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─一階・喫茶室─
[店主に挨拶して、適当に朝食を用意してもらう。
…適当に、と言ったとはいえ、
いくら俺が大飯喰らいだとはいえ…
フランスパン一本縦割にして、丸ごとピザトーストとか、適当過ぎでは…
いや、喰うけど。]
―Kirschbaum2F/東の部屋―
[明け方、ほんのり、空染まり]
[苗床、ゆうるり、目を開ける]
[明るい、ひとの、町の中]
[くらい、まくらな、森の彩]
君が産まれてくる時を待つって、言ったのに、ね
─回想・北の遺跡─
[自分自身の時間流に干渉し、瞬間で移動する。
移動する際には空中を経由するので、門が閉まっていても差し支えはなく。
その姿は、北の遺跡の中に現れる]
……さて。
[周囲を見回し、人目がない事を確かめてから、右手首の腕輪に触れる。
じゃらり、と音を立ててこぼれる二筋の鎖を右手に握り、その手を天へと翳して目を閉じる。
鎖が波打つ。何かを探るように]
……やはり、ここに力あるもの……鍵の書か。それがあるのは間違いないな。
……停滞を厭い、破らんとする混沌の王の力により生み出されしもの……。
……無限を保つための要素にして、無限を許さぬもの……か。
[その目は、くらいみどりの彩]
もしも僕が
[その目は、迷うように揺れる]
いなくても。
[ネックレスの小瓶を左手でつかんで]
君がいつか産まれることを
[左手の中、瓶の中、くらい色はきらめいた]
願っても、いい?
その日までなにもかわらずあることを
「……で。どうなさるので?」
さて……な。俺には、まだなんとも言えんよ。
人の子の領域に近すぎるのが気になるが、まだそれだけだ。
[それだけ、というには、やや事が大きい気もするが。
それは今は、置いておいて]
……後で、詳しく調査して見るとしよう。必要であれば、エターナル・ロンドで『追え』ばいい。
……戻るぞ、ヴィンター。
[やや厳しさを帯びた口調で言うと、鎖を腕輪に戻して。
再び時間流を制御して、町へと]
─Kirschbaum・3階─
[そんな感じで『散歩』を終えて。
宿に戻った時には、抑えながら力を用いた反動か、倒れるように眠りにつき。
目を覚ましたのは、つい先ほどの事]
……やっぱり、歩いた方がラクだ……。
本当は、飛べれば、一番早いんだがな……。
―→Kirschbaum1F―
[瞳の、いつものアオに。
とんとんとんと階段降りて]
おはようございます
[お水をもらって、食べているダーヴィッドをみる]
/中/
なんか言葉足らず……。
抑えながら力を用いた反動か、「酷い疲れを感じて」倒れるように眠りにつき。
の方が通りがいいですな、うん。
−北の工房−
[ダーヴィッドが帰った後。
アマンダは哀しげな目で、硝子の玉を眺めていた。
一番下は赤を濁らせぬ為の黄。
二番目は焔の赤。
三番目は金箔を散らした透明。
最後に覆うベールは、薄く透ける橙。
アマンダの、愛しい子の一粒。]
痛かったね。
でも、もう大丈夫。
私に還って、よかった。
[千花が前足を伸ばし、玉を優しく撫でる]
おはようございます
[左の手でグラスを持ったまま、苗床は時の竜にも挨拶を。
炎と時の竜ふたりは、大ぐらいなんだろうか、などととりとめなく考えているかもしれない]
─Kirschbaum・1階─
[ゆっくりと階段を降りて行けば、まず目に入るのは豪快な食事風景。
元気だなあ、と思いつつ、場にいる面々にいつもの笑みを向ける]
おはようございます、と。
しかしまあ……。
[カウンター席に座って紅茶を頼みつつ]
よくもそんなに、食べられるものですねぇ。
[ダーヴィッドに向けて、ぽつりと。
ティルが考えている事を知ったら、笑顔で否定するだろう。
自分は違う、と]
―西通り・自宅兼事務所―
『鍵の書』探しを手伝ってくれ、だぁ?
んなもん、何処にあるか見当もつかねえよ。
それに、冒険者ならてめぇで探せるはずだろ。
さあ行った行った、商売の邪魔だ。
[『鍵の書』探しを依頼する為にやって来た冒険者を追い払う。
最近、こんな奴らが増えている。
何処から噂が流れているのだろうか。]
……腹減った。
[先程叩き起こされてから何も食べていない。
今日は「Kirschbaum」に出向く事すら億劫だ。
だだ甘いフレンチトーストと目玉焼き、牛乳で朝食を済ませた。]
[時の竜の、言の葉を聞いて、
苗床は脳内補正をかけた。
火属性の竜はおおぐらい、かもしれない。と。
自分も椅子に、気をつけて登り、でてきたヨーグルトに感謝の言葉といただきます]
[大食漢なのは、彼が命ある物に近い存在であることと、流れるちからから上手く自分を満たす方法に慣れていないから。
なによりまぁ、美味しいのは好きだし。]
…っくしゅ!
