85 Glimmer stone
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どう、して……
[駆け寄ったゲルダにはシーツがかかっている。
座り込んでいたシスターが誰かに連れられて出て行くのにも気づかぬまま。
周囲を冷静にみることもできずにぼろぼろと涙を零して、ただ友人の死を嘆く。
ナターリエが殺したのか、殺そうとして反撃をうけたのかすらも考えられるままにその日は嘆いて嘆いて。
誰かに慰められでもしなければ、父親に連れられて自室に戻り、その日は一度も部屋から出ず]
(82) 2013/08/20(Tue) 09:42:59
― 翌朝 ―
[泣きながら眠ったせいか、酷く頭が重い。
顔を洗いに部屋から出た時には日が昇りはじめたところで。
ふと、夜にはいつも閉めるはずの玄関が開いている気がした]
……もう、誰か、起きた……?
[ふら、とした足取りで向かう。
寝起きながらもいつもと同じようなワンピースを身に付けて、玄関へと向かう廊下を歩く。
食堂をでてすぐのところで、血の匂いを感じて]
(83) 2013/08/20(Tue) 09:56:33
――!
[その場に倒れている人に、大きく瞳を見開いた]
ゼル、せんせ……?
[幼いときから医者としてみてもらっていた。
父親が表にはださないものの、どこか旅人と同じ扱いをしていることは知っていたけれど。
物心ついたときからお薬をもらいにいくのはゼルギウスのところで。
昨日だって、ゲルダのことやナターリエの傷の手当てなどを、していたはずで。
それが、どうして]
(84) 2013/08/20(Tue) 09:56:39
―あ、あ……きゃあああっ!!
[どろりと流れている赤い色がある。
最初見えた顔だけと、そこから先の違いに認識が追いつかず。
赤黒い色をみせている、それが服の色でもなんでもなく、血の匂いの元であり。
からっぽになった、身体の中だと思考が追いついたとき、悲鳴をあげた。
へたり、とその場に座り込んで動くこともできないまま誰かが来るまで、ただその氏を見つめ続けた**]
(85) 2013/08/20(Tue) 09:56:44
黒珊瑚亭 ユーディットは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 09:58:08
黒珊瑚亭 ユーディットは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 10:00:52
― 黒珊瑚亭―
………?
[案じているだのだろうヘルムート>>35>>46と、
カルメンのやりとり>>41を、
微かに心配の滲む眼差しで見守っていたが。
カルメンの言葉>>50と、ユリアンがカルメンの名を呼び、
次いで首を左右に振ったのに、不思議そうに小さく首を傾げ]
堂々巡り…か。そうだね。
もし命懸けで出てきてくれても、信じられるかどうか、
皆の判断が一致するかは、また別問題のようだし……ね。
[天井を見上げるヘルムート>>62に、
微かに疲れの滲む嘆息を零しつつ頷いて]
(86) 2013/08/20(Tue) 10:54:17
─ 夕方/黒珊瑚亭 ─
[首を振る仕種>>76に、もう一度瞬いて。
けれど、それ以上何も言われぬのなら、問いを重ねる事もなく]
もう、ルゥお兄の心配性。
[向けられた苦笑>>62に、ほんの少し膨れる仕種を返した後、残っていたお茶を飲んで、二階へと]
…………。
[考えなければならない事が多いのに、それは上手くまとまらない。
気を紛らわせるべくスケッチブックを開くものの、何を描けばいいか、それも浮かばず、結局、ぼんやりと時間を過ごして]
(87) 2013/08/20(Tue) 11:11:16
……んん?
な、なに?
[我に返ったのは、隣りの部屋から只ならぬ物音>>67が聞こえた時]
あ、あれ?
隣りって、確か……ゲルダ、ちゃん?
[ユーディットに言われた事を思い出して、立ち上がろうとするものの、人狼疑惑を聞いてからまともに休めていない体はすぐに動くのを拒絶し。
ようやく動けるようになったと思えた矢先──視界に強く霞がかかった]
やっ……また……なん、でっ……?
[震える声に返るのは、案ずるような白猫の鳴き声。
擦り寄る温もりを手で探して撫でながら、霞が晴れるのを待つものの]
(88) 2013/08/20(Tue) 11:11:24
……ま、た?
