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おっと、持って来てくれたようだねェ。
ありがとよ、ユリアン。
[肝心の本日の夕食の手助けにはなっていない話をいくらかした所で、戻ってきたユリアンの手元に先程までと違う鋭い視線を向ける。
値踏みする目は年を重ねた分だけ厳しく、示される品に注がれた*]
[魔力を宿した石も持って、向かう先は妖精の環。
くるりと描く円は容易に見つかり、そばで意識を研ぎ澄ませば遠く聴こえる声。力不足で顕現までは出来ずとも、狭間を彷徨う妖精は多い。
取り取りの石を掴み、環の上に掲げる。
蜂蜜を塗ったパンは足許の袋の中]
《聴こえるか、悪戯っ子ども。
せっかくうるさいのがいなくなって、この場所で遊べそうなのに、つまらないだろう?》
[石の煌めきが舞い、響く声。パラパラと散る欠片。
そして甘い匂いに、やって来るのは Nursery Bogies 。
村に眠る宝物の話、用意された御褒美、それに、もしかするとの王の来訪まで。知ったかれらはにわかに騒ぎ出す。
賑やか好きの妖精が自分達の祭りを始めるのはもうすぐ**]
― →店―
[息せき切って店に駆け込んだ。
預けていた品を受け取り、だがすぐには出て行かない。
少し考えた後、部屋の隅にある棚の引き出しを漁る。
ややあって見つけたのは、澄んだ音を立てる硝子の鈴。
以前作っておいたらしいそれに糸を通し、首輪に取り付けた。
ついでに空腹もあったか、台の上に置いてあった籠に手を伸ばした]
[布を捲ると妙な生き物が目に入った。
籠の隅にいたそいつは、最初は虫かとも思えたのだが。
目を凝らせば、小さな少女のようであった。
その背には2対の翅。
簡潔に言えば、妖精と聞いて人が思い浮かべるような、典型的な姿をしていた。
。
傍の菓子が欠けている辺り、どうやら勝手に潜り込んだ挙げ句つまみ食い、満腹で只今御就寝中ということらしい。
さて、発見した彼はと言えば、暫く黙ってその様を眺めたかと思うと。
手近にあった小瓶を掴み]
[珍しいのでつい捕まえてみたのか。
愛らしい姿が案外気に入ったのか。
はたまた恐ろしいと巷で噂の食べ物の恨みか。
ともあれ未だ寝惚けていた瓶入り妖精は、状況を把握しきる前にポケットに放り込まれた]
[暫く後、少し軽くなった籠を奥に持って行く。
親でもあり師でもある人と2、3言交わし、籠を手渡し。
自分は首輪を手に店を出、元来た道を駆ける]
―広場―
[広場に舞い戻り、息を整えながら、ヨハナに品を渡した。
丁寧に磨いた甲斐あって、表面は滑らかで、石であった時よりも透き通った色に見え。
だが首輪の形そのものは多少歪な部分もあるかも知れない。
流石に、サイズが小さくてツィムトの首が絞まる、などということはないだろうが。
厳しい視線が注がれるのを、こちらもやや緊張した面持ちで*見つめた*]
…面白いもん作ってきたねェ。
[しばらく見つめての第一声は興味を多分に含んだ声。
手を伸ばして輪を取り、光に透かすように持ち上げる。表裏、軽く振って涼やかな鈴の音を確かめ、そうしてようやくユリアンの顔を見て、にんまりと笑った]
ちょィと歪な所も在るが、あの大きさの石からくり貫いたんなら上等さね。ツィムトもあれ以上は大きくならんじゃろうし、まァ大丈夫じゃろ。
首輪分の色付けは期待しとくといいさァ。
―― 森 ――
[朝の見回りの続きを始めて、暫く。
“不審者”は見当たらず、代わりに見つかったものはと言えば――]
……ちょっとは歳考えて大人しくしてろよ、爺さん。
[小さく溢した悪態は聞き逃されず、今日こそは、拳骨を食らった。
腕の怪我の追求から始まった年老いても元気な自衛団長の説教は、普段は森番の仕事だと訪れる事も少ない場所に来た理由を訊ね、なんとか遮ることに成功した。
予想通り、祭り後の異常を調べに、とのことだったが]
[いつもとは異なる森の雰囲気と見かけた人物の事を話すと、ギュンターは眉間に皺を寄せて唸り始めた。妖精の祝福を受けた村では災厄に見舞われたことは殆どなく、若い者よりも内心の不安は強いらしい]
もし妖精が原因なら、好物を餌にして罠仕掛けるとか、どうだろ?
