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苦手――に、なるのかな。
すぐにいなくなってしまったら、詰まらないもの。
それに花は動かないし、あたたかくもない。
[視線は水平へ。
音を紡ぎ息を漏らす、女の唇を映した。
描かれる弧を。]
キャロは佳いと思うの?
この花が、好き?
さて、それはどうだかね。
[知っていると思う、と言われ、口元に掠めるのは何処か冷たい笑み。
波紋に揺らぐ月に蒼氷を細めつつ、結局、手を軽く浸すに留めて水から離れる]
別に、寒くもなければ、熱くもないが?
[問いへの答えは、一部は偽り。
しかし、熱を感じるのは一部のみ故に、完全な偽りとも言えず]
/*
Σ
ぴったり1000使うとか!
[余りの事に、中独り言自重抜けた]
ハーヴェイ
29回 残1000pt
[なんとなくこぴぺ]
冷えますよ。
[先程泉に浸した指は、風にも熱を攫われて、克明な白さ]
[同じ様、泉に触れる青年に短い声を]
見ても構いませんか?
[差し出されたスケッチブックに意を察したか、少年へと問い掛ける]
[また一房あかを掬い]
それでも秘密にしなければ。
そういうものでございましょう?
[大切なものほど、という言葉。
それに、紅の源が疼いたのは気のせいか、それとも]
……それで、正解。
必要であるなら、取り戻し、留めるだけだろ。
[肯定の言葉はさらりと軽く。
水を離れた手から落ちた雫が、複数の波紋を水面に浮かべた。
冷える、との言葉には、ああ、と気のない声を返すのみ]
[眼に映るは女の笑み。
泉に映るは男の笑み――
それも、波打つ水の合間に消える]
そうそう、冷えちゃう。
[キャロルの言葉に、同意を示す]
熱くないなら冷えたら寒いし、
熱いなら冷やしたいのかと思った。
ふふふ。
退屈を嫌われる方が、こちらにも。
温かく、動くもの。それがラッセル殿の好きなものでしょうか。
[静かな笑み。その形は変わる事なく]
――はい。
[少女のような、聖母のような、娼婦のような印象を兼ねた微笑]
[恭しい声が、短く肯定を返した]
秘めなければ秘密じゃないものね。
秘めたものほど、知りたくなってしまうけれど。
[女を真似てか、微か口端を上げた。
許可を口にする代わり、
髪を掬う手を取り、
己の手にする冊子の上に導く]
冷えたからって、凍りつくわけでもないだろうに。
[大げさな、と言いながら、ゆっくりと立ち上がる。
少年の言は正鵠を射ており、言い当てられたが故にか、冷笑は苦笑に転ずる]
……さて。
それじゃ、俺はもう少し、月に惹かれて彷徨うか。
[蒼氷を天に座す月に向けつつ、言って。
ふらり、緋色の中へと*歩き出す*]
こちらにも?
[確認めいた言葉には曖昧に頷きを返す。
己にも確かではないものであるから。]
……キャロは好きなものが多いんだね。
[連なる印象を紐解くように、言葉を重ねた。
渡したスケッチブック、
その紙の上に描かれるのは、
白と黒で綿密に写し取られた世界。
其処には城があり、空があり、花があり、
しかし、人だけは何処にも居ない。]
[頭を垂れたその姿勢のまま、女は青年を見送り]
[またあかを掬おうとした手に、温かい掌が触れる]
ありがとうございます。
[その場に屈み、端を折らない様、丁重にスケッチブックを捲る]
私の好きなものはたったひとつで、そして沢山。
[捲る動きの度、鈴が揺れる]
[人が居ない絵画ばかりである事に女が気付いたのは幾枚目の事*だったか*]
冷えて直ぐに凍るわけではないけれど、
冷えて冷えて、冷え切ってしまったら凍るかも。
[彼方へと向かう背を見送る。
視線はそれより、少しずれた位置だった]
酒は「命の水」と言うけれども……
それだけではこの渇きは癒せないな。
[喉を滑り落ちてゆくひりつく刺激を楽しみつつも、そんな言葉を吐いた。]
ひとつで、たくさん。
全ては同じものなのかな――
[繰り返す。
絡み合った糸は未だ解けない。
鳴る鈴の音を聞きながら、天と地、二つの月を眺めていた。
手は届かず、届いても得られないもの。]
戻ろうかな。
[程なく時が経った頃、そう呟く。
景色を描くことはなかった。
やがて女を誘い、古びた城へと舞い戻る。
揺れる花は、よろこびに*ざわめくようだった*]
……いえ。何でもありませんよ。
[振り返ったニーナに手を振って微笑み――彼女には表情は判別できないのだが――、彼女が出てゆくのを見守った。]