[デザートのイチゴヨーグルトに手を伸ばしつつ、くしゃみ。]
…風邪ひいたかな……。
[微妙に乱れているのが自分でもわかる。]
[フルーツの入ったヨーグルトは甘くてさっぱりしていて美味しい。
苗床の顔が綻んだ。
しかし火の竜のくしゃみに心配そうな目を向ける]
風邪をひいたなら休まなきゃいけないよ
/中/
ところで……やはり、てぃる天魔か?
だとしたら、天魔希望せんでよかった(笑)。
結構、悩んだんだよなあ、天魔か占い師かで……。
さて、問題です。
俺は一体、何に見えているんでしょーか(笑)。
まあ、占霊と思われてるとは思うが。
一演の時は、一瞬占誤認もされたよーだしな、星見ネタで。
それにしても、プロで101発言もしたのに、全然会話してない相手がいるって、凄いんですが自分。
ほんとに、陽光とは話せねぇ……(とほり。
おいしかった。
[ペロリとたいらげ、過去形。]
…んじゃ戻って寝るわ。
[寒そうに肩をすくめて部屋へ帰る。
*くっちゃ寝は太るなんて知ったこっちゃない。*]
[ヒビは深く焔の赤にまで達し、迂闊に触れば砕けてしまいそう。
純金で接ごうか。 春雷は光通さず、焔がかげる。
透明を注ごうか。 奥は埋まらず、身の内に雷を抱くまま。
春雷を削ろうか。 きっと玉は耐えられず、二つ身に割れる。
いっそ溶かしてしまおうか。 それでは玉は別の玉。
一晩考えて考えて。
アマンダは――頭を冷やしに行く事にした。]
−→Kirshburm−
……あー。
[朝食を終え、ソファに寝そべるがどうにも気分が晴れない。
ひょいと立ち上がり、事務所を出る。
ドアの札を「Closed」に差し替え、南通りへ。
何か適当に食材を買ってくるつもりらしい。]
―自宅兼事務所→南通り―
[紅茶と、おまけという名目でついてきたハーブクッキーを摘みつつ]
おや……寝冷えでもしましたか?
しっかり休息を。
[部屋に戻る、という若竜を見送って]
……ん?
[何気なく見回した店内に、昨日まではなかったそれを発見する。
菫色の、ふわぽふしたもの。姿形が彼にとって妙に馴染みぶかく思えるのは、その翼のせいだろうか]
/中/
何となく、ヴィオレット出してみる。
ちなみに、全くどこにも出していない裏オフィシャル。
ハヴの本性って、実はイズマさんの竜体にそっくり(笑)。
[道を行く途中で、ティルに手を振る。
日課のお散歩をしているベアトリーチェにも、出会ったなら挨拶しただろう。
やがて、店に着き扉を開ける。
菫色のふわぽふしたものには、気付いただろうか。]
―南通り―
[買出しに行く予定だった……が。]
げ。
[さっき追い払った冒険者達がうろついている。
くるりと回れ右。
「Kirschbaum」へ身を隠す事にした。]
―南通り→Kirschbaum―
これは……まるで……の、ぬいぐるみ。
[ぽつり、呟く。その呟きに、カウンターの店主はやや苦笑したろうか。
肩の相棒が菫色のそれにの横へ行って、じい、と見つめる。
白と菫のふわもこ立ち並び。妙にほのぼの]
昨日までは、姿を見せなかった気がするが……。
確か、これは影輝王の力の分身のはず。
……そんなものが表に出ないとならん状態になっている……とでも?
[白と菫とを眺めつつ、心の奥底で小さく呟く]
―Kirschbaum―
邪魔するぞー……お?
[白と菫のふわもこ揃い踏みを目撃。]
……おー。
[右手がわきわき。触りたいのかもしれない。
が、理性で必死に抑えようとしている。]
こんにちは、オト。ヴィンター。それと…?
[アマンダは不思議そうに菫色のふわぽふを見る。
とてもファンシーな菫色の縫い包みは、美人と評判の奥さんの趣味なのだろうか。
ヴィンターが菫の傍に行ったのに対抗してか、千花もアマンダの肩から滑空し、反対側に着地する。
アマンダは茶・菫・白の三つ並びに笑って、いつもの席で岩清水]
ーKirschbaum・イレーネの部屋・夜ー
【黒猫が部屋の影から現れ、イレーネの枕元に蹲る。底の知れない闇色の瞳の奥に、ゆらりと金の焔が産まれ、猫の背に蝙蝠のような翼が生える…夢魔の翼】
『思い出せ、生命の竜…お前の心を…お前の真の望みを叶えよう…』
【愛しげに、優しげに、夢に吹き込まれるは、甘い毒】
っと……。
やあ、こんにちわ。
[翠の双眸に一瞬険しさを浮べていたものの、賑やかな声にその色彩は溶け。
挨拶をする時には、いつもの人のいい笑み。
白梟は、反対側に来た千花に、不思議そうに首を傾げて]
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