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― 四日目/黒珊瑚亭 ―
ちがう、よ……ユリアンが、人間なら、
アーベルがあんなこと、するはず、ないよ……
[ナターリエ>>16に首を振る。
彼女がきちんと確認したかどうかなんて、そのときは茫然自失していたから気づくはずもなく]
そんな、わけ、ない。
[ふるふると首を振った。
アーベルが仲の良かったユリアンを殺す理由なんて思い至らずに、だからこそ、そうするだけの理由があったのだとただ闇雲に思い込んでいる。
それで、ナターリエを説得できなくても、ただ周囲の会話を聞いて時がすぎ]
― 五日目/黒珊瑚亭 ―
[眠ったのか、意識を失ったのか。
目覚めたのは自警団がやってきて騒がしくなってから。
よろりとしながら起き上がり、ヘルムートに貸した部屋>>24から聞こえる音にそちらへと向かう]
……、どう、して……
[ヘルムートの死を嘆くエーリッヒを、扉の傍にたったまま呆然と見る]
あたしは、きいてない、けど……
ユリアンと出て行く前に、アーベルから、これ、あずかった……
あと、カヤと、なにか、話してた気も、する。
[ずっと握り締めたままの羅針盤をエーリッヒ>>50へと見せて]
─ 5日目/黒珊瑚亭 ─
[逃げられない、と自ら言った言葉のまま。
野荊に囚われたこどもは、現れた場所でぼんやりと佇んでいた]
…………。
[気づけば始まる、言葉のぶつけあい。
修道女を見る瞳には感情薄く、視線は長くそちらに止まらない。
ただ、一輪だけ咲く花が微かに揺れるだけ]
― 五日目/食堂 ―
……ナターリエ、が、人狼なんじゃ、ない、の……
なんで、そんなに、おちついて、いられるの……
[エーリッヒを疑うナターリエ>>55に信じられないと言うように首をふった。
カルメンの衝撃も何もかも、あれが人狼の演技だとは思えず。
まっさきにゲルダを殺したナターリエの、落ち着きが恐ろしくも思えて。
震える声で、呟いた]
/*
時間軸が前後していて、把握が大変になってないだろうか。
さかのぼってしまうのは全体的に時間が足りない感じなのとかコアずれがあるのかなぁ。
― 回想/幼い日々の一幕 ―
[光を背にした状態では此方の姿はよく見えないだろう。
座り込む男の子がかなしそうに見えて
へなりと眉を下げ口をへの字に結んでしまう]
こんな所で子供が一人でいたら危ないんだからな。
[そう歳も変わらないだろう男の子にそんな言葉を向けた。
どうしてそんなにかなしそうなのかは問えなかった。
名前もきけなかった。
だからどこの誰かもその時はわからないままだった。
わからないことばかりだけど歳近いだろう男の子の姿が
ひどく気になってしまった]
……一人で、泣くなよ。
[座る男の子の視線にあわせるようにしゃがみこんで
案じるような響きを彼へと向けた]
お子様 カヤが「時間を進める」を選択しました。
─ 前日/黒珊瑚亭 ─
……では、アーベルさんがそれを行える精神状況だったのでしょう。
貴女は、今がどんな状況か、お忘れではありませんか?
