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―村の通り―
[何だかだって!と言っているようだったが、こればっかりはウェンデルが悪いよという目で見ながら。]
お詫びって…。
[それがどうしてそうなるんだろうと思いながら、手にした薄い本を開いてみる。
中には薬の作り方らしきものが書かれていた。]
あ……。
[ようやく、つまりはこの本がお詫びなんだ、と思い至って。]
あ、ゼル、ちょっと…。
[だいぶお怒りの様子のゼルギウスに、控えめに声をかけた。]
とりあえずこれ、ウェンからのプレゼントみたいだよ。
届け方はかなり間違ってると思うけど…。
─道具屋─
長の好きな酒?
確かこっちだったかと思うけれど。
[言いながら酒の置いてある棚へと向かう]
ああ、奥の部屋を覗いてみても面白いかもしれないよ。
今度は青いビーズを沢山使うみたいでね。
イレーネが在庫を広げていったんだ。
[話しながら瓶の一つを手に取った]
[ミハエルを振り返る]
長に頼みごとでもするの?
─ユリアン宅─
あれ。
なに、俺だけ仲間はずれ?
[イレーネに一緒に、と言うユリアンの言葉を聞いて、わざとらしくしょんぼりした]
─道具屋・奥の部屋─
……ふに、こんな感じかな。
[結局、最後は直接見ながら状態だったりしたものの、ひとまず、使いたい色は選び出せた]
後は、固めの糸、少し作らないとだね。
それと、緑色の布で、リース。
壁に飾れるようにすれば、いつでも見れるものね。
……いつでも見れれば、わすれない。
[最後の部分は、ごくごく小さな独り言。
ほんの一瞬の翳りを振り払うように、ふるる、と首を横に振る]
─ユリアンの家─
そう?じゃあ一緒に…
あ、でもあたし今日はこの後用事あるから、この後すぐ行こうと思ってたんだけど。
ユリアン、今からでも平気?
[ユリアンから一緒に行く、と言われれば気を遣わせちゃったかな、と思って普段どおりに聞いて。
エーリの拗ねたような言い方には思わず噴出した。]
─道具屋─
ユーディが?
[友人の名前が出て、レナーテの横を過ぎ、
ちょい、と、奥を覗く]
ユーディ。
いい色は見つかっ た── …か?
[と。ごそごそと服の中を探って──いるところが見えただろうか。
友の名前を呼んで、棚の向こう側へ、手を振った>>174。]
―村の道―
……落ち着けだと?
どの口で言ってやがんだ、こら。
[中を見れば、という言葉は聞き流してしまった。
歩みは緩めずにウェンデルの目の前まで来て、顔を覗き込む。
思いっきりガンつけてるところに]
あ?
[ゲルダの控え目な声が聞こえて、不機嫌さMAXの形相で振り返る]
―自宅―
じゃあ、エーリも一緒にデートに行く?
[わざとらしくしょんぼりする様子にはそう、冗談のように返す]
それとも、エーリとイレーネで二人で行く?
/*
想定してるのは、円形のリースをベースに、ビーズ細工の勿忘草を乗せる感じ、かにゃ。
右下中心に、半分くらいまで広げて、上半分は、多分ヒカリコケモチーフになるんだよ。
……春先の花なんで、かたつむりは絡められないけどw
[少し失敗したかと、ゲルダのコエを聞いてから思ったが後の祭り]
多分、同じ夢。
[どんなとは口にははっきりとはできない、
外から二つと、きっとゲルダはその一つの姿に気付いていないそれならばと]
ああ、二つ同じだ。
一つはこっちからの、それがきっと…
[どこまで言うべきか、悩んでも、もう遅いのかもしれない。
それはもう起きたことで、なら事実がどうであれ、自分が、それが一番だと]
それは、『死神』。
[もう一つの影の先、それを示すべきかどうか、彼女から聞かれるならば、自分は…どうするべきだろうかと]
―村の通り―
[ゲルダが捲るような様子にGJ!とは思えども。
なにせ目の前にいるわけで、必死に目をそらすしか出来ない。]
いや、だ、だって落ち着かないと…っ
[そっと声をかけられて、漸く離れていくのには、ほっと息を吐き出した。
しかしまだ逃げ場はないわけで、その場でびくびくとしている。
ゲルダの方をちらちらと見ては、ありがとうと言いたそうな様子だった。]
─ユリアン宅─
あらやだ。
デートじゃお邪魔しちゃ悪いわぁ。
お邪魔虫はとっとと退散した方が良さそうネッ。
[冗談のようにユリアンに返されると、何故かオカマ言葉で、しかもしなまで作って返した]
ユリアンが気になってるんだろ?
