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[獣の身体を除けるエーリッヒの姿を確認する]
[ほっと安堵の息を吐く][ふらふらと立ち上がった]
[エーリッヒが脇腹を押さえる様子が見えた]
・・・大丈夫?
[彼に近づこうと前に進む]
[先程出て行ったばかりのハインリヒの声。
皆が戻ってくるとの事と、狼に追われているらしい事と――]
……は!?
[素っ頓狂な声があがる。
中に入り、扉を遮るものをと探し始める男を見送り、再び外へと目を遣る]
あいつだな…殺るか
[その狼と目が合ったのは偶然ではないだろう
頭を殺して離脱すると思考は一つ。エーリッヒの声も無視して、周囲の狼を追い払うように剣を振るって躍り出て斬りつけたが、真正面からの斬りは読み易かったのだろう。後ろに飛んで退き、その余勢を持ってこちらに飛びかかる。巨剣であるために勢いを持って振り下ろした剣を今更振り上げることなどできはしないが]
所詮は…畜生か
[剣先の角度を内側に強引に変えて、剣は大地に突き立つことなく空を切り、その運動にあわせるように体を捻り飛び、刃を強引に一回転させて飛び掛る狼を斬り潰す
その後不安定な態勢に倒れることになったが、その狼が死んだからか他の狼の動きは鈍くなった]
[エーリッヒが自分で狼を押しのけたのを見て、ミハエルはぎりぎりのところで踏みとどまった]
(アブナイ……。とりあえず、今は戻る事を優先しないと……)
[そう心で反芻し、再びアーベルの手を引いて*歩き出した*]
[地に着きそうになった体を起き上がらせて、血を払うためだけに一回振ると
周囲の狼も気にせずに背中を見せて悠々とエーリッヒの元まで歩く。
頭を殺したこともあるのだろうが、狼も本能的にわかったのだろう。行ったら死ぬと。]
ふぅ…無事か?
[届いてくる悲鳴と怒声。
ビクリ、と小さく体が小さく跳ねる]
…エーリッヒ。
……エリ…さん…?
[記憶を何かが掠めた。
誰か大人がいて、その人に頷いた少年が]
…ぁ……。
[シスターに寄りかかったまま、両肩を抱いて。
誰かが外から戻ったのを見た所で、全ての音が*消えていった*]
[マテウスがボスらしい狼を斬り潰す所が視界に映った]
[思わず十字を切る]
[肩を貸そうとエーリッヒに近づく]
[足元に何かの手帳が落ちているのが見える]
・・・あら?何かしら
[屈んで拾い上げようと手帳に手を伸ばす]
[怪我はしたようだったが、何とか無事だったエーリッヒを見て。]
[急ぎましょうと、アマンダに促されたのもあって、鈍る足をなんとか、集会場の方へと向け、後僅かな距離を歩く。]
[そうして戻ったらまず真っ先に置きっぱなしにしていた大袋を探し取り。]
[中からいくつもの鹿蹄草の液が入った瓶と包帯と布を、取り出しテーブルへ置き。]
[そうしてまず、血滴り落ちるアマンダの治療をしようと、彼女の手を取り、治療を始めた。]
[……知らず、身体が震えた。
戻って来たハインリヒにその場を任せ、キッチンに入った。
気を落ち着けようと、あたたかな飲み物を。無難なのは、紅茶だろうか。ぼんやりとそんな事を考えながら、湯を沸かして、ポットを温める]
[そうしている間に、人の戻ってくる気配がした]
[アベルも、エーリッヒも、怪我をしていた。][が、一人では手が足りない。]
[手伝ってくれるというノーラとユリアン、ミハエルに同じ薬を分けて渡し。]
もし血が出るような傷以外の怪我があったら、言ってください。
別な薬草を用意しますから。
[そうお願いして。]
/中/
こ、こんな感じかなぁ…言いだしっぺですがあっさりめというか。
ちょ、ちょっと想定外だったらすみませんっ!>ユリノラミハ
[集会場へと足を向けた]
[目の前に広がる光景は、さながら野戦病院のようだ]
[ブリジットから薬を受け取る]
[怪我で意識が朦朧としている人には、気をしっかり持つように声をかける]
[目に見える傷には薬を塗ると包帯を巻いていく]
[先にいったブリジット達を見送って、エーリッヒとそれを心配するノーラの傍に立つ
屈んで何かを拾おうとしているノーラも気にはかかるが、膝立ちのままわき腹を押えているエーリッヒのほうが気にかかる]
よう。痛いか?痛いってことは生きてるってことだ。その感覚に感謝するんだな
[といって、立てるか?と手を差し出す]
……、
[血の臭い。
先程の狼との単語も重ね、困惑の色を浮かべたが、何よりアーベルの様子が気にかかった。それは、怪我だけではなく。
ブリジットに手伝いを申し出て、分けられた薬を受け取り、彼を座らせた]
……何していたのさ、アーくん。
てかそれ、殴られた痕に見えるんですけれども。
[軽口を叩いても、普段のような反応は返って来ない。
ただ一つ、うわ言のように小さく呟かれた単語――「じいさん」という一言に、何があったかを察することは、難しくはなかった]
離れるんじゃなかった。
[つい、諸悪の根源を恨んだ]
[そして、全員が集会所に入るのを確認した後...も集会所にはいり、まずは剣についた血を拭い、本格的な手入れは後にすることにして木箱にしまい近くに置いて
今度は自分の体についた血を拭う
血は体についているがほとんどは返り血だ。
とはいえ無傷と言うわけでもなく、薬や包帯を借りて自分の体は自分で治療する
ただ...にとっては怪我よりもむしろ。先程体を強引に動かしたことによる筋肉の痛みのほうが辛く、思わず顔を顰めた
その顔を見咎められたらブリジット達に*何かされるかもしれない*]
[頬にガーゼを貼るならともかく、包帯を巻くのは、不鮮明な視界では骨が折れた。二度三度と失敗を繰り返しつつ、手当てを済ませる。
言葉は、交わされない。
身体の傷自体は、大した事はなさそうだった]
とりあえず、何か、飲む?