[霞み晴れた視界に色はなく、ただ、白い炎のようなものが揺らめいて。
それは壁をすり抜けるようにして、隣室へと消えた。
行きたくない、という意思と、行かなくては、という意志が鬩ぎあい──また、勝ったのは、後者。
覚束ない足取りで部屋を出て、ゲルダの部屋へと向かう頃には他の皆もそこにいて。
部屋に入るのを止める声があっても、現に焦点合わせぬ瞳はそちらを顧みる事はせず。
室内で唯一色を帯びて視えるものを、動かぬゲルダの亡骸を、みて]
……白い、火。
[その周囲にめぐる色をはきと認識し、口にした所で灰色だった世界に色が戻り、崩れるようにその場に座り込んだ]
(89) 2013/08/20(Tue) 11:11:28
……だい、じょう、ぶ。
ぼくより、シスターさんと、ユディ、ちゃん。
[誰かに案ずる声を投げかけられたなら、返すのは途切れがちの言葉。
大丈夫、と言ってはみても、身体の震えは止まらなくて、羽織っていたショールをぎゅ、とかきあわせてそれが鎮まるのをじっと待った]
(……ぼく、は……)
[無自覚の認識が、自覚までの距離を詰める。
それでもこの時にはまだ、二つの間に距離は開いていた。
認識を拒否する気持ちが、自覚を阻んでいて──けれど。
その逃避が赦されることではない、と知るのは、翌日の夜明けの後。*]
(90) 2013/08/20(Tue) 11:11:36
画家 カルメンは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 11:13:46
/*
ここで、一度きっときましょうか。
この発見現場に最初に行くべきは男性陣だと思うのよぉ。
ぼくは、能力覚醒段階上げるためにも、ゆっくり追いつくのだわ。
しかし、うーん。
赤の内訳は何となく見えるような見えないような。
この構成で、あえてそこを抜きそうなのって…………かしらねぇ(
(-26) 2013/08/20(Tue) 11:21:59
―2日目/黒珊瑚亭―
そうだね…。
自分なりの答えを出さなきゃいけない時は、必ず来る。
僕達には、あまり時間もないし、ね。
[目を伏せるユリアン>>73に、
時刻を推しはかるように、窓外の陽の傾きに目をやり、
苦し気な表情で眉を顰め]
(91) 2013/08/20(Tue) 11:34:03
―2日目/黒珊瑚亭―
信じられる相手に相談……?
[ユリアンの言葉とまっすぐに向けられた双眸>>73に、
海色の瞳が微かに見開かれ。
一瞬だけ、ふっと泣き笑いのような表情が浮かぶも、すぐに消える]
……信じている、よ。
ありがとう…。
[ユリアンの眸を見つめたまま、零れたのは小さな囁き。]
………。
[ユリアンの途中までの言葉>>74は耳に届いてはいて。
自分に向けられた視線を感じはしても、
瞳を合わせることはできなかった]
(92) 2013/08/20(Tue) 11:35:45
研究者 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 11:39:17
/*
なにかこう、ユリアンさん、ほんとにエーリッヒを
狼だと思ってくださっていたら、ごめんなさいなのです…
す、素村ですみません><。
うう、吊られる布石配置、急がないと…
(-27) 2013/08/20(Tue) 11:43:01
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
夕方までに、か…。
[自衛団員の話と決定>>40を聴き終えれば、
重苦し気な嘆息を漏らして]
ヘルがさっき言ってくれたように、
疲れた頭で考えてもよくない、ね…。
僕も、部屋で少し休んで……考えを、まとめるよ。
[考え――誰を選ぶか、を。
カルメン以外の者にも向けられた様子だった、
ヘルムートの配慮>>62を思い出し、自室へ戻って]
(93) 2013/08/20(Tue) 12:06:28
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
……身を守る、ね…。
自分の身を、とは考えたこともなかった、な…。
誰かの身を守る為なら、ともかく…。
[自室に戻れば、昨夜机の上に置きっぱなしだった、
研究書>>2:136を荷物に戻そうとして。
ふと、ヘルムートとのやりとり>>2:169>>10>>19を思い出し]
(94) 2013/08/20(Tue) 12:09:13
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
……牙や爪よりは、痛みはましだろうけれど、ね…。
[荷物>>2:136の中、研究の為に持ち歩いている実験器具から、
解剖用の細身のナイフをひとつ取り出す。
陽に晒せば、銀色の鋭い刃がきらりと光を放つが、
勿論、銀製ではない。
何度となく、人体や獣の臓腑を切り刻んだ馴染の刃先を、
そっと指先に滑らせれば。
すうっと一筋の赤が滲み、滴り落ちる]
……勿体ない。
[思わずのように唇を寄せて。
ナイフをハンカチで包むと、ポケットにしまった]
(95) 2013/08/20(Tue) 12:13:42
/*
>>94>>95 誰かの身を守る為に、
誰かを刺すか、自分を殺すことを考えてる感じで…。
誰かを刺す場合、牙や爪より痛みはましかな、と、
免罪符にはならないにしても、
人狼に屠られるよりはいいだろうか、と。
血を勿体ないと思っているのは、
人狼だった姉を生きながらえさせる為に自分の血を使っていたから、その時の感覚で、「勿体ない」と。
この辺は、後からちゃんと、解説予定…。
(-28) 2013/08/20(Tue) 12:20:44
/*どっちかというと、
人狼と思われて処刑(誰かに自分を殺させるのが忍びなく、
ナイフで自殺ルート)っぽく考えていたり。
その前に吊られ用布石撒きを頑張らないとですが。
(-29) 2013/08/20(Tue) 12:24:03
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
………!?
