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その事で『天帝』を泣かせるつもりは無いので安心してください。
……他の事については、保証出来ませんが。
[現状を見れば、判りきったことだが。
苦笑を帯びる言葉に、くつりと笑う。]
ホンマ、相性最悪やな。
[なんてったって科学部=文科系の眼鏡っ娘。
"知識"と"能力"を得ても十分に使いこなすだけの鍛錬は足らず。
ただ他より優れてるのは動体視力のみ。
やから今はそれを存分に引き出すべく、身と息を潜め動きを睨む]
でもな、うちかて引かれへんねん! ――やぁっ!
[全力で。その言葉に応えるは黄金の瞳。
風に舞う蒼の刃と身を捕らえんとする植物。それらの動きを可能な限り捉えながら、打ち落とすべく地に拳を打ち下ろす。
瞳と同じ色を纏う切り下げ髪が、その動きに合わせふわり広がった]
何処って。神社?
[ 見上げながら、軽く首を傾げた。
何か問題あった?って感じで。
回答の鈍さにあの鳥のではないらしいとは悟りながら、
昨日の現場を目撃していないので眼前の人物のもの、
とまで考えは至らなかったようで ]
…………そうか、もっと水が必要カ。
[ポツリと呟いた声はヒビキに届かないだろう。]
んー、あっちはあっちダヨ。
……神社? ……ああ、そこら辺ダ、きっと。
[ぽんと手を打つ。]
こっちにだって。
平和な学園生活を守る権利ぐらいあってもいいでしょ、と!
[ガツン、と受け止められた踵。
離れるためにもう一度蹴ろうとした瞬間、棍は硬度を失い鎖へと]
おわっ!?
[バランスを崩した。マズイと本能が叫ぶ。
だから反射的に]
似金行為塵嵐!
[切り札を切った。予め練ってあった力を解放して、細かな金属片の嵐をタマキへと吹き付ける。
それそのものでは大したダメージを与えられないものの、反動に近いものを得て後転。鎖に絡まれるのだけは逃れようと。
成功しても地面に倒れるのまでは避けられないかもしれなかったが]
神社、ねぇ。
まあ、見ての通り、紅鴛のじゃないな。
[言葉を肯定するよに、紅鴛はくるる、と鳴いて翼を広げて見せる。
自身のそれである、とは、言う気はないらしい]
/*
中身は本編進行中、できるだけ使わないつもりでしたが。
…どう避ければいいかわからずにあんなのを使っちゃったので。
空気読めてなさ過ぎたらごめんなさい!
そして、うん、バトル練習村に居た人には中身COだ!(爆
どうせこの時点で多くの人にバレてるだろうし。いいもん。
向こうでついウッカリ使ってしまったんですよね。すぐに使う予定だったのになにやってるんだか。
更には実家なのでお風呂退席挟まるとかごめんなさい。
鳩駆使してどうにかするつもりが。母親絡みで出来なくなってorz
そして中身は再び沈もう…(ぶくぶく
[何と言うか、自分も降りかかる火の粉は払う性質なために、その気持ちは分かるのだが。宿る力が二人とは質が異なるためにかなりもどかしい気分だったり]
泣くよりそのうち雷でも落ちそうだけどね。
[むしろ麒麟から落ちそうではあるが]
…お前、そこらへんて。
[何だこのテキトーなのは。
ハーフってどいつもこいつもこうなのかとか内面押し問答しつつ]
…じゃあ、神社までは乗せてってやる。
それより遠くに行くなら、歩けよ自分で。
[自分はさっさと自転車に乗っかってしまうと、さっさとしろとばかりに後ろを示して]
ふーん?
赤い羽根募金でもないよな。
縁起いいもんだったりすんのかね。
[ じぃ、と羽根を見つめること、暫し。
窺うようにミツクニを一瞥した後、
まあいいかと呟いて、再度、仕舞った ]
さて。
急がないにしても、俺がいるとやりにくいことのようですし。
そろそろ、失礼しますかね。
[己の気が、葉の刃が、最初は徐々にそして悉く。地を猛るように暴れる龍に飲み込まれ。押されていくのが肌で感じられる]
ちっ!
