83 血塗れの手
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[彼らが居なくなった後、一つ息を吐いて。
タチアナ、と。名を呼んだ。
彼女がこちらを見る、その顔を見ながら、言葉を続ける]
あんたは、これから、どうする。
生きるか、死ぬか。
どうしたい。
[彼女が自分に対して何を思っているのか、など。
その問いには不要だった]
(283) 2013/05/02(Thu) 21:16:52
/*
>>275イヴァン
[なんとなくきゅんとした。た]
確かに今の絶望を乗り越えれば、皆、強く生きるのかも。
ちょっと納得してしまった。
(284) 2013/05/02(Thu) 21:18:07
――どうする、って……
そん、な……
[アレクセイの問いに、くしゃりと顔が歪む。
血に濡れたスカートを震える手が握り締める]
……死にたく、ないわ、よ……
生きて、いたいのは、当然でしょう?
――でも、生きて、いられるの?
アリョールが、ああなっているの、に……
[手が白くなる。
しみこんだ赤が手の間からしたたる。
タチアナは、あとだと、彼女は――彼は、いったのだ]
(285) 2013/05/02(Thu) 21:22:29
―回想/広間(>>261、>>273の合間に)―
[ ヴィクトールは緩く頭を振る。]
僕はこの村が好きなんだ。
[ 香と喚び聲によって、
今は"喰べたいほどに"という欲望もあるが、
この土地を離れて生きる術を知らない。
道先案内人がいない中では更に。]
さよなら なんて。
[ ここで終わるのではなく
先を探すために、何が見つけられるかなんて。
示せと言った割には予期しない言葉に蹌踉めいたが、
今は行けと言われれば、距離は開き、向かったろうか。*]
(286) 2013/05/02(Thu) 21:24:34
生きていたいなら、…
なぁ、タチアナ。お前も、ここから逃げればいい。
[一歩、二歩。彼女へと近付く]
アリョールは、とっておく、と言ったんだ。
あんたを先に食べる事もできた。
[逃げないようなら近付いて、彼女と、視線を合わせようとして]
どうして最後に回したんだ。
あいつは苦しそうじゃなかったか。
あいつは、お前を、本当に食べたいのか?
――違うだろう。
最初に言っていたじゃないか。
「守りたい相手がいるなら」と。
(287) 2013/05/02(Thu) 21:28:33
――…それは、お前の事なんじゃないか?
[問いかけというより、確認するように。
言葉は、静かに、落ちた]
(288) 2013/05/02(Thu) 21:30:18
/*
>>179
俺もアレクセイが好きだったぜ。
口悪い素の出せる数少ない相手。
ベルナルト刺した時なら、うん、刺してくれそうだね。
やられたかったが既に居なかった。
>>193
えー。
アレクセイは何でも自分のせいにする。
悪い癖だと俺は思うぞ。
とか、返しておくよ。
(289) 2013/05/02(Thu) 21:36:00
/*
>>206
綺麗な髪なのに切っちゃうのもったいない、となる。
妄想できない、ふいた。
>>211
男前とか嬉しいなぁ。へへ。
逆効果だった場合は別の手をこうじるのみさ!
(290) 2013/05/02(Thu) 21:36:05
/*
>>213
ふはは。とわらっておこう。
「それならいつか見に行こう」
「いつか、キミが天寿まっとうする日まで」
「気長にキミがくるのを待っているから」
「急がなくていいから、さ」
「――これから見るキミも、覚えていたい」
「俺がキミにそんな顔させるんだ」
「忘れてなんてやらないよ」
殺してくれるニキータの愛にときめくしかないわ。
いっぱいないてくれていいのよ。ふふふ。
(291) 2013/05/02(Thu) 21:36:28
/*
>>216
にやにやされちゃった(*ノノ)
>>244
ほっとくとふらっと何処かにいきそうと思われてそうだ。
確かにそういう面もあるけど。
今回はふらっと成仏しないよ、たぶん!
>>281>>284
うんうん、と頷く。
そして何だかそわっとする。
(292) 2013/05/02(Thu) 21:36:38
[近づいてくるアレクセイを見上げて、迷う。
けれど逃げることはしないまま、アレクセイと視線を合わせ。
苦しそうだったと曰われれば、唇を噛み締める。
アリョールの様子を思い返し、震える吐息を零した]
逃げて、どこにいくというの。
――アリョールも、ヴィクトールも、アナタもおいて?
アタシだけ、どこかで幸せになれって?
