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名前知ってたんだ?
花の知識は結構あるのかな、エリカ。
そう言えば薬草について勉強してるんだっけ。
[それなら納得かも、と一人頷いて]
迷子…うん、そうかもね。
[しかし犬には帰巣本能というものがある。この村から出て戻ってきたのでないのであれば……。考えうる可能性が頭を巡り、少し寂しげな表情を浮かべる。それからシャロンからの忠告が聞こえると]
手品のタネ、か。
そりゃ大変だ。
……クローディア……あれ、どっかで聞いた事があるような…。
確か腕の良い占星術師だっけ。
[ここに来てるんだぁ、と今更ながらに驚いていた]
[外に向かうシャロンの言葉にやや、首を傾げるものの]
作業には集中が必要……って事だよね。
[それなら、薬作りにも通じるものがあるので、理解はできた。
話はしたいけれど、それなら遠慮しないと、と心の中で呟いて]
……レッグ、また殴られた?
[それから、入ってきた少年の様子にため息を一つ]
手当てしないと、真っ赤だよ?
〔シャロンの言葉に、内心で(そんな突撃が出来る程の勇気は持ち合わせてねぇよ)と突っ込みつつ、苦笑いを浮かべるだけに留める〕
〔パトラッシュに視線を合わせ、近寄り頭を撫でる〕
何でも出来そうだがなぁ。
まず無駄吼えしないだけでもいいと思うぜ。
〔パトラッシュの首のプレートに触れる〕
いい細工してるなぁ。お前、実はいい暮らししてたんじゃないのか?
[酒場に入ってきた男性に気付けば、こんばんはー、とナチュラルに挨拶して。去り行くリディアには、お休みー、と手を振り見送る。耳を立て、こちらを見てくるパトラッシュに気付くと]
…パトラッシュ、何かやってみる?
どんなのが出来るかは分かんないけど。
開ければわかる……?
[きょとん、としつつ、手にした包みを見て。
それから、帰って行くリディアの背に、お休みなさい、と手を振る]
うん、名前はね。
薬作りに必要な知識だから、って、色々覚えさせられたから。
[納得するディーノに、こう言って頷き返し]
ほんとの事は、この子しか知らないけど。
色んな物が見たくて、歩き回ってるのかもね?
[寂しげな表情に、ほんの一瞬、翳りを過ぎらせるものの、すぐにそれは打消し。冗談めかした口調でこんな事を]
ぁー、うん。たいしたことねぇって。
[腫れてきた頬をさすりながら、まだ不貞腐れた様子でエリカへ答える。]
…ったくよぉ、ビンタならともかく、グーでパンチだぜ?
ふざけんなっての…。
〔ごほごほと軽く咳き込みながらフランから目を反らした〕
〔レッグが視界に入る〕
あー、またやられたのか。おい、生肉出してやれよ。
殴られた時はこれが一番効くんだぞ。
〔宿屋の主人からビニール袋に入れた生肉を受け取り、レッグの傷に当てる〕
[おっさん……いや、ランディの言葉には、やや目を逸らしただろうか。口元が微かに動いたのには、流石に誰も気付かなかっただろうけれど。
ディーノの問いかけには、やる気なさげに尻尾をぱたりと床に打ち付けて返した。勘弁してほしい、と顔に書いてある。]
薬草を見分けなきゃいけないもんね。
間違えて毒草使ったりしたらいけないし。
[エリカの冗談めかした口調に表情を笑みに戻し]
そうかも、この子頭良いから色々見て回ってるのかもね。
ねぇ、あの人もこの村の人なの?
皆と顔見知りみたいだけど。
[名を聞くタイミングを見計らっているのか、レッグに視線をやって訊ねる]
大した事なくないでしょ、腫れてるのにっ。
[不貞腐れた様子に、呆れたような声を上げ。
フランから受け取った包みは一先ずテーブルに置いて、いつも持ち歩いているポーチを開く。
中に入っているのは、応急処置に使う道具類]
殴る方も殴る方だけど、殴られる方も殴られる方だよ?
[ため息混じりの言葉は、生肉を押し当てるランディの姿に遮られ]
ちょっと、ランディさんっ!
ボク、手当てするから!
食べ物そういう風に使っちゃダメ!
[ぱたりと落ちたパトラッシュの尻尾。それを見て意図を察する]
分かった、強制はしないよ。
君の人生は君のものだ。
僕が縛れるものじゃない。
自由にしてると良いよ。
〔まだ含み笑いを続けているフランにどう返したものかと迷いつつ〕
〔なんだか嫌そうなパトラッシュの様子に気づく〕
ふん。ま、人生いろいろあらぁな。あ、犬生か?
今がよければ過去は何があっても悪くは無いのさ。
〔そういいながら、ジョッキを空けた。どうやらまた酔いが回って雄弁になりつつある〕
おばあちゃんの知恵袋。
ならぬおじちゃんの知恵袋?
[ぎゃあぎゃあと騒ぐレッグ達を見ながら]
[クスクスと笑ってエールを呷り]
ん?ああ。
あの子はグレッグ。村の子だよ。
[ディーノの問いが聞こえたので答えた]
うん……毒草には気をつけないとね。
[出てきた言葉に、ほんの一瞬引きつったのは、以前取り違えた事があったからか]
ん……レッグの事?
