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[心司る力を持つ者が奥底に沈めて、それでも諦め切れなかった。
その意味を知る者はどれ程いるのだろう。
「最初から、命懸け」
もう一つの対であるエーリッヒの言葉は青年の覚悟を突いていた]
―中庭―
…みんなボロボロじゃんさ…。
[水鏡と化した噴水の前、歯がゆさに奥歯を噛みしめる。
いまだ力は戻らず、人の姿をとれずに中途半端な鱗姿。
感知の力は高まっているものの、反動か他の感覚は酷く鈍い。]
あれは…願いなんて叶えてくれない。
[一つになった剣は、破壊そのもの。
切り裂き断つ為だけの力。
それはまるで、己が背負い律せねばならぬ力そのものだ。]
…せめて、
[されど、触媒は手元にはない。*]
―部屋―
[意識が戻ったのは、時が大分経ってからだった。
何が起きているのかわからずに、ただぼうとあたりを見る。]
[あたたかいと思ったのは、部屋の中にいるからか]
――起きないと。
[呟いて、身を起こす。
少し背は痛んだが、足は痛みがなかった。
礼を告げようとして、しかしこえが届かぬことを思い出す。]
[精神の竜の力に満ちた部屋で、ほんの少し、苦笑した。]
[立ち上がるときに少しふらついた。
ここまで消耗していたのかと自覚して、それでも歩を進める。]
[扉の陣に、指が伸びる。]
[そっと剥がした青の鱗に、目を落として。
痛みはないけれど、動くときにぎこちのない足で、ソファに腰を下ろした。]
―結界内―
[結界内の竜は既にかなりの数になっていた。見付からないように気をつけながら、結界の印が緩んでいないかを確かめていく。闇に隠された印は見付かった形跡は無い様子だった]
……よかった。
もしも印が緩めば、何かの弾みでどうなる事か。
[呟く青年の視線が向くのは西殿内の破壊跡]
あー……あたまいてー。
[ぶつぶつ言いつつ、ごろごろ転がる]
ったく、おっちゃんがおかしな事言うから、ただでさえあたまいてーのに、妙な相乗効果出てんじゃんかよ。
[それは単なる八つ当たりでは]
/*
まあ、正確には断ち斬り、還し、正すものなんですけどな。
そして、別に無作為に不幸は撒かんぞwwwww
持ち主の不幸指数がはね上がるのは否定せんが。
[印の場所から離れ、青年はまた次の印を目指して密やかに歩く。
途中、赤の鱗に覆われた若焔の姿を見かけ、その言葉を遠く耳にしても青年が声を掛ける事はなかった]
………此処も、大丈夫。
まぁ、万一の事があっても…術を返せばいいだけ、かな。
[それは幾つめの印の確認の時だったか、青年が苦笑を零した。
禁じられた術を一番安全に他者が解く方法は術を返す事。返った術の影響は元よりも強く術者全員に及ぶけれど、元々かかわりの薄めなクレメンスは元より今のオティーリエにも死ぬ程の反動は向かないと判断する。
現に青年は月闇の竜の目覚めは気付けない。それは彼女への結界の――…禁呪の影響が弱まったという事の証明だった]
[青い鱗を、そっと両のてのひらで包み、目を伏せる。]
心配をかけてしまったのでしょうね。
[自分の手の上から、口唇が軽く触れた。]
[それから、破られた服の着替えを始める。
ある程度そろえられた衣類は、とても便利なものだが]
――っ、
[少しバランスを崩して、箪笥の上に置いてあった花瓶が落ちた。]
……転がってても仕方ねーか。
そいや、中庭から外が見られるんだったっけ?
