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[深くと頷くとココアのカップをことりと置いて]
――行く。
[柔らかい銀の感触を手に、床に足を降ろす。
その向かう先は、モニタールーム]
[白青龍…それは、どうやらユリアンが召還したようだが…
けれど、エーリッヒの手が動くのを見る。]
[音と、月光の反射で少女はそれが刃物と知る]
…………!!
[息を呑む。衝動。自分が凶刃に狙われた時のような恐怖とは違う。
胸が苦しい。駆ける足…は、絡まって、
ほとんど転がるように大切な人のもとへ。]
それも僕も同じだけれど。
[肩を竦めるユーディットに苦笑を返す]
…そうだな。
向こうにはもう一人、漆黒の星がいる。
様子を確かめておくのも必要かもしれない。
[自分の分のカップを盆に戻して]
もう一度確認しておこう。
この話は向こうではしない。その時が来るまで。
いいね?
[ティルの念押しにはこれまたしっかりと頷いて。
人差し指を唇にあて]
ナイショの、ナイショなの、よね?
[そうして部屋を出ると、ぱたぱたと]
/なか/
>>+187 イレーネ
連投とは割り込まれるものである!!
と、言うわけで(・ε・)キニシナイ!
うん、霧が瞬時。焦った……
[誰からと言われずとも、その伝言の主はすぐに知れる。
他に、自分宛のこんな言葉を託す者はいないだろう]
……ったく……。
[刹那、笑みが零れて。
伝言の後の言葉に、それは消え失せる]
……悪いが、送られて行く気は、ねぇ。
行くなら、それは、俺自身の意思で、だ。
[案内はしてもらうようだろうが、と、言いつつ。
こちらも蒼を細め、翠を見やる]
駒自身に、意志は必要ない。
処分されようが構わない。
[問うというよりは、確認のようだった。
カップの中へと向けていた視線を、僅かに上げる。]
まあ、何にせよ、だ。
生き残ったところで、その先に在る未来は、敷かれたレールの上。
何も、変わりはしない。
巡り廻って、元のまま。
不思議なものだな。
未だ来たらぬものであるはずの未来は、
既知のものだとは。
それでも「駒」である以上、
盤の上で踊るしか、生きる道は無い。
それが、仮初めの幸せだとしても、そう、思い込むしかない――
[姿勢をずらす。チリリと、音。]
─個室f─
[ベッドの上。腹腔の刺傷の処置を行なわれた彼女が転がされていた。
地下へと連れ込まれた後、まるで死んだかのように動かなかった彼女だが……]
……ん。んんー。
[軽く唸ったかと思うと、バチッと目を開く。
そうして、手をニギニギした後腹を軽くさすると]
ふむ。84%っちゅうとこか。まあ、激しゅう動かんかったら大丈夫やろ。
[モニター群の前に辿り着けば、いつものように蒼を探す。
それはすぐに見付かった。
荒野の小高い岩の上――対峙する金と銀]
あれは――アーベルの、お友達。
[まだ彼女は知らない。
お友達が何者なのか、は]
[ティルの言葉にはこくりと頷き。
なにしろ先程ミスったのはボクだから、気をつけなきゃ、と。
そして、カップの底に残ったココアを飲むと、モニタールームへと向かう。]
しっかし、チートはいかんで。チートは。
やー、しかし困ったわぁ。負ける気はあらへんかったのに。
どないして、逃げ出したろうか。
なーんつってな。いざとなったら……
[そう言って、モゴモゴ口を動かした後、んべっと出した舌の上には]
ここら一帯、爆破すりゃかまへんし。
[いかにもな感じのスイッチひとつ。]
――…そう言うだろうと、思いました。
[答えは求めていなかったのか
浮かべる表情は、薄い笑みのまま。
パチン、とホルダーの外れる音と共に――
手の中へと、4本の白銀を滑り落とす。
岩の上へ佇んだまま、ゆるりと首を傾ぐ。
チリ、と。 小さく。白金が鳴った。]
伝える事は、伝えました。
…始めましょうか。
[イレーネにはコクリと頷いて。
ユーディットにも頷きを返しながら、椅子にかけてあったウィンドブレーカーを手に取った。傷だらけのそれを羽織って]
…いざとなれば、ね。
[カップを片付けにキッチンへと入り。
そして先程見つけてあったそれを手に取って。
ポケットの片方へと仕舞った]
[ブリジットがベッドへ腰掛けるのを見ると、己は空いている椅子へと腰掛け。
残ったカップを手に取る]
あのお方の御心のままに。
[それだけ答えてカップに口を付け]
駒になりきれぬ故の悩み?
