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そう、だな。
[それまで持つのか、という疑問は今は考えずに。
唐突に告げられた礼に、また一つ瞬く]
……礼を言う手合いの事か……って。
いきなり走るなっ!
[呆れたように言いつつ、自分も階段を駆け上がる。
視界にまた、かかる霞み。
数値はまだ見ていないが、多少、進行はしているらしい、と。
過ぎる思考は、今は切り捨てた]
─ → 二階へ─
…だいじょう、ぶ?
[壁際のエーリィが小さく呻くのが判ったから、声を潜めて聞く。
自分もきっと少しづつ蝕まれていっているのだろうけれど、いまは気づいていなくて。
つらそうな表情を心配そうに見あげた。]
[運ぶ際、手を貸せそうなら貸すつもりで居た。
石と化した体は重い。
ひどく、重い。
重なる問いかけ。
老人は再び眸を開くだろうか。
ぎちり、と自身の体も少し重い]
……ゼルギウス
………
[幾つかの単語を唇の内で反芻する]
本当に、そうであれば。
そっな、に幸せなことはないのですけど、ね。
[彼が、時折顔をしかめるのを見る。
声をこらえている姿に、ここを一度離れようと思った]
―― 分かりました。
どうしてもしんどいときは、お願いですから呼んでください。
[それだけを念押すと、頷いて、踵を返した]
[大広間の、集団の元へではない。
厨房と、医務室と、しばらくどちらへ向かうか逡巡するように、何度か方向をかえるように]
[開かれた扉の奥に階段が見えた。
広い城なのだからフロアがここだけだとは考え難い。
老人が問いに答えてくれてからだが
医務室に運ぶのは力仕事で手伝えそうにないので
厨房で簡単に食事を取ってから上を見に行こうと考えた。
その際、ベアトリーチェも来るかどうかは尋ねただろう。]
医務室に運ぶの?
気をつけてね。おじさん、だいぶ辛そうだから。
[老人に触れていた手を自分の膝に乗せる。
落としたら、ごめん>>75と上から降る声に知らない声だと再度確認して]
やっぱり、初めて聞く声だわ。
ツヴァイさんはこの人知ってるのね。
あなたも。運ぶなら気をつけて運んでね?
おじさんのこともだけど、自分の体のことも。
―二階―
[走るなと聞こえて、余計速度が上がったが、階段を上がりきった所に扉があったから立ち止まってライヒアルトが来るのを待った。]
開けるよ。
[言って扉を開くと、右に扉3つ、左にも扉3つ、突き当たりに扉と]
……石像、が。
[立ち止まって俯いた。]
[そうして離れると、一人集団から外れている人物を見かけた]
あ、あれ、サンチェスさん。
どうか、なさったんですか?
[まさか、彼が自分を探していたとは思いもせず声をかける]
[老人を運ぼうとする人たちもいた。
切れ切れに反応する老人に問いかける人たちもいた。
話は聞いておこうと思って、少し眉を寄せた。些細な差という程度だったけれど、聞こえ方に違和感がある気がした]
ん。大丈夫だよ……。
ちょっとね、疲れただけ。
[新たに顰められた声が耳に届く。
視線を其方に向けると、ゲルダの姿があって。]
嗚呼、美味しそうな匂いさせてたのゲルダさん?
今日のご飯はなんだろう。
[くすり――おたまを持ったままの姿に、
作った笑みでなく、思わず微笑んでしまった。]
[リディが直前で手を止めるようならば、
吐息のような溜息が落ちた。
急く気持ちもわからなくはない、気になった問いかけは
他の者達が言ってくれている。]
……落とさないように、気をつけてくれ。
[アーベルの声には、少しだけ毒気抜かれたように苦笑して。
傍に居るブリジットにも目配せをしたか。
一度だけ、彼女の手元に目を落としたが]
…お嬢さんは手伝えそうか?
[そう訊いた。]
星詠み ノーラは、医大生 エーリッヒ を能力(占う)の対象に選びました。
運ぶの?
そのまま運ぶの…結構大変だよ?
毛布かなんかあれば、乗っけて引っ張るだけでもかなり楽だけど…。
[自分は結構元気だから、探してくる?と聞いてみたり。]
星詠み ノーラは、研究員 ハインリヒ を能力(占う)の対象に選びました。
…アーベルだよ…、リーチェ。
[アーベルへ呼びかけるベアトリーチェへ、彼の名を口にする。
細腕の2人、3人では少し心許無い。
思案して、大きく溜息をついてから
結局はダーヴィッドにも手助けを頼むかもしれない。]
あ、うん。
クリームシチューみたいなもの作ったから落ち着いてからでも食べてね。
すっごく美味しいかどうかは…自信ないけど、でも消化よくて身体もあったまると思うんだ。
[長身を見あげてにこ、っとわらう。]
/*
実際どのくらい重くなるんだろう。
お、重くなりすぎたらレベル高い人えろg大変そうとか
そんなこと思ってるんじゃないからなっ。
/*
ごめんねライヒ。多角から逃げるのつきあわせて。みんなで話しかけるとぶるべりさん大変だろうなと思ったのも本当。
[ノーラの視線を感じた。振り返る]
あ。邪魔ですみません
なんあだか、やるべきことが多くて……こう、つい
おなかはすきましたから、後で向かうことにします
[感謝の念を、ぺこりと頭を下げて示した]
[イレーネの言葉に頷きながら色々考える]
あらら、でてきて倒れちゃったですか?
運がいいですー、ねー、爺さんも、それに僕達もですが。
きっと、道が開かずお互いさようならでした、よね?
[オトフリートの姿を確認して不気味に笑いはじめる。
話しかけてきた言葉をさえぎり用件を伝え始める]
ふふ、フェヒナーさんにいいものをあげるですよ。
[鞄をオトフリートの前に突き出した]
─二階─
……お前、な。
自分の状態は、意識の隅に引っ掛けるのを勧めるぞ。
[追いついた所で、ぼそり、と突っ込む。
激しい運動は身体に負担をかける、のだから、と。
開ける、という言葉には頷いて、開いた扉の先へ]
……他にも、起きて動いてたヤツがいた……という事か。
[突き当たりの石像を見やり、小さく呟く]
さて、どうする。
まずは、近場から、調べるか。
[俯くナターリエの様子に微かに眉をひそめながら。
口調は変えずに、静かに問うた]
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