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している…とは思いますよ。西行院家と櫻木家がとりしきっているでしょうから。
…さすがにそこまで外部の人間を押し出すこともないでしょうしね
[利吉の最もな言葉に少し淀みながらいう。淀んだのは言い伝えや古老のことを思い出したからだが]
[外で起きていた騒動は気付くはずもなく。眠りについてから約半日経ち、榛名はようやく目を覚ます]
…………。
[眠りの影響の余韻。今自分がどこに居るのか把握するまでに時間がかかった]
……ゆ…め……。
[表情に翳りが出る。眠る間に見ていたのは、幼い頃皆と遊んでいた時のこと。史人も、綾野も、瑠璃も、蓮実も、皆居て。そして、自分は健康な身体で皆と一緒に走り回っていた]
[しかしそれは実際にはあり得なかったことで。夢は己の願っていたことを反映していたのだった。願っても叶わないもの。治らない自分の身体。泣きそうになって、手の甲を目の上へと置いた]
それ、どういう意味よ。
[史人が乗ってくれたことで、ようやく笑みのようなものが浮かぶ。
うなじの後ろで結ばれる髪を何となく見たあと]
はい。
ご飯も用意はするけど、まずは喉渇いてるでしょ?
[グラスを差し出して…暫し沈黙]
[榛名が動いたことに気付いた裕樹が声をかけてきた。その声に目に浮かんだ涙を擦ってから顔を向ける]
…うん、大丈、夫。
ついてて、くれたんだ。
ありがと…。
[上手く笑みを浮かべられただろうか。笑んだつもりで裕樹を見た。とにかく何か食べた方が良いと、裕樹はお粥を勧める。時間が経ってしまっていたために一度温め直して来ることになってしまったのだが。改めてお粥を用意されると、小皿に取り冷ましながら少しずつ食べ進める。半分も食べられなかったのは常の小食と疲れが残っていたためだろうか。食べ終えると、旅籠の主人が用意しておいてくれた薬を水と共に飲み込む]
…ありがと、もう、良いや…。
[裕樹にそう告げて、小さく息を吐いた]
うん。
[りきっちゃんがあったかい。]
ありがと、う
大好き
[ぼろぼろ涙があふれてきて悔しい。でもりきっちゃんは許してくれるから。
きびしくいうけど、いつだって、りきっちゃんは優しいから。]
……いらないって、いっちゃ、やだよ
[*涙、止まってほしいのに*]
/*
2人は多分間違いないかなぁと。
後は裏社会人組(聡利吉小百合)に1人はいそうな気もしますが。
裕樹サンも何か取りに行ってた辺りそれっぽいような。
何にせよ、動きがないと如何ともし難いところです。
どういう……って。
[そんなの、言葉通りだろ、と。
返す様子はいつもと変わらないようにも見えるが、微かな、冥い影は消えぬまま]
ん……丁度、水欲しいな、って思ってたとこだった。
[助かった、と言いつつ、差し出されたグラスを受け取る。
まだ少しぼんやりとしていたからか、伸ばした手は、どこかぎこちない動きの右手]
[疲れが溜まっていたのか、目覚めは大分遅くなってからだった。]
・・・情けねーの。
[洗面所の鏡に映る疲れを残した顔。
苦笑を零した後、蛇口から流れ出す水を両手で掬い、勢いよく顔を洗う。]
[気を張っていても仕方が無い。昨夜はとっととそう結論付けて、旅籠の自分の部屋で眠ってしまった。]
[今、いつもどおりの時間にゆっくり起き出して、旅籠の食事を受け取っている。]
…へー、宮司さんが殺された、と。そんで桜が咲いた。
不気味な話だな。
[しかし、殺された宮司とは何の面識も無い。お気の毒、という以上の感情はわかない。]
[すぐにでも警察が来るだろう。祭りは中止だろうな、などと言った事を考えていた。]
[朝食か昼食か分からない食事が乗ったトレーを手に食堂に踏み込むと、見知った顔が。]
よーおっさん。ガキに、旅行家の人。
おはようさん。
あー、昨日
涼さんは色々あったのですよ…申し訳ありませんでした
[とはいえ、涼が逃げ出したことしかわからないから詳しく言えないような説明を利吉にしながら涼に頭を下げ。
利吉の問いに。苦笑のようなものを浮かべながら、やっぱり困ったようにこめかみをかき]
この村の桜に対する伝承をご存知ですかね。
[問いとはまた違う言葉を返す]
…酷いな。
そんなに信用ないのかしら。
[沈黙を切り、言いながら渡そうとして。
僅かに間をずらした。普通ならば、すぐに握れば取り落とすことは無い、そんな微妙なずれ。起きるだろうことは予想しているから、自分でも直に握り直せるようにはしたのだけれど]
/*
うーーーーん。
どうやって進めよう。
桜見たら発狂ルート行きそう、って言うかどう転んでも発狂ルートしか見えないんだけd(爆
桜が咲いてるの見て、綾野の死を知ったら発狂?