そうだよ、村の人。
[それがどうかした? とやや首を傾げつつ、投げかけられた問いに答え]
こら、レッグ、暴れんなって!
生肉は熱を吸い取ってくれるから具合がいいんだぞ!
エリカも生肉なめたらいかんぞ。
案外優れものだ。
ま、後でちゃんとした手当ては必要だがな。ってことで、頼むよ。
〔しぶしぶ生肉を外してやり、宿の主人に返す〕
マスターおかわり。蒸留酒。
さっきの開けろとは言わないから安心して。
[空になったジョッキを掲げて]
[忙しそうだなと自分からカウンターの方へ]
[自分の疑問がフランから返って来て]
グレッグって言うんだ?
[その後でエリカからも返答があって]
レッグ?
ああ、愛称か。
いや、皆には挨拶したのにあの人にはまだだったから。
ちょっとタイミングはずしちゃったしさ〜。
[顔に痣をつけての登場。すぐに皆が声をかけていたので声をかけるタイミングを逃したらしい]
まぁおっさん伊達に長い事生きてねぇからな。はっはっは!
〔完全に酔ってしまったらしい。足取りも少々おぼつかない〕
はー。酔っちまった。
ごちそーさん!
〔カウンターに食器を返し、そのついでに宿の主人から鉱夫らから預かった金は明日渡すよと言われ、苦笑い〕
確かに…今受け取ったら明日手元にある保障はねぇな。
すまんが預かっててくれよな!はっはっは!
〔今日は笑い上戸のようだ〕
緊急時に適してるのかも知れませんけどー。
[ランディにこう返しつつ、てきぱきと手当てをして。
薬の扱いと共に簡単な医術も学んでいる事もあってか、手際はそれなりによく]
……文句言うなら、怪我しないの!
[不機嫌そうな様子にぴしゃり、とこう言って、膏薬を塗ったガーゼをぺたり、と頬に貼り付ける]
[ディーノの真摯な返事には安心したように、わん、と応えた。感謝はしているけれど、縛られたくないのも本当だ。
そしてランディが酒を注ぎながら話しかけてきた言葉。
……過去に何があっても。
昨日までのことを思い返したのだろうか、ふとその眼差しは遠くなる。
しかしそれにしても、真剣に自分に話しかけてくる村人の多さに。
この村の人間の頭は大丈夫なんだろうか、と些か心配になった。]
ランディもおやすみ。
…大丈夫なんかな、あれ。
[結構出来上がっている様子に苦笑して]
ちょっと手貸してくるわ。
蒸留酒はまた後でね。
[ランディの傍へ近寄ると]
ほら、足元!
まったく弱いくせに好きなんだから。
[その手を取って支えようとした]
[芸を見れなかったことを少し残念に思いながらも食事を終え]
ま、やりたくねーもんは仕方ないか。
そういう道楽は好きなんだけどな。
じゃー飯も食べ終わったし、俺は失礼するよ。また今度。
[みんなに軽く挨拶すると、
マスターに美味かったぜと一言声をかけて*部屋に戻っていった*]
/中/
映画でありましたよ。
殴り合いの喧嘩をした後で、打撲傷を冷やすため生肉を当て、その後仲直りのバーべキューをやるシーンが(笑)
一応ビニール袋に入れてもらいましたから、衛生面でも問題ないかと…。
/中/
…ぅっ、つめてっ!
[ぺたりと膏薬貼られて、思わずビクッと。]
んな事いってもなぁ…親父の奴が…
[以下ぶつくさ愚痴愚痴いいっぱなし。]
[愛称か、というディーノの言葉にあ、と短く声を上げ]
あ、ボク、いつもそう呼んでるから、つい。
ちゃんとした名前、滅多に呼ばないからなぁ。
[それから、タイミングを外した、と言う言葉に、くすり、と笑って]
ちょっと意外?
てきぱきしてて、そういう事と無縁っぽいなって思ってたんだけど。
ふぅ。
本当に女の子が多いぜ。
まぁシャロンには嫌われてるみたいだが、しゃあないか。
今日のところは寝ることにしよう・・・。
〔フランの手助けをやんわりと断りつつ〕
だーいじょうぶだってぇ!
昨日もちゃんと帰ったしよぉ。はっはっは!
〔フランの両肩に手を置き向き合う〕
明日、店に行くから、な!
ありがとよ!おやすみ!
〔なんとなく右寄りに進みつつも、宿を後にした〕
パトラッシュがやらない代わりに僕がやろうか?
手品もジャグリングも出来るよ。
今度見せてあげるね。
[手品はさっき見せたか、と小さく笑い。2階へ向かうカルロスに、お休み、と声をかけて見送る]
ちゃんとした名前はフランから聞いたから大丈夫。
そうやって愛称で呼ぶってことはかなり親しいってことだよね。
[エリカの言葉ににこりと微笑んで]
そんなに意外?
だって僕完璧な人間って訳じゃないもん。
失敗なんてざらだよ〜。
ランディさんも、お休みなさ……。
[言いかけて、そのふらつきぶりに、ちょっと唖然と]
……無理しない方がいいですよー?
[二日酔いの薬を処方する位ならいつもの事だが、転んで怪我となると色々と大掛かりだから……とか考えたのは心の奥底]
冷たくて当然、熱を取るのが目的なんだから。
[レッグの声にはさらり、とこう返し。
続く愚痴には、やや呆れたように息を吐いた]
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