一応、紅茶の準備はしているけれど。
[蒼の瞳を覗き込み、問いかける。
けれど、返事はなくて――]
……アーベル?
[その身体が傾いだ]
[マテウスが自分で自分の治療する様子を見ながら]
[マテウスに連れて来られたエーリッヒの脇腹から出血しているようなら、急いで服を脱がす][薬を塗り][包帯を巻いていく]
[他にも腕などに擦傷があれば薬を塗りながら]
もう、無茶なことして・・・
死んじゃったらどうするつもりなのよ。
[何かを思い出したのだろうか]
[目に涙を浮かべ][エーリッヒの*治療をするだろう*]
[向かい合っていたから、地に伏すことはなかったが]
……あぁ、もう。
[嘆息。
部屋に寝かせるかとも問われたけれど、ひとりにすると不安だからと、リューディアと共にソファに寝かせることにした]
[作業の中断をしていた紅茶を淹れ直して、皆へと振舞う。
受け取られても、受け取られなくても、出来るのはそれくらいだったから。
カチャリとカップを置いたところで、マテウスを見る]
それで、何が、あったんですか。
[聞かなくとも、理解は出来ていた。
けれど、敢えて、尋ねた]
[――話を聞き終えたのち、感謝の言葉を述べて、一度広間を後にした。
すっかり冷え切った身体を、湯船で温めようと。
濡らさないようにと言われた右腕を持ち上げる。怪我の痛みはあるはずなのに、今は感じられなかった。湯のあたたかさも、また]
[濡れた髪を乱雑に拭き、ふたりの眠るソファを背に、目を閉じる。
眠る気はなく、眠れる気はしなかったけれど。
暖炉の火がはぜる音が、耳に届く]
[窓硝子越しに降り注ぐ月のひかりは、静かで、冷たい]
[暗闇の中でもなお、*紅がちらついた*]
[アマンダのはがれた爪を包帯で覆うように巻き、少し強めに縛っておいた。][血止めを兼ねて。]
[彼女の傷の手当てを終え、ノーラと供にエーリッヒの様子を見に行っていたミハエルに呼ばれ、次はエーリッヒの方へ。]
[アベルの方を見たが、ユリアンが居てくれたのでそちらは任せて。][跡が酷く残るような怪我ではなかったはずと、思い出しながら。]
[エーリッヒの怪我は思ったより酷く。][血と痣の残る脇腹と、左手に牙の跡。][他幾つかの裂傷。]
[脇腹の骨が折れて居ない事を確認して、ノーラに接骨木と黄柏を混ぜ置いていたものを渡す。]
これは血が流れて居ない、痣の部分にだけ塗ってください。傷口に塗ると、物凄く染みますから。
[一応言ったが、ノーラの手が滑ってうっかり傷口に薬が入った。][かもしれない。]
[左手の牙の跡は、防寒着が間にあったせいか、縫うほどのものではなく。][ならば包帯と鹿蹄草で足りるだろうと告げて。]
[後はノーラに任せ、次はマテウスの元へ。]
[自分で治療すると言っていたが、念のためと様子を見に行けば動きがおかしい。]
マテウスさん、大丈夫ですか?
