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村の設定が変更されました。
―集会所横―
「俺、これがおわったら結婚するんだ」
ほっほー。それはおめでたいアルね。
[食事を取って、軽く集会所内を見て回った後...は釣り糸をたらしながら、一人の中年の男と話していた。なぜか胡散臭い口調である]
待ってる人のためにも帰らなくてはいけないアルね
「ただ水の流れがな…」
[気のない声と落ち込んだ声。一見すれば釣りをしているけだるそうな男に話し相手を見つけて愚痴を聞いてもらっている中年の男の会話だろう。
だがお互い、袖の内という外見には見えづらいような位置で五指を器用にせわしなく動かしている]
それは災難アルな
「いっても仕方ないことだが……ふぅむ」
[突如目を細め考え込む中年の男。だが迷いも少しの後。指を一本立てた。それに瞬きも返さずに...は荷袋に手を入れる]
/*
よい、せーと。
さて、今回はどうなりますやら。
一応、弾かれて何になっても対応できる余地はある。
……後は、俺がやりきれるかどうか!
しかし、メンバー多彩だのぅ……。
幸運のお守りアルね。300年の歴史を誇るものアルよ
「ぉお。そんな貴重なものを…ただで受け取るわけにはいきますまい」
[いって、お互い包みに包んだ荷物を交換してたところで...は中年の男は指を動かし「上手いものですな。今回はこちらが勉強させてもらいますよ」と指で示している。
それについて、…相手がどうしても欲しいものを持っている時点でこちらが圧倒的有利なのだから当たり前だと思いながらも、こちらも指を動かす「いえいえ。こちらこそ。また何かあればご利用よろしく」]
「では私はそろそろ」
よき水の旅をアル。
[そして見送ることもなく釣り糸へと目を移す。浮きはまるでゆれてくれません。]
――集会所付近――
うーん。
荷物持ちさせれば良かったかも。
[女の涙とは、よく効くもので。
自衛団員による連行とはならず、支度(含・口喧嘩)を済ませたゲルダは、自主的に訪れる形で、集会所のある筏にやって来ていた。
仕事道具だけならまだしも、念のためと着替えまで詰めた荷は、それなりに重い。
肩からずり落ちかけたそれを背負い直して、集会所へと足を進める]
……禿げるとか。
それ、お前には言われたくねーぞ。
[ダーヴィッドに、ちょっとむう、とした様子で返す。
それでも、久しぶりに会った友の明るさは抱えていた苛立ちを僅かながらに癒してくれた]
真面目っつーか、まあ、うん。
……お師さんは、身寄りなくなってから、育ててくれた人でもあるしな。
[ぽつり、零れた言葉は呟くように。
それでも、すぐにいつもに戻って]
あー、とりあえず俺、一度お師さんのとこいって来るわ。
家の戸締りもしてねぇし。
[軽い口調で言って。
後から来た面々にども、と軽い口調で挨拶をすると、集会場を出る。
近くにいた自衛団員に事情を話すと、顔見知りの団員は渋々、という感じで了承してくれた]
……ま、戸締り、って言っても、盗ってくようなもの、ないけどなぁ。
[集会場から少し離れた所で、は、とため息一つ]
「なんにもないもん、ねー」
……お前は、一言多いんだよ。
[突っ込む鸚鵡を睨むように見ながら、まずは勤め先でもある飾り工房へと向かおうとして]
……と。
[新たにやって来た姿に気づいて、一つ、瞬いた]
……ん。
[下を向きがちだったターコイズグリーンの瞳が動く。
向かう先に鳥を連れた青年を認めると、少しばかり足を速めた]
クロイゼルングさん。
[近い位置で、足を止める。
営業用の笑みを形作って、緩く首を傾げる。少し癖のある髪が頬にかかった。
若干、気の弱そうな――おしとやかな女性、といった振る舞いで]
それに、ロートスも。
こんなところまで、お散歩ですか?
よ、あんただったか。
[足を速め、やって来たゲルダにひら、と手を振る。
鸚鵡はこきゅり、と首を傾げ、それから、「こんにちわー」と短い挨拶]
散歩……だったら良かったんだけどなぁ。
カミサマの御心でお呼び出しされちまって。
とりあえず、お師さんのとこまでしばらく休むこと、伝えに行くとこ。
……見たとこ、そっちもご同類?
─集会場・広間─
[一人、また一人と人の増える集会場。
知った声もあれば知らない声もあって、カルメンは首を傾げて挨拶代わりとする。
その視線の焦点は全く人物に合わないのだけれど]
んー……。
[初見の者でも名乗られたなら、別の音が混じりつつも名を反芻し、普段自分を指す時に使う名を名乗ることだろう]
[しばらく後にクロエの手を借り窓辺まで移動して。
オカリナを取り出して口へと当てた。
奏でるのは穏やかな水の流れをイメージした曲。
幼い頃に見た河の流れを思い出しながら奏でるそれは、広間だけでなく窓の外にも流れ行く]
/*
・皆の呼び方
ユーラ:ユリアン(知ってる)
ローテュ:ロートス(鸚鵡)
ローミュ:ロミルダ(おともだち?)
