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[夢。夢を見ている]
[それは私にとっては見慣れてしまったもので]
[見ることしか出来ない]
[私の過去の記憶の再生]
[鬱蒼と茂った森の中を少女が駆ける。彼女は私。後ろから追ってくるのは、幼馴染の少年。名前は──もう忘れてしまった。ただ、その右手首に光る銀色のブレスレットが鮮明に記憶に焼きついている。今はかけっこの途中。目指すは龍神様の祠。村では収穫祭の準備が大詰めを迎えている頃だろうか。ああ、もうすぐ祠だ。かけっこはいつも私が勝ってきたんだ。だから今日も……]
[それは楽しかった思い出。忘れたくない記憶]
[鬱蒼と茂った森の中を少女が駆ける。彼女は私。後ろから追ってくるのは、見知らぬ青年。名前は──知るわけもない。ただ、その右手に光る血に濡れた鋼の爪が鮮明に記憶に焼きついている。今は逃走の途中。目指すは龍神様の祠。村では一方的な虐殺が大詰めを迎えている頃だろうか。ああ、もうすぐ祠だ。かけっこはいつも私が勝ってきたんだ。だから今日も……]
[それは私の憎しみの思い出。忘れてはいけない記憶]
< いつのまにか、夜でした。
猫は すこし さむくなってきて、移動しようと目を開けます。しかし海とは違ったあおい瞳は、あらあら。潮が満ちて、自分のまわりが、砂じゃなくて海に囲まれてしまったことを、知りました。
うーん、と、首をかしげて。
猫はのびをすると、ぱたぱた、羽根をはばたかせました。ぱたぱた、ぱたた。小さなからだは、かんたんに、そらへと持ち上がりました。
ぬれたくなかった わけじゃありません。
ぬれてもよかった けれど、その腕の布がぬれるのは、あんまり好きじゃありませんでした。 >
< ぱたぱたた。
空をとぶ猫は、やがて、中央部にたどりつきます。とびらは あけっぱなし。閉めようなんて、思いません。
だって、そこは海のにおい。
とても気持ちが良いのですもの。
通路にたどりつくと、かしかしかしかし。何度か頭をこすって……それから、なんだか変な感じではありましたけれど、はじめて見るへんな たな の上に乗っかりました。
すやすやすや。
まあるくなって、* ゆめのなか * >
< 青い布のした、ちょっとだけ しるし が、うずきました。
なんだろう。なんだろう。
不本意に、こんなところにつれてこられたせいで、あのひとの、魔法が発動したのでしょうか。
だいじょうぶだよ、猫はおもいました。
だって、おれは自由だよ。
だれにも、つかまってないよ。
もし、そうだとしても、自由だから、だいじょうぶだよ。
前足の青い布の上から、自分の足をかるく噛みました。
その下の しるし を、なだめるように、かみました。 >
……っ!!
[ハッと目を見開く。全身からは汗が滝のように流れていて、シーツをぐっしょりと湿らせていた。
無意識に左手はベルトでグルグル巻きにされた右腕の義肢に。
彼女にとっての喜怒哀楽のすべてを一度に見せられるこの夢は、何度見ても]
…………不快。
/中/
( ・Д・)ゝ らじゃ
あ、今日はこのあとちょっとしたら22時過ぎまで鳩になるんで、呼び込まれはそれからでヨロシ?
コロセコロシコワシテコロセコロセコロシコワシテコロセ
コロセコロシコワシテコロセコロセコロシコワシテコロセ
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コロセコロシコワシテコロセコロセコロシコワシテコロセ
/中/
( ・3・)ノ うぃっす。私はラスボスになる気はないッス
てか、アーベルがラスボスになるほうが絶対面白くなりそうだし
ちなみに、CO自体はしばらく怪しいふいんき(←なぜか変換ry)は滲ませながらも、明確なのは避けてみようかなとか
まあ、寡黙のバファリンとか怖いので早めに出るかもだけど
……別に、焦らなくてもいいと思いますが、ね。
[聞こえた声に返すのは、こんな呟き。
覚束ない飛翔をするセレスを導きつつ、空を翔け。
疲れを感じた後、地に下りて。
寝入ってしまったセレスを抱え、足を運んだのは西の森]
それにしても……。
[天聖の力を帯びしもの。
対ならざる対である事もあるが。
その力を持つ者が協力者という立ち位置にある事に、ふと掠めるいくつかの記憶が苦笑を呼び起こすのは、避けられず]
/*
面白くなりそうなんて言われても、嬉しくないんだからねっ!
