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─平原エリア─
[通信用の御符からの返答と、『魔本』に映る様子と。
双方から、ふ、と笑った]
……世の中、そんなに甘くはない。
と、言うわけで。
[す、と目を閉じ、『魔本』を軽く、上へとかざす。
ぱらら、と音を立ててめくられるページ。
やがて、その周辺に淡い緑の光が灯る]
……界と界を結びし書よ。
我の生み出せし、閉ざされし『界』の法則への介入を、一時赦す。
……我が元に、我の力のカケラ持ちし者を呼び寄せんっ!
[強制召喚呪・発動]
りゃ?な、なぁぁあぁああー
[しばらく時間を稼いでだらけようと思った目論見は、問答無用でこちらを吸い込む空間に阻まれたのであった。
当然の如くさらわれるユリアンをそれをため息をつきつつカリンも後を追って]
―平原エリア―
のわっ…とっと…
[数歩つんのめりながらも無事着地して]
ど…どうも、こんにちはー
[できるだけ愛想よくしようと平凡な笑みを浮かべた。
ようやく嫌な予感とかがし始めたらしいが、どう考えたって手遅れ]
―砂漠・岩場―
むぅー、リディもフーゴーも気軽に飛んでずるいよっ!
[なにがずるいのかわからないけど。
フーゴーが詠唱する様子に、姿勢を低くしていつでも動けるように身構え、注意して見上げる。]
考えることは一緒だったってことかな?
[流砂の勢いは増して大きな岩場以外は沈みこみ始める。
自分のいた岩場もゆっくりと沈み始めていた。
近くにあった高い搭状の岩場に移り、身軽に駆け上がっていき]
「だいちよ したがえ そのみ いのまに かたち なせ」
これならどうっ!
[呪の言葉を詠唱しながら、猫目石が光る。
頂上についたところで発動。
流砂の一部が鞭のように数本、細く伸びてフーゴーへと向かう]
─森林エリア─
にゃー!
来るなー!!
[距離を詰めて来るイヴァンに対し本当に嫌そうに声を上げる。
フェアリーはHPと防御力が低いんです]
ノームお願い!
『Travesura ligera
Lo dejo caer y hago un agujero』
[とにかく近付かせまいと、イヴァンの足元に落とし穴を作り上げる。
けれど半径1m程度の物しか作れないため、気付かれると容易に飛び越えられてしまうか。
落とし穴が開く直前、雷撃がイヴァンの剣から放たれるのを見る]
痺れるのも、ごめんだねっ!
[とは言え、地精に頼んで壁を伸ばしてもらうには間に合わない。
仕方なく再び風精に頼み逸らす様に渦を作ってもらう。
けれど]
きゃーーーーーーー。
[逸らし切れなかった雷撃の一端が身体を掠め、痺れを生んだ。
飛んでいた高度が少しずつ落ちて来た]
─平原エリア─
[呪により召喚されたユリアンに向けるのは、半ばお馴染みの見た目だけは穏やかな笑顔]
……お帰り。
は、さておき。
一応、助手という扱いなんで多目には見ていたが。
あんまりサボりがすぎるというのは、俺としても困るんでな。
一応、担任でもあるわけだし。
[にこにこにこにこ。
笑いながら、その上、『魔本』周りには魔力が渦巻いてるって、きっと怖いんですが]
それに……ちゃんと、最後の仕事に対応できるかの確認もあるんで、な。
……今の内に、実戦演習をやっとくぞ。
[そして、さらっと無茶言った]
/*
>>63は
『ちょっとした悪戯。
落とし穴を開けて』
バトル村なのに改行ト書きにしてしまったのが敗因<分割しすぎ
い、いやだなぁ。サボってただなんて人聞きの悪い。
導師から次の指示があるまで平凡に英気を養っていたダケデスヨ
[この状態でもがんばって喋ったっ。でも魔力が渦巻いているのにはちょっと怖気づいたり]
で…今の内に実戦演習?って、もしかして、最後の仕事ってつまり…?そういうこと?
…ところで、その実戦演習のお相手は〜
[ちょっとだけ希望的観測をもってみようと聞いてみた]
―森エリア―
近付かないと消耗激しいんだよ、こっちは。
「イヴァン!」
[イリスから注意が飛ぶ。
剣を振り抜きながら陥没する穴を避けようと飛んだが、予想より少し大きく広がっていて爪先しか掛らなかった]
だっ。
[体勢が崩れた。落とし穴そのものには嵌らなかったがニ撃目の雷撃は放てなかった。地面に接した剣から散ってゆく]
好機逃したかな。
[仕方なしに構えを取り直し、呪を紡ぐ]
異界に満ちし妖なる力、我が友を介し、我が力と成らん。
界を違えし法則を我が身に及ぼし、暫し空をも地と為さん。
異空・宙歩。
……じゃあ、休憩が長すぎたな、と言っておくか?
