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― 昨夜/黒珊瑚亭 ―
あれ、ロミ。
エーリッヒさんも、どうしたんですか。
[ロミに話しかけているエーリッヒ>>81を見やり。
置いていかれたらしいことをきいて]
ロミが教会に戻りたくないならおねえちゃんとこに泊まっていく?
お部屋は空いているよ?
[帰ると言うのなら、送るのは誰かにまかせるつもりだけれど。
そんな声をかけてからゲルダへと視線を向け]
ゲルダも、泊まっていく?
[そんな風に問いかけた。
それからあとは一階奥にある自室へと引き上げる]
……あー。
なんでこんな時に思い出すかな。
[苦笑を浮かべ男は独り言ちる。
記憶と共に沈んでいた心まで蘇るようだった]
俺もまだまだってことか。
[トン、トン、と胸のつかえを落とすように拳で軽く叩く。
気分を返る為に客室の寝台へと歩み寄り
ピンとはられたシーツの表面に指先を触れさせた。
つ、となぞるよう動かせばなめらかに滑る感触]
しっかり客扱いだな。
俺相手なんだからユーディットも手を抜けばいいのに。
もう立派な看板娘かぁ。
[月日が経つのは早い、と年寄りじみた呟きが漏れた]
― 初日/自宅 ―
[それから着替えなどの荷物を取りに戻った。
母親は自衛団に呼ばれた理由を気にしていたが]
……ちょっと、ね。
暫く黒珊瑚亭で寝泊まりしようと思うから
戸締りだけはしっかり、それから、店は開けなくていいから。
休みと思ってゆっくり過ごして。
[いたわるような響きで母親に言葉を掛ける。
必要と思えるものを大きめの鞄に詰め込んだ。
其処には作りかけの作品を含め仕事道具もおさめられた]
― 初日/黒珊瑚亭 ―
[借りている五号室に荷物を運びこむ。
机が汚れぬよう厚手の布を敷いてそれから仕事道具を並べた]
これでよし。
[満足げに一つ頷く。
暫く机に向かい珊瑚を研磨していたが
頃合いをみて食堂におり、黒珊瑚亭自慢の料理に舌鼓をうった**]
[ユリアンから受け取った代金はいつもの場所に仕舞いこみ。
彼が泊まるのは三年ぶりか、と上を見上げた。
あの時はシーツにしわが寄ってたりしたけれどそれには何もいわれず。
それから父親ととくに会話もせぬまま、その日は終わって]
― 翌朝 ―
[いつもどおりの時間に目覚める。
朝食を用意する父親を手伝いながら降りてきた人たちへと食事をわたし]
え……
[団長が殺された、との声が宿に届く頃。
驚いたように手を止めて、外の様子を見に行こうとした**]
― 未明 ―
[前夜には見えなかった月が空に煌々と輝いていた。
月と同じ毛色の獣はひっそりと宿を抜け出し詰所に向かう]
――狩りに往く。
[短く仲間にそれを告げる頃には目的地は目前。
朱金の双眸が明かり灯る詰所を見据える。
クン、と一つ鼻を鳴らすのは獲物の所在を知る為。
詰所からギュンターの匂いと気配は感じ取れない]
見回りの時間、か?
[独り言ちて再び鼻を鳴らす。
じ、と見つめるような月明かりを一瞥してから
獣は物陰に隠れるようにして詰所の裏手に向かった]
[裏路地で身を潜めていれば遠くから此方に近づく足音が聞こえた。
ギュンターのものであろうことは獣の耳と鼻が教えてくれる。
覚悟を決めた自衛団長。
彼が一人で見回りにゆく理由は――]
他の団員に危険が及ぶを避けるため、か。
立派なものだな。
さすが――…、……。
[団員にも島民にも慕われ信頼される男の在り方に
自然と感心するような響きが漏れる]
けど、脅威を見過ごす事は出来ない。
覚悟決めてるなら、上等だ。
[言葉にして獣は自らを鼓舞する]
[路地に転がる小石を口に咥え、ギュンターのいる通りの方に投げる。
小さな音を立てて転がる小石に団長が気付くのは必然。
誰かいるのか、とそんな声が聞こえてきたが返事はしなかった。
代わりにゆらりと豊かな毛並みの月色の尾を振る。
ギュンターには見えぬながらも、何か動く気配のみは伝わるだろう]
――……。
[あと少し。あと一歩。
距離をはかりながら獲物の訪れを月色の獣は待った。
団長の警戒も強くなり身構える姿が朱金の眸に映り込む]
月が綺麗だね、団長殿。
[あえて人の言葉で語りかけ月色の獣は団長の前に姿を現した。
気付くと同時に姿勢を低くして獲物の横をすり抜け背後をとった]
なんだ、手加減してくれるの?