絶対どっちも知るよなww
初回のキリングに動き無かったら突っ走るつもりだけど…皆の動きが見えない(汗
*/
うん、涼にもそのうちね。
だって涼は、ボクたちの、仲間だから。
[ささやき掛けるその声は天使のようなものか、悪魔のようなものか、
そして桜のことを問われれば]
うん、見てきたよ。
まだまだ足りない感じだったけどきれいだった
・・・見た。
[夢現に響いたコエ。]
やっぱり、夢じゃァねーんだな。
[ヒトを殺めた掌を見つめる。
罪悪感は無い。
残ったのは深い疲労と、奥底で燻る高揚。]
そう怒るな、って。
信用してるからこそ、意表は突くな、って……。
[言いかけた言葉は、途中で途切れる。
僅かなズレに、反応しきれない右手。
大方の予想通り、対処は遅れ]
…まあ、まだ外の人間を嫌っている者は、こういった行動をなかなか取れないですしね…とはいえ、村の人間としてではなく昔馴染みだからの謝罪ですが、そういってもらえると助かる。
[と利吉に答え、そして聡の端的な柄も祭りについての説明を聞いて頷きながら]
もう少し詳しくいえば、昔、禁忌に触れた一人の巫女がおりまして、祭りはその巫女の魂を鎮めるためにとり行ってきました。
曰く、桜が咲いたら災いが起きる…という言い伝えでして
ずっとずっと咲かなかった桜が、咲いたらしいです…まだ直接見ていませんがね。
[一息つくとベッドから降りようと身体を動かす]
一回、家に、帰らなきゃ…。
お母さん、心配、してるだろう、し。
[裕樹に止められても行くと言い張り。部屋を出ると一階の食事場所へと足を踏み入れる。その姿に気付いた旅籠の主人が心配げに声をかけてきた]
大丈夫、だよ。
薬、ありがとう。
一旦、戻る、ね。
[カウンターで会話する間、離れた場所で話をしている蓮実達には気付いていない]
[櫻木家、そして、葛木家を訪れた後、屋敷に戻ると、そこではこれからどうするかという相談がされていた。
晴美も途中からそれに参加したわけだが]
なっ、馬鹿か貴様等!!
警察には連絡せん……だと?
そんなに自分らの身が可愛いか、この寄生虫ども!!
[現党首である父親の制止も聞かず、その場に集まった古老どもの戯れ言に噛み付く。]
[何が起きたのかの判断が追いつかなかったのは、昨夜の一件で判断力が鈍っていたからか。
グラスを支える玲の手と、ため息とともに零れた言葉。
それに、表情が微かな険しさを帯びる]
……やっぱり、って……。
おはよーございます・・・ッと。
[店の方へと顔を出せば、数人が食事を取っているところだった。]
・・・悪ィ。
手伝えなかッたな。
[何時も渋々といった感じの息子が、眉を下げてそんなことを言うものだから、主人のほうからも特に咎めは無かった。
何しろあの報せを持って来たのはかれだったのだから。
コダマは何時ものカウンターの上で欠伸をかますだけだったが、それでも落ち着かない様子でゆらゆらと尻尾を揺らす。]
ええ、中止になるでしょう
…さすがにそこまで非常識ではないでしょうし
[最も警察が嫌いなのは、聡だけではなく。ここに住む古い考えの持ち主たちも同じであるが]
それに、そのほうが安全でしょうしね
…………
も、だい、じょうぶ。
[さっちゃんが机にりきっちゃんの食事をおいた。
離れなきゃって、手の力を抜いて、離す。
ちっちゃくってよかった。離した手で目をこすって、]
りきっちゃんのとこにいられて、幸せだよ
[まだ目赤いかな。でも、笑う。]
/*
発狂ルートしか浮かばない現在。
一体どう動けばいいのかが分からないwwww
役職を忠実にやるなら発狂は出来ないなぁ…。
ただの村人だもん。
むー。
*/
夕飯の手伝いしてたときも。
使わないように庇ってたでしょう。
[気付かれないと思ってたの?と返し]
それならもう、仕方ないな。
そんな兄さんに負担をかけるわけにはいかないもの。
聞きたくないけれど、聞く。
桜が咲いたのは。綾姉の…。
[唾を飲む。覚悟をしてもスラスラとは口にできなかった]
…宮司の血を吸ったから、で、間違いないのね…?
おはよう。孝博。昨日はお疲れ様です
[といいながら聡や利吉が食事をしているのをみて、自分もと主人に頼み]
ええ。咲いたらしいです
そうですよね?孝博
[と利吉に言いながらも情報を持ってきた孝博に軽く流しながら]
ただその言い伝えでは魔の仕業といわれていまして
[だから警察など呼ばずにそっちで騒いでいるのではないかとか、想像しつつ、どうせ己も既に外の人間のようなものだとやめる。]
-昨夜-
[体を半分外に出すと、風が通り抜けた。
唇だけ動かす。『血の匂い』と紡いでいたが、聞こえた者はいないだろう。
外に出ようと思ったが、思う所もあり旅籠の中へと戻る。
戻ってきた聡にお帰りといい。
日ごろの癖もあり、残っていた蓮実らに簡単な食事を用意し、榛名の部屋に残った裕樹にも運んでおいた。]
疲れたら交代するからね。
[そういい残して、自分は一旦部屋に戻る。
その前に、主人から灰皿をもらう事は忘れずに。
そうして部屋に戻り、窓から桜の丘の方を見る。
どこか、冷たい目のままに。]
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