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[祖父母に礼を述べ、ロックフェラー家を後にして、別荘にて食事を済ませる。
言葉少なに、母と幾らかの会話を交わして、再び出掛けて来る旨を告げ]
御心配なく。
[そう淡々と述べる言葉には、あまり感情が見られなかっただろうか]
[再び外に出た時には、夜闇が辺りを覆っていた。
幾人かが消えたというのに、祭りの様子は変わる事なく。
今宵もまた、星よりも明るいランプの灯が照らす通りを歩く]
よしっと……もう少し、だな。
[手の中の紫水晶を見やりつつ、呟く。
それを、そっと、作業台の上に戻して一息。
作業台の上には、翼持つ者の意匠──象られているのは、天使だろうか。何かをかき抱くような姿のそれが、しずかな煌めきを放っていた]
さて、一息、入れるか……あと、もう少しだもんな。
[ベッドの上でじい、とこちらを見ている相棒に笑いかけつつ言って、ゆっくりと立ち上がり。
何か、飲み物を、と思って台所へと向かう]
[窓の外を見る子供は、
まだ騒がしさの残った夜の外を見る。
知らず、口をつくうたは、
子供のソプラノの声に乗り、
部屋の中に小さく響いている。]
Wir genieBen die himmlischen Freuden,
Drum tun wir das Irdische meiden.
Kein weltlich Getummel
Hort man nicht im Himmel!
Lebt alles in sanftester Ruh.
Wir fuhren ein englisches Leben,
Sind dennoch ganz lustig daneben.
Wir tanzen und springen,
Wir hupfen und singen,
Sankt Peter im Himmel sieht zu.
[大通りへと辿り着くも、今日はオカリナの音色は聞こえない。
けれど既に工房の在る場所は知っていたから、迷わずに其方へと向かう]
Johannes das Lammlein auslasset,
Der Metzger Herodes drauf passet,
Wir fuhren ein geduldig's,
Unschuldig's, geduldig's,
Ein liebliches Lammlein zu Tod!
Sankt Lukas, der Ochsen tat schlachten
Ohn' einig's Andenken und Achten,
Der Wein kost' kein' Heller
Im himmlischen Keller,
Die Englein, die backen das Brot.
Gut Krauter von allerhand Arten,
Die wachsen im himmlischen Garten,
Gut Spargel, Fisolen
Und was wir nur wollen!
Ganze Schusseln voll sind uns bereit!
Gut apfel, gut Birn und gut Trauben,
Die Gartner, die alles erlauben.
Willst Rehbock, willst Hasen,
Auf offenen StraBen
Sie laufen herbei!
Sollt' ein Festtag etwa kommen,
Alle Fische gleich mit Freuden angeschwommen!
Dort lauft schon Sankt Peter
Mit Netz und mit Koder
Zum himmlischen Weiher hinein,
Sankt Martha die Kochin muB sein.
Kein Musik ist ja nicht auf Erden.
Die unsrer verglichen kann werden,
Elftausend Jungfrauen
Zu tanzen sich trauen!
Sankt Ursula selbst dazu lacht!
Kein Musik ist ja nicht auf Erden,
Die unsrer verglichen kann werden.
Cacilie mit ihren Verwandten,
Sind treffliche Hofmusikanten.
Die englischen Stimmen
Ermuntern die Sinnen,
DaB alles fur Freuden erwacht.
[工房に辿り着いて、建物を見上げ。白い息を吐く]
此処か。
[扉の傍らには、銀製のベル。
可愛らしくリボンまで付いている紐を引き、鳴らす]
聞いてもいいことないよ?
