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─ 『世界中の仔』付近 ─
[しばらくクルクルと木玉を回していたティルですが、微笑む生徒>>207に気付くと、合わせて、えへら、と笑います。
純粋に、貰ったことが嬉しいようです]
ぅ。 あげる。
[それからティルは、ポケットから飴玉を一つ取り出します。
歩き回っている時に貰ったものでしたが、玩具を貰ったお礼の心算のようで。
紐付き木玉をくれた生徒に対し、飴玉を掌に載せて差し出しました]
わくわくはするよ。俺にとっては未だ物珍しいしな。
アーベルん所は祭で賑わってる事が多いんだっけか。
…なーんか、皆とはしゃいでるお前さんの姿が目に浮かぶわ。
[>>204此方は平坦な世界の育ち。魔法を大々的に用いた大祭とは無縁だったため、アーベルを初めとする周りのアイデアには驚いてばかりだったかも。
そんな自分を棚上げに、にやりと笑いつつ]
あら。ありがとうございます。
[飴玉>>210を受け取り自分のポケットにしまって、
つい少年を撫でるべくそっと手を伸ばします。
抵抗されなければ、暫くは撫でているつもりで。]
…何か、癒されますねー…
[抱きしめたくなったりもしたけどそっちは自重しました。ええ。]
おう、やる事になったらいくらでも手ぇ貸すからっ。
[委員と話してくる、というミリィ>>209を見送る。
まあ、彼女の勢いと場のノリで、多分許可は出るだろ、とか暢気に考えていたりするのだが]
あー……そっか、確かにエーリからすると、そうか。
俺も、こっちに留学してきたばっかりの時は色々とびっくりしたりなんだりだったしなぁ。
[ちなみに、一番驚いたのは雪だったとか。
その辺りが、聖夜祭で異常にテンションが上がる最大の理由かも知れない]
うん、毎月一回、必ずでっかい祭りがある。
そういう意味、学院と似てるかもだけど。
[みんなとはしゃいで、という言葉>>212には、へら、と笑って見せた。
そこらへんは、推して知るべし、ってところらしい]
―中庭・『世界樹の仔』付近―
もー、飛んだ方が早いのにー。
『そりゃそうですけどね……』
[柴犬に宥められつつ、徒歩で氷の木や『世界樹の仔』のある方へ近づいて行く。
はずだったのだが]
あれ、あの子可愛いー。
『ねーさん……ちょ、また何処行くのっ!?』
[紐つき木玉を手にした少年>>210を目にして、興味の対象は簡単に切り替わった。
そちらにふらっと歩いて行く後を、慌てて柴犬が追う]
おう、交渉頑張ってなー。
『しょうがねー俺も手伝ってやるからな!』
[黒猫まで無駄にやる気満々だった。
そうしてテントへ向かう少女の背中>>209を一度見送った際、
自ずと上げた視界へ入り込んだ人影>>202に少し瞼を落として目を凝らし]
……犬?
うむ、おそらくなるとするのならば古代語か上位古代語あたりを担当することになるだろうか。
機があればそれもまたあるかもしれないな。
もしくは魔導錬金法等を教えることもあるかもしれない。
[少なくとも自分が使える魔法を教えることにはなるのだろうと思いながら]
そもそも崇拝という概念が理解し難いものかもしれないな。
[彼らの性格や性質から自分にもいまいち崇拝と彼らを結びつけることはぴんとこなかった。
頭の上のふわふわは気ままに転がっている。
指を立てて頭の傍にもっていくと、ぽふんとその上にふわふわが飛び乗り、くるくるっと指先の上で回転しはじめた]
気ままに生きるのが彼らにとっては一番なのだろうと、俺は思うところもある
[相手の心情の変化には気づいていたかどうか、どちらにせよさほど態度を変えるような性格でもなかったが]
─ 『世界中の仔』付近 ─
[飴玉を受け取ってもらって、ティルは嬉しそう。
頭を撫でようと伸びてきた手>>213にも抵抗はなく、擽ったそうに笑っていました。
この人懐っこさも最近になって現れたことを知るのは、保護された当時を知っている人くらいでしょう]
おねーちゃ きこーがっか?
なにもない から もの だす。
[ティルは先程玩具を出した様子から、目の前の生徒を養父と同じ技術を扱う人だと言う認識をしたようです。
拙い言葉を発しながら、くりんと首を傾げました]
― 『世界樹の仔』付近 ―
……一度くらい、大きな失敗やらかした位の方が勉強になるんじゃね?
[発動してみなくては>>206ということばに、「暴走させちゃえ」的な視線を送り、使い魔の白狼に前脚で後ろから殴られた]
─ 中庭・召喚実習現場 ─
[中庭のあちらこちらが色々と賑わっている頃。
導師たちに注目されたりなんだり、というのも気にせず──というか、見ている余裕もなく。
疾風学科の生徒たちは、召喚陣の調整に苦心していた、のだが]
「……よし、やっぱり構文変えたら安定した!」
「……いいのかなぁ……接続先が、なんか気になるんだけど」
「そんな事言ったって、ここに繋げ、って導師からの指定なんだから仕方ないじゃない」
「……そうだけど」
[なんて会話をしながらも、生徒たちは描いた魔方陣の頂点に立ち、二重の陣を織り成す。
その上で、中央に立った生徒が召喚呪を唱え始め。
程なく、異なる空間へと続く道が開かれ、そこに大量のエネルギーが流れ込み始めた……が。
そこにある異変に気づけるものは、果たしてどれだけいたのやら。
*]
あ、お姉さんかな、羨ましい……
[少年と何かをやりとりし、彼の頭を撫でている恐らく先輩>>213を見て。
言葉通り羨ましそうに呟いていた]
『だああ、ここまで来たのに……ん?』
[一方、向けられた視線>>216に気付いて、柴犬はくるっと振り返った。
目が合えば首を傾げる]
はい。機鋼学科の二年生、クロエ=クルーゾーと言います。
よろしくお願いしますね?
[少年を撫でながら、聞かれた問い>>218に答えを返して。
機鋼学科にこんな子はいたかなと疑問に思っておりました。]
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