残念ながら人生相談は承って無いわよ。
それとも何かしら。
アナタも、彼らと共にここから逃げ出したいのかしら?
[言い聞かせるようなブリジットの言葉に、細めた真紅の瞳を向ける。
その口元に張り付くのは、やはり笑み]
いいや。
私の心は疾うの昔に、決まっている。
[喉を通り抜けた温かさは、
身体の芯から、
ゆっくりと内を駆け巡る。]
飛んでみるのも、悪くは無い。
[緑の眸は、
場の雰囲気に似つかわしくなく静穏で。
彼女の口許もまた――弧を、描いていた。]
……当たり前だろ。
俺の行く先は、俺が決める。
行き方も、俺が選ぶ。
俺は、ずっと、そうやって生きてきた。
……勿論、これからも。
[静かな宣言、蒼に宿るもの。
それは不退転の意思。
ただ、先に進むのみ、と、それが物語り]
……ああ、そうだな。
理屈はいらねぇ……始めるか!
[言葉と共に、勢い良く地面を蹴る。
銀の翼が羽ばたき、その身は空へ。
繰り出されるのは、文字通りの飛翔蹴り]
/*
何か言おうとしていた事は色々あったはずなのに、
眠気のせいでさっぱり思い出せないんだぜ……!
本物云々とか、もっと上手く絡めたかったのだけれ。ど。
ナターリエ怖いには追従しておきましょう。
/なか/
>>*24
ちゃうわぁ!
ラストバトルで勝ったほうの陣営勝ち
→エリなら吊り襲撃両村側 4>2で狼勝ちにすれば良いと思うんだが…ガチ村じゃないわけで。物語が収束したらエピ入りのための吊り襲撃もありで良いと思うんだがな
ふぅん?
何を言っても無駄、ってことね。
返す言葉は「精々落ちないように」で良いかしら。
[ブリジットの言わんとすることは察したのか。
しかし咎めるでもなく、至極あっさりと返す]
それでアナタが望む未来が掴めるのかは、知らないけれど。
/中/
まあ能力と性格上、先んじて結界の発生源見つけていかねないのでねぇ、フィーネ嬢なら。
と、ちょっち用事を先に済ませてくるんでまた後ほど
とはいえ、びみょんに眠い
明日早いから無茶はしないけど
/*
……怖い、怖い。
知りたいところではあるけれど、絡む切欠は無い。
頑張れ、ティル(おまえ)
どうでもいいですが。
延々、仕掛けるか否かで悩んでいました。
自重した、自重した……!
*/
自分で未来を掴めるのは。
――羨ましい限りだな。
[静かな宣言に、僅かに翠を細めて。
空へと舞い踊る蒼に、ざり、と地を鳴らして一歩引き下がる。
銀の飛翔を目の端に捉えて。
両の手に握った刃を、眼下に広がる岩陰へと放つと
そのまま右脚のホルダーから三節を引き抜いて。
小さな音を立てて節を組む。出来上がった棍をぎりと握って。
頭上から繰り出される蹴りを、受け止める。
そのまま滑らせて軌道を逸らすと、勢いのまま身体を反転させ。
空へ位置する相手の右脇腹目掛け、一閃を繰り出して。]
/中/
ああもう、この二人のバトルは悶えるですよ…!
いっぱい見てお勉強しよう、うん。
て、ジット。任されても僕の能力じゃどこまでできるかー!?
(ここで言われても)
言っただろう、
厭きたのさ。
現状に甘んじるのは。
[ゆるりと首を傾げる。
部屋の灯りに照らされた、稲穂の髪が零れる。]
掴めなくとも、
ただ、想っているだけでは――
箱庭の中で手を伸ばしているだけでは
届かないのなら、
往こうかと思った。
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