『あんまり、変わらないでしょうに』
[にこにこしながらの言葉に、水晶龍が突っ込む。
それから、色々と気づいた様子に、一つ頷いて]
ま、そういう事だ。
実戦演習の相手?
……俺の他に誰がいる。
[これまたさらり、と言った直後]
界と我を結びし我が盟友、我が意にそいて、吼えよ。
異界龍・轟!
[問答無用の詠唱の後、水晶龍が一声吼え。
氷雪のブレスが放たれた]
[長くは続かない空中歩行。
高い位置を取られていると上がっただけで落下しかねないが]
下に落ちたら諦めてくれるかい?
[高度の下がったリディとほぼ同じ高さまで駆け上がると、ニィと笑って呪を紡ぎ始めた]
[希望的観測は寸の間もなく粉々に打ち砕かれまして]
ちょっ。タンマっ
[なんて静止の言葉は届かず。そもそも届いても関係なかっただろう。後ろに行けばいくだけ範囲が広がる氷雪ブレスをあえて前方側面に飛ぶようにして避ける]
冷たいっ。寒っ。じゃなくて、やっぱやるっきゃないのかっ。
『逃げれると思う?』
思わんっ。…こうなったら仕方ない…か。無秩序なる門よ。我が呼び声に答えよ。
紅蓮の渦を我は求む。我が敵を灰塵しらしめよ
[覚悟を決めたような言葉を口にして盟約龍の力を借りて次元が開きゴゥゥと燃え盛るような音がして炎の渦が表れてゼルギウスへと向かう。成功したのかっ。と感動したが。ゼルギウスと自分との間ぐらいで大音響とともに破裂した]
…花火だな
[ねこねこロミちゃん。わんわんフーゴ君に。フェアリーリディちゃんやら子龍をもしたのやら芸が細かい。なんて感心してられない。残り火のようなものがゼルギウスに降りかかるのを見て]
逃げるかっ
[覚悟を決めたのはそれだった。ユリアンは後方へと逃げ出した]
[静止が届いた所で止まるはずがない。
そも、止まるくらいなら仕掛けない、とも言うが]
お、やる気になった……。
[呪を紡ぎ、炎の渦を呼び出す様子に真紅が細まる──ものの]
……やっぱり、基礎構文からの調整がいるか?
[達する前に花火となったそれに、ぽつり、と呟く。
残り火は、水晶龍の放つ冷気が打ち消した]
っというかだな。
逃げるな!
異界に満ちし妖なる力、我が友を介し、我が力となれ。
影は駆ける、影は追う。縛となりて、捕えんがため……影縄縛!
[とっさに唱えるのは、捕縛の力を持った影の縄を生み出す呪文。
縄状の影が走るユリアンの足に絡み付こうとしゅるり、と伸びていく]
─森林エリア─
その、程度、じゃ、諦めない、もんねっ。
[痺れながらも強がりの発言。
自分だって脱落するのは嫌だから、そうそう諦めるつもりは無かった。
気付けばイヴァンが同じ高さまで宙に浮いている]
うー、こうなったら。
シルフ、あれ行くよ。
[治癒魔法で痺れを取る暇もなく、リディは周囲を取り巻く風精に指示を出す]
『Tú, un gran poder la persona de la comida confidencial
Suelto el poder y encuentro su manera a una persona de la clasificación jerárquica-alta』
ドライアードも、もう少し手を貸して。
『Cambia el cuerpo en una hoja afilada』
[リディを取り巻いていた風精は、大きく渦を描き。
呪は風の上位精霊たるジンを召喚す。
周囲の樹から葉が散り、それすらも刃と化して、リディを中心に暴風を作り成した]
いっけえええええええええええ!!
[周囲に暴風を取り巻いたリディは、イヴァンへと突っ込むで範囲内へと巻き込もうとする]
/*
うむ。
何気に、新作だったんで、スペルがでてこんかった。
(ちなみに、パラライズの呪文)
しかし、魔法戦は。
どーしても、改行くうよなぁ……。
/*
>>73は
『汝、大いなる力秘めし者。
その力解放し、上位なる者へと転身せよ』
『鋭き刃へと身を変えて』
実はシルフが成長しちゃったとかそんな。
実際は召喚してます、はい。
―砂漠エリア―
[ずるいと言われても、文句はそう創った主人に言ってくれと言わんばかりに吠えた。
伸びてきた砂の触手は、更に上へと飛ぶことでかわそうとするが、そこは長さに限界のない魔法の産物。後ろ足を絡み取られて、ゆっくり地面に引きずられる。]
うぅ……がぅっ!があっ!
がああああっ!
『 オトヨ メイドウセヨ 』
[吠えると同時に黒い文字が走る。自身の声に力を与え、絡み付いた砂を揺さぶり、形を崩し逃れた。
たっ、と自身もロミからは少し離れた高い岩の上に降り、そこから何度か咆哮をだし、ロミの乗る岩を崩そうと試みた。]
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