クーリェ:クロエ(仲良しこよし)
ダーヴェ:ダーヴィッド(あるえー?な感じ)
ブージェ:ブリジット(多分面識無し)
ゼーリュ:ゼルギウス(声は聞いたことがあった)
エーヒュ:エーリッヒ(面識無し)
ハーリ:ハインリヒ(知っては居る)
ゲーダ:ゲルダ(面識無し?)
ローザ:ローザ(面識無し)
ローザだけはそのまま発音出来るな、これは。
そしてローザを選択なあたりなであさんだなぁ、と思ったとか何とか。
……あぁ。
[漏らした息には、同情めいた声が混ざる]
そうなるみたい、ですね。
困っちゃうな。
[瞳より明るい色の髪を、指先に絡めて視線を逸らした。
なんとなく、鸚鵡を避けているようにも見えるのは、動物には本性を悟られ易いから。だなんて、主は気づいているかどうか]
でも、私みたいな余所者ならまだしも、クロイゼルングさんまで、なんて。
確か、ここのご出身でしたよね?
――オカリナ?
[視線が彷徨い、ユリアンの背後へと向いた。
集会所の建物。
誰のものだったろう、と記憶を探り、髪から外した指を口許に添えた]
[こっくりこっくり。頭は舟をこぐ]
ふ…はは…これで世界はおれの……音?
[目を覚ました。足音でも風の音でもない音が流れたからだ
音源を捜してきょろきょろ…]
ぁ…釣れてる
[するのは後回しにして、魚釣りへと移った]
[こきゅり、と首を傾げた鸚鵡は、逸らされた視線に不思議そうな様子で、じいいい。
その様子には気づいているのかいないのか。蒼の瞳は、今出てきた集会場から聴こえる音色に引かれるように一瞬そちらを見やり]
んー……まあ、確かに俺はここの生まれだけど。
色々と、難癖つけやすいのはあるわな。
とはいえ、根っからここの住人のロミっ子とかも呼ばれてるから……余所者だから、ってのはないのかもな。
あめ?
わぁ、もらっていいですか。
ありがとうです。
[ゼルギウスから渡された『飴』を不思議そうにじっと見て、上にかざしてみたり。
やがてにこにことお礼を言ってから、広間に戻った]
何なんだかねぇ……ま、じい様の考えてる事は、俺にはわっかんねーから。
[投げやりな口調で言って、大げさなため息一つ。
鸚鵡は丸い目をきょろり、とさせつつ、やっぱりじいいい]
ん、ああ。
気をつける、って言っても、工房と家に行くだけだから、なんもないとは思うけど。
……ほんと、こういうのは不本意だけど。
また、後でなー。
[それから、軽い口調で言って、ひらりと手を振り。
改めて、工房へと歩き出した]
ん〜…やることもないし出来ることもないしどうしよ…ぉ?
[不意に耳を掠めるオカリナの音に、どこからだろうと目を向ける。
見れば黒髪の女性と共に窓辺に立つ女性がオカリナを吹いていた。]
綺麗な音だなぁ…。
…あんな音で踊れたら楽しいだろうな。
[微笑むと、窓辺の女性に歩み寄り声をかける。]
こんにちは、綺麗な音ね。
[ゆったりとした足取りで、ゆっくりゆっくりとブリジットは集会所へと歩いていった。
その顔はいささか緊張気味だ]
……。
───集会所・広間───
[やがて、集会所へとたどり着き、その扉に手をかけながら、大きく深呼吸一つ。
そして、キッ!と視線をあげ、顔を引き締めて、扉を開いた]
失礼します。
こちらに集まるように言われたブリジット・パルメティーナと申します───って……。
[その場に居合わせる面々を見て、ブリジットは虚を突かれたように言葉をとぎらせた]
あ、あれ?
なんだか、犯罪者集めた場所だって聞いていたんだけどな。
……場所、間違えたかしら?
[扉の前で大きく首をかしげた。
そして、その認識は確実に間違っているといえる]
―広間―
あっ、ハインおじさん。
こんにちはですよ。
[ロミルダが広間に戻ると人が増えていたので、ハインリヒにはいつもとまったくおなじように挨拶]
おねぇさんも、こんにちはです。
ロミっていうです。
[ローザは初めて見る人だと思ったので、自己紹介を付け加える。
それぞれの内心など知らずに、スケッチブックを開いてお絵描きの続きを始める。
途中でさっきもらった飴を口に入れて舐め始めたので、いつもより大人しい]
あは。確かに。
気にしすぎかもしれませんね。
[歩んでいくユリアンを、にこやかに笑みを向けて見送る。
彼が前を向いたことを確認して、]
(こっち見んな、トリ。)
[笑顔のまま、唇が音なく動いた。]
♪〜……───。
[瞳を閉じて音を奏でて居たが、声をかけられ指が止まる。
同時に音は止まり、オカリナは口から離された]
…こん、にち、わ。
ありが、と。
[褒められて微笑みが浮かぶ。
瞳が開くもその視線はローザには向かず、耳がローザへと向く形になっているのだが]
うーん。
これはミステリー、ミステリーですよ。
もしかしたら、今まで普通に歩いていた道が、突如違う世界への入り口になってしまったのかもしれないわ。
は!?