[盲目か……否、恐らく弱視なのだろうと判断し、それ以上触れはしない。
色でものを見ているのだとは、知る由もない。]
―客室―
で、使って良い部屋はあるのか
[そう番人に聞いて、教えられた部屋の中、男は軋む音を立てたベッドに腰掛けていた]
[布団は悪くはないが古風なものだ]
[無骨な手が、今は左の、傷の走る目を押さえていた]
[力が入っているのか、指の下で巻き込まれた緋の髪がくしゃりと音を立てた]
――…
[何かを思い出したのか、口は小さく誰かの名を紡ぐ]
[閉じられた目に映るものが何であったかなど、わからない]
[風が幾度か窓を叩き、手が外れ、黒紅があらわになると、男は立ち上がった]
[戸棚を開くと水差しがあり、中に水はなかった]
生まれたと言うかな……
生まれ変わった、と言うべきかも知れません。
[少し、声音が変わった。
それは、彼が肉声で話している時の声のイメージに近かった。]
取りにいくか
[窓の外は明るい]
[水差しを持って男は部屋を出た]
[キッチンの場所などわかるわけもなく、階下で立ち止まることとなったのだが]
[生のままでからだに流し込んだ酒は胃の腑で熱い火を点すよう。]
……効きますね、これは。
[呟いて、じんわりと頭の芯に拡がる平衡感覚の狂いを味わう。]
ナットであったけれど、
貴方はそうではない。
[噛み含めるように己の中で言葉にする]
では。
僕が話している貴方は、
皆と話している貴方は?
ナットは、もう、居ない?
終焉ねえ…どんな与太話だよ。
ああ、いやいやなんでもねえ。いい酒だって言ったのさ。
[番人から酒瓶を庇い、動き出したニーナへ逸らした目線を向ける。眉を寄せられるのも慣れた風に無視するが、ここに来る前もそうであったかは記憶にはない。手を貸すことも問うこともせず青い髪の二人のやり取りを眺めた]
そうですね。
私は此処に居るけれど、ある意味ではもう居ない……
[疑問をぶつけてくる若い同族に淡々と述べる。]
私は自分という存在を消してしまいたかった。
私が存在したという痕跡さえ残さずに。
[女と別れたのは、何時の事だったか。
城に戻れど部屋には入らず、
ブランケットを羽織った侭、
廊下で足を止め窓の外の景色を眺める。
硝子に似た瞳は見るものを映す。
それが自身というフィルタに既に歪められているとは知らぬ侭]
だから彼?俺?……とにかく今の私を知った時とても嬉しかった。
だって、人狼に食べられてしまえば、私は消えてしまうでしょう?
[ほんのりと微笑。]
違うか
[一つ目の扉は違った]
[男は息を吐いて、次を探す]
[結論としてキッチンは見つかった]
[扉を開けたまま、中に入る]
ええ。くらくらしますよ……
[体内にともった火を持て余すように、先程までは蒼白だった顔色を仄かに朱に染めて、熱い息を吐いた。]
病み上がりにはすこしきついですね……
人狼に食べられたら、居なくなってしまう。
それは、確か。
動かなくて、あたたかくなくなってしまう。
[羽織ったブランケットを掻き寄せる]
[色を失った指先は寒さ故か]
消えてしまえて、終わることが出来て――嬉しい?
――結果的にはそうはならなかったのですが。
でも思っていたのとは違いますけれど、今の状態にはとても満足していますよ。
今の私は、何故私があれ程死にたかったのかも、もう憶えてはいないのですから。
[幸せそうな微笑い聲が聴こえてきた。]
くらくらするのがいいんじゃねえか。
それにさっきよりゃ色男になってんぜ。
ああ、きついってんならほどほどにしとけ。吐いたら勿体ねえ。
[ナサニエルの顔色を揶揄し、心配するのは青年でなく酒の方]
ま、病人ってんなら先になんか食ってからかねえ。
空きっ腹にゃ回るからな。
ブランデーの肴にゃクッキーは向かねえが、茶に垂らせばいけるんじゃね?
そうですね。何か腹に入れないといけませんね。
[少し残ったクッキーを見て、]
とりあえずこれを食べて、落ち着いたら食料を探してみますよ。
[ソファから身を乗り出し、長い指でひとつ摘んだ。]
ふぅん。
[理解は染み渡っていない]
[曖昧な相槌を返す]
ナットがそうしたかった理由は僕には分からない。
ナットにも分からない事だから。
それでも、満足であると謂うなら、好かった。
貴方が、居てくれることも。
僕には、きっと、幸いであるから。
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