[揶揄るように言いながら、自衛団長の両足の筋を鋭い爪で引き裂く。
断たれた腱、足の自由は無慈悲に奪われた。
団長の口からは痛みに堪えるような呻きに似た音が漏れた。
獣はくつと喉を鳴らす]
それとも油断したのかな。
[よろけ、路地の壁に自衛団長は背を預けていた。
獣は一気に距離を詰めて前足をその壁につく]
[獣の朱金の眸と団長の目の高さは同じとなった。
に、と大きく避けた獣の口が笑みを湛える]
アンタの事嫌いじゃないよ。
むしろ、尊敬してたかな。
[ユリアンの声がそれを語る]
でも、俺は獣で、結社とは分かり合えない。
共存なんてできないって示したのはアンタだもんな。
[人狼への対策を容疑者に伝えた団長を見据えたまま首を傾ける。
す、と細くなる朱金は空に浮かぶ三日月を思わせた]
さよならだ。
俺はアンタに狩られるより狩る事を選んだから。
[まるで口付けるような動きで、
獣は獲物の喉笛を食い破る]
[むっとむせ返るような血の芳香が広がる。
口腔に広がる甘美なる血の味に朱金は愉悦を湛えた。
ひゅ、と、団長の喉から漏れた音は彼が奏でる最後の音色。
ずるずると壁を伝い重力に従い獲物は座る姿勢をとっていた]
人を食らっても生きていたい。
獣におちたといわれようとも、俺は生きたいんだ。
[月色の獣は死者を前に生を語る。
壁についていた前足をゆっくりと地に下ろした]
終わった。
獲物は詰所の裏にある路地に。
腹が減ってるなら、来ると良い。
[短く仲間に狩りの終わりを告げる。
そうしてギュンターの胸部を服ごと引き裂き
邪魔な骨を力任せに折って心の臓を咥え取り出した。
ぽっかりと赤黒い虚ろが口を開けるようにある。
腹を裂き食い尽くさんばかりの勢いで
ギュンターの臓腑は獣の胃袋に送り込まれてゆく。
食餌が終わる頃には月色の毛並みが所々紅色に染まっていた。
雲に隠れていた月が再び姿を現す。
月明かりが降り注ぐ中、獣は月色の尾をゆらり、揺らした**]
/*
さすが平日、って感じねぇ。
さて、どうしましょ。
団員さんに連れられて宿移動のフラグ建てておいた方が、展開的にはスムーズかしら。
にしても、吊り先見えないわあ……あと、占い師どーこー。
─ 翌朝/自衛団詰所裏路地 ─
[何が起きたかわからない。
否、わかっている。けれど、認めたくない。
崩れ去った日常を前に、そんな思いがぐるぐると回る。
自衛団員が交わす怒号が耳に届く。
けれど、意味のある言葉としては、入ってきてくれない。
どうしよう、どうすれば。
そんな思いを打ち破ったのは、肩を揺すられる感触と、ここから離れるように、と促す誰かの声。
黒珊瑚亭で待機しているように、と指示を出しているのは、自衛団の副団長だったかしら、と。
そんな事をぼんやり考えながら、促されるままに立ち上がる]
……ぁ。
[立ち上がる途中、再び視界に入る亡骸の周りに、白い色の何かが見えた、と。
思った直後にそれは消え失せ──入れ代わるように、灰色だった視界に色が戻る。
目まぐるしい変化、その意を考える暇も、座り込む事で汚れたスカートを気にする余裕もないまま。
促されるままに、黒珊瑚亭へ向けて歩き出した。**]
/*
ぅぅ。
今の削除は痛恨だわ……51pt。
とりあえず、自己回収して移動だけはしておかないと。
今のペースだと、情報回してる間に更新、もあるある過ぎて……ね。
― 広場 ―
[黒珊瑚亭からでて、きいた現場のほうへと向かおうとした。
そのころ、ちょうどこちらへと向かっていたカルメン>>93をみつけて]
あ、カルメン。
団長が、殺された、って……
[知ってる?ときこうとして。
どこかぼんやりとしたように見える彼女に首をかしげた]
/*
前の描写に、付き添い団員さんがいた事を書き忘れていたの巻。
そしてこのスピードで大丈夫なの、大丈夫なの、とひやひやしているぼくがいるわぁ。
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