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[いつでもいいと伝えてもらったばかりでこの仕打ち
ヒルダにも笑顔を向けて]
会う前から、十分楽しいやっているのです!
たしかに!村に居なくっても、ヒルダとだって、
またどこか別の場所で会う出来るかもね
そう思うと楽しみなのでした
何が起こるかわからなーい
ステキ
[そして転がる男の子と男性に、ふふふと悪びれなく
マリオンの頭をヨシヨシしながら]
マリオン、内緒ありがとね!
仕立て屋サン、わき腹の皮って言葉 それステキ
[言葉の響きが楽しかったのか、くすくすと笑う]
ちっぽけ、か。
それでも決めた道を進み続ける…。
だから人間というものは面白いのだけれど、ね。
…私も含めて。
[慌てて付け足した。]
妖精は…人の命を救ったりできるのだろうか。
[顔をしかめながら歩く。]
[転がる少年に、おつかれー、なんて呑気な言葉を投げてから]
『んー、そうだねぇ。
送ってあげられるなら、彼女かなあ、とは思うんだけど。
やってはみるけど……上手く、狙えるかな。
マリオンがちょっとダウンしてるから、狙いがぶれちゃうかもしれないなぁ』
うーん。
一応、狙うだけ狙ってみようか。
そろそろそっちついちゃうから、みんなの前でやることになりそう…だけど。
ってマリオン、どうかしたの?だいじょーぶ?
[道具もなしに、遠くを見ることはできなかった。]
あー、苦しかった。
[呼吸を整えると起き上がり、服に付いた草や土を払う。
復活したものの、腹部には筋肉痛のよな鈍痛がまだあったり]
しょうがない、音が変われば何かがあるみたいだから、その時を待つとするよ。
『ん、まあ、その時はその時、さ。
一時的に目晦ましのまじないをかけて、みんなから見えなくする、って手もあるしね!』
[暗い方向に考えないのは、この妖精の主旨であるらしい]
『ん、ああ。
踊り子さんの秘密を守るために、擽りの魔手に果敢に立ち向かったんだよ。
それで、ちょっと、疲れちゃってるみたい』
噂好きサン、いってたものね
銀の月が〜って
きっとそーなのだと思うのでした
[ドロテアの声にも、頷いて、
空に輝く銀色を、見上げた]
かくれんぼにしては、月明かり明るくて、
キレイね
見つかりにくいのですかしら
っぷ。
あはは、マリオンってば紳士ー!
よく頑張ったねぇ。
あっはははは…
…よし、やってみようか。
小川の力はつかっちゃったから、本当に心配だけど…。
目くらましをかけたら、君に力を送るよ。
ツィンカくんは、目立ちそうだからねっ!
遠くにいたとしても、きちんと見つけてあげるのさっ。
みゅはー。何より僕は眼が良いしねっ!
それなら今日は、何が起こるのかにー?
ホラントくんが宴に招かれたのなら、僕らもステキに宴に招かれる…。
そんな展開だと良いのだけどねっ!
[わくわくから、今度は両の手を、ぎゅうと握る。
イゾルデが視線を逸らすのに気付いたのなら、にししー、といっそう楽しそうに笑った]
ヒルダさんの髪も、伸ばせば纏めやすくなりますわ。
でも、旅暮らしなら短い方がお手入れが楽でしょうか。
[ヒルダの髪は短い分、身軽そうな印象に見えた。
きっちりと後ろに一つ結った髪を包むリボンが夜風に揺れる]
花守人・・・?
[ヒルダの言葉を不思議そうに繰り返す]
……笑い事じゃないよー。
ほんとに、きつかったんだから。
[笑う声に、少年はやや、憮然として]
『まあ、きっと何とかなるよ。
うん、それじゃ、今度はぼくが頑張ろう。
目くらましは、銀のお月様がきっと手を貸してくれるはず。
……頼りにしてるからねっ!』
少年 マリオンが時計を進めました。
梳いてみたい?