[傍に寄り、二の腕に触れれば顔を顰められて。]
[筋肉痛に似た症状が出ていたので、痛む箇所を調べながら、丁寧に、冷蔵庫に入っていた冷たい湿布を張ってゆく。]
[よくよく調べれば、体中が痛んでいるようだったが。][流石に全身を冷やすわけにはいかず。]
[とりあえず腕と足にだけ湿布を貼り。][更に特別痛い箇所には湿布を追加し、他の箇所はそのままで、我慢してもらう。]
冷たくなくなったら言ってください。それから明後日は逆に暖めて。
その方が直りは早くなりますから。…無理に動かさないで下さいね。
[大きな剣を持っていたマテウスにそう告げて。][感謝と謝罪をされれば、ふるふると首を振る。]
いえ、ありがとうございました。守ってもらって…。
[言いながら自然、顔色は翳る。][先ほどの光景を思い出し。]
[月明かりに照らされた、赤い海。][むせ返る血の匂い。][あれは、目に焼きついて当分離れそうに無かったから。]
[全ての治療を終えれば。][糸が切れたように、ぐらりと体が傾ぎかける。]
[ミハエルに支えられ、すみませんと謝罪して。][部屋まで肩を貸すといわれたが、緩く首を振った。]
[支えられた肩は震えていて。][顔色は殆ど変わらぬ青と白の狭間にあり。]
…いえ、すみません。今日はここで眠っていたい…
部屋に戻りたくないんです。一人で居るのは、怖い。
[そう告げ、暖炉の傍の、ソファーはいっぱいなので、床の上に大袋を抱え横になり。]
[毛布もかける間も無いままに、薪の爆ぜる音を聞きながら、深い*眠りに落ちた。*]
[転がり落ちた手帳は雪の上で、女性の肖像を開いてとまる。
拾おうと伸ばした指先。
血濡れの手が触れた瞬間、その絵は白紙に。]
…ぁ………。
[痛いかと問われた声はほぼ同時。
痛みを自覚すると同時に視界が傾いで。
そこから先は朦朧として不確か。
次に目が醒めた頃には、薬の染みる痛みに、情けない声で呻いているだろう。]
─回想─
[追ってくる者がいる事には、気づいていた。
だから、少し姿を見失わせなくては、と。
混乱しているように──否、ある意味では錯乱していたと言えるのだが──見せかけつつ、走った。
周囲に満ちる、血の匂い。
銀の月光に酔いしれる身にはそれは心地よく。
気づけばその身は、蒼き狼へと。
獣の覚醒はなされて]
[その姿のまま。
探していた者の前へと飛び出して。
爪の一撃は、避けられたものの。
銀を弾く蒼の毛並みは、容易に蒼い髪の青年を思い起こさせたか。
自衛団長の動きは止まっていた]
……みぃっけ。
[そんな様子には構わず、蒼の風はくすり、と笑って。
それから、問う。
ずっと抱えてきた、何度もぶつけてきた問いを。
獣の姿で、青年の声で]
[それは、今回の隔離の事であったり。
それ以前にもあった、行き違いの事であったり。
母への扱いの事であったり。
重ね、抱えてきた疑問。
それを、どこか幼い響きの青年の声で問う。
周囲から響く絶叫の中、それは、異質な響きを伴っていたろうか]
……でも、一番わかんないの。
なんで?
……なんで、俺を殺さなかったのさ。
父さんは。
父さんは、狼ってわかった時に。
殺したのに?
[村の安全のために。
血を受け継ぎつつ、覚醒する事のなかった父を殺して。
……衝撃で覚醒した自分は、そのまま殺さずに。
ただ、力だけを封じさせて。
忘れていた疑問。
覚醒で思い出した疑問。
答えはなく。
向けられたのは銃口]
……やっぱり、答えない……ずるい。
[その銃口に込められた思いも、向けられる瞳の哀しみも、蒼の風には見えない]
[苛立つコエ。
行動は、早かった。
引鉄が引かれるよりも早く、真白の雪を蹴り、喉元に喰らいつく。
血の味と、肉の感触と。
初めてのそれは。
昂揚感も手伝ってか、酷く甘美に思えて。
衝撃で倒れた自衛団長を、確りと押さえ込みつつ。
喰らいついた部分を喰い破る]
……あは。
あまい。
[零れたのは、楽しげなコエ。
人の気配が近づく。
急がなくては。
後はどこを喰らえばいいかは、本能が知っていた。
未だ脈打つ心臓。
紅を散らしつつ、引きずり出したそれを。
真白の上で喰らい、飲み下す。
力が満ちるのが、感じられた]
これで、おしまい。
邪魔は、いない……。
[小さな呟きは、何に向けられたのか。
緋色の世界に生きるモノにか、それとも自分自身にか。
答えを得る事もなく、蒼の狼の姿は解かれ、そして]
--回想--
[血に酔いしれ。][蒼い風の誕生に、歓喜の笑みを浮かべていた銀の影で。]
[一人その内の内で。][気配を殺し。][声を聞き。][意味を知り。]
…やれ、やれ。
[口から漏れたのは、そんな呟き。]
[それは呆れるような、残念に思うような。][溜息のような呟きで。]
受け入れて、それでも流されずに居られれば。
『希望』になれたかもしれねないのにネ。
[それは自分達が出来なかった。][彼等の兄も出来なかった。]
[させなかったのは。][猩と。][彼の手も加わってはいて。]
[つまりさせなかったのは自分なのだが。]
…ま、しゃーねーか。
[へらりと笑う。][そよぐ様に、静かに。]
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