何の音……っ。シスター!?
[階下に下りる途中、何か大きな物音>>67が聴こえ、
どの部屋からだろうと、少し迷ってから駆けつければ。
ヘルムート>>75と、他にも誰かいただろうか。
両手から血を流し、泣いているシスターと、
揉み合ったような有様の室内>>68。そして――…]
……ゲルダ?
どうして……紅い…?
[茫然とした呟きが、唇から零れ落ちた]
(96) 2013/08/20(Tue) 12:49:04
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
[タオルとシスターのことは、誰に頼んだのだったか。
ヘルムートの指示>>75に頷いて、
許しがあったなら共に室内に入り、ゲルダの死と創傷を確認した]
二人ともに、揉みあったような痕跡があったね…。
刺創も多い…でも逡巡創というには少し深いか…?
致命創は心臓か…。
……どうして、こんなことに…。
[状況から読み取れることもあるが、専門ではないし、
ナターリエから話を聞くまでは、何が起こったのかの判断は控え。
ヘルムートがゲルダの身体にシーツを掛けるのを見て、
ゲルダの瞳が開いていたなら、そっと瞼を閉じる。
まだ残っていただろうゲルダの温もりが指先を掠めれば。
ふいに視界が海の中のように潤んで揺れ――…歪んだ]
(97) 2013/08/20(Tue) 12:56:38
─ 2日目/黒珊瑚亭 ─
……ゼル先生。
[人体の内部は専門だが、
外部損傷や死因には確証が持てる程詳しくはない。
ゼルギウスは既にそこにいただろうか。
いなければ、呼んでもらい、後はゼルギウスに任せ>>84]
……ロミ?
見ちゃだめだ! ……だめだよ…。
[気持ちを落ち着けようと一度部屋を出かけて、
近くにロミの姿>>80が見えたなら。
彼女が部屋に入る前に止めようと、慌てて駆け寄った。
それでも何がしかは、見えるか悟られてしまっただろうか]
(98) 2013/08/20(Tue) 13:13:11
研究者 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 15:03:18
研究者 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/08/20(Tue) 15:07:39
/*
もそりもそり。
動きどうすべーと思いつつログ読み。
三日目早々黒見つけちまった占い師って前の石村にも居たよーなとか思って過去ログ見に行ったらその時の占い師もアーベルだったことに芝が生えてる中身ですが皆様どうお過ごしでしょうか。(
…どーっすっかなーーーーーー
(-30) 2013/08/20(Tue) 15:40:29
―2日目/黒珊瑚亭―
………。
ごめんね、僕にも…わからない。
シスターに、聞いてみないと…。
[“なんで……”>>80少女の言葉は、単なる問いというより、
もっと様々な感情が混じっているようにも聞こえ。
けれど、そうとしか応えようがなく、数瞬、瞳を伏せる]
[ロミと初対面>>2:170>>2:171の時に、交わした会話が脳裡を過る。
言葉を交し、少しずつ打ち解けてくれた様子なのが嬉しかった。
ユーディットに宿に泊まるかと誘われても、
教会に戻ると答えた様子から、シスターを心配させたくないのだろう、と感じたことを思い出して、唇を噛む]
(99) 2013/08/20(Tue) 17:38:59
―回想・1日目/教会―
[ロミに名乗り、12年前まで島に住んでいて…
等と自己紹介をした後、一旦別れたけれど>>2:171。
ユーディットが、教会までの送りのことを気にしてくれて>>2:86
直ぐに後を追いかけ、拒まれなければ教会まで送ったのだったか]
――神父様。お久しぶりです。
[丁度出かけようとしていたらしい教会の神父は、
姉が通っていた12年前>>1:196>>1:197と同一人物で。
ガウナーと家族の名を名乗れば、はっとした表情を浮かべた。
それは……単なる驚きとは少しだけ違うようにも感じられて。
やはり、彼が、12年前に姉が家族の秘密を打ち明けた人>>1:174
なのだろうか、と訝しんだ]
(100) 2013/08/20(Tue) 17:50:58
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