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[しばらく厨房の中をカツカツと杖で探していたが]
考えたら、私に氷をここで探せというのが無理な注文の気がするの。
誰かいるならだけど。
シチュー、少しだけ食べよう。
[成長期なんだもの。と、口にして盛られた器をそろそろと手に取る。スプーンを手探りで見つけると、床に座り込んで口に入れた]
美味しい。
[ぽたぽたと、端から零れ落ちる]
―― 冷凍睡眠装置 安置所 ――
[自分のカプセルへ向かう途中、廊下の右壁にこちんとぶつかった]
……なんで、何も突起がないところで体を擦りますかね、私は。
[ため息をつく。
そうして、部屋へと入ったところでふと先ほどの大広間にカルメンの姿がなかったことを思い出した]
……まだ、寝てるのでしょうか。
[ふっと進路をずらして、さきほど送った彼女のカプセルへと向かう]
ん、平気平気〜。
イレーネちゃんこそ、足元気をつけてね?
[さっき転んでたのに気づいて、心配そうに。]
わ、二階結構広いかも…何処からあけよう。
……別に
………死ぬ方法が、違っただけだろう。
[表面的には淡々と……]
………どうせ、いつしか、人は死ぬのだし……。
[そして、まばたきの一瞬だけ、三日月に目が細まった。]
死にたいと思ってる人は、ここにいないでしょう。生きる為の施設だから。……他の人が死んでも自分は生き延びたいってエゴイストの群れ。
あたしも。
[睫を伏せて、いばらを調べている男の背中を見て。
振り返ったライヒアルトの反応に目を見開いて目を逸らした。]
揶揄い甲斐のない。それとも、あたしに魅力がないのか。
まぁ、気にしないでいいですけどお礼に食べ物なんかくれると喜びます。
まぁ、主に僕の胃袋が。
[ようは空腹だった]
僕、高いですよ?
まぁ、今回はサービスしますです。
[高圧的な態度に臆することはない。
飄々した態度で近づいていき手伝いを始めた]
…無茶はしてない。
お前さん達が頑張ってくれりゃあ、楽できるくらいさ。
[肩を竦めることはできない。ので一度眸を閉じて。
実際4人になると、途端に楽になった気がする。
ブリジットとアーベルの遣り取りに、笑みを零せるくらいには。]
…も、少しだ。
[あと少しで医務室へ。あと少しでベッドへ辿り着く。
両手に力を込めて、老人を背負い直した。]
うん、気をつける。
[階段とはいえ何も無いところで転びかけた。
心配そうな顔をされて、ちょっと困った顔で笑う]
廊下、奥まで続いてるのね。
とりあえず手前から順番に?
[扉は左右にある。ちょっとだけ左の扉が近かった、かもしれない]
[振り向いた彼女の様子がどこかおかしい気がして、歩みが速くなる]
起きてたんですね。どうかしました?
体の調子が、とか……
[心配そうに眉をひそめる]
……言い得て妙、だな。
[エゴイストの群れ。
的確といえる表現に、くく、と低く笑う。
刹那、天鵞絨を過ぎるはくらいいろ。
しかし、目を逸らすナターリエの様子に、その笑みは様相を変えて]
……純真ぶって動揺でもすればよかったか?
それとも、行動される方が好みだったか。
[問う声には、からかう響き]
いずれにせよ、こんな状況で、色事に現を抜かす気には早々なれんさ。
一応、理性というものは持っている。
>>165
無茶してないか……どうだかね。
[おそらく先ほどよりは大分楽になっただろう。
そう、これでも、力には自信があるし……。
病魔は、血をめぐらすその場所をじわりと締め付けているのだろうけど。
調子が7割ほどということと、痛みだけで、あとは、支障ない。]
あと、少しだ。
[そして、医務室のベッドにギュンターを無事運び終えることだろう。]
[かかる声に数度瞬いた
己が眠っていた装置から立ち上がりはしない
膝を抱え、幼子の様に丸まって座り
眠たげな蒼がふたつ、"せんせい"を見あげている]
……せんせい。
[ふ、と笑みを浮かべ]
私は、だい、じょうぶ。
せんせいは、大丈夫?