…んー、梳く方が、楽しいんだけどな。
やりがいがないなら、伸ばしてみる、とか。
[ヒルダに小さく首を傾げつつも。
きょと、とツィンカの視線に目を瞬かせた]
お、お化粧…?
そんな。あたし、綺麗にならないよ?
[おろおろ。
あまり考えた事はないらしい]
[ツィンカの言葉に目的を思い出し、頷き返す。
銀の月を見上げると不思議と大丈夫な気がした]
・・・、そうですね。
全員招待されれば、心配する人が出なくて良いですわ。
[銀月が沈めば、宴も終わる。
でなくとも朝が来れば捜索しやすくなると気を持ち直す]
おお、道は間違わんかったようだ。
おーーーい。
[待っていた者達に大きく手を振った。
その指の先からキラキラ、キラキラと振りまかれる金の靄。
金は風に乗り、ふわりと人々の視界を覆った。]
[月光についての言葉に同意するように頷き]
なら、先生たちがお戻りになられたら・・・花畑へ参りましょう。
きっと銀の光を受けてきれいに咲いてますわ。
[ドロテアと手を繋いだときには、先程も感じた微かな錯覚。
指先に降り注ぐ月光の銀糸が、まるで絡むような。
けれど、悪いものには思えず、長く気には留めない]
うゆ?
髪を梳きたいなら、梳いても良いけれども。
キレイな髪のがやり甲斐はあると思うねっ!
ツィンカくんが、僕の髪を梳くなら、そのぶんツィンカくんの髪は僕がやるのだよっ!
うん、頑張るよー!
ご期待にそえますようにっ!
[意識を指先に集中すると、術が発動した。]
・・・大体、隠せたかなぁ…
力が強い人はごまかされないかも。
あわわわっ。
[火の消えかけたランタンを、慌てて元のように下げ]
花を守る。う、うん。
[明かりは元に戻っても、赤い顔はそのまんま]
花守人ってのはわかんないけど。
守れるようにはなりたいな。
[ちょっと緊張してるのか、ランタン光はゆらゆらと]
そういうものなんでしょうか……
[ゲルハルトの応えに、視線はやはり遠く]
……ま、それが分かるほど長くは生きてないってことかな。
[ふ、と溜息をつくと、意識を現実へと引き戻し]
妖精が人を救えるか、ですか。
どういったものか知りませんが、妖精や、彼らのつくる物には不思議な力があると聞きます。
その力を得られれば……せめて、知ることができれば、あるいは。
お、戻って来た。
[ルイ達を呼びに行ったゲルハルト達が戻って来るのを見て、左手を振って応じる]
……んー?
[視線を向けた先、ゲルハルトの指から光る靄が見え、眉根を寄せながら瞳を細めた]
(あれ。あれって確か……)
[言葉は声にならないまま、視界に金が広がる]
ふふーん。
僕には長い髪より短い髪が似合うと思うのさっ。
なにより、木に引っ掛かったりせずに済むからにぃ。
にししー。
[ドロテアの指摘は、だから正解であるのだと告げて]
花守人。
聞いたことは無いかい?
[それは異国に伝わるお伽の話]
かくれんぼしてるなら、是非とも見つけたいけどなー。
[頬を掻くマルガレーテに笑って。
お化粧やら何やらと、女性陣の会話には入れないからそのまま笑って聞いてるだけ]
あ、戻ってきたのかな。
おーい!
[ゲルハルトの声にランタン掲げ]
[ぎゅっとヒルダが握ってくる手は暖かく。
冷えた指先が温かくなる気がした。
銀月の錯覚は遠く遠く、繋いでいれば気にもならない]
・・・うふふ。なりたいと思えば、なれますわ。
思わなければなれないままと言いますもの。
[クルトの赤い顔に眼鏡の奥で瞬いてから、穏やかに微笑む。
ゆらゆら揺れるランタンの灯り。
振りまかれる金の靄が流れてきて、眼鏡を曇らせていく]
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