[子らに見られ、子供は苦笑する。
しかし子らは顔を見合わせ、
子供に近づいた。]
「なんか変?」
そんなことないよ、僕はいつもと変わらない。
[しかし、
昨日のノーラの様子を思い出して、
子供は、少し考える。
だが、自分はやはり今までと変わらないと、結論づけた。]
[黒猫さんは呑めと言うけど、お酒はさすがに遠慮して。
果汁を湯で割って花の蜜を入れたものを、ちびちびと飲みながら、これからどうしよう…とぼんやり考えていた。
――はず、だったのだけれど。]
……あれ? あれれ…? [きょときょと]
[気が付けば、ソファーに寝かされていて。
一晩中、話を聞いていたせいもあって。そのまま、こてり。夢の中だったらしい。]
歌…
[どこから聞こえるのだろう?と、少女は辺りを見渡す…ソプラノの響きは、澄み渡って遠く…手を伸ばしても触れることの出来ない風のように、擦り抜けて消える]
「それじゃあ一緒に祭りにいこうよ」
「まだ屋台は出てるし」
[口々に子らは子供にいう。
子供は頬笑んだ。]
うん、いこう。
[楽しみ、と、別段思ってもいないけれど、
その声には、子らを心配させないように
頬笑みを、十分に含ませて。]
[台所でふと物思いに耽りつつお湯を沸かし、ハーブティを淹れていた所に、ベルの音が響く]
……ん?
師匠目当ての客かぁ?
[村の者であれば、ベルを鳴らすよりも声をかけてくると知っているから、こんな事を呟きつつ。
火が消えているのを確かめてから、玄関へ]
はいはい、どちら様?
細工師ハロルド=グリューンはただいま不在で……お?
[投げやりな口調で言いつつ開けた扉の先。
そこに立つ、予想外の人物の姿にきょとん、と瞬いた]
[声にこめられた感情は、
わからぬほどに交じり合って、
そのまま冷たい空気に溶けた。
早くと呼び立てる声に、
子供はそのまま、歩を大通りの方に向ける。
どうせすぐにはぐれてしまうだろう。
子らは知らないから、
とても楽しんでしまうから。]
[かけられた鈴のような声に、焦げ茶色の瞳を瞬かせて。]
ぁ…おはようございます…。
[ぺこり、頭を下げて。
それからもう一度、きょときょとと辺りを見渡した。]
/中/
忙しくなる前に中相談たいむをー。
取りあえず、今日・騎、明日・職吊りでエンドの流れに持ってく形でOKですよね?
襲撃先は状況で決めて。
考えてる展開が発動できればいいんですけど(' ';;
おはようございます。
[にっこりと挨拶を返す。外にはもう月が輝いていたけれど。少女も今しがた起きたばかりだったから、これも正しい挨拶だろうと思う]
[ひかりに包まれる前と同じ、けれども、どこかがずれた空間は、夢ではなくて。]
やっぱり…捕まえられたまま、なんですね…。
[ちょっとだけ、しょんぼり。
団長さんやエーリッヒさんが帰って来なかったのだから、きっと自分もそうなるだろうとは思っていたけれど。気落ちするものは仕方が無い。]
[扉が開かれれば、現れたのは青髪の男で]
……ミハエル=フォン=エーデルシュタインだ。
ユリアン=フェーダ、君に話があって、こうして来た。
少々時間を頂けるだろうか。
[何時も通りと言うべきか、些か横柄な態度。
ユリアンの反応を気にした様子もなく、つらつらと述べる]
[しょんぼりしたユーディットの様子に胸が痛む。思わず、ごめんなさい、と言いかけて唇を噛んだ。謝れば済むわけではないから]
きっと、すぐに帰れるから。元気を出して、ね?
俺に……話?
[ほんの一瞬、戸惑うものの、すぐに理由には思い至る。
昨夜、波動は感じつつも視覚では捉えなかった、父の力。
……そして、少年が一人で来た事]
まあ、作業一段落して、休憩しようとしてたとこだから、構わないけど。
[いつも通りの軽い口調で言いつつ、ここ、寒いから、と中へ招き入れ]
そうか。ならば、上がらせて貰う。
[一つ、頷く。玄関先でするべき話とは思えなかったから。
ユリアンに従って、中へと付いていく]
/中/
未だ張り付けておらず申し訳ないorz
一応昨日の時点で吊られる気満々だったんですg(滅)
襲撃先は…イレーナに言えば受けてくれそうな気もしますが。
まぁ状況次第で行きましょう。
とにかく今日も頑張って死にフラグ立てますorz
はい…心配おかけして、すみません…。
[こくり、素直に頷いて。
それから、ミリィは一番事情に詳しい(妖精王はまだ見かけてないので)という事をようやく思い出して。
かけられていた毛布を畳んで置くと、ソファーからぴょこん、と飛び降りて、ミリィの傍に駆け寄った。]
ミリィさん…私にも手伝える事はありますか…?
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