[心配の声に首を左右に振って、返す掠れ声]
/*
あまりにも面白かったモンで、反応に困ったとか。
……あれ、役職用に考えてた部分抜けたら、意外と軽いかもしんない。
ま、流れ次第ではさくーっと狂うけどなw
うん、そうだね。こっちあけてみようか。
[コンコンと左のドアをノック。
逆側の部屋で逢引中とか、そんなことは知らない。]
ごめんくださーい。
[ぎぃ…と軋むように開くドア。]
何、それ。
[ハインリヒのことば]
[小さく笑った]
───お父さんみたい。
[まるで、子育てが終わった親みたい]
[そのまま指示通りに]
[老いた男を医務室へと運ぶ]
してないよ。
[御嬢さんの頭を撫でた手]
[再び搬送のために利用する]
[睨まれても]
[怖くなんかなかった]
[くちづけが成功したかどうかはあまり気にせず。その場に座り込んだ。]
……今日はこのくらいにしといてあげる。あたし、ちょっと休憩するから。なにかあったら教えて。
[座ったままライヒアルトに背中を向ける。]
ライヒも、疲れたなら休憩すれば。
[*赤くなった頬を左手で擦った*]
…きゃっ。
[見えた白い人影に、悲鳴を慌てて押し殺す。]
石に、なっちゃってる……
[ちょっと青白い顔で、振り向いた。
それでもそーっと、その部屋へ。
真っ白な石膏像のようになった中年女性だろうか。
壁のひびわれから出てきた蔦が、白い石の肌に巻きついている。]
辛かったね。
…おばちゃんも、治りたかったのね。
[祈るように膝を付いて手を組む姿。頬に触れて目を閉じた。]
お邪魔します。
[ゲルダに続けて挨拶しながら入ってゆく。
お邪魔虫にならずにすんだことはやはり知らないまま]
奥にもまだ部屋があるのね。
あ、そこの…人じゃ、ない。
[片隅に立っている石像が瑠璃に映った。
近寄りかけて足が止まる]
研究者の人、かしら。
集められた人でなくても感染…するのよね。
[着ているのが寝巻きではないように見えた]
[装置の中に、小さく座り込んでいる彼女。
とりあえず、苦痛の影はなさそうなことを見て取ると彼女の正面に回りこもうとした。見ようによってはもどかしく、少し遠回りになるルートで]
それなら、良かった。私なら大丈夫ですよ。
この通り、ぴんぴんしています。
[両手を広げて、ひらひら動かして見せた。
彼女の側までたどり着くと、立ち上がる様子がないのを見てカプセルの横に膝を着いた。話をするとき、視線を合わせるためにこうするのは、普段からの癖]
悪い夢でも、見ました?
[かすれ声に、そう笑いかけてみる]
/*
ヴィヴィがぶるべさん
シスターがさりさん
ライヒアルトは国主さんかな
アーベルはみつろーさんぽい
…あたり?
[シチューを食べ終わると、そのまま壁に身体を預けた]
お腹一杯になったら、眠くなってきちゃった。
ごめんね、ツヴァイさん、まだ氷持っていけない、や。
今度は、夢見られるのかな。
[器を横に置いて、腕に鞄を抱えて眠りに落ちる。また少しの時間で目覚めるのだろうと*思いながら*]
うん。伝染病だって言ってたもの。
空気感染はしないけど、接触とか塵を吸ったりとかで感染するんだって。
[イレーネの言葉にうなづいて。]
あっちも、あけてみる?
[アーベルの言葉にむせるハインリヒをおかしそうに眺めながら……老人に布団をかける。]
………これでいいか。
[そして、老人の深い眉間を見てから、アーベル、ブリジット、ハインリヒの顔を見る。]
他に体調が優れないものも、この医務室で休むように言ったほうがいいな。カプセルは……正直、精神的によくない。
[赤いエラーランプを思い出しながら。]
[くるり回る姿
見上げた視線が幾らか楽になる]
……そう。
ならよかった、けど。
あまり、無理しないで?
[その言葉は心配の意もあったけれど。
何処か、浅ましい気持ちがあったのは
きっと否定出来はしない。
せんせい、の目線が、落ちてくる。
優しい声と、瞳。施設の"先生(パパ)"と重なった]
……ええ。
少し、だけ。
[悪い夢は、見ていた。
見て、居る。重なってしまう過去と、今。
情け無い笑みを、せんせい、に向ける]
───言ってないよ。
[そう言えば、名前を知らないと気づいた]
[自分も言っていないのだと思った]
[空白]
アーベル。
[名乗ってみることにした]
[彼女は面食らうだろうか]
[少しだけわくわくした]
───俺の、名前。
/*
ピクシーって、読めば読むほど自分の生存だけを考える役職だよな。おそらくこの村で一番の死にたがりとしてどうするよ。
うー、んー。
ここが、腕の見せ所?
[よほどショックだったらしい。
咽た後の咳き込みは、暫く続いた。]
俺は まだ 33だっての。
[まだ十分に若い、とアーベルを軽く睨んで。
年の近そうなダーヴィッドには、小さく肩を竦める。]
お疲れさん、だ。助かった…そこの兄さんもな。
[ユリアンにも紺青を向けて]
お嬢さんは、そこにある手洗い場で手を洗うんだ。
じっくり、できるだけゆっくりな。
[ブリジットとアーベルの遣り取り、気が抜けたように笑って]
遊ぶのはそっからでも、遅くはないさ。
/*
お邪魔虫なんてとんでもないよ、イレーネ。
むしろ発見されたかった、なんて。(*ノノ)
表pt、1ゾロだ。わーい。
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