[生きていたい。
死にたくない。
けれど――]
(293) 2013/05/02(Thu) 21:36:42
[ マグダラ>>277へは特に返事はせず、]
フィグネリア……、
[ 扉向こうのフィグネリアに声をかけた。
開かれなければ、膂力で壊すつもりではあった、が。]
(294) 2013/05/02(Thu) 21:36:53
―回想>>286―
馬鹿だなぁ、ヴィクトール。
こんな状況になってて、あんたは今までと同じように生活できると思ってるのか。
――無理だよ。
[はっきりと、その言葉を口にする]
今までの、暮らしてきた村とは、もう違う。
俺らの感情も、他の村人の感情も。
あんただって、ここの香とやらが、しみついてるんじゃないのか。
俺は違う。もう昔のような子供じゃないんだ。
もしまだ何かあるなら、後で話そう。
[今は、こちらを考えなくていいと、アリョールと去ってゆく姿を見送る。
その先に、何が待つのかを、知りながら]
(295) 2013/05/02(Thu) 21:36:53
一人で、いきていくのは、もう飽きたわ……
[ポツリ、呟く]
(296) 2013/05/02(Thu) 21:36:55
/*
そ、そうか。
香はこの時ばかりだと。
髭に狩り生活とか絶対無理だろうという確信めいた何かがあるな!(きらきら
>>282 タチアナ
あのシーンはやっててとても楽しかったですね。
多分ヴィクトールは、身分的な何かとかあんまり考えていない天然ですよ……。
(297) 2013/05/02(Thu) 21:43:33
/*
>>297ヴィクトール
ねー、とても楽しかったです。
ここでころりと行ってしまってはと踏みとどまろうとして無理でした。
天然なヴィクトールに気にするタチアナ……ありですな。
(298) 2013/05/02(Thu) 21:45:46
……アリョールと、一緒に逃げるなら、どうだ。
[タチアナの言葉を受け。
沈黙の後に問いかけた]
ヴィクトールも連れていってくれると助かる。
三人で、逃げろ。
ここから、この香から離れれば、あんたを食おうとも思わなくなるんじゃないか。
そう勝手に思ってる。
隣の村まで行って、それからまた、他の場所に行けばいい。
そんなに近くない場所に。
殺したくないと、アリョールが願っているとしたら、この選択肢が最善なはずだ。
(299) 2013/05/02(Thu) 21:45:53
[提案する声の色は、冷静で。
そこまで言い終わると、口元に笑みを浮かべた]
――大丈夫だ。
人狼は逃げたとしても、俺がお前らの逃げたほうと違う場所を言えばいい。
少なくとも、誰かにお前達が全員殺される事はなくなる。
俺はそう踏んでいる。
(300) 2013/05/02(Thu) 21:46:00
フィグネリアは、はっとしたらログが進んでいた
2013/05/02(Thu) 21:46:44
/*
さっき香がしみついてるんじゃないかとかいった口がこうですよ。
俺大変嘘吐きですね。知ってる。
とか言いながら、お風呂いってきます。すちゃっと出てくる。
(301) 2013/05/02(Thu) 21:46:48
/*
>>298タチアナ
微妙に対比は気にしてロールを回していた記憶があります。
ログを見つつ、
皆で逃げるのは無理なのだろうかと見てたり考えたり。
(302) 2013/05/02(Thu) 21:52:22
[首筋から流れる赤で、肩の部分は赤く染まっていた。
ナイフを見つめていると、扉からノックの音が響く]
――……。
[次いで名を呼ぶ声がした。
ゆっくりと、扉の方を振り返る。
鍵はかけていたが、アナスタシアの部屋のことを考えれば、意味のないものだ]
……私を、食べに来たのでしょう?
なら、人としてで無く、狼として入ってくればいいのではないですか。
[静かに、口にした。
不思議と、恐怖はない。もう、諦めてしまったからかも知れないけれど]
(303) 2013/05/02(Thu) 21:54:24
[じ、とアレクセイを見やる]
――それじゃ、アナタは?