[聞いた話を思い返しつつ、立ち上がる。
枕元で物言いたげにしていたピアが、するりと肩に登ってきた]
ん、行くか。
カケラ暴れてるようなら、掃除しといた方がいいし。
[それって八つ当たり? と意識に突っ込み入ったのはスルーして、部屋を出る]
[ごろごろ転がってゆく花瓶を見て、後回し]
[そのまま着替えを手にして。
少し考えて、さらしもないかと箪笥を探る。]
/*
……つられてるんじゃろか。
最後まで性別気づかないつもりでいるんだが(お前。
や、こういうのは全員が知っちゃっても面白くないし。
だけど、その前に剣を――…必ず。
[呟きは風に消えて、再び青年は次の場所へと立ち上がる。
ふと、顔を上げるようにどこかを見たのは簡易の陣が消失する気配が血に届いたから。口元に微かな笑みが浮かび、青年はまた次の印へと歩いていく]
―西殿・二階廊下―
[とてとて。辺りを警戒しつつ、廊下を進む。
肩のピアも、一応きょろきょろり、と周囲を見回していた]
にしても……わっかんねぇの。
[その言葉を口にしたのは幾度目か。
揺らされたものの意図も、竜王の意図も。
そのどちらも理解できない――否、したくないが故に、自然それが口をつく事が増えるようで]
……そーいや、ギュンター爺様は飯食ってんのかな?
[結局、食堂に来なかった天竜を思う]
ちゃんと食わねぇから、ピリピリしてんじゃねぇかなあ、あれ……。
[自分基準で考えるなと。
そんな突っ込みと共にてちり、としたピアが、何かに気づいたよに茶色の目を動かした。
白い尻尾が、揺れる]
/*
…。
確かに昨日は眠かった。眠かったが。
…今自分の文章見たら、明らかにト書きが面倒になった的な空気になってて
思わず噴かざるを得ない(笑)
…こう、面倒くさい率を線で表せば
_/↓ みたいな(笑)
さて、今日はどうしよう…。というか渡すの早すぎたかな(笑)
受け取ってそのまま渡すっつーのはどうかと思ったんだけど
ノーラが現れたのが絶好ポイント過ぎたんだ。
このままアーベルは今日吊られる気なのか
それともエーリッヒ突破でもう一日頑張るのか。
それによって動き方がちょっと変わりそうなんだけども。ふみ。
[さすがにタイを結ぶのは難儀だった。
花の形の痣が、そこには見える]
[音の、声の主はわかりやすい。]
[扉の向こうに出て、そちらの方にゆっくり、慎重に歩く。]
/*
そういや、今まで全く考えてなかったんですが。
・剣で結界斬れるの?→持つのが持てば多分
・持てるのいるの?→原作者視点で15人均一にチェックした結果、1人いました
・誰やねん→そりゃやっぱりまもるひとですよw
ティル殿?
またご機嫌が良くなさそうですね。
[あちこちに動いているのだろう。
そういえばこの近辺に、人の気配は少なかった。]
―結界内―
[最後の一つの確認を終えて立ち上がった青年は、そのまま結界を出ようとして動きを止める。目覚めたなら問いたい事が一つあった]
……どうして、かな。
[聞きたいのか聞きたくないのか、迷うように目を伏せた青年は、やがて気配を消して西殿の中へ滑り込む]
……どした、ピア?
[落ち着かなく揺れる尻尾に、きょとりとしつつ問う。
呼びかける声が届いたのは、その直後か]
……。
[多少、薄れてはいるようだが。
やはり感じるのは、ざわつくよな不快感な訳で]
この状況で機嫌がいい方が、どーかしてら。
[声はやや、鋭さを帯びる]
そうでしょうね
[苦笑した。]
ティル殿。
この結界の中で、何か――起きたり、しましたか?
どういう情報があるのか、知っておきたいんですけれど。
何か?