[気を練り対抗しようとするも。刻一刻と食い破られるのは感じられていく]
…ま、しゃあねえか
[勝ってそれで解決することはないというのはわかっていた。迷いがないといえば嘘であって、これが迷いがないものとの差か。それとも単なる実力差か。
蒼龍は霧散し、ただ戟で致命傷だけは避けようと構え、耐え切れるはずもなく弾き飛ばされる。
己が身は宙を舞ったかと思えば、次には地面に強く身体を打ち付けられる。
幸貴の訓練(?)の最たるものである受身も碌にとれない辺り明らかなる敗北とどこか己の冷静な思考が思いながら]
いっつ…ついでに地面暑い…
[力ない声でありながら普段通りぼやいた]
[一息も着かず神社へと到着するや、休む暇もなく一気に境内へと飛び込む。
急激な運動で心臓は激しく動悸し、足の筋肉もガクガクと震えているのを自覚する。
しかし、そんな個人的な部分に嘆くよりも、キョウヤの安否が一番心配だった]
キョウ……!
[名を叫ぼうとした。
しかし、境内に足を踏み入れた瞬間、キョウヤの一撃が放たれるや、視界が木の葉によって塞がれ手仕舞う]
――!
[両腕で顔を護るために、視界がふさがった]
[水を得た魚というか、とりあえず復活したらしいのでそのまま自電車をこぎ始める。
人一人分思くなっているはずなのに、スピードがそれほど変わらないのはチャリンコ暴走族であるがゆえに。
その間は、話しかけられてもリアクションはひどく薄かったに違いない。
程なくして神社まで到着すれば、自電車を止めて]
さっさと降りろ。
[とりあえず桂を下ろすと石段の脇に自転車を止めて]
さようで。
[ ――吉であることを、祈っときますかね。
微塵も思っていない口調で言い、フードを被り直す。
日陰から出ると、陽射しの強さが一層感じられたが、
来たときよりは大分マシになっているように思えた ]
平和な学園生活を望んでいる割に、
――随分と人に対して、物騒な手段を使いますね。
[溜息混じりに言葉を返して。
――と、凛と響く声と共に、僅かな衝撃。絡めようとした鎖から、すり抜ける。
強い風と共に、細かく日差しを反射して何かが煌いた。
そのきらめきが金属片だと脳が理解すると同時に、
ぴ、と薄く紅の線が頬へ、腕へと走る。――僅かに目を細めた。]
…。金に、金の力ををぶつけた所で――
相乗するのみで、自分に返る可能性ぐらいご存知でしょう。“白虎”。
――“引”。
[相手の属ぐらい、把握しておくべきです。
低く、響く声。 その口許には薄く笑みが浮かび。
しゅるりと、球体へ戻った漆黒を翳す。
合図と共に磁力を宿した其れに、空を舞う金の欠片が吸い寄せられた。
緩く浮かぶ弧が、金属片へと映る]
…行け。
[金の比和――、同じ気を重ね、更に鋭さを増した金属片が、
言の葉と同時、相手へと襲い掛かる。]
吉凶なんて、紙一重。
最後に決めるのは、己の精神力……そんなもんだ。
[屋上を後にする背に向けて。
聞こえるかどうかは構わず、こんな言葉を投げかける。
その気配が遠のいたなら、はー……っと、息を一つ吐いて]
……にしても……どいつもこいつも。
[素で愚痴が出た]
[ぶつかり合う二つの力。離れた場所に居るとは言え、余波は多少流れてくるか。しかしそれも捨て置いたまま、事の成り行きを静観する]
……こんなことしてる場合じゃないってのに。
バランスが崩れたらどうしてくれる。
[小さな呟きは技のぶつかり合う音によって掻き消されたか。ぶつかり合った結果、吹き飛ばされたのは恭也の方で。相侮でも起きたか、と瞳を細めた。決着がついてから、座っていた状態から立ち上がり、足やハーフパンツについた土を払う]
…嵐ですか。
――家の備えが確実じゃないので、
ちょっと避けていただきたいのですが。
[問題はそこじゃない。
そもそも、つまりは泣かせなければ良いのだが]
…雷、ですか。
僕の属だと、恐らく比和になるので、あまり有り難くないのですが。
[物理的だった場合。
麒麟から落ちた場合は――その限りでは、無いような。]
[風を切って走る自転車の後ろで、速い速いとキャッキャ騒いでるうちに神社に到着。
ぴょんと飛び下り、きょろきょろと周りを見ていたが]
……ココかな。
…………なんとなーくヤな予感。
[そう呟くと、石段横に自転車止めてるヒビキ置いて階段を駆け上がる。]
……いや、問題違うだろっ!