いえ、忘れていると言うよりは……盲信していらっしゃいます。
アーベルさんを慕い過ぎて、真実を見失っていらっしゃいます。
…彼が正常だったと、証明するものは何も無いのですよ。
[説得などされるはずも無く、ユーディット>>57へ返す言葉は無情なもの。
ここで折れるわけにはいかないのだ。
まだ、護るべき者が残っているのだから*]
お子様 カヤは、黒珊瑚亭 ユーディット を能力(守る)の対象に選びました。
― 前日/宿舎 ―
[何だか色々あったけれど、
結局その日も家と呼べる場所へと帰った。
食事がそろそろ半分くらいしか食べられなくなっていたし、
考える事がいっぱいで、寝つきは相変わらずよろしくなかった。]
アベにーはカルねーとユーねーを守れって言ってた。
でもおれの事は、人かどうかわからないって言ってた。
アベにーは、きっと、ナタねーみたいに知ってたんだ。
[ユーディットとカルメンが、人間だと。
ユリアンがそこに入ってないのは、
ユリアンが男だからか、それとも人狼だと知ったからか。
アーベルが死んだ以上、子供に真偽は解らない。
わからないが、ナターリエが人だと言った、
ヘルムートの言っていた言葉――黒が人狼を思い出して、
きつく眉根を寄せた。]
カルねーはユリにーを人狼だって言って…。
うそつきがいる。
[アーベルか、カルメンか、それとも―――ナターリエか。]
おれにカルねーとユーねーを守れってったアベにーも、
ナタねーに人狼だって言われたカルねーももういない。
死んだ、殺された、人狼と、ナタねーと……。
[また少しだけ目の端が滲みそうになったが、こらえた。]
[どっちが正しいか、を子供は比べる事が出来ない。]
うそつきが死んで、正しいヤツが生きているなら、
きっと明日はなにもない………よな。
[結局子供に考えられたのは、そのくらいだった。]
[その日も相変わらずベッドの中で、暫く寝付けずに過ごしていた。
考えていたのは、何時もとはちょっと違う事。
それも途中で疲れて、気づいたらやっぱり夢の中に転がり込んで、
目が覚めたら朝だった。]
―黒珊瑚亭―
それに……。
貴女が本物の、“生者を視る者”で、
僕が人狼だったらなら、
貴女を残して、昨晩、自分を視られて、
“人狼”だと名指しされる方が、よほどまずいでしょう。
喰らわず残して偽者にするなどと、
遠回しの方法はとらない。
そもそも、ヘルとユーディットは、
貴女を信じてなかった。
僕が人狼だったとして、昨夜貴方を喰らった方が、
よほど自分が生き残れる機会が増えます。
― 回想/幼い日々の一幕 ―
[男の子に手を伸ばしかけて、はっとする。
広げた自分の手が洞窟の暗闇の中で血に染まるように見えた。
闇の中で人を喰らったことを思い出す。
手を伸ばして、洞窟から連れ出したいのに
触れてはいけないような気がして、手を伸ばせなかった]
――…暫く此処にいてやるからさ。
[一人で泣くな、と繰り返し何するでもなく其処に居た]
―黒珊瑚亭―
何よりも……僕は、心から大切に想っていた、
ヘルを食べたりはしないっ!
人狼だったとしても、彼だけは、絶対に食べられない!
ヘルを食べるくらいなら、自分自身を殺した方が、ましだ。
そこだけは……譲れません。
[人狼であると言われたことよりも、
ヘルムートを食べたと思われる方が、よほど耐えられなかった。
自分が、薄紅色の貝殻を渡したせいで、死んだ少女を思い出して]
[こちらの言葉への答えは、頭を振ることで否定を返されて>>+27。
何で、と出かけた声は消えないという言葉で留められた。
にげられないと告げるその顔が泣きそうに歪むのを見れば、また空を仰いで]
…あー…ったく。
よー解らんけど、どうやっても消えねーならしゃーない。
こっから動きたくなったら俺に言えよ、何処にだって連れてくから。
逃げられないってとこだけは、訂正しとけ。
[カルメンの顔を覗きこんで頭をわし、と撫でて。
いいな、と強引に言い切ってから、はた、と瞬き]
…カルメンが居るってことは。
先に死んだ奴らも、こうして居る可能性、あるのか?
[今更に気付いたことを口に出して、周囲を見回した]
黒珊瑚亭 ユーディットは、孤児 ロミ を投票先に選びました。
黒珊瑚亭 ユーディットは、シスター ナターリエ を投票先に選びました。
─ 黒珊瑚亭 ─
落ち着いて?
そう、見えますか?
…そうかも知れませんね。
人狼を見つけて、浮き足立っては居られませんもの。
やらなければならないことを、油断で仕損じることがあってはいけませんから。
[震える声のユーディット>>59へ返す声は平坦。
元より声を荒げることはなかったとは言え、今は騒ぐ体力が無いのもあり。
落ち着いていると見られてもおかしくは無いのだろう。
食わず眠らずの状態は、目の下に濃い隈も現れていて、一層不気味に見せていたかもしれない]
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