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[立ち上がり]
[向かう先は地上ではなく]
[未だ足を踏み入れた事の無い廃棄エリア]
(状況は情報として或る程度得てはいたが)
−最下層:廃棄エリア−
[到達した瞬間、][襲い来る空中飛行型ドロイド]
[左手を無造作に振り][手首の枷で打ち払う]
[吹き飛ばされた機体は壁にぶつかり墜落]
[損傷は激しくない筈が、動く気配は無い]
[一瞥して、先へ。]
[装置へと手を触れる]
[生体反応は、][四つ]
[はっきりとした場所までは確定しないが]
[*晒された足が硬い床を踏み締めた*]
…ふぅ……。
[着てるものはボロボロだが、鱗のおかげで損傷は少なく、破片で額切った程度。
一息ついて、ぺたりと座り込む。]
―廃棄エリア・第五集積所―
…どこだ、ここ。
俺、屋敷の前にいた…よな?
[のそ、と立ち上がる。
周りには何もなく、ガランとしていてそれでも大きな室内。
ほのかな灯りを壁にある緑色のランプが照らしているが、それ以外は何も。
包帯を巻いた前足をぽす、と床に落とし、4つ足でうろうろしてみる。
埃がうっすらと溜まっているところをみると、まだ使われていない部屋のようだった。]
あー、あれかぁ。
[ふと、昨日の火竜と月竜が消えた事を思い出し。
ガシガシと頭を掻いた。
壁の一部に、ランプの下、人の胸の高さくらいに小さく四角い光るものを見つけた。
扉だろう、とアタリをつけてそちらへとのそのそ歩く。
ダーヴィットとエルザもここに来ているのだろうか、と思いつつ、足の裏は冷たい感触を伝える。]
…誰か、いる?
[ふと、聞こえる声。いや、音?
頭を巡らせつつ、小さく四角い光るモノを前足の爪で器用に押す。
ンイー、と音がして、扉が開いた。]
…ふ。
[ドロイドが通る為なのだろうか、幸い扉は両開きでとても大きかった為、全長4メートル以上もある熊の体でも通り抜けることができた。
首を出して左右を見る。
ガシャ、ミー、と音がした。]
………おわっ!!
[左右から白いレーザーが飛び出し、思わず部屋へと頭をひっこめた。
ガシャガシャガシャ、と大きな音を立ててドロイドは向かってくる。]
がぁ!
[扉直ぐ横にぴたりと体を寄せ、入ってくる1体目のドロイドを上から叩き潰した。
すぐに手を引きながら一歩後ろに跳び退り、2体目に備える。
1体目がぷすぷすと音を立てて火花を散らしているのを踏みつけるように2体目が部屋へ入ってきたので、すばやく手を出して頭を掴み、後ろへと引っ張る。
頭だけ覗かせた3体目に横投げで投げつけた。
2体目と3体目が、部屋の扉の向かいの壁に叩きつけられ、パリパリと音をさせる。]
多い…。
[2体目と3体目が、周りの何体かを巻き込みながら小さく爆発したのを見てから、もう一度部屋から首だけ出して左右を見る。
それほど強い機体では無さそうだが、皆一様に体の中心には細い筒状のモノが前を向いていて。
あそこから一斉にレーザーを受けたらさすがに痛いよなぁ、とか思う。
部屋におびき寄せて各個撃破しかないか?と呟きつつ、次の個体が迫ってくるのを部屋にひっこんで待つ。]
…ん?
[ぴくく、と耳を動かす。
ガシャガシャ、ミー、と言う無機質な音の中、小さく走る足音が聞こえた気がした。
入ってきた個体を肉球の掌底をいれて壁までふっ飛ばしつつ、耳をピクピクさせながらすます。]
んん?!
[頭の上で小さな爆発が起きた気がした。
とりあえず目の前の、筒に光が集まろうとしている個体を右フックで吹っ飛ばす。
振り返りざま、後ろの一体にストレートで吹っ飛ばすと、その向こうに赤い髪が見えた。]
/*
占騙りイパーイ!(・∀・)
……。
…。
…真が一番動いてませんね…orz
や。情報を流した先が騙ってくれてるんだから
真が動いたら意味無いんでしょーが。
[ピンポイントで援護射撃。
ともすれば、付近一体を火の海にしかねない火竜の息吹を、精密に制御できるのは、その銃型の補助具があるからで。]
…つーか、オッサン!?