自分で行ってきなよ。
俺は、まだやることもあるし。
─道具屋・奥の部屋─
ふにぇ?
[呼びかけられるとは思っていなかったから、ちょっとだけ声が上擦った。
先の小声の事もあって、振り返る様子はちょっと挙動不審だった。かも知れない]
あ、ミィ。
うん、ここにはあおいろ、たくさん、あるから。
綺麗に重なる子たち、見つかったんだよー。
[それでも、なんとかいつものペースで答えた。つもり]
─道具屋─
うん。包丁で指を切ったことはないから、
手元での扱いは平気だと思う、が。
[レナーテの方へ振り返り、他の物は持っていく。と言うのにも
了解を示すように、こくりと頷いて>>187]
……ん。
[>>190 瓶を手にしたレナーテを見て]
いや。たぶん。
……自己満足。なんだろう。と思う。
[下げたナイフに手を置いて、それを見て。歯切れの悪い返事を返した。]
─ユリアンの家─
あたし相手じゃユリアンが可哀想だよ。
[エーリの言葉にはそう苦笑したものの、続いた言葉には頷いて。]
うん。
ユリアン、何か気になるんでしょう?
あたしもギュン爺には用があるし、よければ一緒に行こう?
―村の道―
[怯えるゲルダを気にかける余裕は残念ながらなかった。
余裕があったとして、気にかけるような男であったかどうかは謎なわけだが。
ともあれ本の内容を読むにつれ、目を細くする。
ふむ、と小さく唸り]
……なるほど。
お詫び、な。
[頷いて本を閉じた。
が]
で。
これを投げる理由がまったく見当たらねぇわけだが?
[やっぱり睨んだ]
─道具屋─
大丈夫かい。
[ミハエルの影になってユーディの姿までは見えなかった]
[上擦った声には何かあったかと小首を傾げて声を掛ける]
自己満足だろうって。
…何かあったのか?
[歯切れの悪いミハエルに更に首を傾げた]
―自宅―
[考えてたことは表面には出さず]
それは、イレーネが可哀想じゃないか?
[同じようなことを言った、イレーネと顔を見合わせて、
微かな笑みを浮かべたりしていた]
ああ、まぁ、少し確認したいことが。
すまない、二人とも。
気を使わせた。
─ユリアン宅─
なーに言ってんだ。
むしろユリアン相手になっちまうイレーネが可哀想だと思うよ。
[何気に酷い]
イレーネは十分可愛いし、しっかり者だし。
自信持って良いと思うけど?
[イレーネの言葉ににっこりと笑んで言った]
そう…。
[同じ夢、なら見逃してしまったもう一つの影の先はユリアンだったんだと、告げられた事から悟る。]
………ユリアン、影の一つは私と繋がってた。
[さっきは言わなかった事を、伝えて。]
………『死神』って、何?
私とユリアンが『死神』なの?
[死神について詳しく聞いたことのない娘はそう尋ねる他なかった。]
―通り―
[ゲルダの様子に、ごめんと内心思っているものの。
それと手の様子にもちょっと心配になりはするものの…。
今はゼルギウスの一挙一動を見守るばかりである。]
そ、そうそう。お詫び!
ほら、古い文献だから――
[投げる理由。
睨まれて、そう言われて、思わず素直に答える。]
だってゼルギウスが怒ってたら怖いじゃんか!
