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[巨大もこもこ来襲からしばらく後。
なんとかふわふわの影響が抜けたようで、起きあがるとブロードソードにぐるぐると再び布を巻き付けていく。
それが何なのかと聞かれたなら、にこーと笑い]
んー、言うなら私のとっておき、かな。
詳細は見てのお楽しみということで。
よし。それじゃ行きましょうか。
[巻き直した剣を背負い直すと、T字路正面方向へ*歩き出す*。]
[妙な慰め方をされ、ふらふらと涙目(三白眼の涙目は可愛くない)で再び進み出した時、不意に後ろからゲルダの呟きが聞こえた。
「ゲルダさんの故郷はどんなところですか?」そう思わず聞き返しそうになったが、何か聞いてはいけない気がして、それ以上口にしなかった。その代わりに、故郷について話し始めた]
そうッスね。綺麗……と、いうか、俺にとっちゃこれが普通な風景だったなぁ。俺の数代前にエルフのじいちゃんいたから、エルフの里に近いところに住んでたんスよ。その場所にこんな感じのところがあって……。よくエルフの幼馴染と一緒に遊んだな〜。
[口調は普段どおりながらも、やっぱり懐かしいのか少しだけ遠い目をして先を見ていた]
あ、一度遊びに来ます? のんびりするには良い所ッスよ。と、いうか、のんびりする以外何もないともいうけど。
[言いながら、戦闘時の組み合わせに頷きつつ「いざとなったら俺が前にでよう」と思っていたり]
[とりあえず、唯一次に続く橋を渡り、先に進んだところ、突き当りで左右に道が分かれていた]
これはどっちに行けばいいんかな?
[左右に伸びる橋の奥は良く見えず、どうなっているか判断がつかない。大体湖畔の雰囲気があるのに(壁は水草が覆っていて、緑成分は多いのだが、草がふさふさと被い繁っているため、視界は思った以上に狭い]
さて、どっちに行こうか……。
[ゼルがそう迷って後頭部をガシガシ掻いていると、ゲルダがふらりと進み出した]
え? ちょ、ゲルダさん?
[さっさと進み、「ついて来い」と言わんばかりの様子に、ゼルは慌てて後ろに続いた{5}]
[辿り着いたのはB-3の部屋。そこは湧き水がこんこんと噴き出していて、この部屋を水辺にしているのはこの湧き水のようだ]
「何もないな」
[ゲルダの言葉に頷く。スタート直後に入ったB-1の部屋より狭いここは、ぐるりと見渡せばそれだけで全景が把握できるくらいだ]
本当に何もないな。
[とりあえず簡単にでも捜索をしようと湧き水の傍まで進んだ時、{3}の罠が発動した]
……へ?
[それはゲルダがやってしまった。ゼルが湧き水に近づいた時、ふと視界の端に一本の水草の蔦がぶらさがっているのが飛びこんだ。何気なく。本当に何気なくその蔦を引いた瞬間、湧き水を中心にPON♪と可愛らしい音と煙が溢れた]
な、な、な、な!?
[煙の中心でゼルが叫ぶ。その途端、急に自分の周りの密度が膨れ上がった気がした。体の全方位から人の熱と圧力がかかってきて]
いたたたたたたたたた!! つか、熱い! な、何コ……ええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!
[そこにはゼルを中心にモンスターがところ狭しと溢れていた]
/*
うっしゃぁ! ギリギリ勝った! それでも50体って……洒落になってません。まぁ、雑魚なんでそれなりにしときますかね〜。
/*
検索に引っかからないってどういう意味だろう。
モンスターハウスは発動させるかどうかを判定→14以下なら紐を引いて雑魚モンスターがもしゃーん。
なんだが。
まぁあんま細々言っても堅苦しくなるだけだから好きにやると良いんだ![←細かい人が何を言う]
[ジタバタと暴れているゼルは、そのまま窒息する……とか思い出した時、突然目の前から圧力が消えた]
ほれ?