いえ、嬉しいですが。
占い師には呪狼だと伝えたいから、ひっそりPL視点CO?
*/
─西部エリア・広葉樹林─
[ふと、途切れていた意識が戻る。
周囲に満ちるは、穏やかな影輝と生命の気。
既にその側を離れて久しいと言えど、影輝と生命は彼にとっては『器の親』の属であり、時空に次いで馴染み深いものであり。
それだけに、その感触は心地よいものがあった]
……っと……あれ、なんで、ここに……。
[しばし、心地よさに身を委ねた後、ぽつり、呟く]
[ふと肩に感じる重圧と頬に感じる冷たさにそちらを見ると、シノが肩の上に乗り頬をぺろぺろと舐めていた。
僅かに口元に優しい笑みを浮かべると、眼鏡を掛け、スッとシノを一撫でしてやる。]
……ん、大丈夫。
あー、汗かいたからまたシャワー浴びないと。
[そう言ってシャワーを浴びに*浴室へ消えていった*]
……、
[聳え立つ塔を眺めること暫し、]
[視線を逸らして外周区画を歩みだす]
[硬質な通路に、][無機質な空間]
[色は硝子を隔てた先に在るのみ]
[その中に][見つける][明澄な白]
…………猫。
[ぽつり。]
……練習の後、屋敷に戻らないで、散歩して……。
[で、ここに来て寝入ってしまった、と。
要約すればそういう事で。
傍らを見れば、未だ獣の姿を取る従魔は、身体を丸めてすやすやと。
その様子に笑みを浮かべつつ、開いたままの翼を緩く動かした]
[手を伸ばして、毛並みに触れる]
[ざらり。]
[前の時とは異なる感触が混じる]
砂?
[棚らしき物の上で眠る獣から、]
[開かれた扉の先へと目を移す。]
[微かに耳に届くのは雑音だろうか?]
にしても、これからどうしたものか。
俺に何かあっても、セレスは護ってもらえはする……が。
[逆に言えば、ナターリエに何事かあれば、後はなくなる、という事。
勿論これは、『何かあれば』──つまり、無差別呼び込みからの一連の事態が、悪い方へと動いたとしたら、という仮定に基づくものなのだが]
……こういう時、『なんにもなかった』ってパターンなった試しなんてありゃしねぇ……。
[はあ、と零れ落ちるのはため息]
……にしても、だ。
ファクトリーの異変……か。
機鋼竜が何かしら関与している可能性は、否めんが……。
[呟く刹那、異眸は鋭さを帯びて]
……今の機鋼竜は、肝心の『モノ』が、欠落している。
あるとしたら、本能的なモノだけのはずなんだが。
その状態で、一体、何ができるってんだ……?
−南東部:海岸−
[先ず目に映るのは、]
[照りつける太陽の光]
[青い空] [白い雲] [鏡の海]
……、
[Za....][Za-za...n....]
[断続的なその音色に惹かれたように]
[砂地に残る足跡は境界へ続いていく]
[揺らぐ水に踝までが浸り服裾を濡す]
[『器』と『魂』。
機鋼竜は、それが別々に生み出され、二つが一つになる事で、完全な竜となる。
二つを分けたのは、その身が生れ落ちてすぐに強大な力を帯びるがため。
幼き心に、強い……強すぎる力は、負担になると。
それを立証したのは、他ならぬ彼自身。
それ故に、機竜王の願い──眷属たる自身の仔の心を育て、力に屈せぬようにして欲しいという、それを。
断る事は、できなかったのだが]
確かに、あれは……あの状態は、きついもんだが、な。
[眠るセレスを見やりつつ、小さくため息をつく。
自分自身が幾度となく力と知識と心のアンバランスさに押し潰され、力の暴走を引き起こしたからこそ、それを味あわせたくない、という気持ちは理解できるのだが。
同時に、その経験があるからこそ、今、力というものを恐れ敬う気持ちもあるから。
一概に、賛成できないのもまた、事実で]
ま……今更言っても、始まらんか。
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