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─ 雪原 ─
月の……なんだって?
[青年の聞きなれない言葉についつい聞き返すも大事なのはそこではない。
娘の死を知らない?
ならなぜここに来る。
この男には確信がある。
私を殺すだけの理由がある。]
お前……何者だ。
[目つき鋭く見据えると、腰のレイピアを抜く]
─ 翌朝 ─
[目が覚めたのは、凍える寒さによって。
前夜は遅くまでピアノの元に居たけれど結局自分が無事である事に落胆を感じながら部屋に戻った。
目が覚めても、生きていることにまた悔いを感じ、代わりに誰かが殺されているのだろうか。
もしくは誰かが殺されるのだろうか。
そんな思いが過ぎり、立ち上がろうと思うのに身体が動かなかった。
今居る彼ら、彼女らは誰も死んでほしくないと願う者ばかりだったから。
─── いや、一人だけは違う。
その顔を思い浮かべて、男はようやく重りの様な腰をあげて部屋を出ていった]
─ →談話室 ─
[談話室に向かったのは、アーベルの声が聞こえたから、ではなく。
頭に思い描いた相手の部屋を知らぬから、誰かに聞こうと思って、だった。
クラッチバッグを片手に入った部屋、重い空気に一つ、息を飲んで。
ミリィとアーベルの姿が目に入れば、あぁ…と声を落とし]
…、
ちゃんと、寝かせてあげましょう。
…いいわよね?アーベル。
[青年に問うように声をかけた後、マテウスに近付き彼だけに届くように小さく声を落とし]
…レナーテさん。
今、何処に居るか知らないかしら。
―談話室―
[ああ、俺もいい大人なのに。
大人の人を困らせてしまうなんて、まだまだ子供だ]
[謝る必要がないなんて言われて>>55しまえば、言葉はもう呑み込むことしかできない。
何か言われるのなら聞くつもりだったけれど、溜息のような大きな呼吸に掻き消えてしまった]
ん、助かる。
俺だけじゃあ運べる気がしなくて、さ。
[左腕を使わないようにすれば、動く事自体が減っていく。
だから右腕も一般的な人より劣っているだろう。
その両腕で、力をなくした人はきっと運べないから]
……うん。ありがとう。
[気遣うように掛かる彼の言葉>>58に、礼と共に頷く。
そうして、そっと赤に触れていたから。
彼がマテウスに問う言葉は気付けなくて]
― 回廊→談話室 ―
あ、エルザさん。
[談話室に入る背を見かけて追いかけると、心臓がドキリと跳ねた。昨日のそれと同じようで、少し違うような焦り。
早く確認しなければ]
アーベルさん……ミリィお姉ちゃん。
[談話室の入口で立ち止まる。
父とアーベルの影になってか、ミリィの顔は見えなかったけれど。やはり見覚えのある足元と、オクタヴィア>>58がアーベルに掛けた声で、何が起きてしまったのかは悟れた]
……やすらか、に。
[いや、きっと安らげない。人狼を正しく探そうとしていたのはミリィだった気がする。それならきっと無念があるだろうと思うと、祈る声も揺れた]
[また、違う一節を諳んじる。
歌う声は澄んだ空気の中に広がって、消えて]
……生ける者を見定める力のある者、と言えば、理解してもらえるか。
神の使徒、などと、名乗る気はない、けれど。
[最後の部分を口にすると同時に感じた息苦しさは強引に押さえつける]
……力によりて、あなたが何かを見定めた、から。
終わりにするために、ここに来た。
― 談話室 ―
……え?
[まだ終わっていない、という感覚はあったけれど。
談話室の扉を開けて、鼻に届いた鉄錆の臭いにフリーズした。]
……、だれ?
[その場にいる人たちに問うたものの。
アーベルなどの様子を見て、問いの答えを察して口を噤んだ。]
……謝りなんてしたら、君は怒るだろうか。
アンタなんかに守られるほど弱くないと怒鳴られるだろうか。
それでも俺は、まもりたかった。
何もできないこの腕で、それでも、護りたかったよ。
─ 雪原 ─
そう……終わりなの。
そんなに
──死に急ぎたいのか。
[白い大地を踏みしめてライヒアルトへと疾駆する。
右手にはレイピア。
人の常を超えていないとはいえ、商人を追い詰めたときよりも数段その速度は上で。
それは人として人を殺すことにもはや迷いの欠片も無いから]
─ 談話室 ─
任せろ。
[アーベル>>59に代わり運ぶ役目を請け負って、ソファに横たわるエミーリアの手を腹の上で組ませる。
揃えられた足の膝裏と、肩の下辺りに腕を滑り込ませて、エミーリアの頭を自分に凭れかけるようにして抱え上げた]
扉を開けてもらえるか。
[アーベルにそう頼み、エミーリアを談話室から運び出そうと。
その頃には娘やエルザも居て、短く息を吐いた。
が、集まる顔を見てふと違和感を覚えた]
……ライヒアルトはどうした?