[思わず前のめりに倒れながらも、顔を上げると、そこには軍刀でゼルの前にいたモンスターを瞬殺したゲルダの姿があった]
「早く出なければまたつぶされるが……。ま、それが好みであれば止めはしないが。
あ、いや、出ます出ます。はい。
[まさか軍刀を使う姿がちょっとカッコよくて、思わず見とれていました。なんて真っ正直に言えるはずもなく(しかも、目付きが目付きのため、かなり怪しい変質者のようだ)、ゼルは慌ててモンスター群を抜け出した]
/*
ぬあー。
脳内補完してるもんだから言葉が足りん場所が多々。
今度から気をつけないと。
そこら気付けないほど8/31状態だったと言うことだろうか(滅
明日以降のトラップとか見直しておこう。
[助かったのは良いとして、さて、このままモンスターを放置する訳にもいかず……]
ふわふわに、スライム、ド○キーもそうだし、それ以外にもゴブリンにコボルト……。あ、吸血樹までいる。
[一応数値化するとレベル二十くらいまでに入るモンスターばかりではあるが、その数はざっと見積もって五十というところか。だがしかし、ゼルに触れていたのだろうふわふわが巨大化&増殖を開始!]
ちょ、これは酷い!
[慌ててゼルが詠唱を開始した]
Anime di Undine. Risponda alla mia voce. E colpito e purifica il corpo sotto pioggia di argento santo che loda la vita.
〔水の精霊たちよ。我が声に答えよ。生命を称える聖なる銀の雨の下、打たれし肉体を浄化せよ〕
[詠唱に併せて水の精霊が活性化し、ゼルの周囲に手のひらで簡単に包める大きさの水の結晶体が無数浮かび上がる]
diviene Argento Una goccia――!
〔聖なる銀色の雫――!]
[水の結晶体は空中に銀色の軌跡を残し、モンスターを一斉に打ち据える。そしてそのまま結晶体はモンスターの体を浄化。消滅へと導いていく]
[そして魔法が効力を失ったとき、そこには元の静かな湧き水があるだけだった]
はぁはぁはぁ……。あぁぁぁあ〜驚いた。
「まさか蔦を引くとモンスターが出てくるとは思わなかった」
……お願いですから今度から何か触る前に一言お願い……。
[まさかその蔦に魔法がかかっていたとはゼルは露とも思わず、そうゲルダを嗜めてから、ぐったりと次の部屋へと向かった**]
ほう……。
[ヘルムートがオーヴァンに回収された横道でベアトリーチェが来るのを見つめて、感嘆の声を漏らした]
これは見事。
まさか、あの生物を押し戻すような力が君にあるとは思ってもいなかった。
なりは小さいが、持ち合わせている力は大きいのだな。
[褒めているのか貶しているのか微妙なことを言い出した]
さて、脅威は去ったようなので、奥へ進もうか。
あまりボヤボヤしている暇も無さそうだしな。
[と言いながら立ち上がったその姿は、ふわふわと一緒に巻き込まれたにもかかわらず、何故かダメージは予想よりも少ないように見えたろう]
順調のようなそうじゃないような。
なかなか踏み抜いて行ってくれてますねぇ。
仕掛けた側としては、引っかかってくれる方が楽しいですが。
時に学長、二層目でのバトルカードですが。
ゲルダ・ゼルギウス組vsヘルムート・ベアトリーチェ組でどうでしょうか?
ヘルムートとナターリエを対戦させるのも面白そうですが、ライヒアルト・ナターリエ組は例のエリアへ向かわせるのが決定してますし。
次元魔法を習得しているベアトリーチェと対戦することでゲルダの刺激にならないか、と。
/*
当初の予定通り、ライヒ・ナタ組とカル・ブリ組を探索に向かわせようかと。
二日目のバトルカードはゲルダ・ゼル組vsヘル・ベア組で如何でしょう?
探索組の予定とゲルダの予定が上手く噛み合いましたし。
/*
折角なのでRPに乗せる。
けれど組み合わせるための理由がこじつけ過ぎるんだぜ!(爆
剣技系が3チームにバラけてるから、それを理由に出来るけど、組み合わせない理由にはならなくて(滅
設定あれこれ拾って来て無理くり組み合わせ。
…むぅ。
[なんだかよく分からないセリフに眉を八の字にするが、]
あたしは、オーヴァンから力を借りただけだから。
[ふる、と頭を左右に振って答えた。]
…ん、行く。
けど、怪我…、平気?