[ようやくクマーの正体に気づく。]
お、よー、ダーヴィットの兄ちゃん!
無事だったか、良かったなー。
[包帯がまかれた右手を挙げながら、左手はドロイドの頭をなぎ払う。
援護射撃を受け、格段に楽になった戦闘にはそろそろ終止符。
あたりには山のような鉄の塊、ここが使われていない集積所の前だったことは皮肉な事だ。]
[あたりが片付いた様子に歩み寄る。]
なんで、ここに?
助けに来た…訳じゃないか。
[巻き込まれた?とくびかしげ。]
助けに来たぜ!
…と言いたいとこなんだがなー。
良くわからん、気がついたらココにいた。
アレだ、機鋼界に呼ばれた時と良く似てるなー。
[かぱっと口を開けながら(笑っているらしい)、後ろ頭をガリガリと掻いた。
後ろで、包帯がはらりと落ちた。]
…そっか。
じゃー似たようなもんさな。
メイドさんとも会ったし…エルザも来てるんだって?
[なんとなく、クマーをわしわし。]
メイドさん?ユーディットが来てるのか。
…一度に2人、とか決まってるのかな?
うん、エルザが消えたって聞いてるなぁ。
他にはいないのかな…えっと誰だっけ、機鋼の精霊?とかが消えたとかなんとか言ってなかったっけ。
[わしわしされて目を細める。
名前は忘れたが、確か最初に消えたとかなんとかって話は彼だったような]
酒場のママ ヘルガは、読書家 ミリィ を投票先に選びました。
[熊がいなくなり、メイドがいなくなり。
呆然とする前に、最早呆れるしかなかった]
…まったく、これがカラクリの世界の理だって言うのかね。
[わけのわからないまま竜が消え熊が消えメイドが消えた。
次に消えるのは誰なんだとばかりに薄く空をにらみ、*ため息ひとつ*]
酒場のママ ヘルガが「時間を進める」を選択しました
あーなんかそんな名前!
俺もぼーっとしてる時に、小耳に挟んだレベルで…良く、覚えてないんだが…。
[一緒に首を傾げる。
その間にも、声が聞こえ。
きょろきょろとあたりをみわたした。]
戻るの、面倒というか…
開放するのは一瞬なんだが、抑えこむのって難しいというか…
まぁでも、通路狭いしなぁ。人間になったほうがいいかなぁ。
兄さんは…鱗…トカゲ?
[頭、かしかし。
失礼なコトを言う。]
…まー…トカゲのでかいのっていうか、まぁ似たようなもん…。
[面倒なんで、さらっと同族に聞かれたら怒られそうなことを。]
< 目をさました猫が、台所で、ごちそうをさがしていた時、ナターリエが戻ってきていたようでした。ソファの上でねむっています。
足が。
きのうのことを思い出して、猫はまゆをよせました。人の姿は、感情をゆうべんに かたってくれます。
それから、そっと頭に手をのばして、 >
…痛くないように、させてあげられればいいのに
< 猫はつぶやきました。
本当は、そう、どうやったらきずを なおせるのかって、ものしりさんに聞こうって、おもってたんでした。
でも、それより、リディのことを(猫はかの女のことをよく知りません、家出娘としかね)聞かなきゃいけないと思っていました。
声はたぶん、本当にちいさかったから、とどかなかったでしょう。でも、手がふれたら、目をさましてしまうかしら?* >
─屋敷・自室─
[お茶会の間、しれっと混じってお茶を飲んでおり、たとえその最中に改めて問い詰められても変わらず同じように返答していたか。
そして、お開きになると自分の部屋に引っ込んだのだが]
うーん、困ったねぇ。
[天井見上げて、改めてぽつり。]
トカゲか…。
あ、これ機竜の声?音?なのか。なんだろ、呼んでるぽいようには聞こえる…な。
俺に用事でもあんのかな?
[トカゲのでっかいの、を普通に想像した、獣族とは少し違う空気は感じつつも。
ぴるぴると耳を動かしながら、回りを見る。]
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