[いつも食事や茶を用意するため、談話室には欠かさず顔を出すと思っていたのだが。
これだけ人が集まっているのに、彼の姿だけが無い]
ずっと、言わないといけないって思ってた。
[そう言って、カルメンを見る。
この言葉が、彼女にどう伝わるのか、自分ではわからなかった]
君を守りたいと、ずっと思ってた。
でも、それは、俺がそういう存在で、君が人狼だから、じゃないんだ。
君だから、カルメンだから、支えてあげたかったんだ。
[そう言って、もう一度、笑った]
─ 談話室 ─
いいのよ。
アタシにとっても、ミリィは大事な子だもの。
…ミリィだけじゃなく、アンタも。
エーリやカルメン達も、ね。
[>>59アーベルからの礼に弱く微笑みを返し。
マテウスへの問いに声を落としたのは、出来るなら自分だけで事を済ませようと思っていたから。
既に司書が向かっているとはまだ知らず。
だから、>>60マテウスからの返答には頷きだけを返し。
礼を言う前に、>>61イレーネと>>64エルザの声が耳に届いた。
悲しませたくないのに、と眉を下げながらも、唇を開いて]
ミリィ、よ。
今から部屋に、連れていく所。
─ 雪原 ─
……っ!
[疾駆する動きの速さに息を飲むが、悠長に構えてはいられない。
とっさに雪の中に転がり、その直線状から避けていた。
肩から飛び立った小鳥が、甲高く鳴く]
死に急ぐ気なんて、ないっ!
でも、このままにしておくのなんてできないし、そうしないために、誰か任せに流されるのも嫌なだけだっ!
[身を起こしながら、叫ぶ。
戦いの経験なんてないし、身体的にも人並み程度。
それを思えば、やっているのは無謀なのはわかっているが]
…………。
[息を整えつつ、銀十字架を握り締める。
身に帯びた、唯一の──月に対抗しうる力、を]
/*
ちょっと無理矢理ですが走り出してみました。
対になるものの危機?ということで。
ミリィお姉ちゃんはしっかりと追悼できてなくてごめんなさい、というか、身体を安置してからでなくてごめんなさい!
談話室のみなさんにもぶった切りでごめんなさいと。
さて、武器持ってない気がするのですが。
雪玉作る時間くらいはあるかな。それでもだめなら、エルザさんに貰った匂い袋で気を……引けるかなあ?(悩
レナーテさん、そういうところ揺れなさそうな気もしつつ。
―聖堂―
[包まれる手から伝う感触にふっと胸があたたかくなるのを感じる。
やさしさに触れた時の感覚に似ている。
夢じゃないというエーリッヒ>>+32にまた頷いて
呼びかける声の先を待つように少しだけ首を傾ける。
獣の姿を見られて知られたと思っていたのに
知っていたという彼を見つめる眸が驚きに瞠られた。]
――…いつから、……ううん。
エーリッヒが『影の護り手』だったなんて。
それなら、ずっと前から、知ってたの?
知ってて、ほかの人と同じように接してくれてたのね。
知られたら嫌われちゃうと思ってたのに、
そう、だったんだ。
[杞憂だったとしれば、肩の力が抜けた。]
─ 雪原 ─
今更……祈りなど届かない!
[言葉とは裏腹に直観的に危機を悟る。
あれは何かを隠している者の目だ。
生を捨て結果を得ようとする覚悟の目。
だが、そうとわかっていてもライヒアルトへ伸ばした剣は止まらない。
その切っ先は正確に彼の心臓めがけて──]
司書 ライヒアルトが「時間を進める」を選択しました。
司書 ライヒアルトが「時間を進める」を取り消しました。
─ 談話室 ─
[>>66マテウスがミリィを抱え上げる。
結局この子の氷は融けないままだったと、見つめる瞳に悔いを滲ませ。
けれど、>>66マテウスの口にした問いにそれを胸の内へと押し込み、周囲を見回して]
…居ない、わね。
[これだけ人数が集まって司書がここに居ないのは不自然だ。
此処にいないのは、彼ともう一人、だけ。
もしかしてと胸に過ぎった不安は、>>68イレーネの言葉により増した]
あ…、ちょっと、イレーネ!
[駆け出す彼女に慌てて付いていこうとして、一瞬マテウスに視線を向けて]
もう誰も、死なせないわ。
[だからアンタも来なさい、と。唇だけで紡いでイレーネの後を追いかけた]
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