……三人で逃げて――でもきっと、ヴィクトールはアナタの傍にもどるわよ。
それに……たった一人、生き残ったアナタが
疑われなないワケないでしょう……
[むりよ、というように首を振った]
(304) 2013/05/02(Thu) 21:54:32
[それでも、アリョールが、ヴィクトールが。
その提案に乗るのなら――
それはそれで、試してみるのも、ありだとは、思うけれど]
アタシじゃ、無理よ、きっと……
[引きとめることもきっとできない]
(305) 2013/05/02(Thu) 21:54:36
[何時の間にか広間に置かれていた、一冊の本。
紙の草臥れた其れは、以前からアリョールが手にしていたもの。
赤に染まることの無かったその本には、頁の合間に僅かな隙間が有った。
その頁を開けば、一通の手紙が挟まれていることに気付けただろう。
それは"アリョール"と"マグダラ"についての、全ての記載。
"マグダラ"は、心近しい相手を喰らう事で恍惚を得て。
"アリョール"は、心近しい相手を喪う事で絶望に至る。
"アリョール"が誰かを喰わずにおこうと想うのであれば、それはたった一人にしか許されなかった]
(306) 2013/05/02(Thu) 21:54:42
[たった一人の大切な相手。
それを何時か来るべき日の餌と定めるのなら、時間は稼げた。
最上の甘露を得ることが出来るのなら、"マグダラ"はどこまでも長い時間待てると"アリョール"に告げた。
そう手紙に記されている]
(307) 2013/05/02(Thu) 21:55:03
[大切な相手など要らなかった。
先代の下で、ひっそりと生きていくことが出来たならそれで良かった。
それでも、たったひとり、いつしか大切だと想う様になってしまえば、その大切な筈の気持ちが逆に"アリョール"を苦しめた。
選択肢は、たった一つしか無かった。
そんな日が来なければ良い。
いつまでも、逃げ続けられれば良い。
真摯で切実な祈り。願い。想い]
(308) 2013/05/02(Thu) 21:55:23
[口数の多くない彼女の、どこに此れ程の言葉が秘められていたのかと想うほど、長い手紙。
手紙の最後は、シンプルな謝罪で締めくくられている]
(309) 2013/05/02(Thu) 21:55:36
(310) 2013/05/02(Thu) 21:56:06
/*
生存組の表を固唾を呑んで見守りつつ……
ただいまー!僕もお返事纏めてきます。
(311) 2013/05/02(Thu) 21:56:27
アリョールは、うっかり、浮かんでしまったので勢いで投下。後悔はしていない。
2013/05/02(Thu) 21:57:56
/*
アリョール……!
せつない……!
友人がそんなに大切に思ってくれているとはきっと気づいていない。
(312) 2013/05/02(Thu) 21:59:05
/*
>>290
だって今から死ぬのにもったいないもないと思うの。
フィグネリアはちゃんと生きたい人だったよ…!(中身は
(313) 2013/05/02(Thu) 22:03:43
君は嘘だと思うかもしれないが、
喰べずにすませられるなら喰べたくはないんだ。
[ すまないとは言わない。
だから、拳を作ると、]
フィグネリア、
君が望むなら……、
[ どくり、と目の前が紅くなるような心臓の鼓動。
破砕音。
ノブの直ぐ傍の扉板が貫かれた。
ぱらり、と落ちる木屑。
内側に入ったヴィクトールの手が、鍵を外し、
やがて扉が開いた。]
(314) 2013/05/02(Thu) 22:08:18
[ きぃ。
扉が軋む。
烏羽色ではなく深紅の双眸をして立つヴィクトールと、
傍らにはアリョールが見えただろうか。
ヴィクトールは、木屑を踏み、フィグネリアへと近づく。]
(315) 2013/05/02(Thu) 22:11:53
/*
>>313
フィグネリアさんは生きる気で逃げてきた認識だったので
うんうん、となる。
一緒に料理してる時に見た時きれいと思ったから
切った後をみると惜しんでしまうのでした。
(316) 2013/05/02(Thu) 22:12:18
/*
ちなみに実はアリョールさんは、先代のツテを頼れば他の田舎村に逃げられるのだったりする。(たぶん)
じんろう@はかもりーずねっとわーく。
逃げるフラグが立てば、それを言い出しもするのだろうけども…。
>>312タチアナ
なにせこの事情で、好意を寄せるのが超下手になっているアリョールさん、鉄面皮で口下手です。
基本的にお仕事関係の付き合いの人はドライなのだけど、タチアナに限ってはいっさい仕事関係ではないので、感情を持て余したと想われるです。
(317) 2013/05/02(Thu) 22:13:38
自傷……かい。
それとも、歓迎して?