[問われた言葉に、眉を寄せる]
オレはなんもしてねぇし、特別何かあった様子もねぇし。
時空の姉さんの喋りがおかしくなったくらいだろ。
[それは変化だが関係ないような]
つか、何かあったとして、教えるか、っつーの。
[実際には、食堂での会話で結界が弱まっている事、虚竜王の不機嫌解消の糸口が掴めた事など、情報は増えているのだが]
―結界内/西殿―
[青年の足が向く方向に迷いはなく、やがて月闇の竜の声と鋭さを含む疾風の竜の声が聞こえた。眉を寄せて足を速める]
「何かありましたか――…?」
[彼女の声が届かないのは判っていたが、此方からの声が届いているのかは判らず問いかけた。その分、様子見をしている形になる]
喋りが?
一体それは何が。
本人がご存知のようなら良いんですけれど。
[何かおかしな変化なのかと、少し考え込んだ。]
そういわずに教えていただけませんか?
私には、しばらく何もできませんよ。
わかりませんか?
[場所も近いからか、それとも結界の中だからか。
かすかな声を捉えた気がした。]
[翠の目はゆれる。]
[はっきりと聞き取れはしないものの、そこに込められた感情は理解する。
己が領域たるそれに、こえを返す術はない。]
カケラがどーとか言ってたけど。
虚竜王にしか治せないんだと。
[そういや、あれ、どこまでいくんだとちょっと心配になったかも]
……確かに、前に見た時よか気持ちわりいの収まってるけど。
あと一人いるなら、おんなじだぜ。
[その『一人』もすぐ近くにいたりするのには、頭痛で感覚が鈍っているのか、気づいてはいない]
―結界内/西殿―
[心の声は返らない。けれど心の動きは感じた気がした。
当然ながら明らかに友好的と言えない疾風竜の言葉に苦笑して、青年は気配を消すのをやめて一歩踏み出す]
――…お呼びですか?
[その口元に浮かべるのは常の笑み。
弱っている彼女よりも、青年に疾風の竜の意識が向くようにと]
「まだ起きてはいけないのに」
[視線は疾風に逸らす事なく向けて、月闇に心の声を投げる]
「回復には時間が必要だそうです。無理はいけない」
収まって?
それは困ります。
[考えていたのはそちらではなく。
指摘されたことに、眉を寄せた。]
……彼一人に、押し付けるなど。
[と、声が聞こえて。
そちらに目を向ける。]
アーベル殿
[どうして姿を現したのだろうと、困った顔をして。]
[だけれど遠く、あまり明瞭ではないこえに、安心してほしいと、微笑を浮かべた。]
[不意の声。
意識が及ぶ範囲にその主を捉えた瞬間、不快感は強くなり]
……っ!
[とっさ、距離を開けるよに跳びずさり。
周囲に緩く流れる風を呼び集める]
呼んでねーよ。
[向ける言葉はそっけない]
そっちがこまろーがなんだろーが、薄くなってんだから仕方ねぇだろ。
オレの知った事か、っつーの。
[眉を寄せる月闇竜に投げるのは、こんな一言]
[なんでそんな目で見られているのかわからずに、ふしぎそうに見返して。]
[普段よりも、"オトフリート"を作るのが難しくなっているのにも、本人は気付いていない。]
[やっぱりヘンだ、と思った。
旧知の竜とは何処か違う、と。
思えど、その詳細を考えられるだけの余裕は、意識にはなく。
肩のピアの方が真剣に観察してるかも知れない。
なりは小猿、成長途上とはいえ風獣王の末姫。
女の勘はあるのやも]
[なんだか視線を感じるような気がして。
小さな猿を見る。]
[不思議そうに]
……何か、見られてるようですけれど。
[とりあえず、ティルに聞いてみた。]
―結界内/西殿―
[疾風竜へと歩み寄り、月闇の竜との間に入る。彼女を庇う位置に立ち、左の手は青年自身の頬の上へと伸ばす]
それにしても、気持ち悪いとは失礼ですね。
結界内部を探るという力も気にかかる。
どうしてか見せていただきましょうか――…動くな!
[宣言を終える前に外した眼鏡の奥、紫紺の瞳が赤紫に変わり、目を合わせ心を縛る。そしてそのまま覗き込むのは疾風竜の秘密]
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