[素で突っ込み一丁。
ちなみに、麒麟からの雷は精神ダメージ大きいです。
大きすぎます。
……余談ながら麒麟がまだ、意識の接触を開いていないのは幸いなのか違うのか]
雷は、どっちかってーと精神的な方かなぁ。
[実際落とすかもしれないが、意味的にはそっちの方で。麒麟の場合も然り]
……はぁ、こっち、終わったよ。
鳳凰、木属性の気、補う必要あるかも。
[どちらが勝ち、どちらが負けたのかは、それで分かるだろうか]
[ともあれ、愚痴を言っている場合じゃない、と。
昨日展開した『隔離の陣』の方へと向かう。
意識を凝らし、内部を辿って]
……従姉殿?
[内に感じたのは、ずっと所在の知れなかった従姉の気配。
中にいたのか、と思いつつ、陣の外殻への干渉に取り掛かる]
…?あ、おい。
[止める間もなく石段を上がっていった様子に、軽く首をひねって。
呆れながら、烏龍茶のボトルを片手に桂の後ろをゆっくり追いかけるように石段を上がっていく。
上りきるころには桂の真後ろに追い付いただろうか]
緊急事態ですか、ら…!?
[相手の属性を単純に見抜けるほど、修行したわけでもなく。
白虎の力を借りてるだけなので金行以外が使えるわけもなく。
そんなこと言われても!と思ったけれどそれを口にする余裕など、それこそどこにもなく]
――っっ!!
[立ち上がりかけた所に返される術。
爪を変化させ、簡単な盾のようにして顔を庇うのが精一杯。
より鋭さを増した破片に腕を脇を切り裂かれて、細かな傷を幾つも負う。流れる血に、ちょっとクラリとした]
あー、そですか。
そゆことですか。うはー。
[重ねて“白虎”と呼ばれることで気付いたことが一つ。
だが今更引くわけにも行かなくて。というよりここまでやられて引けるほど人間ができてもいなくて]
物騒なのはお互い様じゃありませんかい。
……ん、そうか。
[霊亀の言葉に、一つ、頷いて]
木……か。
従姉殿に頼むしかないな。
ああ、『隔離の陣』の内にいるみたいだし、後で話しとく。
……どの道、蒼龍も連れてかにゃなるまい?
[黄金の気に応え咆哮する大地の龍。咆哮に応える大地の槍。
境内の礫を跳ね飛ばしながら、蒼い木葉型の刃を打ち落としていく]
こんの、離せっ!
[腕や足に絡みつく植物を乱暴に刃で叩き切り、幾筋か身に絡めたままで槍の間を駆ける。爆発する龍と槍の礫に紛れながら、構えられた戟へ躊躇いなく踏み込んで]
――はっ!
[気合一閃、黄金の気を纏う剣で突きを放つ。それは身に突き刺るのではなく、少年の背を弾き飛ばし大地に叩きつけた]
ったく、手間、掛けさせおってからに、バカ!
[こちらも植物に絞められ青痣出来ーの、木の葉の刃に切られキャミがレースになってやがるーの、満身創痍。紙一重。
それでも剣を肩に置いて見下ろす目は、眼鏡越しにでも迷いはなく]
……頭だけやのうて、体も冷やしときや。
[一言告げて、大丈夫なん?と笑った]
ああ、拾ってく。
入り口は学校の屋上だったよな?
[鳳凰に肯定の言葉を返し、改めて確認]
璃佳に問いただしたいこともあるから、そっち行くのに少し時間かかるかもだけど。
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