捕まえたら、何かわかるかもよ。
[言いながら、袋の中身を見せる。その数が減っているのは、実行したのか誘惑に負けて食べたのか、眼前の人物の知るところではないが。
この村に長く生きる老人は、妖精に対しては“善き隣人”の印象が強いのか、首を縦には振らず、表情を崩しもしなかった。冗談、と青年が笑う]
[“冗談”に笑えないのは、かれの本当の生い立ちを知る、今となっては唯一の人間でもあるからだろう。
人の世には、「年寄りの冷や水」なんて言葉もあるらしい。
それなら、厭でも大人しくなるようにしてやろうか。
脳裏を過ぎる、そんな考え]
ああ、そう言えば、妖精の環が出来てたんだ。
でもいつもと違って、近寄ると「危ない」らしい。
[曖昧な言葉ではあっても、不安に駆られる老人の興味は引いたらしい。
寄せられた眉の下の瞳と視線を合わすと]
……よくわかんないけどね。
ミリィが違和感調べるって言ってたし、そっちに聞くほうがいいかも。
とりあえず、立ち入り禁止の看板でも立てて置く?
[首を傾げ、問いかけた。
途端、情報を得た自衛団長が、水を得た魚の如く大股で歩み去って行くのを、呆気に取られて*見送ることになるのだった*]
[示されていた金額を払い、丁寧な手付きで首輪を前掛けのポケットに入れる。現金で渡したのは、もちろん指一本分のみ]
あァ、そういや何かリクエストはあるかい?
今ならいい栗があるがねェ。
[特に無いなら渋皮煮にしようか、それを使っての菓子にしようか考えながら無口な青年に問いかけた]
─広場/少し前─
んん……そんなに大掛かりな事にはならないと思うから、大丈夫ですよぉ。
[手伝う、というエーリッヒの言葉に、思案をした後、こう返す。ヨハナの視線には、菓子へ意識を持っていかれていた事もあり、気付いてはいなかった]
それじゃ、ボクは一度診療所に戻りますね。
雑貨屋さんのお薬、用意しないと。
ちょっと、待っててくださいねぇ?
[菓子を平らげた所でアーベルに向けてこう声をかけると、足早に診療所へと戻ってゆく]
─診療所─
[診療所に戻ると、出迎えたのは何やら落ち込んだ様子の箒。それを訝りつつ、中に入って薬の準備をする。
その辺りの手際の良さだけは、普段の暢気さとは大分かけ離れているのだが]
これから、寒くなって、必要になる人が増えるといけませんし……。
少し、多めに用意しておきましょうかぁ。
御師匠様も、いつ戻られるかわかりませんしねぇ……。
[ふう、と小さくため息をついて作業を進め。
一回分に小分けした薬の包みを袋に詰め、色違いのリボンで口を結ぶ]
これでよし、と。あとは……。
[頼まれものの薬をバスケットにいれ。
その横に、色鮮やかな液体を満たした硝子の瓶を何本か入れる]
……試薬は、このくらいで十分かしらぁ?
[試薬って、なんですか]
ちぇー、しけてるにゃ。
―― 村の中 ――
[ぱりぽりぽりと固いクッキーを齧りながら、ぷらぷらと歩いている。ちなみにちょろまかして来たのは仕事熱心の余り留守がちな自衛団長の家からだったりするのだが、固くて(文字通り)湿気りかけたその味は、ヨハナの家の焼きたて菓子とは比ぶべくもない]
[ともあれ、用意した薬を持ち、再び、白い鳥と共に外に出る。
まだ落ち込んでいる箒を宥め、不審者に気をつけるようにと注意してから、再び広場へと]
─診療所→広場─
はぁい、お待たせしましたぁ。
こっちの、青のリボンが解熱剤、赤のリボンが咳止め薬になりますから。
それと、後でお邪魔しますから、と、雑貨屋さんにお伝え下さいねぇ。
[広場に戻ると、アーベルに薬を渡し、ついでに伝言を頼んで]
……それじゃ、ボクはちょっと調べ物に行ってきますねぇ。
[場にいる人々に手を振り、森の方へと歩き出した]
[シュトルーデルで満たされたお腹の筈なのに、栗のことを考えればまた口の中に唾が広がる。]
ウェーバーさんはいいなぁ。
あんなお菓子をいっぱい作れるなんて、魔法使いみたい。
[そう呟くと、呼応するように聞こえるのは隣で同じお菓子を頬張る青年の申し出。]
アーベルさんも魔法使いか……って十年も旅してるの?