[自分より背の高いヘルムートを見上げながら首かしげ。
彼が歩き出すなら後ろについて歩く。]
何を言っている。
君はバカか。
[真顔でベアトリーチェの顔と異界龍を交互に見つめた]
誰かから力を借りるということが、どれだけ困難なのか君は知らないのか。
人は一人で生きるのが精一杯なのだよ。
その力を誰かに分け与えるということは、自分の生きる力をわけるということでもある。
力を借りる、ということはつまりそういうことだ。
充分誇ってもいいことだと思うがね。
[言って、くるりと振り返り歩き始めた]
ああ。
私は特異体質でね。生まれつき魔法などに対する抵抗力が高いのだよ。
同様に、回復や補助などにも抵抗してしまうので、あまり有用な力とは言えんがな。
[つまり、それは、誰の助けもほとんど受けられない、ということでもあった]
[カーバンクルが無事なことや。くらったほうがよかったって…もしかしてそういう趣味かとか密やかに思ったりしつつ]
そうなのか…うちの学科では帰らぬ人ができたとか聞いたから自然とそういう評判なのかもしれない…誤解のないようにいうが、死んだわけじゃないぞ。二ヶ月寝込んで必須単位をあっけなく落としたというだけだがな
[ひっそり安堵されてるなどそれはそれで切実な問題だった。]
ま…お約束の落とし穴や落石で壁が迫ってくるのであれ。用心に越したことはないな
[そのうちの一つがすぐ後に起きるなんて知る由もなく一時の休息をして]
だろうな。
[単独などといっていたのだからそれはそうだ。と前衛後衛。どちらでもというライヒアルトの言葉に頷きつつ、思案しているようなので待ち]
ならば…まずはアルの慣れてるのでいこうか。符術よりも魔術がいいなら私がでよう。
…ということでいいか
それに、私のような美人を見れば男なら守りたいと思うのも至極当然だなっ
[なんとなく単独好きで援護が苦手そうだと思ったのもありつつそんなえらそうなこといって
しばし沈黙……とっても気まずそうにまた顔をそらした。頬も若干赤くなった。
髪に埋まっている龍は『恥ずかしいならいうな』などといっている]
な、な。な。な。ななななな
[カーバンクルからのお礼に取り乱す。ふわふわに圧死するかもと思うときよりも動揺した。ばれてたのかとかそんな至極当然なこと思ってしまう]
あ…ああ…無事ならよかった
[ちくしょう。この可愛い生き物め。とか思いつつ落ち着いて答えて]
そ、そろそろいくか?
[訂正。まだ落ち着いていなかった]
/*
[デスクリが棘を飛ばしてきた!!]
ぎゃー!
[避けれなかった!]
**********
どんだけ避けれないんだ俺(滅
身体能力はかなり高いはずなのに!
─A-2─
ああ、単位。そりゃ、ある意味『帰らぬ人』だな。
『他人事のように言うな』
[さらりと言った言葉に、漆黒が突っ込みを入れたのは、さっくりスルーして]
んじゃ、取りあえず俺が前衛でー…………って。
[美人云々発言と、その後の反応に、天鵞絨きょとり。
わざとボケてるんじゃなくて天然なのが質悪い。かも知れない]
……ふわふわの熱気に当てられて、熱でも出てんのか?
[なんて事を真顔で聞いていたりする。
真白の妖精はみゅう、と鳴いて、尻尾をしぱたた振っていたり]
さて、と。
そろそろ最奥まで辿り着く生徒が出て来るかな。
「どないな手で攻略するんやろなぁ」
性格が出そうだよな、その辺。
[次元の中でのんびり観戦。
もちろんお茶菓子を頬張っている。もりもり]
ああ、そっちが大丈夫なら、さっさと行ってくるか。
……さっきのふわふわが増えすぎない内に、目的達成したいしな。
[半分持ってかれたとか、その後合体してどこぞに落ちたとか、そんな事は知る由もないままに言って。
念のため、数枚のカードにルーンを描いてポケットに落としてから立ち上がった]
……あぁん、もう。
導師たちもまた的確な罠を準備してくれてるんだから。
[あっさり捕まる方が問題なのではないかと言われそうだが。
軽く目を擦って横へと顔を向ける]
それ、なぁに?
[剣のようだが、実用にするには随分とボロボロに見えて。
だが飛ばした疑問符は曖昧な答えしか返ってこなかった]
うーん?
分かったわ。楽しみにしとく。
[小首を傾げながらもここは誤魔化されておくことにした]
……むぅ。
[少し困ったような顔をするが、]
…必要なときに、助けてくれる存在があるって…、
…十分恵まれてる、ってことなのよね…?
[ぽつり、とヘルムートの言葉を聞いて呟く。]
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