って思ったらつい。
─ユリアン宅─
じゃお兄さんは宣言通りとっとと退散しますかね。
[気を使わせた、と言うユリアンには「気にするな」と返し]
それじゃあデート楽しんでおいで。
じっさまにもよろしく。
[イレーネとユリアンにそう告げて。何も無ければユリアンの家から立ち去ろうと]
─ユリアンの家─
[同じようなことを言うユリアンには、きょとんとした後くすくす笑って。]
そんなことないよ、ユリアンは優しいし。
うん、それじゃユリアンが良ければ行こう?
[そういって首を傾げたところに聞いたエーリの言葉には、へ?と間の抜けた声を上げたあと赤くなって頬を押さえた。]
やだ、な。
エーリ、お世辞も程ほどにしないと、だめだよ。
[そういったものの、真っ赤な顔と上ずった声では制止にもならなかっただろう。]
[もう一つの影の先、そして『死神』について尋ねられる言葉、少し間を空けて]
『死神』は憑く、ただ、そうして刈る。
[語る言葉はできるだけ不安を煽らないようにと、ゆったりとしたもので]
憑かれたものに、それはどうにもできないこと。
見ること、しか。
そう、聞いている。
だから、ゲルダは何も悪いことはしていない。
それだけは保障する。
[そうして、温め直したスープと今日の残り物のパンを持ってイレーネの席に。
小さくなりつつ礼をするイレーネには苦笑いを浮かべ、]
気にしなくていいって言うのに。
はい、どうぞ召し上がれ、
[そうして、テーブルに腰掛けてイレーネがご飯食べてるのを見ていたが、レナーテの出て行ったタイミングを聞かれきょとり。]
ん? レナーテさん? えーと……
……ああ、うん。まあ結構前に出てったね、ゼルにぃと一緒に。
お世辞じゃないよ、ほ ん ね!
[去り際、赤くなるイレーネにへらりと笑いかけて。二人に手を振りユリアン宅を後にした]
─ →村の通り─
―村の道―
んだよその理由は。
[眉間に皺寄せ、こっそり付け足された一言まできっちり聞いた。
暫しそのまま無言の時間が続いて]
……わざと、
ってわけじゃ、ねぇんだな?
[低い声で確認するように、ウェンデルに問う]
―村の通り―
[ウェンデルの視線を感じお礼の気配は受け取ったが、とりあえず自分が出来ることはここまでだった。
ゼルギウスが再びウェンデルに迫る様子を見て、ウェンデルが悪いとは思うものの、ゼルの気迫から自分まで逃げる事は出来なかった。自分以外止める人が居ないため。
ちょっと心の中で、ユリアンの到来を願ったりした。わりと切実に。]
―通り―
も、もちろん!
[ゼルギウスの様子に、必死でこくこくと頷いた。
思いついたままであるので、計画的犯行ではない。
衝動的なものである。]
ついやっちゃっただけで!
えっと、その、ごめん…。
─道具屋・奥の部屋─
あ、うん、なんでもないよ、なんでもっ。
[大丈夫か、というレナーテの問いに、早口にこう返す。
とはいえ、そう問われた、という事は、聞かれなかったのかな、とも思えて、違う意味では落ち着けた]
……ふに、レェねえ、まだ、戻らない、のかな。
[それから、お代の事を考えてこんな呟きを、ぽつり]
─道具屋─
あおか。いいな。
ユーディの細工は綺麗だから。
作る才は本当に素敵だと思う。
届け物?
[挙動不振ながら、いつもどおりと振舞おう見えるユーディには、自然と笑みを浮かべてたずね]
…… たぶん。
[>>204 レナーテの問いには、頷くも、見たわけではなく確信を持っている様子でもなく]
代金は?
[ポシェットから財布を取り出して]
─村の通り─
[ゲルダの願い虚しく現れたのはエーリッヒだった]
ん?
何してんの?
ウェンデルにお説教?
[状況を見て思い浮かんだのがそれだったとか。暢気にゲルダに訊ねかける]
─ユリアンの家─
も、もう…!
…えーと、気をつけてね。
[出て行く時までエーリに言われてしまうと、赤い顔のまま少し怒ったような声で見送って。
中々赤みの取れない頬を押さえながら数度呼吸を整えるとユリアンの方を向いて]
…そ、それじゃユリアン。
ギュン爺のとこ、行こっか。
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