[ 何処か陶然とした響きが含まれ、
普段の声よりも揺らいでいる。
首元から涙の様に流れる血に視線をやった。
先程扉をぶち破った左手をぺろりと舐める。]
(318) 2013/05/02(Thu) 22:15:18
[食べたくはないという言葉に、口元に少し笑みが浮かんだ。それから激しい音と共にドアに穴が開く。
その手が鍵を開けるのを、じっと見ていた]
食べられるまえに、死のうと思ったけど。
私を殺す人をちゃんと見ておこうと思ったの。
[切れた首筋から流れ続ける血は、もう体半分を赤く染めている。
青白い肌はさらに白く、けれどどこか赤くも見えた]
(319) 2013/05/02(Thu) 22:16:24
/*
>>317アリョール
そんなアリョールと友達になるとか、タチアナ凄いな。
タチアナはアリョール見つけたら嬉しそうによっていくしかわいがってるだろうしなあ……
うむ、友人大事
(320) 2013/05/02(Thu) 22:17:18
/*
こんな人狼パワーでよいのだろうかと思いながら書きつつ()、血肉をろくに喰ってない所為で何か…何かです。
>>317
マグダラ先輩!ひもでいいですから、髭も連れていって下さい…。(土下座ァ)
一瞬、フィグネリアが逃げる村にフィグネリアごと皆行ったら良いのではと思ったけれど、そう上手くはいきませんか。
(321) 2013/05/02(Thu) 22:18:14
[扉の向こうには、アリョールの姿もあった。
一人なら、不意を突けば殺せたかも知れない。逃げられたかも知れない。
そうするつもりも、なかったけれど]
望んで食べられたりするはず、ないわ。
[近付いてくるヴィクトールの言葉に、逃げずに首を振った]
(322) 2013/05/02(Thu) 22:19:46
/*
>>321
ヴィクトールさんが紐過ぎる…!
フィグネリアが逃げる村は地区違いなので追っ手は来るのかな。
大きな街に人に紛れて暮らすつもりでした。
逃亡者だから。
(323) 2013/05/02(Thu) 22:22:34
……、
そう、か。
[ フィグネリア>>319の目の前に立ち、
金糸を掬い上げて怪我を更に露にさせようとした。
もしナイフが見える場所にあるなら、そちらへ一瞥を投げかけたが。]
(324) 2013/05/02(Thu) 22:24:06
["彼"が室内に踏み込まなかったのは、ただヴィレムが何を為すか見たかったから。
もしも、フィグネリアを逃がすつもりなら、それは許せるはずもなかったけれど。
ヴィレムがフィグネリアを独り占めしたとしても文句をいうことはない。
"彼"にとっては、タチアナという最上の餌を喰らう為のフィグネリアの死であり、それ以上では無い。
"彼女"と心近しいわけでもないフィグネリアには関心が薄かった]
(325) 2013/05/02(Thu) 22:26:02
/*
自分でも思うが、なんという傍観者立ち位置。
[逃げ道ふさぐ以外、お仕事しないマグダラ先輩]
>>320タチアナ
うん、だからタチアナは凄いし、偉い。
どんな経緯があったかは分からないけれど、アリョール自体は意外と世間知らずなところが有るので、その辺り面白がられたのかな、とは妄想してたりです。
友人大事。ほんとに。
(326) 2013/05/02(Thu) 22:30:23
ヴィクトールは、 フィグネリアの首元に、拒まれないなら顔を寄せる。
2013/05/02(Thu) 22:32:34
/*
>>326
マグダラ先輩においしく食べられるの楽しそう……(まて
最初は村の人と同じかと思ったけどどこかずれてるところに気づいて、他に話し相手も見つけられなかったタチアナが頻繁に遊びにいってっていうのが脳裏にうかびました。
ずれてるところが可愛いらしいです。
(327) 2013/05/02(Thu) 22:33:25
[金糸は肩より下が染まって、ぽたりと下に赤を落す。ナイフは右手に握ったままで、ヴィクトールが髪に触れると、音を立てて床へと落ち転がった]
私は、……貴方たちに殺されることを、忘れないわ。
本当は、――本当は……出来ることなら呪い殺したいくらいの気持ち、だったけど。
[血に濡れた両手でヴィクトールの肩を抱いた]
死ぬときに一人でないのなら、もう、それで良いのかも知れない。
[呪い殺したいほど、生きたかったわけでもない。
生きたかったことは確かだけれど、それほど生きることに執着を持つことも出来なかったから。
幸せなど、最期が孤独でないだけ、それで充分なのかも知れない]
(328) 2013/05/02(Thu) 22:33:37
……なんで気付くんだ。
[自分自身について問われると、思わずそんな言葉が漏れた。
苦笑する。
表情は、いつもよりもずっと豊かだ]
ヴィクトールは戻らない。
戻らせない。
お前は、俺らの関係がおかしいって思ったことはないか。
たかだか、近くに住むという関係なのに、と。
――俺は、あいつに、依存してる。
昔とは違って、今はそれを知っている。
[自分自身のことを言うとき、言葉は小さく掠れた]
(329) 2013/05/02(Thu) 22:34:39
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