すっごーい!
[ひゅうと口笛を吹いて、ミリィと対して違わないように見える相手をまじまじと見た。]
以外と年寄りなんだね。アーベルさん。
[評価は良好。
ひとまず安堵の息を吐き、頭を下げた。
ツィムト本人(?)が天敵の作品をどう思うかはさておき。
受け取った金額を掌の上で数え、ポケットの中にしまう。
リクエスト、の言葉には少し考え]
…何でも。
[あまり詳しくはないようで、結局はそう答えた。
それが色付けの分だとは気付いているのやら]
ティー君じゃないね。
[ほのぼのとリディに答えた。]
あはは、魔法使いって。
料理は慣れたら作れるよ。リディちゃんも、きっと得意になると思う。
……でも年寄りじゃないと思うよ。
一応、22歳だと思うし。
[こっくりと頷いた。]
[どこかへ行ってもどってきたミリィには、うんと頷いて。]
わかった、伝えておくね。
さて、待ってると悪いからおれも移動しようかな。
雑貨屋さんに行かないとね。
さぁて、と。
どの辺りなら、良いかしら。
[ぶつぶつと呟きながら、森へと向かう。
調べる、と言っても、実は探査や調査と言った力の使い方は、苦手な部類なのだが]
……この違和感が、何か、結界的なものであるなら。
それなら、ボクの専門分野なのですけどねぇ……。
[呟く表情は、やたらと真剣だったりする]
ご飯作って欲しそうな人だったら、自警団長さんちとか。
村の平和を守るのに忙しくって、ご飯を作る暇がないんだって。
母さんがたまにご飯持って行ったりしてたよ。
[自分の分を食べ終えて、寂しげに空になった袋をたたむ。]
22歳?
じゃあ、あたしくらいの時から旅してたの?
[推定の言葉には気がつかず、ますます目を大きく開けて、童顔の青年を見た。]
[お菓子に未練はたっぷりあっても、ヨハナの家に取って返す気はない。何しろ今、あそこには恐怖の「マタタビ」があるのだから]
ううう、すっごい良い匂いだったにゃ…
[ちらりと届いた匂いを思い出してぶるると身体を震わせる。その良い匂いこそが曲者だ。猫妖精にとってマタタビは魔薬なのだ(誤字に非ず)その魔力に取り憑かれてしまったら、二度と猫妖精の国には帰れない]
おや、そうかい。
なら任せてもらうとするかねェ。
[支払い金額に文句は無い様子なので、ツィムトの様子を見てから作る物を決める事にした。新鮮な卵もあるし腕の振るいがいがある]
それじゃァ、一度戻ってツィムトにつけてみるさね。
どォんな顔するか楽しみだ。
[にんまり笑って手を振り、家へと戻り始める]
さて、とあたしも村の平和を守る為、不審人物探しでもするかな。
[アーベルとミリィを見送って、暇になったから立ち上がる。]
皆が見てるのにあたしだけまだ見てないなんて、流行に乗り遅れちゃうよ。
あと、栗は何のお菓子になるのか調査しなきゃ行けないし、昨日は結局たどり着けなかった崖崩れも見なきゃだし……。
勉強してる暇なんて無いね!
[嬉しそうににっこり笑った。]
[しけたクッキーも齧り終え、今度はどこかでミルクでもちょろまかそうかと思っていると、森の方へ向かうお下げ髪の少女の姿が見えた]
箒の魔女にゃ?
[何やら真剣な面持ちに興味がむくむく、こっそり後をついていく]
[頷いて、ヨハナを見送り。
まだ残っている人がいたなら軽く手を上げて、広場を後にする。
次の仕事に取り掛かるべく、取り敢えずは店に戻ろうかと、通りを歩き出した]
― →通り―
─森─
[ついてくるものがいるとか、気付いた様子もなく。
相変わらず、違和感を感じる森の空気に、むぅ、と眉を寄せ。
肩の白い鳥をちらり、と見る。
鳥はこくり、と頷くと長い尻尾を器用にくわえ、羽根を一本抜き出した]
とはいえ……何となく、予測はできてしまっているのですけど……。
でも、当たっていたらいたで、どうしてなのかしらぁ?
[小さな声でぽつり、と呟きつつ、バスケットから緑色の液体の入った硝子瓶を取り出して。
瓶の中身を少しだけ、白い羽につけた]
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