それとも、新たなドッキリ!?
……無いかな。胎教に悪そうだし。
他に考えられる可能性は……。
[何やら一人でぶつぶつ言いながら考え始めた]
[声なき声に、鸚鵡は果たして気づいたか。
きょとりとした丸い目と、こきゅ、と傾いだ首の一見無邪気な様子からはそれは読み取れず]
「またー、ねー」
[悪意なんてないよ! と言わんばかりの様子でこんな言葉を向けるのみだった]
っとに、お前は呑気だなあ……。
[そんな鸚鵡の様子に一つ息を吐き、向かうのは通いなれた工房]
[オカリナの音を横に、しばらくご機嫌にお絵描きを続けていると、扉が開く音がした]
ふぇ。
ふひふはんへふは?
[ブリスさんですか、と言いたかったらしいが、飴が口に入っていたので失敗]
さ、てと。
[うなじに零れ落ちる髪を掻き上げ、息を吐く。
気を取り直して集会所へと向き直り、中がかしましいことになっていることなど知らず、入ろうとしたところ]
……お?
[集会所の横で、暢気に釣りをする男の姿を発見した]
こんにちは。釣れますか?
[扉の開く音に振り返るとおなかの大きな女性が入ってきたことに気付き目を丸くした]
ちょ、ちょっとこんなお母さんまで容疑者扱いなわけ!?
自衛団は何考えてんのよ、ワケわかんないわ。
あー、ブリジットさん?
そんなとこで立ちっぱじゃ身体に良くないわ、中に入って座った方がいいんじゃない?
あ。
そういえば、かの有名な探偵家の言葉にこんな言葉があったわね。
「不可能なことを取り除いていき、残ったものがどんなに突飛なものであろうとも、それが真実なのだ」
とすると、今この場所で不可能なものって何かしら。
まず、犯罪者集団ってのは不可能よね。多分。
異世界ってのも不可能よ。きっと。
ドッキリも不可能じゃないかしら。なんとなく。
……あれ。全て消えちゃった。
いやいや、待てよ。他に考えられる事態がまだあるはずよ。
例えば、私の強力真っ白真面目光線が出て、扉を開けた直後にみんな更正しちゃったとか。
……無理があるなあ。こんな展開では編集者も納得しないわ。
[工房へ向かう道すがら、向けられるのは何処か恐れるような、忌避するような視線。
元より、父親の知れぬ子という点で穿った見方をされる事は多かったのだが]
……は。
うざってーの。
[そんな愚痴を零しつつ、工房に入る。
既に報せは届いていたのか、出迎えた師の表情はどこか複雑なもの]
……大丈夫っすよ、お師さん。
俺は、何とかやってきますから。
[そんな師に、困ったような表情で言って。
細工の道具と、作りかけの飾りを袋に詰め込み、もう一度礼をしてから、今度は自宅へと向かった]
―集会場・広間―
[粗方挨拶を済ませてしまえば、あとは特にする事もなく。
話題も尽き、ぼんやりと周りを見ていた耳に音が届く]
カルメンか…何であいつまで呼ばれてるんだか。
[当人には聞こえない程度の声でぼそりと呟く。
呼ばれたと思しき顔ぶれに統一性がまるでない]
わっかんね。
なに考えてんだあのおっさん。
[ぶつぶつ言っていると入り口の方から声がしてそちらを見る]
…って、ロミ?
何でお前まで?
[驚いたおかげで他の人物に気付くのが遅れた]
[結果。釣れなかった。虚しく浮きが揺れている。
話しかけた女性にはちょうどそんな光景が目に移っただろう]
こんにちは…見ての通り。今日は魚に嫌われてるらしい。
…釣れなかった時間は、休憩する時間をくれてるのだとおもえばいんだっけなぁ
[しかし、休憩しつつももらえるものは欲しいのは人の情であろうか。未だ余韻に揺れている浮きをがっかりしたように眺めて]
よければやってみる?
……へ?
[そんな益体も無い考察に励んでいるブリジットにかけられたのは二つの声。
一つは、小さなお客様。
もう一つは、綺麗なお客様]
あれ。ロミちゃんと、ローザさんじゃない。
どうして、犯罪者集団の巣窟に?
[どうしても、自分が聞き間違えたのだとは気づかないらしい]
[ブリジットに声をかけたところでロミに話しかけられ、また目を丸くした]
……こんなちっちゃな子まで…ほんと何考えて…
って、あぁごめん、あたしも自己紹介しなきゃね。
あたしはローザ。先週から劇場で興行してるエレット楽団のもんよ。
よろしくね。貴女達も。
[そういうとロミと、窓辺にいる二人の女性にも微笑んだ]
オカリナ、止めさせちゃってごめんね。
あまりに綺麗な音だったから。
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