?
[名前を呼ばれて、くるりと振り返る。
このサイズなら沢山見上げなくてもいいから楽だ]
あ、おはよう。マテウスさん。
まだ結界解かれてないみたいだよ。
王様、何やってるんだろう。
[にゅ、と眉を寄せた顔]
欲しがってる?
…何が…――これ、秘宝、だろ…?
[ナターリエの言葉に ぽかんと少し口が空いた。
じいと、彼の胸元を見てから]
あ、すまん
[女性の胸元をみつめるのも失礼だと
ふと視線を外す 蜥蜴の貌]
─回想─
[そうして、黒江とゼルのやりとりやビーチェとゼルの問答を静かに聞いていたが]
……ま、妖精の本質として、己に忠実なのが多いのは事実な訳で
責めはすれども、否定はしないがね
ま、私個人としては動機その他は納得しても、その不誠実さは気に食わないけど
[そう言って、ギロリ鋭い目を向けたか]
―館内・廊下―
[振り返ったゲルダの疑う色の無い言葉に、微笑む。彼女の感じる困惑、焦燥…それもまた、親しき者を想う故]
さて、やはり何か我らの知らぬ事を、王はご存知なのかもしれぬな。後で、もう一度訪ねてみるか。
[澱みなく言葉を紡ぐ]
それはともかく、イヴァン殿の気配がとても強いようなのだが、何かあったのか?
[そうして、ゼルの治療を終えたビーチェと共に休んでいたが]
……………んう? どうしたの、ビーチェちゃん
[目を擦りつつ体を起こす
そうしてビーチェの抱きかかえるものを見ると]
……それ、エーリッヒか。またえらく縮んでるな
[そう言いつつ、ビーチェに歩み寄る]
ほしがる…?
[ナタルの言葉に、ナタルも秘宝使って何かしたくなったのかなと、
彼とイヴァンを見比べて、謝りながら視線をはずすイヴァンにじっとそちらを見た]
イヴ〜…?
[不思議そうに首を傾げる]
/*
墓に落ちて気が抜けたせいでうっかり眠りこけてました。
もどってきてみたら友人が絶賛吊り縄引き寄せ中とか。
さすがです。
いやあ、暴走眺めるの楽しいけど、とりあえず墓の回想と、できたら表も眺めたい。
/*
ナタルが吊り示唆で、榛名は、溶けたがってるぽいんですがー
ここでマテが落ちずに襲撃通ると、最終日、三人?
まあ…時間少ないから、エピまでに綺麗にオチつけるには悪くないかもだがー
…残る二人が可哀想な、気が…ううううむ…
―館内・廊下―
………。
[たっぷり3秒考える]
その時はボクも一緒に行かせて。
聞きたいことできたの。
[何か足りない気がした杖。
まさか、と思うことができないほど難しくはなかった。
でもまだ目の前の人物を疑うまでにもなってなく]
ううん。ボクもまだ起きたばっかだから。
でもなんかここの空気全体が、寝る前より酷くバランス悪いんだよ。
均衡を欠いてるような…。…均衡…?
[マテウスの顔をじっと見ながら考える。
相対したまま考え事を始めたからそうなっただけだけど]
…は?
ちょっとまて、お前、
[はだけられる胸元
思わず 視線を外すが ちろと横目で見てしまい]
…――おい、お前、だって。
犯人じゃない、だろ…?
[言いつ、ぶわり 熱気が肩から噴き出る。
尻の尾からも焔が チロリ]
[ざり 少しばかり後ろにさがると足音]
─反省房─
あ、起きた
[そうしていると、身動ぎしてエーリッヒが目を覚ます
パチパチ瞬いている彼をひょいとビーチェの腕から首根っこ掴んで引き抜くと]
エーリッヒ、何で縮んでるのさ
[目の合う高さまで持ち上げ、聞いてみる]
―廊下―
[ゲルダが3秒考える間に、火炎の気はまた強くなった]
ああ、そうだ、そういえば影輝の…エーリッヒ殿の気配も感じられぬ。
[全ての属に干渉する天聖の性は、欠けたものを認識することも容易い]
嫌な予感がするな。
[大股に、ゲルダを追い越すようにして階段を下りていく]
天聖 マテウスは、陽光 ナターリエ を心の中で指差しました。
[胸元をはだけて、イヴァンへと近寄るナタル。
彼はどうも秘宝を欲しているらしく、
でもそれよりも、自分の中で膨らんだ疑問はひとつ、
なんでナタルは怒られなのかということ。
自分の時は見せるなって怒られたから]
ナタル…?
[イヴァンへと近寄ろうとする彼に、そろそろっと手を伸ばすように]
だめだよ〜……?
[そう声をかけながら]
―館内―
エーリ君の?
え、何で。じゃなくてっ。
[強まった火炎の気は同じく感じられて。
マテウスの言葉通り、何かとても嫌な予感がした]
ボクも行くっ!
[追い抜かされかけ、一歩遅れるかどうかの横を一緒に走る。
走りながらポケットに手を入れて、種を一つ握りこんだ]
な、に?ナタル?
[欲しい、って、秘宝が?
え、なんだ?
様子がおかしなナタルをみてたけど]
きゃ……
[おっさんから熱気が出てきて、あたいは思わず少し下がったのさ。あぶねって!溶ける!
雪色は困惑したままナタルとおっさんを交互に見てた。ナタル変なの、秘宝がありゃ治るのか?]
ナタル、秘宝、ないと、だめ、なの?
…ナタルが、犯人じゃ、ないなら、渡して、も…
[よくわかんねぇけどいんじゃね?
とおもってあたいはおっさんを見たのさ。]
[ぽけーっと周囲を見ていたら、リディに首根っこを掴まれた。
手足がぷらーんと垂れる]
くぅ?
ぅ、ぃ、ちか、らー、たー、ぃ、な。
……わふ……。
[力が足りない、と言おうとして上手く言葉が紡げない。
あまりの消耗具合に耳がぺしょんと垂れた]
…なんか、お前変だ。
別に渡してもいいはずなのに、
[何故か いけなきがする。
手の中の白引を握りしめ ぼう と
体から熱気と焔を噴きださせ
ナターリエへと 首を横に振った]
…オレ、って誰だ?
[共に走り出したゲルダをちらりと横目で見て]
どうやら元気になったようだな。
[零れたのは、そんな台詞。思えば、初対面の時から、彼女がぐったりしている姿ばかり見ている気がしていたので]
ナタル殿?どうした?
[やがて、ナタルがイヴァンに迫る?現場に遭遇すると、そんな考えもどこかへと飛んでいく]
―館→裏手―
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